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ミリオンダラー・ベイビー

[ミリオンダラーベイビー]
Million Dollar Baby
2004年上映時間:133分
平均点:6.91 / 10(Review 323人) (点数分布表示)
公開開始日(2005-05-28)
公開終了日(2005-10-28)
ドラマスポーツものスポコンもの
新規登録(2005-01-14)【rothschild】さん
タイトル情報更新(2023-03-15)【TOSHI】さん
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監督クリント・イーストウッド
助監督ロバート・ロレンツ
演出バディ・ヴァン・ホーン(スタント・コーディネーター)
キャストクリント・イーストウッド(男優)フランキー・ダン
ヒラリー・スワンク(女優)マギー・フィッツジェラルド
モーガン・フリーマン(男優)エディ・“スクラップ・アイアン”・デュプリス
ジェイ・バルチェル(男優)デンジャー
ブライアン・F・オバーン(男優)ホーヴァク神父
アンソニー・マッキー(男優)ショーレル・ベリー
マイケル・ペーニャ(男優)オマー
ベニート・マルティネス(男優)ビリーのマネージャー
ジュード・チコレッラ(男優)ホーガン(ノンクレジット)
樋浦勉フランキー・ダン(日本語吹き替え版【DVD】)
本田貴子マギー・フィッツジェラルド(日本語吹き替え版【DVD】)
坂口芳貞エディ・“スクラップ・アイアン”・デュプリス(日本語吹き替え版【DVD/テレビ東京】)
真殿光昭デンジャー(日本語吹き替え版【DVD】)
三宅健太ビッグ・ウィリー(日本語吹き替え版【DVD】)
根本泰彦ホーヴァク神父(日本語吹き替え版【DVD】)
加瀬康之ショーレル・ベリー(日本語吹き替え版【DVD】)
小宮和枝アーリーン・フィッツジェラルド(日本語吹き替え版【DVD】)
園崎未恵マーデル・フィッツジェラルド(日本語吹き替え版【DVD】)
瑳川哲朗フランキー・ダン(日本語吹き替え版【テレビ東京】)
朴璐美マギー・フィッツジェラルド(日本語吹き替え版【テレビ東京】)
楠大典ビッグ・ウィリー(日本語吹き替え版【テレビ東京】)
宮本充ホーヴァク神父(日本語吹き替え版【テレビ東京】)
桐本琢也ショーレル・ベリー(日本語吹き替え版【テレビ東京】)
脚本ポール・ハギス
音楽クリント・イーストウッド
カイル・イーストウッド(追加音楽)
作曲クリント・イーストウッド“Blue Morgan”
編曲レニー・ニーハウス
挿入曲カイル・イーストウッド"Boxing Baby" and "Blue Diner"
撮影トム・スターン〔撮影・照明〕
スティーヴン・S・カンパネリ
製作クリント・イーストウッド
ポール・ハギス
トム・ローゼンバーグ
アルバート・S・ラディ
ワーナー・ブラザース
製作総指揮ゲイリー・ルチェッシ
ロバート・ロレンツ
配給松竹
ムービーアイ・エンタテインメント
美術ヘンリー・バムステッド(プロダクション・デザイン)
リチャード・C・ゴダード
衣装デボラ・ホッパー
編集ジョエル・コックス〔編集〕
ゲイリー・ローチ(編集補)
録音クリストファー・ボーイズ
その他レニー・ニーハウス(指揮)
アンジェリカ・ヒューストン(スペシャル・サンクス)
あらすじ
ボクシング・ジムを経営する一人暮らしの老人フランキー(イーストウッド)にとってボクサーたちは家族同然。その彼のもとに、貧困家庭出身で三十過ぎまで我流でボクシングを学んだ女性マギーが現われる。「女にボクシングはさせない。」とマギーをつっぱねたフランキーも次第にその熱意にほだされ、苛烈さでは男同士の戦いに勝るとも劣らない女子プロ・ボクシングの世界にいつしかのめり込んでいた。汗と血にまみれることも現代のシンデレラが夢を果たす手段なのか・・・。脇役陣の存在感とカメラワークも光るアカデミー賞受賞作品。
ネタバレは禁止していませんので
