669.1回目見た時は、全然わかりまへん、ていうお馬鹿状態。2回目見て(つーかテレビでだが)ようやく、それぞれのキャラに自分なりの解釈ができたつもりになった感じかなぁ。千尋にもやっと感情移入できるようになったし・・・あ、それは自分の心境の変化か(笑)。でも、映像の端々に見える環境問題への警鐘の見せ方は、イマイチ露骨すぎるのかなぁ・・・あんま好きじゃないですな。今後評価が変わっていく作品でしょう。 |
668.我欲を満たすため思うがままに飲み食い、限りなく増大する欲望を満たすごとにその姿は醜悪となり、自分以外の人間に嫉妬し巻き込もうとする。「カオナシ」は心の拠り所を失った(文字どおり「顔」がない)人間自身の暗い部分の姿のように感じた。大人はそんな伏線を思い、子供はまた美しい絵と幻想的な世界にどっぷりハマり、広くも深くも楽しめる。両親が豚に化けてしまうシーンは純粋な子供には本当にショッキングな場面のようで、泣き出してしまった子供もいたそうだ。日本固有のヤオヨロズの神々が訪れる銭湯という設定や、そこで働かされるという物語も斬新で凝っていて、分かりやすくも大変内容の濃い作品だったと思う。湯婆婆は当初完全なゴウツクバリの悪人かと思ったが、開放するという約束はキッチリ守り、良い仕事はそれなりに評価する点で、最後にはプロの「商売人」に見えてしまって可笑しかった。やはり宮崎氏の作品にはムスカを除いて完全な悪人は存在しない。「ハウル」をこの作品と比較してしまうと、個人的にはどうしてもこの作品に比べて薄っぺらなものに見えて仕方がない。 |
667.奇妙な世界が混沌としているところが好きです。油屋の縁側?で海を見ながら肉まん頬張りたい・・・。ちょっと鼻につくジブリテイストが残念だけど、メッセージが強くなくていいです。feelだけで十分。 【ジマイマ】さん 7点(2004-12-16 12:26:46) |
666.なかなかおもしろい映像展開してくれるなと思ったけど、内容的にはどうも馴染めなかった。声優さんにもちょっと無理があるような気がします。話題にもなって、おもしろい映画なんだという先入観があったからかな。見てて疲れました。 |
665.ご存じのように、日本でもっとも儲かった映画。(2004年現在) しかし、ジブリ映画で一番おもしろかったのは「千と千尋の神隠し」という人には未だに会ったことがない。 【アルテマ温泉】さん 4点(2004-12-12 12:50:40) |
664.深いようで浅い作品と感じた。あと千尋の声優が足引っ張ってるように思えるのはわたしだけだろうか? |
663.観る人によってどのようにも受け取れるモザイクのような作品。 長い時間をかけて読み解いてゆく価値のある作品だと思います。 カオナシと言う強烈にして巧みなキャラクターを世に出したことでも監督の健在ぶりは伺えます。 モザイクには想像力が不可欠。 想像力を以って凝視すればいつの間にか見えないものも見えてくる。 イマジネーションの宝庫。 観れば観るほど面白いですこの作品。 いやはや感服。 【Beretta】さん 9点(2004-12-11 15:53:11) |
【ベルガー】さん 5点(2004-12-11 15:43:47) |
661.《ネタバレ》 やっぱり宮崎映画はいいなぁと思わせてくれる作品、ストーリー展開も結構テンポ早く進んでいくんだけど、なんか見てる人の心理をうまくついてるような映画だなぁと思った。 独特のキャラ、独特の世界観、枕とかざぶとんの中からデカイ赤ちゃんが出てきたり、でもしゃべれたり、腕をへし折ろうとする残酷さを見せたり、でもネズミに変身させられてチョコチョコ後ろをくっついてきたり、ハウルの荒野の魔女も老化が進んだ後のキャラが大幅に変わってたことを思い出した、それがすごく笑えたりする。 とにかく独創的なアイデアは素晴らしい、大人になってもずっと楽しめるアニメなんだろうなと思います。 【ネス】さん 8点(2004-12-11 00:13:00) |
660.《ネタバレ》 一言で言えない事を作品にするのが芸術家だから解説することは難しい。だから感想だな、これは。言葉で言うと陳腐だけど世の中は思っているほど冷たくはないんだよという優しいメッセージがあったと思う。いろいろ世の中って思わぬ落とし穴や不運に見舞われることが結構あるけれど、私達にも釜爺やリンさんやハクがいて、その人たちに助けられて生きていて、その人たちがいるから頑張れたり、立ち向かう勇気が出たりする。そういう人がいるんだなー幸せだなーと気がつかせてくれるから凄く好きなんだと思うなーこの映画。「愛だなー愛!!」(釜爺) 実は私原作を読んでいるんですが、こんな話だったかなー?でもきっとディティールはまるっきり違う話だったと思います。それをあんな世界観に置き換えたのにもびっくりでした。 それから懐かしい人たちや風景を思い出させてしまうんだよね宮崎マジック。おばあちゃん、って千尋が呼んだとき、だーっと涙があふれてしまいました。。誰が何と言おうとイイ! |
