154.前半の訓練部分で十分、一本の映画ができるとおもうで。「ハートマン軍曹」って題名で。二時間くらいでも退屈せず観れるんちゃうかな。それぐらい前半のハートマン軍曹パートはインパクトがあった。とにかくハートマン軍曹のはく暴言が芸術的ってくらいの表現とスピードで、ほとんどしゃべっりぱなしやけど、よくこれだけの汚い表現ができるもんやなって関心してもーた。多分みる人の大半はこの部分笑ってまうんちゃうかな。ぶっ飛びすぎてるから。でも、その後の戦争部分はダルく思うかもしれん。ちょっと緊張感ないけどよくできてるとは思うねん。でもハートマン軍曹で集中力つかいすぎて疲れてまうねんな~。テンションが違うからかもしれんな、前半と後半の観る姿勢を変えなあかんとは思う。前半笑えた人も後半は笑えなくなってくるから。とにかく観る人に無視できない印象をあたえる戦争映画。必見かな。 【なにわ君】さん 10点(2004-04-21 02:15:22) |
153.他のベトナム戦争モノが、ベトナム戦争を描こうとしているのに対して、この映画は、もっと本質的な何か別のリアリティを追求している。 【みんな嫌い】さん [DVD(字幕)] 10点(2004-04-15 18:39:01) |
152.《ネタバレ》 みんなが腕立て伏せをしているときに、おデブがドーナツを食べる場面が印象的だった。 【t2hb】さん 9点(2004-04-06 11:59:36) |
【ゆきむら】さん 6点(2004-04-01 23:51:03) |
150.なんといってもデブの子が切れて暴走するのが印象深い。やっぱりキューブリックは最高にクールですね。 【モチキチ】さん 9点(2004-03-08 11:07:29) |
149.『突撃』『博士の異常な愛情』を撮った彼が、今さらなぜこの作品を…今でも疑問。ただ、「戦場」「戦争」「軍隊」という似て非なるものをキッチリ区別した点は流石、かな? 主人公が「殺人」を犯してから、あと30分くらい欲しかったような気がします。狂気の外観と入口までは見えたけど、我々観客に「これ以上は見るモンじゃないよ」とピシャリと扉を閉められてしまった感じ。キューブリックもこの時には老いてしまってたんだろうか…残念でならない作品です。 【エスねこ】さん 3点(2004-03-07 23:34:25) |
148.前半、下品な字幕のオンパレードで閉口した。何で、ベトナムの女の子が射撃うまいのかわからないし…。 【T橋.COM】さん 4点(2004-03-07 22:38:31) |
147.戦争の真実が判る。ビン・ラディンもアメリカに作られた殺人マシーンだという事ですな。 【ボバン】さん 8点(2004-03-07 01:54:37) |
【ソウ】さん 5点(2004-02-25 03:20:26) |
145.ベトナム戦争を扱った映画で、戦地に赴く前の様子から描いた作品はこれくらいだろう。う~ん・・・こんななのか・・・って感じ。教官がターミネーターとかぶった。 【仮面の男】さん 8点(2004-02-25 00:05:19) |
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144.前半はもう他の方が語り尽くしているから特に言うことはありません。ただ、私は「Born to Kill(殺すために産まれてきた)」&ピースシンボルバッジに絶頂を感じました。こんなアイディアはそうそうお目にかかれるものではありません。最高です。 |
143.前半と後半はまったくの別物といっていい映画。この映画はなんといっても前半の訓練所での一人の訓練生を通しての描写がすべてだよ思う。下ネタ連発の鬼教官(←この映画一番の見所)とイジメにも似た訓練。十分戦争の凶器みたいのが伝わってきた。そりゃ頭もおかしくなるは・・・。ただ後半はつまらないが正直な感想であまり感じるものがなかった。 【daipitz】さん 6点(2004-02-15 12:14:51) |