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103.《ネタバレ》 『ミスティック・リバー』を見た時、この映画は俺には合わないと思った。それは、ただ単に俺の「映画を楽しむ為のカテゴリ」の中に「俳優の演技」という項目が無いからに他ならないのだが、あの映画全体に漂っていた「静寂」がどうも我慢できなかったから。基本的に俺は、映画を素晴らしくするのは何よりも音楽であると思っている。映画がラストに向かうにつれ、感動的かつ壮大なシーンに差し掛かった時に鳴り響く壮大な音楽は、見ている私たちをさらに興奮させてくれる。だから「映画に対する感動」に「音楽」は必要不可欠というのが僕の考えだった。だけどこの映画の場合は違った。『ミスティック・リバー』ではあんなに嫌いだった「静寂」が、こんなにも胸に響いてきたのは初めてだ。正直、音楽が鳴っていたり、大袈裟なシーンが挿入されていたり大袈裟な演出が施されていたりしたら、この映画は台無しになっていただろう。家族や周囲の愛を一度も受けずに、ただただ惨めに30年間も生きてきたマギーと、娘に愛を注ごうとするも、結局はその愛を拒否されてしまいボクシングに生きるしかないフランキー。お互いはお互いにとっての「一筋の光」となり「希望」となる。ラストでのフランキーとマギーのシーンで、二人の顔が一筋の光で照らし出された演出は、お互いがそれぞれにとっての「一筋の光」になっていたという象徴に他ならない。人間の生と死、そして愛の価値。そしてそうしたテーマを、この映画全体に漂う「静寂」は切ないほどに引き立てていた。人間は何のために生きて、何のために死んでゆくのか。生きてさえいればそれで良いのだろうか?本当に愛するという行為は果たして何なのだろうか?この映画はそれを描き出している。何だかあまりにも書きたい事が多すぎて文章が上手く成り立ってない気がするし、まだまだ書き足りないような気もするが、人間の持つ尊厳と価値というテーマを淡々と、それでいて衝撃的に描き出した、僕にとってしばらくは忘れる事が出来なさそうな作品であった。
ポール婆宝勉(わいけー)さん [DVD(吹替)] 9点(2005-11-14 23:06:14)(良:1票)
102.《ネタバレ》 ボクシングという題材を使いながら、そこに固執しないストーリーが非常に良い。「人は死ぬ時に悔いて死ぬもんだ、彼女はそうでない。」マギーは間違いなく悔いのない人生だっただろう。もしこれがボクシングを中心としたストーリーであれば彼女の生い立ち、家族、考え方、・・・それらの物語は私たちに詳しく伝えられることなく進んでしまっただろう。ボクサーとして成功していく流れもあっさりとしていてとてもいい。(何せ1R K.O.だから)一人のボクサーの生き方を作り見せる事を通して、イーストウッドが考えている事、伝えたい事がビシビシ伝わって来た。(「通して」という所をどれだけ割り切れるか。)あれも、これも伝えたい事、描きたい事は山のようにあるだろうに、ビシッと内容を焦点化し作品にする上手さは素晴らしい。作品全編に流れるゆったりとしながらもテキパキと物語を見せてくれた。
蝉丸さん [DVD(字幕)] 9点(2005-11-13 15:11:51)(良:1票)
101.お腹いっぱいでした。前半と後半が違いますね。ラストは、どっかで観たような感じがなぁ・・・。ストーリーは、いい話だと思う。役者も、みんないい感じです。でも、何かが、足りないような気がします。感動的な話だけど、俺は感動出来なかったなぁ・・・。
瑞鶴さん [DVD(字幕)] 6点(2005-11-09 22:30:12)
100.残念ながら皆さんほどは特にグッとくるものはありませんでした。最後まで生き抜いて欲しいという、彼女に対する期待が結局裏切られたからかもしれません。でもその願望も、「生きることは良いこと」「自ら死ぬことは悪いこと」という固定概念からきてるんですよね。でも彼女にとってあの状態で生きるということは死ぬ以上に苦しいこだった。前述のような固定概念を捨て去ることができなかった僕は彼女の立場に立てなかったということでしょう…何か一つのことに賭けている人というのは、それができない状態を強いられると、生きててもそれを「生きている」と受け取れないのかもしれませんね。
SOSさん [DVD(字幕)] 6点(2005-11-09 00:02:36)
99.《ネタバレ》 マギーがボクシングをフランキーに教えてもらい、勝ちまくってチャンピオンに挑戦・・・という辺りまでは女版ロッキーみたいな感じの成り上がりストーリーで見ていいて気持ち良かったです。でもヒラリースワンクが連戦連勝の女ボクサーを演じるには、筋肉がちょっと乏しいような気がしました。
後半からのストーリー展開もすばらしく、最後のフランキーの決断、マギーの心情共に納得できました。ただ、フランキーとその娘ケイティの間に何があったのかが、結局明かされなかったので、もやもやした気持ちが残ってしまいました。何故ラストにケイティの遠目からの映像を流したのか?そこら辺がよく理解できなかったので、後でもう一回見てみようと思います。