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659.絵も綺麗、世界観も悪くない、でもなんでこんなにストーリーが中途半端なのでしょうか。千尋の成長を描くというのなら最後の両親との再会の所で、もう少し両親との関係性が変わっててもいいと思うんだけど、それがないがためにあまり成長物語と言う感じはしない。そして随所に見られる必然性のない展開。なんでもかんでもダンゴ食わせとけ、みたいな千尋の行動はヘン。そしてハクが川の神で千尋とは旧知の仲っていうのもちょっと突飛な感じがする。ハクが自分の名前を思い出すためには必要な設定だったのだろうが、別になくても話の展開には影響なさそう。カオナシは結局何なのかよく分からない。重要なキャラなのであれば最後のあの扱いはないだろう。あと、両親の見分けが何故できたのか・・・とか数えればキリがないです。面白くなくはないんだけど。 【ばたあし】さん 5点(2004-12-10 23:18:04) |
658.再度観てみて初めて面白いと感じた。千尋がいろんな困難にぶつかりながらも健気にがんばる姿は今年就職する自分にもいい手本に見えた。最初の千尋と最後の千尋では別人に見えるからすごい。ところで、館の最初の方で千尋が足がフラフラとかお腹が痛いとか言ってるけどこれって生理がきたということなのでは?だとしたら千尋は精神的にも肉体的にも大人になったということか…。 【ジョージア】さん 9点(2004-12-10 23:12:47) |
657.全体としてはそんな好きではない。けど、もう一度見ると中盤あたりは凄く面白く感じた。カオナシがカエル食べる手前までぐらい?あとリン姉さんだけ好きです。どんな話だった・・?と問われると説明が難しい。直接的ではなくジワジワ来る作品だとは思う。 【HIGEニズム】さん 5点(2004-12-10 21:46:57) |
656.あ~~、宮崎おじちゃん。もう説教はいいよ。昔の時の楽しいおじちゃんでいてよ。 |
655.前作のもののけ姫よりは分かりやすく大人も子供も楽しめる作品になってると思う。困難に出会ってそれを乗り越えていく少女の成長とか、人間が自然を汚している警鐘だとか、欲望の醜さ・はかなさ(金が土になる)やら言いたいことは盛りだくさんで、見る人によってどこに感じるところがあるかは様々だと思う。だから観賞後の感想は千差万別で当然でしょう。私はハクの存在やドロ神様が風呂で川底のヘドロやゴミを洗い流すところに一番のメッセージを感じましたけど。トトロの真っ黒くろすけがいっぱい出てきたり新しいキャラ、アイデアも楽しかった。 【キリコ】さん 8点(2004-12-04 18:26:56) |
654.日本の古来より「自然の中に神がいる、八百万の神」という考えにテーマを置かれていることに驚いた。良い神、悪い神、吐いた息の中にも神様がいる・・・この日本人が受け継いできたはずのことが忘れられ始めていることに、ハッとさせられた。 でも途中からただの姉妹喧嘩の話になった。あれれ~ 【ぱぴんぐ】さん 7点(2004-12-03 21:52:48) |
653.大体この風呂屋に働いてる人達は給料をもらっているのだろうか?まずお金を使っているシーンもなければ貰っているシーンもない。さらに3食宿つきの交代制。千尋はしょうがないとして他の従業員達はそれなりの目的があって仕事をしているとは思うんですけどどうも湯婆婆しか儲かってないように見える。まさかクンタ・キンテと同じで全員奴隷狩りにあって強制労働でもさせられてるのかと思ったけどさすがにそれは子供も観てるからあんまりということで、遠く故郷に残してきた家族の為に月々の給料は仕送りをし必要なお金だけを生活費に使うというようにしている言わば”出稼ぎ”な人達が集まる職場なのだろうと自分を納得させた。 【tetsu78】さん 7点(2004-11-30 23:41:51) |
652.色んなキャラが出てきてとても楽しかった。銭婆がイイです。ゲスト出演のススワタリが可愛かった。いつものことですけど久石譲のスコアが素晴らしかったです。劇場で見たときはデジタル上映だったので映像が凄く綺麗でした。 【ギニュー】さん 8点(2004-11-22 22:24:36) |
651.この作品が出だ当初は、やっぱり「もののけ姫で最後」という言葉が念頭に根強く残ってたんで、やっぱり少し意地悪な視点で見てました。友達と劇場に見に行った時も「なんかなぁ」という感じで、アカデミー賞を受賞した時も「そんなにすごいか?」という考えを持ってたんですが、この度再見して、色々と気付かせてくれるものがありました。まあ、今でも「これがアカデミー賞を取るのか?」という疑問は残ってますが、前よりは意地悪でない視点で見ることが出来ました。キャラはよく動くし、映像も綺麗。油屋(風呂屋)の雰囲気やあの街並みとかはよく出来ていて個人的には好みだし、、ストーリーもそれなりには面白いと思います。カオナシの存在は、あまり伏線として意味をなしてないように思えますが。ただ、やはりそれまでで、飛びぬけているものが無い。つまり結論からいえば「予想範囲内」といった感じです。しかし、ナウシカやラピュタなどの名作を作り出していて尚、ある程度の質を持った作品を作り出すという点では、やはり宮崎駿監督の実力は超一流という事ですね。点数は、本来なら6点としたいんですが、やはり「最後」宣言をして尚監督を続けている宮崎氏に「続けてくれんのは嬉しいけど、ちったぁ自分の言った言葉に責任持てよなぁ」という思いが当初からあるので1点マイナス。 |
650.えええ?面白くないでしょ?これ。テーマさえ伝えれば、内容は支離滅裂でもいいのか?と言う感じがしました。 |