《改行表示》84.《ネタバレ》 「床は人に拭かせるけど身体を拭かれるのは惨め。3時間吠える若獅子(=ディカプリオ)より3分間の青熊がもたらす悲劇のほうを・・」なぁんて思ってる方たちがオスカー投票したのでしょう。(うそうそ。あ、ちょっとは思ってる。ごめんなさい。) やっぱり後半があんまりですよね、、マギーの母親はよーく考えたら結構まっとうなこと言ってはりますでしょ 。にもかかわらず、あんなえげつない態度をとらせる演出の連続がやりきれないんです。 フランクの娘の存在や、老い、過去への後悔、などなど、要するに孤独な二人をあの結末へ持っていくための条件をどんどん増やしてる感じが、私とーっても嫌でした。 元みかんさんが、マギーが老人の為に存在した、とおっしゃるのにも同感。 もっと正直言いますと、マギーは女としての愛じゃなくて、父親代わりの同志へ対しての愛しか持っていないとも思ったりします。 という、例によって?冷め冷めな私、後半はクリント爺のジイ(←漢字勘弁して。ココロは乙女やから。)映画のように感じてしまいました、スミマセン。 前半はほんによかった。暗いジムでひとり練習する彼女にエディ(モーガン・フリーマン)が近づくシーン。それまでこらえていた2空席おいて右隣席のおにいさんが流れる涙を素手でぬぐい始めました。彼の三つ左席の女客が常時泣き倒してましたから、もうええわと安心した為と思われます(笑)。あぁ泣いた泣いた。 できたら最後、薄光が差し込むあの廊下でストロー吹くマギーの姿、私は見たかったなぁ、、。 【かーすけ】さん [映画館(字幕)] 9点(2005-10-03 02:50:17) |
83.重いですが、私が今まで観てきた映画の中で一番考えさせられ、しばらく抜け出せなくなるような感覚でした。最後は涙が自然と出てきました・・・・すばらしい。 【まーこ】さん [映画館(字幕)] 9点(2005-09-17 19:30:21) |
82.♪~これも愛あれも愛きっと愛たぶん愛~♪・・・でもこんな愛もあるんですね。フランキーがマギーに下す決断は余りにも非情だけど、俺には何と言うか崇高な英断にすら感じてしまいました。誰にも愛される事の無かった二人が、出会いそこで初めて絆と愛を互いに感じ合うそしててその感覚に酔い痴れる様に勝ち続けレモンパイを一緒に食べるこんな何気ない行為が二人にとっては最上の幸せだったからこそ、それを永遠にする為にあの行動にフランキーは出たんだと思います。悲しくて残酷で辛いだけの映画ではないと自信を持って言い切れます。大した事の無い俺の映画人生ですが、この作品は間違いなく俺の新しい映画人生の始まりを告げるそんな映画に出会えた様な気がしました。イーストウッド、あなたは俺にとって父親の様な存在です(まっこんなレビュー見ないだろうけどさ)。 【一番星☆桃太郎】さん [映画館(字幕)] 10点(2005-08-14 00:10:25) (良:1票) |
81.やっぱすごかった。ヒラリースワンクかっこいい。 でも期待したほどではなかったかも 【ギニュー隊長★】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-07-15 21:13:09) |
80.重たかった~。映画鑑賞して、こんなにズッシリをきたの初めてです。 【虎ノ門虎之介】さん [映画館(字幕)] 10点(2005-07-13 01:05:34) |
79.《ネタバレ》 後からじわっとくる感じです。ボスと弟子、父と娘、レモンパイを食べてる時は恋人同士。フランキーは自分のせいでマギーを再起不能にしてしまった罪悪感もあるだろうけど、マギーの傍を離れず、本当の家族よりマギーを考えてた。最後はボスから一緒に暮らそうってな事も言われて、本当に幸せな女性だと思った。上手い事、人生は運ばなかったが、ちゃんと愛を感じて死ぬ事ができたと思う。モーガンフリーマンの言葉でトイレ掃除を一生しながら死んでく人はいっぱいいる・・そういう人たちも、確固たる何かがあれば決して不幸じゃないし、他人が幸、不幸をランク付けして公言する必要もない。ただマギーは幸せだったと思ってあげたい。マギーは頭のいい女性。自分を伸ばすトレーナーが彼だと早くから見抜き、フランキーの言葉一つですぐに試合を勝利に持っていけた。彼に自ら近づいたマギーは自分で人生を切り開いていった。行動は大切、そして男心を勉強するにはとてもいい映画かも・・ 【さくら】さん [映画館(字幕)] 7点(2005-07-10 14:40:14) |
78.ボクシングのサクセスシーンがあまりにスムーズに流れるので、「何かあるな」とは思っていたが・・・重かった。見終わった後に死と愛について考える事を強要されているような、圧倒的な重さがそこにあった。この作品への評価はきっと「映画に何を求めるか」によって十人十色だと思うけれど、ここまで考えさせてくれる作品は非常に価値があると思える。鑑賞後一ヶ月たっても、なかなか明確な答えなど導き出せそうもないが;; 【wood】さん [映画館(字幕)] 8点(2005-07-10 11:55:51) |