プロシュートさん [DVD(字幕)] 7点(2005-11-07 16:55:59)
98.《ネタバレ》 深い。この一言になるのだが。
正直、何も先入観、情報なしで見たのでびっくりした。女性ボクサーのサクセス物として見せても良い作品になったのではと思ってしまう。それだけ、ヒラリー・スワンクのボクシングシーンは熱くなったし、応援してしまった。家族との確執もサクセスストーリにはつき物だし。
この作品は尊厳死がテーマか?いや、議論はそこに行き着いてしまうようであるが、これは彼女の生き様のドラマであり、それを手助けする事になったイーストウッドの生き様なのである。何も無かった女性が、彼によりアイデンティティーが確立され、絶望の中でもやはり彼が彼女に生き様を与えるのである。死と生は紙一重であるが、どちらを選択するかは、当人でしかない。このような状況の人に生きていれば良いことある等と簡単には言えない。彼だってそんな事は言えないから悩んで下した答えは、尊厳死であったかも知れないが、彼女へ死に様ではなく生き様を与えたのだ。やはり深い、そして不快、誰でも直面する可能性のある不安。映画は気持ちよく終わってほしい...8点献上。
zackeyさん [DVD(字幕)] 8点(2005-11-06 23:51:24)
97.《ネタバレ》 最期の選択について。同じ障害を抱えていても強く生きている人はいるんだから、彼女も死ぬべきではない――そう思う人もいるだろう。でもボクシングというスポーツにすべてを賭けていた彼女が全身不随になってしまうことの苦しみ、しかも支えてくれる家族もいないという孤独を思えば、彼女の決断を責めるのはおかしいと思う。そもそも人の心の苦しみはあくまで主観的なもので、他のケースと比較して重い軽いとたやすく言えるものではない。身体障害のない人がどうこう言うべきではないし、たとえ障害があったとしても、苦痛の感じ方は個々人によって異なるのだ。  同じように、この結末に希望を見出せるか否かもまた人によって違う。少なくとも私は、救いのない絶望的な結末だとは思わない。むしろ不幸と断ずることは失礼じゃないかとすら思う。短い間とはいえ栄光を手につかみ、心から信頼できる人物と出会うことのできた人生。生きるために生きるのではなく、ボクサーとしての誇りのために、ほんとうの意味で「生きる」ために死んだ(*)。最後の瞬間、ベッドの上の彼女の笑顔にはまぎれもない幸福があった。重い物語ではあるけれど、一口に不幸とも幸福ともいいきれない、歓びと哀しみの入り混じった物語だ。少なくとも彼女の人生にはかけがえのない生の実感があったではないか。何の価値もない絶望的な人生だったなんて、誰が言えるだろう? 幸福のあり方は人によって違うのだから。この映画には確かに、生きることの美しさがある。イーストウッドの映画は暗い。しかしただただ陰惨なのではなく、光を探すために暗闇を見つめる、そんな映画なのだと思う。 (*念のためにいっておくと、全身不随の生活が「ほんとうの意味で生きていない」と言っているわけではありません。あくまでも「彼女にとって」の話です。文脈からわかると思いますが念のため)
no oneさん [DVD(字幕)] 8点(2005-11-06 12:06:48)(良:1票)
96.イーストウッドとモーガン・フリーマンはオーラが違いますな!最後は涙・・・。
ビリー・ジョーさん [DVD(字幕)] 9点(2005-11-03 12:34:12)
95.俺がヒラリー・スワンクみたいな状態になったら・・・俺は生き抜く!!
ゆきむらさん [DVD(字幕)] 8点(2005-11-03 11:25:07)
94.《ネタバレ》 マギー、最後にあの意味を聞けてよかったね。あぁ切ないわ。
ぷりとさねさん [DVD(字幕)] 6点(2005-11-01 17:06:14)
93.《ネタバレ》 後半の物語を全く知らずに観たため、事故が起きた時はショックでした..さらにあんな結末なんて..悲しすぎる..尊厳死について何かと話題になっていますが、わざわざこんなストーリでやらなくても..普通の “スポ根” “ハッピーエンド” で終わってほしかった..彼女のひたむきさに心打たれ、共感してたのに..あんまりだ、...
コナンが一番さん [DVD(字幕)] 7点(2005-11-01 12:21:07)
