56.1933年のオリジナル版とほぼ同じストーリーですね。違うといえば、髑髏島での長過ぎる恐竜とのバトルシーンぐらい。あそこはもっと削った方がよかったと思います。あんな絵やこんな絵をどんどん見せたいPJ監督の気持ちは分かるが、そこは全体のバランスを重視してカットすべきでしょう。しかも、カット割りが細かいうえにあっちこっちにカメラが動き回るもんだから、一体何が起こってるのか全然分からなくなるシーンが多々あってちょっと残念。あと、原住民の描写はちょっとヤバくないですか? オリジナル版や『キンゴジ』に登場する東宝ダンサーズよりも遥かにヤバイですよ、マジで。でもまぁ久々に熱い映画を観ました。最近リメイクがはやってますけど、せめてこれぐらいの水準でやってもらいたいもんです。 【とかげ12号】さん [映画館(字幕)] 7点(2006-01-09 18:47:13) |
《改行表示》55.めちゃ~~~んこ、おもしろかった! 昔のニューヨーク! ヴェルヌの冒険小説のような髑髏島! 原住民や恐竜や虫たち! 複葉機とキングコングと美女! 映画館で観て! 高所恐怖症のぼくは何度も足がすくみましたが。 |
《改行表示》54.3時間、まったく退屈することなく見ることが出来ました。全体としてみれば切ないラブストーリーとなっており、氷の上でのデートのほのぼのしたシーンから一転悲劇的な結末への展開は見ていて切なかったです。コング登場までがかなり長いですが、その後の展開を唐突な感を与えずに見せるためには、これくらい丁寧に画く必要があったのでしょう。コング登場後はジェットコースター的な展開ですが、恐竜や巨大昆虫のシーンはちょっとしつこすぎます。もう少し短くして、その分、コングを島から運びニューヨークでの公開に至る辺りの描写を入れた方が良かったと思います。 【はやぶさ】さん [映画館(字幕)] 7点(2006-01-08 01:30:25) |
53.「キング・コング」これには特別な響きを感じます。76年版のそれは小学校低学年の時、初めて映画館で観た洋画の作品だからです。(それまでは「東映マンガ祭り」ばかりだったから)小学生の低学年を映画館へと駆り立てたものは巨大な猿がNYの街を暴れまわるという、ウルトラマンの延長線上にある興奮と期待です。30年経過した今でも、当時の映画ポスター(コングが飛行機を鷲掴みするやつ)は脳裏に焼きついています。そうこれは子供向けの娯楽映画だったはず。だが、どうしても気になる。中年だけどみてみたい。私のように少年時代を懐かしんで見いく中年も多いのではと思います。さて05年版ですが、コングがちっちゃい。これじゃキングじゃないよ。島では、恐竜や虫が暴れまわり、映像に圧倒されるものの「んーこれはキングコングじゃなくてジュラシックパークだよ」。76年版でイチバン印象に残っている、ヒロインが船のタンクに落っこちるシーンも無いじゃん。ヒロインのコングへの愛情も何か薄いなあ。と色々と突っ込みが入る。でもコレで洋画デビューする子供達もいるのかなあ、で30年後にまたリメイクされるのかなあと思うと、感慨深くなります。是非、息子・娘の映画館デビュー作品にして下さい。で、次回のリメイクでその子供達がここにレビューを・・・。 ※<中年の感想>映画はソフト開発の領域に入り込んできたなあというのをコレをみて痛感しました。これだけCGが多用されるともう特撮(私のイメージは模型での撮影です)ではなく画像の設計・開発作業と貼り合わせだし、映画人というよりも、SE・プログラマの工数仕事になりつつあると思います。(莫大な予算の多くは彼らの人月費用なのでは???) 【東京50km圏道路地図】さん [映画館(字幕)] 7点(2006-01-07 03:29:03) (良:1票) |
52.《ネタバレ》 とっても濃厚ですね。そこに実在しているかのような映像の連続でお腹いっぱい楽しませてもらいました。コングに無駄に話しかける事無く感情を表していたのは上手いな。夜の公園での心の交流は良かった。各キャラを深く掘り下げていたが、削った方が良いシーンもあったかな。それぞれの立ち位置が多少中途半端だったし。それにしても太古の生物が闊歩する骸骨島はたまらない物があったなぁ。探険行きてー。 【ロカホリ】さん [映画館(字幕)] 9点(2006-01-06 22:31:56) |
