320.ストーリーが暴力的で、登場人物の行動に全く共感できないのは、もちろんですが、映画としておもしろいかどうかは「共感できるかどうか」ではないのですね。こんなむちゃくちゃなお話なのに、映画としての完成度は非常に高く、何度観ても夢中にさせてくれます。個人的には、ブスっとしてるだけのパチーノには魅力がないのが残念ですが、これは全く好みの問題ですね。 【かねたたき】さん [ビデオ(吹替)] 9点(2007-03-03 15:34:46) |
319.ドラマとしては面白かったが特に感銘を受けるような部分は無かったです。 娯楽としては楽しいが、やはりギャング・ヤクザモノは個人的に好みではないみたい 【AIRS】さん [DVD(吹替)] 7点(2007-01-23 18:29:21) |
318.アル・パチーノの渋さが際立って格好良い。現代のモラルでは到底受け入れられず、ネガティブな印象を抱いてしまいそうな彼の行動も、なぜか彼を応援する視点で見てしまう。そして興奮し、時に悲しくなってしまう。名演とはこういうものなのだと思い知らされました!まぁ彼がもしいなくても、映画として素晴らしいかも知れないですが、頭1つ抜けてます。 【官兵衛】さん [DVD(邦画)] 10点(2007-01-17 16:52:57) |
317.私の生涯No.1ムービー。へたに前衛を気どらなくても芸術映画は作れる。芸術映画は最高の娯楽映画になりえる。最高の娯楽映画なので興行的にも大成功する、という理想的な映画。Part2もすばらしいがマーロン・ブランド不在が決定的な違い。 【仏向】さん [DVD(字幕)] 10点(2007-01-15 12:56:01) (良:1票) |
316.《ネタバレ》 この映画は音楽が少なく、静寂のシーンが多いのである・・・あの静寂・・・・それに加えあの重厚感がこの映画の雰囲気である。 この「静」と「重」がドン・ビト・コルレオーネことマーロン・ブランドの演技を際立たせ、あのとてつもない存在感を生み出したと思う。 例えば冒頭のシーン。マーロン・ブランドは喋ってない上に後頭部しか映ってないのにあのインパクトは何なんだろうか。始まっていきなり引き込まれてしまった。 そして続く会話のシーン。マーロン・ブランドの演技が輝き、なんとなく畏敬の念まで抱いてしまいそうだ。 勿論マーロン・ブランドだけでなく他の役者様が出てくるシーンでも同じような感じで撮られてるシーンはあり、その1つ1つの出来が素晴らしい。演技も良かった。 しかしマーロン・ブランド程の存在感は出せなかった。あれほど存在感のある人物は他の映画で探してみても見つからないしこれからも見つからない・・・気がしてならない。本当に凄い。渋い。 脚本も素晴らしい。いやもう全部素晴らしいのだが・・・ 最初マイケルは笑顔を見られたし、何となくひ弱そうな青年だったがラストの方ではまるで別人。ラストシーンを観た後ドンがマイケルに言った「お前だけは巻き込みたくなかった」みたいなセリフを思い出してしまった。 この時のドンのセリフはPARTⅡでも重要になってくるので観るなら覚えておいてほしい。車爆破のシーンとソニー死亡のシーンは衝撃的だった。死ぬとは思ってなかったし。 こういう事もマイケルを別人に変えた要因なのだろうな。それと映像。ああいう陰影の付け方は好き。陰翳礼賛だね。 「静」と「重」にさらに「闇」までもが加わってしまい、より味わい深いものになった。1回観ただけでは登場人物が多くて混乱するだけなのが唯一の欠点。実際俺も1回目は何が何だか分からないまま終わってこの映画の良さが全く理解できなかったが2回目で理解できたので、こんなに世間の評価が良いのに自分には理解できないなんて残念だ悔しい・・なんて思ってる人は2回目の鑑賞を強く勧める。1回目の鑑賞・・登場人物を覚えられず混乱、2回目の鑑賞・・登場人物を覚え理解、PARTⅡを観た後3回目の鑑賞・・コルレオーネファミリーに愛着が湧く・・とこうなってくる。若いうちに観といて良かった。この映画はこれからじっくり何回も観ていきたい。 好きな映画ベスト3には入る。 上質な娯楽映画。 【ケ66軍曹】さん [DVD(字幕)] 10点(2007-01-14 21:45:57) (良:2票) |
