78.現代を生きるごく一般的な高校生が最も嫌う事は“努力”し“妥協”しない、という事。ましてや夏休みの補修に参加させられる程の女子生徒達が“努力”し“妥協”しないなんて事はまずありえない。その証拠に、補修をサボる口実に吹奏楽部に弁当を届けるという場面でも数多くの“妥協”を繰り返し、“努力”などまったくと言って良いほどしていなかった。さらに弁当を摘み食いし、その弁当を腐らせ、石を詰め、さらには補修をサボる口実にジャズを始める始末。ここまで振り返ると、彼女たちは面倒な事はそっちのけで、楽な方楽な方へと逃げ(これが妥協)、結局何一つきちんと成し遂げてはいない(努力ゼロ)。そんな彼女たちも徐々にジャズの魅力に引き込まれて行く。が、やはり妥協の彼女たちは何をやっても中途半端。楽器代を稼ぐ為に始めたアルバイトも練習も路上ライブも。どれもこれも見苦しいほど中途半端。しかし、徐々に彼女達のジャズへの直向きな情熱が表へ出てくるようになる。自分達から積極的にジャズの先生を頼んだり、壊れた楽器の修理をしたり、他にも自主練習をしたり、衣装を作ったりと様々な所で積極性や努力が見られ、そしてその成果はきちんと音として現れていた。冒頭であれほどまで雑で、適当で自己中だった彼女達が、ここまで上達し成長し、結果を出たしたのには素直に感動し、清々しい気持ちになれた。そして彼女達のやる気の源になった物は、彼女達のジャズへの深い愛と、ジャズを心から楽しもうとする彼女達の直向きな純粋さが結果をもたらしたのだと僕は思った。そんな彼女達に僕は大きな拍手を送りたい。 【ボビー】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-05-26 22:14:40) |
77.見ていてホント楽しくHAPPYな映画で、見ている側もノリノリになっちゃいます。やはり全体的にウォーターボーイズとかなり似てしまうのですが、音楽(ジャズ)が大好きな人はこちらの作品の方が見ていて楽しいかも。しかしウォーターの方がまだ現実感があったと思えますが、スウィングもそれはそれでありえないから面白いと言う事でアリでしょう。最後のスッキリ気分爽快感はかなりの物です◎ 【Ⅴ.I.ッKU-S】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2005-05-19 23:23:48) |
76.最高です!!上野樹里さんも本仮屋ユイカさんも音楽も何もかも!!とっても楽しかったです(^^) ラストシーンはついつい音楽に合わせて体もゆれてしまいました。。。ウォーターボーイズよりも女の子が主役の分好きですね☆ 上野樹里さんがとってもかわいらしかったです。そしてなまりがさらにかわいらしさを増してました(*^^*) 矢口史靖監督と上野樹里さんの副音声みたいなモードでも見てみて、レアルマドリードの選手の前で演奏したときに失敗してしまって泣いちゃって、それを楽譜で隠してたとかっていう話や、信号機のところで踊ってるシーンも実際はかなり長い間踊り続けていたとかいう話もおもしろかったし、そういうのが収録されているDVDプレミアム版も見たくなりました。最初はレンタルして見たのですが、思わずDVDも買っちゃいました。今になってDVD3枚組プレミアムBOXがほしくなっちゃいました。完全予約限定生産だなんて・・・ どこかで手に入らないかなー・・・(>_<) 【mako】さん [DVD(字幕)] 10点(2005-05-16 12:37:07) |
75.ありえねー!!!っていうのが無粋だというならばもっと 演出をケレン味たっぷりにして非現実さを良しとするような ものにするべきだ。ウォーターボーイズもそうだが、本当の意味で テーマとなるもの”シンクロ”せよ”ビッグバンド”にせよ、 それに対する愛が薄っぺらなのだと思う。だからこそ場当たり的な ギャグで笑わせようとするのだと思う。笑えないし。きっと 彼女たちの本当のドキュメンタリーを見たほうがきっと感動する のだと思う。監督自身が楽器を演奏できた時の喜びを全く理解して いないのか、それともそういった過程に面白さを感じていないのか 腹が立つほど音楽の楽しさを感じさせてくれない。 ”スクール・オブ・ロック”のロックに対する愛の足元にも 及ばない、なんとも音楽、映画双方をなめた作品に仕上がっている。 【GO】さん [DVD(字幕)] 1点(2005-05-15 21:13:58) (良:3票) |
74.なかなか楽しい映画でした。初心者があんな短期間で楽器演奏が上手くなるなんてありえない!というツッコミはとりあえず置いておきましょう(ある意味ファンタジー作品なのか?)。「ウォーターボーイズ」に続き竹中直人が出演していますが、今までの彼のクドすぎるほどに過剰な演技に飽き飽きしていたので、今回のやや抑え目な先生役はなかなか新鮮で良かったです。 【ライヒマン】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-05-08 18:19:59) |
