《改行表示》416. 実話を基に、宇宙を目指しロケット製作に熱中する少年たちを描く。何度も失敗を繰り返しながら目標に向かう主人公は、多くの失敗の上で発明・発見を成し遂げた先人の姿に重なる。ロケット打ち上げが成功した後、どこに落下?と思えば山火事発生。ぬれぎぬを着せられた少年たちが方程式で原因を探る展開が面白い。 ライリー先生や母親の理解がいいね。斜陽産業の石炭採掘で地中深く潜る父親と、未来に向け遠い空を目指す息子という対比の妙。青春映画として、家族の映画としての魅力だけでなく、社会性も織り込んでいる。ロケット失敗シーンの数々を観ると、ミサイルとロケットは同じ技術だなと痛感。ロケットと称してミサイル発射、ミサイル発射して侵略、テロと“自衛”の応酬でミサイル発射・・・技術の進歩がこれか?この頃特に考える。 全米科学コンテストは優勝までの経緯があっさり描写で少々物足りない。 廃れゆくものと伸びゆくものの対照で冷徹な現実を映しつつ、家族の愛情を浮き彫りにする。ブラウン博士は偉大な人だが「僕のヒーローじゃない」つまり「ヒーローは父さんだ」と、ホーマーの心の叫びが聞こえてくる。 【風小僧】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2023-11-26 16:18:28) |
415.《ネタバレ》 最後のロケット発射シーンに父親が姿を見せたところが胸を震わせられました。校長の豹変とかライリー先生の唐突な体調不良等の急な展開にも目を瞑れる程の感動でした。ありがとう 【さわき】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2023-05-11 15:42:20) |
《改行表示》414.炭鉱の町を舞台に、スプートニク・ショックのさなか、ミニロケット作りに熱中する高校生4人組の物語。次第に改良されていくロケット、だけどすべてが順調という訳ではなく、石炭採掘は斜陽産業、さまざまな紆余曲折が描かれます。映画のテンポの緩急の付け方が、お見事。 ロケット打ち上げの成否をじっと見つめる4人の視線、その姿の描き方は、まさにスピルバーグ的。人知れずロケット打ち上げを繰り返す彼らも、やがて町の人たちから「見つめられる側」となる。我々もまた、彼らを見つめ、そして煙の尾を引いて上空へとひた走るロケットを見つめる。いやもう、これだけで充分に感動的。 ジェイク・ギレンホールの人懐っこい顔が、映画にとてもマッチしています。 【鱗歌】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2023-03-19 18:24:18) |
413.たぶんいい話なんでしょう。でも、何か無理やり感動系の安いドラマを見ている感じ。ガンコな父親とか、死亡フラグが立つ坑夫とか、杓子定規な校長とか、やたら理解のある担任とか、天才肌の友人とか、いずれもどこかで見たことあるような紋切り型な造形が、紋切り型のセリフを語ってばかり。スプートニクにかぎらず、星空を見上げて宇宙に憧れた人物はゴマンといるはずで、なぜ彼らだけが突出できたのかも描かれていません。それにいつの間にか学校中、町中の話題になるのも不自然。事実の上っ面だけを都合よくなぞったような印象です。 【眉山】さん [CS・衛星(字幕)] 4点(2022-10-09 02:22:40) |
《改行表示》412.《ネタバレ》 アメリカの田舎町あるあるストーリー。万人受けはするでしょう。 まあ良い話ではありますが、いろいろと典型的。エッジが感じられなかった。 【ほとはら】さん [DVD(字幕)] 5点(2022-03-21 16:37:09) |
《改行表示》411.大好きな作品なのに、レビューを書いてなかった。 ジェイク・ギレンホール、19歳の頃の作品。あらためて見返すと、若い頃からいい演技してたんだなあ。 夢を追いかける話で、実話ものだもの、見なきゃ損。 親子で鑑賞したい映画。 【めたもん】さん [DVD(字幕)] 8点(2021-10-23 08:08:40) |
