246.ストーリーも違和感がなくてすごく良かった。ただ、宇宙船に入っていくところでセットがちょっと安っぽかった。ジェロームが扉を閉めたとき、悲しそうでも卑屈でもなく、ちょっと幸せそうな顔だったのが泣けた。 【さら】さん 9点(2005-03-14 11:03:45) |
245.《ネタバレ》 近未来の描き方がうまく,違和感がほとんどありませんでした.テーマがかなり面白くて引き込まれたのですが,話の流れ的にエキサイティングな部分が少なく,少し退屈な印象を受けました. |
244.《ネタバレ》 細部の不完全さが気にならないほどテーマや映像に見入ってしまった。生まれながらに「才能なし」(本作では不適格)と識別されたビンセントと、生まれながらに「才能満載」と判別されたジェロームや弟との対比、殊にビンセントとジェロームとの関係はなんとも言えないものがあった。ビンセントは完全さを求め、ジェロームは不完全さを求めていた。お互いを補い一人の人間として生活していた二人が、ビンセントが宇宙に行くことによって、分裂し、ジェロームは死ぬしかなかったのかな。でもビンセントは宇宙に行けば心臓疾患に耐えられないだろうし、ジェロームが死ぬとき、銀のメダルが金に変わっていく様を観ると、結局は運命は変わらないとも読み取れるんだけど…。なんか悲しくなったな。さらに、ビンセントは実の父にも自分はジェロームだと偽らなければならなかった想いを考えるとなんかジーンときました。色々メッセージが込められてて、とても有意義な時間が過ごせました。 【銀次郎】さん 10点(2004-11-18 04:02:14) |
243.《ネタバレ》 サスペンスとして、ドラマとしても本当に素晴らしい作品でした。近未来はどんなに本人の努力があろうと遺伝子の優劣で判断されてしまう時代に、自分の遺伝子が劣っている事を知りながらも宇宙飛行士という仕事を夢見る一人の主人公ヴィンセント。ある日、遺伝子は極めて優秀なんだけど車椅子に座り、夢に絶望したジェロームという男に出会う。そしてヴィンセントは自分の夢を叶えるべく、ジェロームになんとかなりすましていく。そんな中ガタカ内で殺人事件が起こるんだけど、刑事が殺人犯を調べていく過程が、もうドキドキハラハラもので見事です。最終的にはバレずにヴィンセントの夢が叶ってメデタシメデタシな訳なんだけど、それまでの執念が半端じゃない。本当に感動しちゃう。だって普通こんな時代に生まれたヴィンセントの劣った遺伝子で、宇宙飛行士になんかなれっこない。なれるはずが無いんだ・・・(YY 劣った遺伝子を持ちながらも大きな夢を持ち、それを叶えたヴィンセント。それは優秀な遺伝子を持ち、夢に敗れたジェロームとは正反対の人生なんだよ― そう。現代だろうと未来だろうと遺伝子なんかよりももっと大切な可能性を人間は持っているんだ。そしてそれが作品全体の中から、そして遺伝子というものを超越した一人の男の執念から、それが沸々と静かに湧き出てくるようだったんだ。この作品はまた何年か後に見たくなるなるんだろうなあ 【ホーラン℃】さん 10点(2004-10-03 22:54:16) |
242.《ネタバレ》 サスペンス的な要素にどきどきさせられますが、基本的には懸命に努力する主人公の姿こそが最大の見どころかと。絶対にバッドエンドになると思いながら観ていたんで、ハッピーエンドでほっとしました。ジュード・ロウは切ないですね…。何も死ななくともなぁ~という気がします。いえケチつけてるわけじゃなくて、彼は彼で生きていて欲しかったって思うんですよね。 【あさしお太郎】さん 8点(2004-09-23 00:32:22) |
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240.《ネタバレ》 登場人物や舞台の無機質さが未来的で印象深い。運命に抵抗し、叶わぬ夢をなしとげた2人の男の生きっぷりに感動。 【オカピ】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2004-08-23 01:10:33) |