73.《ネタバレ》 「ウォーター・ボーイズ」の女の子ジャズバンド版…という意見の通り、まんま展開は「ウォーター・ボーイズ」ですね。しかし、ぶっちゃけたところ野郎の水着姿を見てるよりは女の子が楽器を演奏してるのを見ている方が男の自分としては良いわけで(笑)、そう云う不純な動機を抜かしても、音楽好きな自分としてはこっちも捨てがたいわけです。実際、楽器をやるってのは相当大変なわけで、「あんないきなり上手くなるのなら誰でもプロになれるやいッ!」と云う事になるんですが、実際に壁にぶち当たって延々挫折してるところを見せられたんじゃせっかくの“娯楽としての楽しい映画”が台無しですからね、「音楽の面白さがわかったから上手くなったんだ」といった感じで強引に納得しましょ。圧巻なのはやっぱりラストの演奏ですね。しかしその前の電車の中でラジオから聴こえてきた「A列車で行こう」を聴いていきなりセッションを始めるのもなかなか好きです。色々な面でツッコミ所はあるし、ジャズだってもっと奥の深いものですが、そんなこと考えずに、思いっきり楽しめる映画だと思います。 【クリムゾン・キング】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-05-03 02:49:37) |
72.楽しそうだね。でも、ただそれだけ。「笑ってこらえて」の吹奏楽の旅をさらに密着取材したほうが、まだいい映画が作れそうな気がした。ウォーターボーイズのコピーで、ウォーターボーイズ未満。この映画にはそんな感じを受けた。笑える面白さはあったが、ウォーターボーイズにはあったような、「interesting」な面白さが皆無だったと思う。友達にきっといいよって言って一緒に見てたけど、途中からその友達の顔がまともに見れなくなってた(涙) 【透き通るBlue】さん [ビデオ(字幕)] 2点(2005-05-03 01:02:47) (良:1票)(笑:1票) |
71.ウォーターボーイで「いつのまに全体練習したの?」と思った時と同じ場面がありましたねぇ。でもやはりそれがなくちゃ話が前に進まない。いてまえ!そしてラストに突入。みんな青春してますね。自分ひとりじゃ小さいけどみんなとあわせるとこんなにすごい事ができる。時々こういう映画は見るべきですね。 【ぼちぼちさん】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2005-05-02 01:16:22) |
70.《ネタバレ》 物語のメインとなる彼女たちが、音楽を楽しむことに喜びを見出している点ではいいと思いますが、でもあんだけ上手くなるにはかなりの苦労や挫折を味わうんですよ。そのなかで「もうこんなのやりたくない」と何度投げ出しそうになったことか…。この映画には、その描写がほとんどない。吹奏楽歴たかがうん年の私が言うのもなんですが、経験者として言わせてもらうとこの映画の彼女たちはものすごいノー天気な人か、生まれつきの天才です。そういうこと何も考えないで気楽に見ればいいんだよ・・・と自分ではわかっているつもりですが、どうしてもそう思ってしまうのです。これを観てジャズを始めた人っているのでしょうか。そしたらきっと一筋縄ではいかない音楽の複雑さに直面していると思います。ジャズというかっこいい音楽の、その明るい部分だけ出して映画にしようだなんて、ずるい考えですね。 【ウィマ】さん [DVD(字幕)] 4点(2005-05-01 23:46:36) (良:2票) |
69.今回はメインキャラが皆そこそこ顔が良い(美男美女系)であり、竹中直人の演技も抑えてしまっているため、従来の“矢口作品”と比べ、今ひとつパンチ力不足であったように感じた。ただ、“この素晴らしき世界”(猪)のシーンはさすが面目躍如というか、マイッタ! 【いわぞー】さん [DVD(吹替)] 7点(2005-05-01 20:58:28) |
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68.演奏シーンがやっぱり山場で見ごたえはあるけど、その前にメイキングを見てしまって、彼女らのゼロからの奮闘ぶりや、苦悩の日々が背景にあることを知って、さらに感動してしまった!即席バンドなので必ずしも上手くはないけど、上手く見せるのが目的じゃないしね。ある程度演奏の部分が完成してから、撮影に入ったと思うので、バンド組み始めた時のような、「へたくそ」に演奏するところなんて難しかっただろうと思いますね。 【ブッチ・ハーモン】さん [DVD(吹替)] 7点(2005-05-01 09:11:43) |