92.《ネタバレ》 てっきり女性ボクシングチャンピオンになってハッピーエンドの映画だとばっかり思ってました。やっぱり映画は前知識なく観る方が正解ですね!スポーツ物のセオリーである”すごい素質のある若者”という人物設定をばっさり切り捨てて、生きがいと夢を持った31歳の貧しいウェイトレスという主人公。物語の展開も動と静の波をつけた、素晴らしい映画でした。ボクシング、そして終盤のあの場所でのヒラリー・スワンクの体を張った演技には、ズンッと胸を打つものがありました。すでにオスカーを受賞した女優なのに、「この映画の役だけは、どうしても自分にやらせて下さい」とクリント・イーストウッド監督に直訴したというエピソードから察するに、知識がないくせにいちいち脚本や演出にチャチャをいれる二流役者たちと違って、本当に『映画』を作りたいという3人の一流の役者たちの熱意が、モロに映画に反映されていました。こういう映画に出会えたことを幸せに思います。物話は幸せじゃないけどね。・゚・(ノД`)・゚・。
どんぶり侍・剣道5級さん [DVD(吹替)] 9点(2005-10-29 22:48:51)
91.クリントさんとモーガンさんとヒラリーさん、この3人のキャラがとにかく味があってかっこいい。言葉一つ一つとっても深みがあって面白い。エンターテイメント性や売り上げを考えず自分の作りたいものを作ろうとするクリントさんの意思を感じた。他の監督では味わえないものを味わえる映画。
ばかぽんさん [DVD(字幕)] 8点(2005-10-29 16:17:03)
90.いわずとしれた、ゴールデングローブ2部門、アカデミー4部門受賞作品。
いやー、見たのはいいが苦手ドラマ分野。
でも主演の3人の演技は凄いね。
特にモーガン・フリーマン、あんた幾ら稼いでんだよと問い詰めたい。
イーストウッドもマルチに才能出しまくりだし、音楽もオマエかよって…
でもこの作品ってオスカー取って無かったら日本では受けなかったと思う。
といいますか、一度見ただけじゃ理解出来ないんじゃないかな?
見た後からこれは父と子のラブストーリーなんだって判ったんで、
その視点でないと判らないシーンが沢山でした。
特にラストのところなんて叙情的な箇所は理解しづらいです。
ショーシャンクとか好きな人通じる部分があって凄くいいかも。
ひで太郎さん [映画館(字幕)] 7点(2005-10-29 14:36:22)
89.《ネタバレ》 「海を飛ぶ夢」をみたあとだったので、どうしても比較して考えてしまいます。そこにいたるまでの華々しさがあるので、ミリオンダラーベイビーの方が、やはりショッキングで、そういう意味では印象的なのですが、これもやはり「考えさせられる映画」でした。泣く泣かないでいうと、自分的には「猟奇的な彼女」のほうが、涙してしまいました...比較対象がヘンかもしれませんが。
んぽさん [DVD(字幕)] 8点(2005-10-29 03:48:41)
88.生きること、愛、尊厳、重いテーマの作品でした。個人的にイーストウッド監督の前作ミスティック・リバーのイメージを引きずりながら見てしまったのが失敗でした。
maemaeさん [映画館(字幕)] 8点(2005-10-28 15:23:54)
87.神に逆らうって実際どういうことか分からん、無宗教国で何となく生きてきたせいかもしれないけど、
バリバリのカトリック信者だってほんとのところはどうなんだろう。
誰も見たことないしね。
先生や親に逆らうことのほうが余程勇気がいるよね。もういい大人だしそんな機会
あんまないけど。
そんな神の領域ってやつを、ほんの少しだけ覗かせてくれたような気がした。
へろりうしオブトイジョイさん [映画館(字幕)] 8点(2005-10-28 06:48:35)
86.イーストウッドの前作「ミスティック・リバー」と同様に、本作も最終結論は観客に委ねられた。ことの是非を描かない映画は少なくないが、これまた前作と同様、そうそうたやすく結論が出せない代物に仕上がっている。女子ボクサーという設定こそ目新しいものの、前半、いや4分の3はまあありきたりなサクセスストーリーが進行し、ふーんこれがオスカーかー微妙ーと思っていると最後の30分でひっくり返る。あまりに濃すぎる超濃縮ドラマを突きつけ、そのまま唐突にエンドロール、直後は何も考えられず、しばらくたって解釈についてうだうだと頭を巡らす。後引くという点ではなかなか興味深い構成だが、それでもそうたやすく意見を述べさせてくれない負の重厚さが、私をイーストウッドから遠ざける。
ドレミダーンさん [ビデオ(字幕)] 5点(2005-10-21 22:39:54)
85.《ネタバレ》 評価も高く感動された方が多いようで大変心苦しいが、私はこの映画に入り込むことが