239.既に自分の限界も希望を持てない未来も知ってしまっている俺にとってみれば今更遺伝子が劣性だろうが優性だろうがどうでも良い事であって、そんなものよりも普通に生きていくためのヤル気が欲しい。ただ、この映画のように遺伝的な疾患を無くそうという試みは素晴らしいから遺伝子操作もまんざらでもないと思う。ぶっちゃけ、人間の能力なんてものはパソコンの能力に比べれば記憶力も計算力も比較にならないほどだし、空だって飛べないし、水の中で生活だってできやしない・・・すみません、ガタカたものを言い過ぎました。 【taron】さん 8点(2004-08-21 23:21:38) |
238.4、5年前に友達に紹介されたんだけど、やっと見ることができました。 やっぱ、不適性者でも適性者の能力を超えられるってとこが良いですね。 【B級大好き!】さん 9点(2004-08-10 19:44:23) |
237.ジュード・ロウの最後が可哀想でした。ユマ・サーマンが色っぽかった。 【ギニュー】さん 7点(2004-08-07 23:34:04) |
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236.つまらなくはなかったが、個人的には少し盛り上がりに欠けたなぁというのが観終わっての第1印象。目新しいようで、実は根底にあるテーマは結構ベタ(落ちこぼれのレッテルを貼られた主人公が最後にはエリートを打ち負かす的な)かなと。でも最後のシーンなんかは考えさせられる部分があり良かった。あとユマ・サーマンのちょっと妖しげな美女なんかは相変わらずハマリ役。 【ピボーテ】さん [映画館(字幕)] 6点(2004-08-05 03:01:52) |
235.《ネタバレ》 初めのうちは、ちょっと冗長な感じで、このままのテンポで続くんかなぁと思っていたけど、ビンセントがガタカに入ってからは、もうドキドキハラハラで最後まで見てしまった。映像はクリエイティブで、スタイリッシュで、セットから人物に至るまで、とても綺麗。それに、イーサン=ビンセントは、「リプリー」のマットより遥かに、ジュード=ジェロームに似てた。初めはどこが似てるの?と思ったけど、物語が進むうちの、雰囲気がどんどん似てくるのが凄くて、それとともに、二人の心理的な沿い方が、切なくなるほど重なり合っていくのが、ドキドキに拍車をかけた。この作品は、多分、アメリカなんかで優秀な人間の遺伝子を冷凍保存してどうたらいう話がマジだったって頃なんだと思うけど、優秀な遺伝子を掛け合わせれば優秀な人材が生まれるくらいなら、世のセレブは子供の不始末に嘆かないよね。勿論、受精卵の段階で劣悪部分を排除して、完璧な環境に置いてという設定ではあるけど、やはり、そういうものではないような気がする。本作のテーマは、人の可能性、夢を追う権利、不可能への朝鮮で、やはりアメリカの開拓精神を示しているんでしょうね。ドクターの最後の選択とジェロームの最期は、グッときたなぁ。「息子は君の大ファンでね」って、ドクターはジェロームのパパだったんだね。そして、この先は、ビンセントのパパになる覚悟があったんだろうな。でも、ジェロームの最期は、やはり衝撃的だったよ。確かに、「旅」に出る以上、体を残すわけには行かないのだろうけど。「ちょっと・・、それはないよぉ」と、ズキズキしてしまった。ただ、ハラハラ、ドキドキ、ズキズキできて、そのわりに、案外あっさりと終わってしまったのが、ちょっと物足りなかった。それにしても、ジュード・ロウは、やっぱり存在感、あるよね。第一線に出てくる役者って、何か違うオーラがあるのよね。 【由布】さん 8点(2004-07-31 01:09:48) |
234.色々と考えさせられる。自分が生きている時代は関係なさそうだが、遺伝子で差別化する世の中は必ず来る。劣等遺伝子でも努力すれば優秀な遺伝子を持つ人間を超える事が出来る。夢に向かって努力し、後ろを振り返らずに突き進めば望みを叶えられる…と言う大切な事を再確認させてくれる。この映画を見るとモチベーションが上がります。 |