《改行表示》51.ジャック・ブラックよ、神の裁きを受けるべきはキングコングじゃなくてお前だ!何もわかってないくせにわかったような台詞を吐いて、この哀切なラブストーリーのエンディングを締めくくるんじゃない!随所に散見されたドラマ部分のしまりのない描写をボルトで キュッと締め上げれば、もっと評価は上がったと思います。自分はオリジナル版もギラーミン版も未見です。 【放浪紳士チャーリー】さん [映画館(字幕)] 7点(2006-01-06 10:54:14) |
【amura】さん [映画館(字幕)] 8点(2006-01-06 00:33:07) |
49.すばらしかった。古いニューヨークの町並み。キングコング対ゴジラを彷彿させる恐竜との戦い。まさに美女と野獣、粗暴さと優しさを兼ね備えたコングが実にいい。久しぶりに映画を堪能したって感じです。10点に限りなく近い!。しかしあの無骨で顔のでかい監督、最後にコングの下敷きになってれば10点だったなー残念。 【杜子春】さん [映画館(字幕)] 9点(2006-01-02 23:55:01) (笑:2票) |
48.おもしろい。前半が長いと言われるけど、結構好きだったな、前半。ジャック・ブラックがいい味だしてるし。ストリップ劇場の前でのナオミ・ワッツとの出会いのシーンとかの演出がいいな。自分の欲求のために暴走するジャック・ブラック扮する監督は息絶えたコングの姿に自分を見たのでしょうね。島での恐竜や虫との闘いのシーンの変なしつこさはやっぱりブレインデッドのPJ。大笑いして楽しみましたよ。 【GO】さん [映画館(字幕)] 8点(2006-01-02 23:12:13) |
47.ピーター・ジャクソンのやりたい放題癖が炸裂しています。ブレイン・デッドを知る人がどれ程居るのか知りませんが、この人、暴走すると手が付けられなくなるようです。ロード・オブ・ザ・リングではその性癖が鳴りを潜めていたのかもしれませんが、今回は氏の特に思い入れの強い作品のリメイクということで、力の入りようが半端じゃありませんでした。スカル・アイランドでのハチャメチャぶりには、きっとスピルバーグも真っ青でしょう。後半はうって変わって泣かせモードです。ストーリーは分かっているのに、中盤でコングに入れ込んでしまったために、感情移入しまくりで思わず号泣してしまいました。個人的には2005年の最高傑作であるのはもとより、ハリウッド史上最高のエンタテイメント映画と言っても過言ではないと思います。 |
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46.長いね~この人。ロード・オブ・ザ・リングの時はしょうがないと思ったけどこの人まとめる力ないのかしら。しかも3部なんて10時間あったの3時間にけずったらしいし・・・。あとこの人気持ち悪い生物とるのうまいね。本当。虫とか嫌いじゃないけどあの生き物たちにはぞっとしましたよ本当。あんなやつらにおそわれたくねえ(笑)恐竜に追われるシーンとか迫力はあるけどCGとの2重撮りが見え見えで減点(決してCG自体が悪いわけではない。単品でみると上出来) 【とま】さん [映画館(字幕)] 7点(2006-01-02 19:11:57) |
45.まず、とにかく長い。ピーター・ジャクソン本人や熱狂的映画ファンがどんなに神格化しようとも、たかがB級モンスター・ムービーに3時間超というのは、いくら何でも長すぎる。また、本作の完成度とはもちろん比べ物になりませんけど、1976年のリメイクには、例えば濡れたジェシカ・ラングを乾かそうとしてコングが息を吹きかけるシーン等、「おおっ」と思わせるシーンがありました。しかし、どんな映像表現も可能となった現在に於いては、最早ヴィジュアルへの驚きは無い。オリジナルへの並々ならぬリスペクトや、所々に散りばめられた映画ファン向けの小ネタ、そしてこだわり抜いた映像で飽きさせはしませんが、このリメイクには決定的に欠けてるものがある。それこそ最も大事なもの、「B級魂」ではないでしょうか、6点献上。 【sayzin】さん [映画館(字幕)] 6点(2006-01-02 00:04:59) |