できなかった。余計な説明を省き主人公を浮き彫りにして感動を呼ぶ手法は良いとして

、あまりにも説明不足で作りが大雑把。マギーがあれほどボクシングに夢中になった背

景は、ただ貧乏だったから、他にもっと納得できる理由があってもよいのでは? いき

なりエディの門を叩くが、それほどまでにエディを崇拝する心中は? ボクシングシー

ンがお粗末、映画だから割引いて観ても、特にエディから離れチャンピオンになった男

のボクサー、ボクシングが下手で観てられない、だからカットを短くしているのだろう

か? そして、相手選手の反則によりマギーが全身不随となる突飛な展開、なぜ突飛か

というとボクシングはしっかりとした管理下で行われるスポーツ、もし仮にあんな事故

が起これば相手選手だけでなくレフリーも責任を問われ大問題になるはず、どういう処

分を受けたのだろうか? それと、マギーが全身不随になった医学的な説明が少しはあ

ってもよいのでは? まるでフジTV『こたえてちょーだい』の再現VTRを観ている

ような信じられないマギーの家族、重いテーマの映画とのバランスが如何にも悪いので

は?  マギーの父親が足の不自由な犬を安楽死(?)させた話と、フランキーがマギ

ーの自殺幇助(?)をする結末をダブらせているのだろうが、これは不発。似た展開で

『二十日鼠と人間』(1992年)という映画があるが、私に重く圧し掛かり深く考えずには

いられない傑作だった。しかし、この『ミリオンダラー・ベイビー』は役者の存在感と

感動させる為の単純な計算だけで成り立っている軽い映画にしか感じられなかった。
Gang10さん [映画館(字幕)] 5点(2005-10-12 00:09:38)(良:1票)
84.《ネタバレ》 「床は人に拭かせるけど身体を拭かれるのは惨め。3時間吠える若獅子(=ディカプリオ)より3分間の青熊がもたらす悲劇のほうを・・」なぁんて思ってる方たちがオスカー投票したのでしょう。(うそうそ。あ、ちょっとは思ってる。ごめんなさい。)
やっぱり後半があんまりですよね、、マギーの母親はよーく考えたら結構まっとうなこと言ってはりますでしょ
。にもかかわらず、あんなえげつない態度をとらせる演出の連続がやりきれないんです。
フランクの娘の存在や、老い、過去への後悔、などなど、要するに孤独な二人をあの結末へ持っていくための条件をどんどん増やしてる感じが、私とーっても嫌でした。
元みかんさんが、マギーが老人の為に存在した、とおっしゃるのにも同感。
もっと正直言いますと、マギーは女としての愛じゃなくて、父親代わりの同志へ対しての愛しか持っていないとも思ったりします。
という、例によって?冷め冷めな私、後半はクリント爺のジイ(←漢字勘弁して。ココロは乙女やから。)映画のように感じてしまいました、スミマセン。
前半はほんによかった。暗いジムでひとり練習する彼女にエディ(モーガン・フリーマン)が近づくシーン。それまでこらえていた2空席おいて右隣席のおにいさんが流れる涙を素手でぬぐい始めました。彼の三つ左席の女客が常時泣き倒してましたから、もうええわと安心した為と思われます(笑)。あぁ泣いた泣いた。
できたら最後、薄光が差し込むあの廊下でストロー吹くマギーの姿、私は見たかったなぁ、、。
かーすけさん [映画館(字幕)] 9点(2005-10-03 02:50:17)
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【点数情報】

Review人数 323人
平均点数 6.91点
030.93%
151.55%
230.93%
3134.02%
4144.33%
5288.67%
63912.07%
78125.08%
87021.67%
94513.93%
10226.81%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 6.33点 Review27人
2 ストーリー評価 7.08点 Review49人
3 鑑賞後の後味 5.20点 Review49人
4 音楽評価 6.89点 Review38人
5 感泣評価 6.60点 Review46人
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【アカデミー賞 情報】

2004年 77回
作品賞 受賞 
主演男優賞クリント・イーストウッド候補(ノミネート) 
主演女優賞ヒラリー・スワンク受賞 
助演男優賞モーガン・フリーマン受賞 
監督賞クリント・イーストウッド受賞 
脚色賞ポール・ハギス候補(ノミネート) 
編集賞ジョエル・コックス〔編集〕候補(ノミネート) 

【ゴールデングローブ賞 情報】

2004年 62回
作品賞(ドラマ部門) 候補(ノミネート) 
主演女優賞(ドラマ部門)ヒラリー・スワンク受賞 
助演男優賞モーガン・フリーマン候補(ノミネート) 
監督賞クリント・イーストウッド受賞 
作曲賞クリント・イーストウッド候補(ノミネート) 

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