233.《ネタバレ》 反発は覚悟の上で書くが、これは「アメリカ万歳」映画だと私は思っている。 一般的にアメリカ万歳映画だと思われているアレやソレに高評価を与えている私なんだけれども、それらの圧倒的なスケール感は、今の時代ではやはりアメリカじゃないとできないということは否定できないし、軍や宇宙技術といったアメリカの充実した「ハードウェア」に依存している面は大きい。一方こちらは未来のNASAである「ガタカ」が舞台だが、中心に描かれるのは遺伝子によって人生を決められた人間の運命への抵抗と、それへの勝利並びに敗北である。 どうも日本人の多くの傾向として、滅びや別れの悲しい運命が待ち受けていようともそれを潔く受け入れる姿は美しいと考えがちである。この映画を見た人の中にも主人公に対し「何もそこまでしなくたって・・・」と思う人は少なくないと思う。しかしその運命の渦中にいる者にとっては今にも逃げ出したい現実でしかない。実際映画の中では何かと遺伝子的に優れた弟と比較され、生きるために必要な自尊心さえ傷つけられる。主人公が宇宙飛行士を目指す理由も現実から逃げることだった。アメリカという国はフロンティア精神と言われるように自ら進んで開拓していくイメージがあるが、実際のところは清教徒が迫害を逃れるために新世界に希望を求めたというのが本音であり、やがて移民が増えるに連れ徐々に西へ西へと地平を広げていく過程で自由、自主、独立、開拓・・・アメリカのパブリックイメージであるこうした国民性を手に入れた。時には銃で先住民を駆逐する「犯罪」を犯しながら・・・主人公もこうして宇宙という「西海岸」へ到達し映画が終わる。 決められた運命を受け入れるのは美しく見えるが、本来人間と言うのはより良い存在になろうとすべく努力を重ねる。それは生きるために必死に道を探す、「生物」としての人間の姿でもある。(私は決して主人公の犯罪を肯定しているのではない。ただ自分の生きる道が自分の運命とは違う所にあると知って罪を犯すことを選んだその心を否定はできない)ドクターが最後に不正を許したのもジェロームの人生の選択も、あくまで自分自身として生きようとした主人公に胸を打たれ夢を託したからだと思うが、その姿は自分の道は自分で切り開くプラスのイメージでのアメリカ人の在り方でもあった。 これはアメリカの精神の部分に光を当てた「アメリカ万歳」映画だと思うのだ。 |
232.金をかけずともSFはつくれる。何回見ても飽きない映画って意外とこういうのだったりする。 【ドレミダーン】さん 7点(2004-07-11 15:24:25) |
231.題材は悪くないが、私は科学では人間の才能なんてはかれっこないと固く信じて疑わないので感情移入できなかった。そのせいなのか管理する側の脅威や恐怖がうまく表現されていないように感じる。全体的に緊迫感に欠け、なぜか物語に入り込めない。題材は悪くないのだが。 【えいざっく】さん [ビデオ(字幕)] 6点(2004-07-10 13:26:04) (良:1票) |
230.キスしてはダメだー と思いながら見ていました。自分の体の一部を残さないというのは思ってみればすごく禁欲的なことですよね。 【かじちゃんパパ】さん 8点(2004-07-09 12:45:33) |
229.《ネタバレ》 「お前には無理!理由は何かって?そういう遺伝子やから。」 …これゃまた絶望的な未来ですな。 メイン3人の演技の素晴らしさもさることながら脇役人も良かった。 兄の遺伝子以上の能力を認めた弟。 遺伝子と逆らう主人公に息子の未来を夢見た医師。 エンタテイメント的な感動や楽しさは無いが、余韻がなんとも言えない傑作。 見てよかったとしみじみ思いますわ、ハイ。 【ふくちゃん】さん 9点(2004-07-02 16:15:01) |
228.ユマ・サーマンが出てるから観ました。でも、それ以上にイーサン・ホークとジュード・ロウが良かった。 【★ピカリン★】さん 5点(2004-06-19 16:35:37) |
227.劣性遺伝子を持つイーサン・ホークと優性遺伝子を持つジュード・ロウを対比しながらの物語の展開が素晴らしかった。良い意味でも悪い意味でも完璧という言葉は存在しない。 【ゆきむら】さん 10点(2004-06-16 02:27:23) |