315.個人的にはこの映画に10点付けなかったら全ての映画に10点が付きません。 【Junker】さん [DVD(字幕)] 10点(2007-01-13 03:50:55) |
314.最初に言いたいのはこの映画は自分にとってある1点を除いては良い映画と思っています。 役者の演技にせよ残虐性の表現にせよマフィアの裏側など良く出来ているし映像も良い。しかし、1点だけこの映画が果たす役割(目的)は何だろうと考えると、それは娯楽性なのかなと考えたりします。人間の本能の中には種の保存という性質を持っているから、家族愛にからんでその防衛反応が出るのも判るし、当時のアメリカ社会でその移民をめぐる背景にそういうものが有るのも理解できる。少し若い頃にはそういうものにかっこ良さを見た事も正直ある。 全体を反面教師として捉えられなくはないが、最近はその映画のメッセージに注目している自分には、これを見た人がどう思うだろうかという事を考えてしまうと、これ以上の点は自分は付けられないかな。 無論多くの映画に暴力やそういう組織は出で来るのですが、大抵はその映画のメッセージの役割があっての上の表現だと僕は思います。 なので自分は諸手を上げて良いとは言えないものの、映画として悪いものではなく映画史に残る作品だと思います。マーロン・ブランド自身の事もダブって見えてしまうね。 【森のpoohさん】さん [地上波(吹替)] 6点(2007-01-06 15:54:28) (良:1票) |
313.ストーリーは感動というまでもなかったが映画としてのクオリティは秀逸。 時間の流れで戸惑うことなく素直にのめりこめるのは上演時間がただ長いの ではなく完成された映画だからこそ。 静かで重厚感があるいい映画。 【Jane.Y】さん [DVD(邦画)] 8点(2007-01-04 07:41:54) |
312.《ネタバレ》 何度か観てますが、年がいってから観て思うことのほうが多いでつ。 ヤクザ・ギャングものということで『仁義なき戦い』を引き合いに出す方もいらっしゃいまつが私は別物と感じたでつ。広能も武田も所詮は組織の中の一人であるのに対しビトゥやマイケルは責任を持つ代表者で、考え方や行動そしてその理由が全く別レベルにあるように思えまつ。確かに暴力や殺人といった手段を躊躇無く選択する点では同じかもしれないでつが、特にビトゥには社会との共存やある面での社会への貢献のようなものを志向しているように感じられまつ。街とともに生きる、これが古いタイプのマフィアということなのでしょうか。これに対しマイケルは戦後の経済的なパワーゲームに向かう流れの中、経営基盤の強化のためラスベガスへ本拠地移転してしまいまつ。拠り所を街ではなくファミリーに求めるようになり、その結束を固めようとしてさらに孤独は深まりまつ。一族経営のヤリ手二代目社長の苦悩みたいな、こんな感じがどこか共感を呼んでいるのではないかと思った次第でつ。 パート2とは続けて鑑賞、これ必須と思いまつ。 【ごりちんです】さん [DVD(字幕)] 9点(2006-12-26 11:45:18) (良:1票) |
311.クオリティの高さなら史上最強、最高傑作、永久不滅。暴力描写も美学の域。 |
|
310.《ネタバレ》 「ヤバい」という言い方がある。その筋の方々の隠語だそうだが、現在はその本来の意味を外れて、違う使われ方をされていることが多くなったが、この映画には、本当の意味での「ヤバい」空気が、濃密に漂っている。 冒頭、おめでたい雰囲気が全くしない結婚式が行われているさなか、同胞の「依頼」を聞いている主人公、そして、この家の実質的な後継者になる三男坊が、やはり後に結婚することになる恋人に向かい、自分の家が何をして来たのかを、顔色も変えずに話す場面には、本当に驚愕させられた。 これ以上「ネタバレ」を書くのはよそう。あとは鑑賞するだけである。酒も必要ない。一緒に鑑賞する仲間もいらない。ただ一人で鑑賞することをお勧めする。DVDで鑑賞される際は、吹き替えでご覧になったほうが、ストーリーをより深く理解できることを保証する。 【Acoustic】さん [DVD(吹替)] 10点(2006-11-11 22:02:03) (良:1票) |