77. 静かな映画。前半の「動」の部分も粗いフィルムと影のコントラストでとても落ち着いて見える。この映画は悲劇だ。ハリウッドの浪花節じゃない。それだけは言っても構わないだろう。でもそれだけしか言えない。この作品の全ては映画の世界でよく目にする悲劇だ。だけどそれだけではない何かを持っている。何かはわからない。たぶん僕の年齢ではわかり得ないんだ。コメントすることも拒否する映画。それに巡り会っただけでも幸せかもしれない。ハリウッド万歳の人に観て欲しい。また、ハリウッドを否定する人に是非観て欲しい。使い古された悲劇と裏切り裏切らないエンディングを。これはイーストウッドからハリウッドとアンチハリウッドに与えられた難解な宿題だ。 【ひろすけ】さん [映画館(字幕)] 7点(2005-07-06 21:30:31) (良:1票) |
76.光と影のコントラストが、3人の人生の光と影を浮かび上がらせる。過去の人生の影の部分を必要以上に語らない事が、リングでライトを浴びたいというボクシングに関わるそれぞれの思いを強く感じさせる。そんな中で夢も希望も持たず生活保護を受け社会の底辺で生きてきた母の語る、汚い事をしても負け負けという言葉がリアルな現実の世界に引き戻す。そんな母をよそに、お互いの過去の影を埋めるように擬似親娘のような関係を続けてきた彼らが、ラストは親子や神との関係を超えた関係となる事で幕を閉じる。 【亜流派 十五郎】さん [映画館(字幕)] 8点(2005-07-05 00:11:59) |
75.・・・この映画を観て以来、レビューが書けなくなっちゃったのよ。仕方ないのとりあえず代わりにイーストウッドの別の作品に書き込みしたけど、う~ん、ダメだ。と言うわけでワタシしばらく沈黙しておりました。とにかくタマラン映画でした。この状況を打開するため、何か書いてみよう。そうだ、思い切ってケチをつけてみよう。気になったのが、試合のシーン。「強いパンチより効くパンチ」なんてこと言っときながら、やっぱり大味なファイトシーン。ボクシングの試合を見慣れた目には、やはりどうにも嘘臭く見えてしまう、オーバーアクション。あるシーンなど、観ててホントに笑っちゃったよ。いや確かに全体的には、他のどの映画にも負けない熱っぽさのある迫力ではあるのだけど、やはり映画の描写としてはこの辺りが限界なのか・・・(ロッキーよりもよくできてるって?まああれは怪獣映画なので・・)。 とか何とか言いつつ。私の無謀な言いがかりもこの辺が限界か。私の負けは決まってる。妻と映画を観に行けば、帰途は映画についてアレコレ馬鹿話するもんだけど(照れもあるので)、でもこの日ばかりは二人とも無口になってしまいました。映像の陰影とか、喧騒と静寂の交錯とか、映画を冷静に分析できたらカッチョいいなとは思いつつ、今回はいきなり断念、ただ「泣いちゃった」、これに尽きます。あと、弦楽器による控えめな音楽がとても魅力的で、担当は誰だろうとクレジットに注目してたら、なんとこれもイーストウッド? ちょっとショックでした。アンタ、ほんまエライわ。参りました。では、最後にちょっと独り言。≪ちょっとネタバレ≫・ラストシーンの意味、あれは「フランキーがついにレモンパイの店を買い占めたのだ」という説もある(?) ・病院でのマギーの姿に、かつての北斗晶の姿を見た気が。もしこの後彼女がフランキーと結ばれれば、間違いなく「鬼嫁」になったハズ! ・失礼しました。 【鱗歌】さん [映画館(字幕)] 10点(2005-07-04 23:14:35) (良:1票) |
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《改行表示》74.《ネタバレ》 正直きつかったです。あのタイトル戦の最後は特に。。 ヒラリー・スワンクは特段美人とは思いませんが まっすぐな自分を見せてくれたと思います。 テーマが重いため一度観ればよいと思いますが 「一度観てほしい」映画だったと思います。。 【luminox】さん [映画館(字幕)] 8点(2005-07-04 00:05:10) |
73.ままならない人生を不器用ながらもまっすぐに生きようとする3人の生き様を、小難しくない展開で描いていて、個人的には10点。ハンカチ1枚では足りませんでした。が、「殴る女」を良しとしない方には共感できないかもしれないということで9点。原作も読んでみましたが、ヒューマンドラマとしては、映画のほうが良くまとまってると思います。原作には登場しないモーガン・フリーマンの演じた役のおかげでしょう。作品がストーリーからドラマに練り上げられてると思いました。「スクラップ」を創造した方、巧い! 【SN】さん [映画館(字幕)] 9点(2005-07-01 20:42:18) |