《改行表示》410.《ネタバレ》 いいね~こういう映画、原作とは異なる部分はあっても実話ベースであることが大きいのよ。 そしてこの時代、アメリカのこの時代ものって無敵だと思います。 ノスタルジックでセンチメンタルで頑固オヤジがいる。友情、家族愛、葛藤、悲劇、希望、清々しさ、余韻、全部揃ってまして最高です。いくつになってもいつ観ても和みます。なんで今まで観てなかったんだろ? 炭鉱が全ての父親と自分の夢を追う次男坊「リトル・ダンサー」もそうでしたね。炭鉱という産業が衰退していき、いずれ無くなる、情熱はあっても将来に希望が持てるものではないってとこが切ない。大人はみんなそれがわかっているんだと思う。 事故や健康被害が常にあるわけで、良き協力者ビコフスキーさんは故郷の東欧に仕送りしている家族がいたのよね、胸が痛みました。友人3人も翳りの部分があるけどいいヤツらだ、父親に代わって炭鉱で働くホーマー、みんな健気で泣ける。 古き良き時代のアメリカ、担任の先生が夢を応援して生徒にミサイル関係の本をプレゼントしても問題にならない時代。 人との関わりがとても心地よい映画でした。 そしてやはりクリス・クーパーに頑固オヤジを演じさせたら無敵なのです。 【envy】さん [CS・衛星(字幕)] 10点(2020-12-16 15:00:24) |
《改行表示》409.《ネタバレ》 自分の人生を生きるという点ではグッドウィルハンティングっぽいし、父との愛情という点ではフィールドオブドリームスっぽいし、思春期の友情という点ではスタンドバイミーっぽいし、アメリカ映画が描くべきテーマを良いとこ取りしたような映画。最後の実話エピソードが良い。先生がホジキンリンパ腫で亡くなるのはエモいし、ホマーがNASAのエンジニアになるのは実話にしては出来過ぎだけども。現在の状況を調べたところ、ホマーはNASAから身を引いて文筆業に専念してるのかと思いきや、一応アドバイザー的な形でロケットには関わってるみたいで良かった。 しかしジェイクは顔がずるい。演技から目が離せない。 【なす】さん [インターネット(字幕)] 8点(2020-03-09 15:14:02) |
408.《ネタバレ》 今までに一番感動し一番泣いて一番余韻に浸った映画。夢に向かって挑戦する若者の成長を軸に、父親との葛藤~互いに心を通じ合わせるまでを描いた実話に基づくドラマ。いやいやとにかく泣きました。盗まれたノズルを父がつくったと母から報告を受けたあと、ひとり笑顔でありがとうとつぶやく場面から視界がにじみはじめ、コンテスト優勝ですでに涙腺崩壊。帰宅後病床の恩師への報告~父への感謝と自分にとってのヒーローはと語る場面で第2の涙腺決壊。そして最後のロケット打ち上げ場面、父親が現れ一緒にスイッチ点火、応援してくれた母や恩師はもちろん多くの人たちが一緒にロケットを見上げる中、父親が肩にそっと手をかけ初めて照れた笑顔に…あ~もうだめだ!涙腺ダム大決壊、涙の大洪水! 音楽がまたいいんだよね! さらにさらにエンドロールの実写フィルムが追い打ちをかけ、夢をかなえたことへの感動、若くして亡くなってしまった恩師の実際の姿にやるせなさを感じるなど、もういろんな感情がまぜこぜになって声をあげて大号泣! 一体何分間泣いたんだろうと自分でもびっくりした映画、そして映画館でなく家でひとりで見てよかった思わせた映画なのですよ。とかく若い世代が見るとよい映画ともとれるけど、人生100年といわれるこの時代、私みたいなおじさんでも、第2・第3の夢をもつ勇気や希望をも与えてくれる良質の映画として、もちろん10点献上します! 【素晴らしき哉映画人生】さん [ビデオ(字幕)] 10点(2019-11-26 19:39:41) (良:1票) |