67.まんま「ウォーターボーイズ」じゃんという意見はわかります。しかし、笑いも前回(ウォーターボーイズ)より劇中に馴染んだ笑いだと思うし、全体のテンポも良く、最後まで時間を気にすることはありませんでした。そして今回また竹中直人が出ていますが、コレもまた前回のように邪魔というか浮いた感じもせず、けしてでしゃばらず、物語にシッカリ馴染んで良い存在になっているんじゃないでしょうか。口ばかりだし出来そうに見えて出来ない、コレがやっぱり竹中直人だと勝手に思っていますから。このように、まんま同じような話でも確実に1ランク上の作品にしてくれるのであれば、わたしは大歓迎ですね。それにしても関口さん、ほんにいがったなぁ~おれは惚れたずう・・・で、良いのかな。 【カズゥー柔術】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-04-27 22:36:35) |
66.なんかドタバタしててテンポも悪いので途中で飽きかけましたがラストは良かったです。ジャズいいですねえ |
65.最後まで十分楽しめるけど、キャラクターにいまいち愛着が湧かないからメインの4人をもう少し掘り下げてもいいと思う。まぁ、こういうキャピキャピ集団は男にはたまらんもんです。ベースの女の子が一番かわいい。 【ぷりんぐるしゅ】さん [ビデオ(字幕)] 6点(2005-04-24 02:49:06) |
64.Wボーイズ的を求めて見るわけだし、以上の物ではなかったが楽しかった。 |
63.爽快。欲を言えばメンバー一人ひとりにもっとスポットライトが当たれば良かったケド、いかんせんビッグバンドで人数が多いからねえ・・。ザ・コミットメンツを思い出しました。 【★ピカリン★】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-04-18 17:12:53) |
62.観終った後、今でも延々と頭の中で「シング・シング・シング」が鳴り響き続けています。会議中でもどこでも頭と心はスウイングモードに突入中、まったくやばい。SG中毒になってしまいました。スウィングつながりで「ベニー・グッドマン物語」「グレン・ミラー物語」も観てしまいました。両作品もよい映画だと思いますが、同じ楽曲でも本作での演奏の方が頭に残りました。演奏の上手い下手ではなく映画の一場面として映像と音楽がストーリーの中でしっかりとマッチングしているのだと感じました。期待以上に心地よく爽快感のある映画でした。また邪道かもしれませんがDVDスペシャルエディションの特典ディスクのメイキングやサイドストーリーを合わせて観ると、主要メンバーは勿論ですが本篇では余り目立たないその他大勢のガールズたちの裏設定の広がりや演奏練習での奮闘ぶり、スタッフの熱意などを見ることが出来て一層楽しく本篇を見ることが出来ました。DVD収録の二種類のオーディオコメンタリーもなかなか楽しく、お陰で立て続けに三回繰り返して観ました。今でも中毒状態が続いていて「メキシカン・フライヤー」から「シング・シング・シング」演奏のラストシーンを毎日のように見ています。ちなみに「スウィングマン」(木下ほうか・宮崎あおい主演)は野球のバットでどつきどづかれるお話なので決して真似をしてはいけません。 【ぶくぶく】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-04-17 17:54:34) (良:1票) |
61.ヒジョーに評価が難しい作品。まんまウォーターボーイズを女の子とジャズに替えただけだから。でもそれが面白いから困っちゃうのよね…。「面白いけど、作品として評価するのはどうかな?」って感じ。テンポもいいし、各所のくすぐりどころも外していなくて寒くはない。役者もみんながんばっている。でも、どれもこれも映画レベルには達していない。テレビで流せば傑作だけど、映画といわれると“?”がつく。いや、本当に映画館で観てもモトは取れると思うのよ。楽しいから。そーいった意味では、踊る大走査線の映画と同じ感想でした。ま、踊るのスタッフが噛んでるわけだしね。7をあげると映画を冒涜しているような気になるので6にしときます。でも好きです(わけわかんね)。 【ダブルエイチ】さん [DVD(字幕)] 6点(2005-04-15 18:35:05) |
60.正直つまんないです。純粋なのに無駄にエロいところに矢口のしたたかさを感じた。 【DELI】さん [DVD(字幕)] 4点(2005-04-13 22:52:22) (良:1票) |
59.ノリについていけないとこはある。吉本新喜劇を見てるようなノリ。私の好みでは無いノリ。でも主役の女の子のノリの良さ、ラッパ吹きながら踊るノリと最後の演奏はやはり及第点。技巧はともかくこうして頑張ってここまでやれるようになったんだよ!と云う学芸会的なノリは見事に成功で、普段ならきっとうすら寒く思うような展開なのにブラボーって叫びたくなった。これはこの監督さんの技量ですね。ウォーターボーイズは見てませんが、やっぱ最後は生徒達の演技で終わるのかしらん? |