10.柴崎コウは、なぜテープを下駄箱に台風の日に、返さなければならなかったのか。色々考えると問題山積です。 【SAT】さん 6点(2004-05-22 10:15:17) |
9.成就しない初恋、片思いであっても死別であっても破局であっても、その後幾つになっても、色々な思い出は消え去ることがない。もう他の人は愛せない人、新たにめぐり合った人を愛する人、それは人さまざまであるが、思い出を抱えたまま寿命ある限り自分の時間を生きてゆかなければならない。胸を痛くさせられるその思い出が同時に自分を力づけてくれるものであったら幸せだと思う。若い二人の駆け引きも邪心もない純愛模様は若いっていいなぁと感じるが、歳のせいなのか涙はおろかグッと胸に迫ってくるものもなかったなぁ。平井堅の『瞳をとじて 君を描くよ それしか出来ない』という歌詞だけが、本当にその通りだと胸にこたえた。 |
8.《ネタバレ》 単純に「よかった」と思える作品だと思います。私は原作を読んでないけれど、読んでみたいと思いました。主人公と同じ年代だったので、時代背景を含め、感情移入はそれぞれできました。 高校時代のみずみずしさを抜けるような青空で、アキを失ってからの空虚感を曇り空で対比するように表す手法も気に入りました。だからこそ、ラストのエアーズロックでの青空が映え、爽やかな風が通っていくのだと思います。 でも、柴咲コウさんの役はちょっと要らないかもな~ 森山くんと長澤さんの演技がすばらしいので、余計にそう思えるのかもしれないけれど。 私的にはシゲ爺がアキに「キレイだよ」と言ってあげるシーンが好きです。 |
7.《ネタバレ》 号泣でした。前半の朔とアキが好きなものを言い合っていくところで、なぜかすでにぐっと来てしまいました。何も失うものがないと思っていた純粋なあの頃のことを思い、そしてこの後の展開のことを考えると切なくて、、、。映画を見ている間、「ここではどんなセリフが出てくるか」と期待する場面がたびたび登場しましたが、その度に期待を裏切ることのない素敵な言い回しで涙しました。さすが、原作が小説だけあって、詩的だなと思いました。それにしても、大沢たかおと森山未來くんは似すぎですね。 【ひなた】さん 8点(2004-05-15 11:53:21) |
6.とても心に染み渡る映画でした。カセットテープでのやりとりは時代を彷彿させられしみじみとさせられつつ、白血病の彼女との恋愛で愛する人が先に逝ってしまうことのどうにもならない悲しみも感じさせられた。額縁に残る、ツーショットを思い出すだけで涙がでそうです。。 【アンリ】さん 9点(2004-05-15 00:14:08) |
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5.《ネタバレ》 どんだけ時間がたっても森山未来(&大沢たかお)と長澤まさみはサクとアキとして頭ん中に絶対残るんやろなぁ、と。一番泣けるシーンじゃ無いけどお気に入りの印象深いシーンは「ロミオ参上」のセリフの所、サクも絶対に苦しいのにコノセリフ、、、涙。。考えれば考えるほど、深く色々感じられました。柴崎コウとダンディはもひとついらん、、、それでも、悲しくも美しい思い出のような映画です。 【ヒロヒロ】さん 9点(2004-05-14 00:20:44) |
4.《ネタバレ》 美少女が白血病で死ぬなら赤いシリーズじゃないのなんて事思いつつ、多少泣いてもいいかなと思って観に行ったんですが、泣かせのトラップに引っかかりまくり、涙のジェットコースタームービーでした。これは男の方が泣ける映画なのではと思いましたよ。私は大沢”朔太郎”の言葉にやられましたよ。淡くまぶしい大切な恋も痛くツライ重たい恋も忘れてしまう訳無いじゃないですか。みんな心の底に沈めて気が付かないフリしてるだけ、どこかで引きずりながら生きてるからオリも溜まるんだよ。大沢”朔太郎”の亜紀への想いは心の中でワインの如く熟成されているのに、テープの中の亜紀はストレートでフレッシュなままで戸惑い、苦悩する。長い時間と婚約者がいてやっと整理のつく事かもしれない。死に行く亜紀に何も出来ない無力感を味わった朔太郎だが、死んだ人間に対して何か出来るのは生きている人間だけなのだ。地球の中心って生きている人間の数だけあるんだなんて感激してしまった。ただ婚約者のビッコ、カラミ方や行動などに不自然さが拭えない。あと散骨シーンはどの映画で出てきても「ビック・リボウスキ」を思い出して笑ってしまう。一緒に観に行ったXイチネエちゃんの新婚旅行先はオーストラリア、エアーズロックで、離婚理由はダンナさんがある病気を隠していたからなんですよ、このオンナに愛をさけぶヤツはいないと確信した。 【亜流派 十五郎】さん 9点(2004-05-11 23:09:20) |
3.うーん、なぜだろう、心が動かなかったなー。周りから聞こえるグスグスに反比例するように心は乾きっぱなし。監督の前作『きょうのできごと』は行定色たっぷりで満点を献上しましたが、今作は『ひまわり』の延長上にある死生観、残された者のけじめというテーマが、なんかあっさりし過ぎていて肩透かし。最初は監督を断ったのもわかるような気がしました。『花とアリス』(同カメラマン)では気にならなかったカメラの揺れもこの作品では、テーマの重みからか「頼むからもっとどっしりしてくれー、止まってくれー」とさけび続けました。愛をさけばしてはくれず、残念無念の一本。 実際に頭を丸めた長澤まさみの役者根性に+1点。 【彦馬】さん 5点(2004-05-11 17:36:37) |
2.これが“奇跡の純愛”らしい。どのあたりが奇跡なのかさっぱり分からんけど。後ろ向きな言動ばかりが目につく成人のサク(大沢たかお)に腹が立った。長澤まさみの魅力だけで成立してる映画。ただ、それだけ。 【Minato】さん [映画館(字幕)] 4点(2004-05-09 23:03:47) |
1.《ネタバレ》 女ならなく映画かなと思ったけど、男だったので涙は流さなかった。小説でこの設定があったかわからないけど サクが結婚をしようとしている律子が実は過去にアキとのカセット交換でカセットを運んでいた小学生だったという設定に少し無理を感じた。前編としては少し長めだけど、原作がベストセラーなだけに心に残る作品でした 【ALEC】さん 7点(2004-04-28 19:32:23) |