《改行表示》44.《ネタバレ》 ぎゃーーーー虫ムシむしーーーッ!!! アンタだってweta嫌いだろPJ~~~ッッ!!(※注・NZにいるバッタみたいな虫)アレだけは元旦の朝っぱらから観るには耐えんかったとです。 という混乱はおいといて。 前半は寒気が、後半は身体が熱くなったとです(※注・発熱してるわけでなし)。やっぱりPJてお人は緊張感高める演出と作りが丁寧。一個世界作らせたらこれだけ描ききる人いないんじゃないの? キングコングに対しても徹底的に同情的。運命(結末)を変えるわけにはいかないからアンとの交流をメインに置いたんだろうなあと思う。そりゃ誰にも理解されずに嫌われて死ぬより、ひとりでも心が通った人がいて死んだ方がずっと幸せだもんなあ。それもある種のメッセージだと思うし。 というように概ね好印象です。ところが欠点が一カ所。 アンと脚本家のジャック。ジャックの後の行動の動機になるため必須になるとはいえ、あの恋愛は唐突すぎ。他の部分が丁寧なだけにかなり浮いてる。まるで「オレこの部分興味ないから~」って言ってる感じ。 号泣はしなかったけど、終盤グズグズ言い続けていたわたくし。 あ、すいません。オリジナルは観てなかとです。 【通りすがりのクラゲ】さん [映画館(字幕)] 9点(2006-01-01 14:17:12) |
43.もはや世界的な地位と名誉を手に入れたピータージャクソン監督。自分が本当に作りたいものを湯水のごとく大金を使って作れる(史上最高の制作費)、そんな最高の状態で生み出されたこの作品。皆さんの言うとおり、あのシーンも、あのシーンも、あのシーンも迫力満点!ピーター様、あなたは本当に天才です!私の周りにこのピーター作品の素晴らしさを理解できない人がいるんです。「え?あいつの映画って、カメラが動きすぎじゃん?落ち着いてみてらんないよ」何を言うんです!ピーター監督の魅力はまさにそこにあるんじゃありませんか!!彼ほど威勢と迫力と力強さを持った映像を作り出せる映像作家はほかにいないのであります!イマジネーションの限界に挑戦する気鋭のピーター監督に祝福あれ! 【あろえりーな】さん [映画館(字幕)] 7点(2005-12-31 23:34:09) |
42.《ネタバレ》 ヒロインの生贄台まで五輪の聖火台なみに派手な、ピーター・ジャクソンのワンマンショー。ナオミ・ワッツの2代目アン・ダロウは不死身の肉体と母性愛を併せ持つが、どこか存在感が薄い。ジャック・ブラックはここでもマイペース。恐竜や巨大昆虫にも力を注いだためコングの特殊性が薄れ、重力を考えれば身のこなしも軽すぎる。エンパイアステートビルの空中戦は上空の空気感さえ感じさせ、大都会の唯一の自然である大空の描写はコングの存在の小ささも強調し哀しいほど美しい。コングの落下後すぐジャックの出番!ていうのは旧作にならっているのであっても醒めるし、オリジンに忠誠を誓ったデナムの台詞も両刃の剣。「33年版はコングとアンの心の触れ合いがあったが76年版にはなかった」って…ホラ吹くんじゃないっ!製作費2億700万ドル。 【レイン】さん [映画館(字幕)] 7点(2005-12-31 10:05:22) |
41.《ネタバレ》 「リング三部作」では優等生的ともいえる映画作りをしていたピーター・ジャクソンが、本作ではオスカー俳優を端役に使ったり悪趣味ともいえる生物の群れといいやりたい放題である。(筆者は虫の類が苦手)B級テイストを盛り込んでおきながら監督の細部へのこだわりがうかがえる。ジョゼフ・コンラッドの「闇の奥」が途中で出てきた時は「大袈裟な」と思わず苦笑してしまった。ラストにおいてついに力尽きたコングが、エンパイアステートビルの頂上から落ちていく場面を凋落しつつある超大国アメリカの姿と重ね合わせたのは私だけだろうか。少なくとも入場料分は満足させてくれる映画。 【Copperfield】さん [映画館(字幕)] 7点(2005-12-31 08:05:16) (良:1票) |