309.この映画はしびれますねぇ。 見終わってから1週間ほどマイケル・コルレオーネになりきれてしまうのがこわい。 いつの間にか、携帯の着信音がこのテーマとなり、PCの壁紙やらスクリーンセーバーがドン・マイケルになってしまいました。 最終的には自分の結婚式の入場曲に、ずんちゃっちゃ~から始まる「ワルツ」を採用しちゃいました。 なんかファミリーになれた気分になれて最高でした。 結婚式のダンスのシーンが印象的です。最高傑作! 【にゅうたいぷ】さん [DVD(字幕)] 10点(2006-09-22 21:46:02) (笑:3票) |
308.マーロンブランド、アルパチーノ、素敵です・・・。 【あしたかこ】さん [DVD(字幕)] 7点(2006-08-09 15:41:15) |
307.正直、話が難しいのと登場人物が多く、その上やたらと死んでいくので「今死んだの誰だっけ」状態となり頭がフリーズしてしまった。ドン・コルレオーネはまさにドンといった感じでオーラを感じる。最近は軽い感じの映画ばかりだけど、重厚感があり良かった。 【まさきち】さん [DVD(字幕)] 7点(2006-08-06 00:21:22) |
306.マフィアの映画はあまり好きではない。アメリカのヤクザがどうなろうと知ったことかって思うから。きっと深い映画なんでしょうけど観終わってあまりいい気分じゃなかったので。 【ぽじっこ】さん [DVD(字幕)] 5点(2006-08-04 10:59:15) |
305.もう文句なし。俳優がみんないい演技してるし、ストーリーに引き込まれる。 【トナカイ】さん [CS・衛星(字幕)] 10点(2006-07-19 23:54:44) |
304.かつての印象ではパート2の方が良かったような気がしていたのだが改めて観るとこちらの方がやはり出来が良いと感じた。ラストの洗礼式とライバル一掃作戦が同時に行われるところは実に巧みにマイケルの決意を表現していると改めて思った。 【おさむ】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2006-06-29 18:15:41) |
303.《ネタバレ》 コルレオーネ家は、ケネディ家を模していると言われているが、日本人の私は「田中角栄」を連想してしまうのだった。 「フィクサー」とは、「もめ事の調停が得意な人」と私は解釈している。 では、どうすれば「もめ事調停分野」において他人より秀でることができるのだろうか。 角栄の事を書いた本をいろいろ読んでいくと、その道の常道はまずは「懐柔」そして「脅し」であるらしい。角栄の場合は、「懐柔」のほうに力を入れていて、「相手に法外(相場の2倍以上の)に有利な条件を提示する」ところから始めたらしい。これは当然「自分が持ち出す」ことが必須となる。そうすると、「常に自分が豊富なコネや資産を有する」が絶対条件である。そのために金策が欠かせないから無理に無理を重ねていくことになってしまう。しかしこうしてひとつ「貸し」をつくると、次の別件のときに「そうだあいつに貸しがあったから今回利用しよう」となり、「貸し」が増えるほどフィクサー本人はどんどん「ラク」になっていくという構造になっているらしい。 そしてわがドン・コルレオーネ。彼もまた無一文からのスタートであるから角栄とあまり変わらない。 元手となるものがない彼が「元手」とした最初のものが、街のダニであるドン殺しであったことは「Ⅱ」で判明する。彼が仲間に「貸し」を作り、優位に立つための「元手」、それは「人殺し」だった。そして「フィクサー」としての彼の手法は、「金を取らず」「貸し」を無限に積み重ねていくことで営まれてゆく。上記の「どんどんラクになる」の方程式に従って。