《改行表示》407.《ネタバレ》 親父vs息子。 親父の気持ちも痛いほど良く分かる。 炭鉱夫となった息子を見てうれしくて寡黙で堅物の親父が饒舌になる。 その後、息子が再びロケットへの夢を追い始めた時の親父の気持ちを思うと胸が痛い。 単純な話じゃないよね。 だから最後に親父が息子の肩に手をまわして息子をジッと見るシーンがまた良いんだなぁ。 名作。 【Dry-man】さん [インターネット(字幕)] 8点(2019-05-01 21:28:12) |
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《改行表示》406.《ネタバレ》 たしかに良い映画だとは思うが、このサイトの評価が異常に高いのがビックリですね。 言うなればロケット版スタンドバイミーみたいな夢を追う人たちが輝くストーリー。 まあ、あとは進展の好みだがグッとくるものが無かったな。 なぜ主人公はロケットに惹かれて夢中になったのかサクセスがもう少し欲しかった。 今でも何かと話題の宇宙モノ。遠い空っていつの時代でも魅了されるんですね~。 |
《改行表示》405.《ネタバレ》 未来に向かう主人公と、過去に囚われた父親。その関係性が良い。 父親にとってこの息子は目の上のタンコブでありながら同時に愛すべき存在でもあるわけで その葛藤で揺れる親父が人間らしくて愛せるし、自らの道を信じて突き進む息子にも好感が持てる。 少年たちのジュブナイルとしてみても面白いし郷愁を感じる内容。 主人公の行動が他人に影響を与え、時には凝り固まった価値観すら変えてしまう。 自分はそういう映画が大好きだ。 【Nig】さん [DVD(字幕)] 10点(2018-08-21 04:19:28) (良:1票) |
404.《ネタバレ》 やっぱこの頃(1960年前後)のアメリカには、敵わないなぁとつくづく思わされる。自然の中で育ってるせいか、地頭が良い。ロケット工学を独学で理解しちゃうって、やっぱ半端じゃないよね。日本じゃペーパーの上で理解してることを、彼らは体感してるんだもん。ロケット打ち上げを何度も失敗できる環境に恵まれてるのも凄いけど、それにめげないのもまた精神的にタフ。実話っていうんだから、アメリカの宇宙工学は、本当に人間がでかくなって、宇宙に届いたって感じがします。やはり国には国に向いた技術ってあるなぁ。日本じゃこんな環境、望めないもんね。もちろん日本の良さを活かした技術もあるから、卑下することはないんだけどね。ホント、アメリカは、国土の広さが示すように、でかいとこが売りだね。今や大スターのジェイクギレンホールの出世作。脇役もお気に入りのローラダーンやクリスクーパーが固めてて、安心して観ていられる良作ですね。 【トント】さん [ビデオ(字幕)] 9点(2016-07-12 03:01:25) (良:1票) |
403.《ネタバレ》 実話ということで感動が倍増です。夢を追いかけるのって、現実では本当に大変ですよね。自分の力だけでは何もできないと気づかされ(特に子供では)、周りの協力が不可欠です。この作品はその夢を追うストーリーと父親との確執が平行して進んでいきますが、最後はいい感じにそれも昇華されておりよかったです。どこまで実話なのかはわかりませんが、応援してくれていた先生や女の子とのエピソードも効いています。よくまとまっていて、老若男女問わず誰にでもオススメできるいい作品だと思います。 【forestcrown】さん [ブルーレイ(吹替)] 9点(2016-05-30 21:46:07) (良:1票) |
402.《ネタバレ》 学生時代の友人とひとつの目標に夢中になって。親父さんとも馬鹿なことをと喧嘩するが、最後は認めてもらい。感動します。若いっていーなー。無茶も出来る!てか 笑 【SUPISUTA】さん [DVD(字幕)] 8点(2016-04-03 23:39:42) |
401.ジェイク・ギレンホールが若い! 好きな俳優さんです。お姉さんも大好きです。映画自体は非常に良く出来ていて素晴らしい。自分はつまみを肴に晩酌しながら観たのであまり感情移入できなくて反省。まあ晩酌は自宅鑑賞の常ですが。。。 【kaaaz】さん [インターネット(字幕)] 7点(2016-02-13 23:03:27) |