40.あー面白かったw。ジェットコースターの様な感じで3時間あっという間だった。にしてもすごい映像だったなぁw。船の難破や飛行機のシーン、恐竜の暴走のシーンは迫力満点。映画館で観ないと味わえないよ。絶対映画館で観るべき。 【ネフェルタリ】さん [映画館(字幕)] 8点(2005-12-30 23:42:49) |
《改行表示》39.この監督が、キングコングを愛しているのがひしひしと伝わってくる作品でした。 3時間はキツイかなと思っていたら、そうでもないですね。どっぷりと作品の世界に入り込んだまま、気づいたらスタッフロールでした。 しかし、CGなのか特撮なのかはわかりませんが、たまに、どう見ても本物使ってないだろ!って思う、キングコングの手の中のナオミワッツが気になりました。 大きいスクリーン、いいサウンドスペックの映画館で見てください。 【Takuchi】さん [映画館(字幕)] 8点(2005-12-30 13:57:47) |
38.ただのアニマルパニックアクションだな、別にどうでもいいや。と思いつつも、見に行ってみますと…!序盤は何かが起こるぞ、というおどろおどろしさに引き付けられ、中盤これでもかこれでもかと出現する敵キャラとコングのカリスマ性に引き付けられ、NYに連れて来られてからは、人間の勝手さに憤りを感じ、コングの純粋さに胸を締め付けられ、3時間あまりの時間はむしろ短く感じるくらい怒涛のような映像と感情のふり幅を体感させてもらいました。これぞエンターテインメント、上質の娯楽映画と言えるのではないでしょうか。良い意味で裏切られた最高の作品だと思います。でも、DVDが発売されると同時に評価が下がってしまうんでしょうね、きっと。それがまた悲しいです。 【ちゃか】さん [映画館(字幕)] 10点(2005-12-29 21:28:11) (良:1票) |
37.日本でもアメリカでも大コケ寸前らしい、この作品。冒険ファンタジー好きの観客はハリポタに流れ、人間ドラマ好きはCG先行の薄っぺらい作品だと思い込んで無視、おまけにモンスターは一見ただの巨大ゴリラで華がない――劇場に客が入らないのもわからないでもない。でも、声を大にして言いたい。今映画館をがら空きにしておくのは、流星群の降る夜に地面を眺めているのも同然だ。 まず30年代のアメリカをリアルに描いた冒頭から上質で味わい深く、文芸作品が始まってもおかしくないような雰囲気。この時点で単なるモンスター映画ではないことがわかる。 人間描写にも手を抜かず、最初の三分の一で魅力的で個性的な登場人物たちをしっかりと見せる。ナオミ・ワッツ、ジャック・ブラック、エイドリアン・ブロディといったなかなかあくの強いキャストが見事にはまっており、未熟な少年ジミーやナルシスト俳優ブルース(意外といいやつ)といった脇役までキャラが立っている。コングが出てくるまで長いという声もあるが、序盤がなければ十分に感情移入できない。これがあるからこそ中盤の大冒険でおいてけぼりにならず、夢中になることができるのだ。 スカル・アイランドでのアクションは文字通り息継ぐ暇もなく、前代未聞の暴れっぷり、スピルバーグが発狂したのかと思うほどだ(←褒めている)。これが現実だったらナオミ・ワッツは30回ぐらい死んでいる(←やっぱり、褒めている)。おそらくは映画史上もっとも強烈なアクションシーンであり、絶対に劇場で観るべき映像だ。 そしてニューヨークでのクライマックス。中盤あれだけ暴れたからにはラストはもっと…? と思いきや、アクションは控えめに、コングとアンの間に生まれた絆を、クリスマス間近の美しいニューヨークを舞台に描く。公園のシーンは美しく、下手なディズニーよりもずっと感動的だ。最後の決戦は、恐ろしさよりもコングの哀しさ、雄々しさが胸に刺さった。 前/中/後とカラーを変えた構成で、3時間8分の長尺も飽きることがなかった。心を打つドラマと、時を忘れさせるエンターテインメントの両立。ときに雄大で、ときに恐ろしく、ときには美しい物語。モンスター映画の姿を借りた、胸に迫るラブストーリー。あの美しい朝焼けは、今も目に焼きついている。 【no one】さん [映画館(字幕)] 10点(2005-12-29 03:50:42) (良:7票) |