このへんが、「Ⅱ」でのコロンボ夫人問題の時に如実に描かれていて、ヴィトの「手法」を鮮やかに見せる。しかし、ヴィトはあくまで「古い時代の町の相談者」に甘んじて、それ以上に「儲け」ようなどと思っていない。 ところが、大学出のマイケルは、単なる「もめ事調停人」から脱することを望み、そして「親父の時代のヤクザな仕事」から徐々に手を引いて、まっとうな「ファミリー」へ脱皮しようとしていくのだが…。 ちなみに、マイケルにヴィト譲りの並々ならぬ「ネゴシエーション」能力が引き継がれていることがはっきりと描かれている場面が「Ⅰ」にあります。皆さん、一瞬考えて見てください。 それは、シシリアでアポロニアに一目ぼれした彼が、拒絶する彼女の親父さんを口説いて面会にこぎつける場面です。 【パブロン中毒】さん [DVD(字幕)] 10点(2006-06-25 22:03:47) (良:2票) |
302.《ネタバレ》 ゴッドファーザー。。。この神格化された響き。 どこを見ても名作傑作大作と賛辞や賞賛のオンパレード。 気にならないはずは、もちろんない。 「いつか観よう、いつか観よう」とずっと心の中にあった。 しかし、どうもこの映画から漂ってくる陰惨でダークなイメージが俺を寄せ付けずにいた。 きっかけは、レンタルショップでテキトーに借りた「チョー駄作」のせい。 この駄作(しかも2連発)のせいで、俺は決心した。 わけのわからん無名映画に手を出してクソみたいな気分にさせられてるくらいなら、いくら自分の感性に合わなさそうでも世間的評価の高い名作傑作大作と呼ばれる類のものに挑戦してみる方が、圧倒的に有意義な時間を過ごせるのではないかと。 で、3部作を一気に借りてきたのである。 さて、今、パートⅠを観終わった。 正直、困っている。 それは、やっぱり俺にはこの世界が分からんからだ。 もうね、全くわからん。 なぜこれをカッコイイと思えるのか。。。 不思議でたまらん。 「重厚?」 確かに重厚だ。 でも、それだけだ。 いや、むしろ、この重厚さは鈍重にさえ思えてくる。 ひらたく言えば「かったるい」のだ。 ファミリーの為だとかエラそうな大義名分を掲げながら、その実、結局は自分たちが生き残るためだけに、都合よくアッチを殺しコッチを殺し。。。ウソなんぞ平気の平左。 自分の主張もコロコロ変える。 ひたすら保身の為にあたふたしてるだけのこと。 どんなに役者が渋かろうが関係ない。 結局は悪事を働き、善良な市民に多大なる迷惑をかけて、裏社会の甘い汁を吸ってノウノウと生きてるゴロツキの話だ。 こんな輩が何をえらそうにほざいても、何の説得力もない。 コッポラは、本当にこんなつまらんギャングどもをカッコヨク撮ろうとしたのか? 逆じゃないのか? 「表向きはシブく見えてても、本当はこんなにしょーもないヤツラなんだよ」って言いたかったんじゃないのか??? そう思えて仕方がない(それにしたってもっと見せ方があると思うが)。 さてと。。。パートⅡ、パートⅢのDVDが俺の前に並んでいる。 俺は不安だ。 果たして俺はこんな映画を最後まで見届けることができるのだろうか。。。 辛い時間になりそうだよ、オカアチャン。。。 3本一気になんて借りなきゃよかった。。。(T-T) 【とっすぃ】さん [DVD(字幕)] 4点(2006-06-02 03:11:30) (良:1票)(笑:1票) |
301.ゴッドファーザー・・・誰しも聞いたことのある作品だが私は今まで見る機会がなかった。今回初めて見て思ったことそれは、日本のヤクザ映画の方が絶対面白い!ってこと。楽しみにしていたのに、全くもってダルかった。マーロン・ブランド・・・どんなにカッコよく渋い男なのだろうかと期待していたが、演技も顔もただのその辺のおっさんじゃん><威圧感とか全然感じられなかった。あと、登場人物が多すぎて、最初、誰が誰なのかよく分からなかった。もう一度見返したら理解できるのだろうけれどそんな事に時間を費やしたくない。私にはその程度の映画だった。 【はりねずみ】さん [DVD(吹替)] 3点(2006-05-31 23:14:19) |