142.ベトナム戦争なんてありきたりなテーマをなぜキューブリックがわざわざ映画化したのか? → 【答え】これはベトナム戦争をテーマにした映画ではないし、そもそも戦争映画ですらないのかも知れない。「人間の本質とは快楽を求める悪ではないのか?」というキューブリック終生のテーマが、たまたまベトナム戦争をネタにして展開されただけと言える。理性が、すなわち人間の精神がいかにもろく、簡単に壊れてしまうものかを描く前半の海兵隊の新兵訓練は、「時計仕掛け」のアレックスの洗脳に通じるテーマ。そして後半のあまりにも美しい戦場の炎は、誰も見たことがない映像を作りあげる映像作家キューブリックの真骨頂。見る者の心理を「道徳的・理性的嫌悪感」と「感覚的・肉体的悦楽」に引き裂くのがキューブリック映画の魅力だと再確認する代表作。ただし「2001年」や「時計仕掛け」と較べてしまうと、何か“マジック”が足りない気もする。そのぶん分かりやすく、人気も高いわけだが。 【眠い悪魔】さん 8点(2004-02-14 20:47:50) |
《改行表示》141.《ネタバレ》 この映画はベトナム戦争という歴史的事実に対しての言及というより、「卒業したてのどこにでもいるような学生が訓練・実戦をとおして殺戮マシーンへと変貌するさまから、戦争が人間から人間性を奪ってしまう恐ろしさ」を描き、戦争への痛烈な皮肉を表現した作品だと思います。レナードが自らに放った「Full Metal Jacket(完全被甲弾)」は人間性の死滅の象徴だと思います。 キューブリック作品としては、一番分かり易い作品で、普遍的なテーマを描いた傑作だと思います。 【fujicccoo】さん [DVD(字幕)] 8点(2004-02-11 22:49:48) |
【ヒロヒロ】さん 7点(2004-02-06 23:03:53) |
139.これは「戦争」そのものというより、「狂気が戦争から生まれ、戦争を餌に更に増殖すること」を描いた作品のように思えた。戦場という極限の絶対的暴力の場では、今まで生きて行く上で何重にも貼り付けて来た理性の被膜など、いとも容易く剥離される。そして現れるのは人間の本質。そんな純粋な状態で狂気の渦の中に浸り続ければ、それに毒されてしまうのは明らか。その狂気は人間を苦しめ、逃がしてくれない。1度極限の狂気を見た者は、見る前とは明らかに根本的なところが決定的に変質してしまう。今だってそういう者はどんどん生産されている。恐ろしいことに、この作品で描かれたものは過去の遺物ではない。戦争も狂気も普遍物だ。だからそれゆえにこの作品は、未来永劫淘汰されず残り続けると思う。それが良いことか悪いことか、私には判断が付かない。 【ひのと】さん 7点(2004-02-06 22:41:36) |
《改行表示》138.キューブリック流の戦争映画、メッセージ色が強くイイ映画でした、戦争とは何を生み出すのか?どういうものかを訴えた作品。 前半の訓練の所は日本でもCMに使われたり、色々しましたね~~ただガツンとはこなかった… |
137.ハートマン軍曹の暴言はもっと評価されてもいいと思う。日本語字幕を読めば何とも下品なだけだけど、英語で聞けばむしろすがすがしく感じる。まさに洗脳。「ジジイのFuckの方がまだ気合い入ってるぞ!」笑えるし、そして怖い。この毒舌を映画の中に、違和感無く組み込んでしまった手腕に拍手。 【むぎごはん】さん 9点(2004-02-04 21:57:48) |
136.翻訳が男性だからか知らんが、あの放送禁止用語は度を超している。私がアメリカが嫌いな理由の一つとして、ワンパターンな下品な言葉使いがあるのだが、前半の教官をみて”戦争の狂気”以前に、その戦争を起こす何かがアメリカの本質にあると感じた。ストーリーはキューブリックらしい皮肉全開といった感じで、どこかの宣伝映画とは一味も二味も違う内容であった。1人の女狙撃兵に翻弄される主人公達、銃弾を詰まらせるシーン、そして最後のミッキーマウスの歌と、どれも忘れられない強烈なものであった。 【まさサイトー】さん 7点(2004-02-01 23:35:26) |
135.戦争映画をただぶっ放して殺して殺されて、それでいて無駄に感情的ってのが嫌いな自分にとってはこれは良かった。キューブリックらしく美しく本物に限りなく近く客観的に撮れているので臨場感が他の戦争映画とは違うと思った。何でも悪いとか良いとかを率先させてるのでは無く、その場ってのを最も大事にしてるキューブリックならではの作品。 【taron】さん 9点(2004-01-30 17:35:30) (良:1票) |