400.《ネタバレ》 ジェイクギレンホール、チョット癖のある顔、存在感がある役者で、若い頃の話なんだろうな、とみはじめました、1957に、高校生、私より16歳は上の人たち、場所は炭鉱、田舎町、物語は、淡々と進む、それぞれの出演者の存在感により、映画が飽きない、お母さんは以外と美人だったり、兄は一度もフットボールのシーンがなかったり、あの仲間に四人目に加わった彼の家が、ギレンホールの家より、はるかに貧しかったり、それでも、四人が仲違いせず、目標に迎えること、これが素晴らしかった、五人目の黒人、彼はよくわからないけど、全米の発表会で盗まれた部品を作り直す、それがすごいし、親父の頑固さ、ギレンホールの頑固さ、それらが地味に、染み渡ります。あの親父は、アメリカンビューティーだったか、紙袋が舞い上がるシーンのある映画の親父と重なりますが、頑固さが良く演技でていました、お母さんも頑固そうだし、家族、家、町自体が、炭鉱の町ということで頑固で意固地なのかな、なんて思いました、場面で使われる車のパンプキンぶりがすごくいいし、泣けないけど、地味に染み渡りました。どうしても、感想を書かなければ、と思える仕上がりの映画でした、あの女性の先生、ホジキン病、わからないけど、若死にしてしまった、でも、彼女も頑固でいい先生、何もかもが、いなかで頑固で、煤けた町なんだろうな、と想像できました、本当に楽しめました。 【yasuto】さん [ビデオ(字幕)] 10点(2015-11-23 02:16:20) (良:1票) |
《改行表示》399.現在放送されているテレビドラマ「下町ロケット」とおんなじ内容。 ラストはこうなるんでしょ? という、ひねりも何もない展開。 私は映画にスリルを求めるので、こういう、ご都合主義的な作品に価値を見いだせません。 400人も投稿していて、どうして、こんなに高評価なのか正直理解できません。 【クロエ】さん [CS・衛星(字幕)] 3点(2015-11-22 22:39:54) |
《改行表示》398.《ネタバレ》 本当に素晴らしい作品で感動しました。 炭鉱一筋の父とそれに反発し自分の道を切り開こうとする息子。息子役のジェイク、父親役のクリス。彼らの演技力は素晴らしく、最後にお互いがわかりあうシーンはホロリときます。先生もいい味を出していました。 よくある炭鉱ものなストーリーですが良い作品だと思います。 【xyxsxkx】さん [DVD(字幕)] 9点(2015-05-01 23:40:44) |
397.《ネタバレ》 シンプルに良い作品、という印象です。一口に夢といっても色んな形があるんだなぁと思いました。周りの誰もが応援してくれて、自分も迷いなく突き進んでいたら実現した夢、周りには反対する人も賛成する人もいて、自分自身も迷い、決断した結果成功した夢、周りはほぼ皆反対で、最悪全てを捨てる覚悟で自分を貫いた結果実現した夢。本作は2つめにあたると思います。1つめと2つめ、3つめの決定的な違いは、周囲の目です。1つめならば迷うことなく夢を目指せば良いだけですが、2つめと3つめは必ず迷い、葛藤し、苦しみを味わうことになる。そしてまた、夢の実現を考えるとき必ず考慮しなければならないと思うことは、成功した人の影には数限りない無数の挫折・失敗した人がいるということだと思います。そういう意味で、本作はその挫折の描写が若干不足していたように思います。もっと主人公に絶望を味わってほしかった。この上なく苦労する描写がほしかった。もっと深く考え、計算して動いてほしかった。その上で、成功してほしかった。もちろん現実にはそんなものは無いに越したことはないのですが、映画として描く以上、そういった描写が深ければ深いほど感情移入し、感動できたのでは、と思います。 【53羽の孔雀】さん [DVD(字幕)] 7点(2015-04-05 00:39:28) |