72.師匠が「質問はしないこと」と条件をつけて入門を許したのに、入門者は事あるたびに質問をする。師匠の側も、最初こそたしなめたものの、その後入門者がついつい発してしまう質問に対して毅然とした態度を取ろうとしない。とても不思議である。「タイトル戦はいつ」なんて弟子が師匠に訊いたりしたら私の感覚ではその時点で即刻破門である。どうもアメリカ人の師弟関係というのはよくわからない。それとも、師が男で、弟子が女だからこういうことになってしまうのだろうか、などということを考えはじめてしまったために、どっぷりと感情移入して観る、というわけにはいかなかった。病室の最後の場面で、アドレナリンの量についてとか、器械をはずすとかの説明的な科白が多いのも気になった。一台の携帯電話も使わず、通信手段を、固定電話と手紙というレトロな手段に限定していた本作の演出は非常に成功していたと思うが、そのやり方がいつまで現代のストーリーを描くのに使えるのか思うと、少し暗澹とした気分になった。 【南浦和で笑う三波】さん [映画館(字幕)] 7点(2005-07-01 18:44:46) |
71.「ミスティックリバー」、そして「半落ち」を見たあとではこの映画の印象は思っていたよりも高くはならなかった。が、本当の本当にクリントイーストウッド、モーガンフリーマンの演技を見れただけでも大満足でした。この2人の存在感というか、あまりにも熟練した演技には脱帽の一言。ある意味モンスターだと思ってしまった。物語があまり私好みではなく(先にあげた2作品もあまり好きではない部類に入る)、最後まで見るのに少々気力を要したので、やや厳しく評価で5点です。見終わった後は心底疲れを感じました。嫌いな映画とまではいかないのですが・・・。 【はむじん】さん [映画館(字幕)] 5点(2005-07-01 02:35:40) |
70.最悪で最高。最高で最悪。一生忘れないだろなーという映画を久しぶりで観ました。 【RTNEE USA】さん [映画館(字幕)] 10点(2005-06-25 23:00:42) |
69.不純なものが一切ない、直球の作品でしたね。ああ、こういうのを本当の映画というんだな、巷に溢れてる映画とやらは単なる商品でしかなく、こういう映画こそが「本物の映画」と言えるんだな、見終わった後にそう感じましたね。こういう作品に言葉は似合いません。言葉にできない、説明しがたい感動が襲ってくるんです。そう、現実ってそういうものだから。二度とあの練習場には戻ってこなかったイーストスッド爺。ああ!切ないね! 【あろえりーな】さん [映画館(字幕)] 9点(2005-06-25 22:52:47) |
68.筋立て自体は特段目新しいものではなく、むしろ古典的な部類に属するが、それを作品として忘れがたいものにしているのは、卓越した演出のセンスと、主演3人の陰影をたたえた濃密な演技、そして絶妙な音楽と照明。内容の各論を逐一突っ込む以前に、「映画」として非常に心地よいし、だからそこを評価したい。 【Olias】さん [映画館(字幕)] 8点(2005-06-25 22:48:47) |
《改行表示》67.号泣でした。嗚咽もれました。必死で抑えたけど。 点数は・・・・8点。 そんなに泣いたのに? だってね、だってね、深くて辛くて愛なんです。(意味不明) 「モ・クシュラ」の言葉の意味を知った時・・・またしても号泣。 愛に弱いんです。 やっぱ満点?8点?間とって9点?(煮えきりません) 【mamik】さん [映画館(字幕)] 8点(2005-06-24 18:22:56) |
66.後半イーストウッド的浪花節に突入しなきゃ、気持ちいいスポ根映画で見終わったのに。 【mimi】さん [映画館(字幕)] 7点(2005-06-22 22:40:20) |
《改行表示》65.《ネタバレ》 終始一貫して社会性の強い作品をてがけ、演じてきたイーストウッドの最新作であること。そして、アカデミー賞4部門に輝く作品であるので期待と前評判をある程度持って見に行きました。早い時間だったこともあって人はまばら、年齢層の高いのには少し驚きました。ダーティーハリーの昔から後味の悪い、見た後、「うーん!」とうなってしまう作品が多いので、あまり私としても人に薦めにくいですね。今回も、見終わって口から出たのは「うーん!」ストーリーは、一人の貧しいウエイトレスが老トレーナーと出会ってボクシングという方法で頂点をめざし、駆け上がっていくサクセスストーリーと思いきやさにあらず。愛と人生をいかにまっとうしてより意味あるものとして終えるか、そんなところに主題が置かれているように感じました。主な登場人物は3人。それぞれに歩んできた半生はわけ有りのいろいろの問題ある人生であるわけで、その辺をふまえたやりとりは、さすがアカデミーと唸らせる物が有りますよ。そして、思いもよらぬ 後半あのような形で終わるとは‥あまりにも重い頚椎骨折、ただ生きている物体とかしたマギー。そして片足も失うことになるなんて、その彼女をやさしく見守るフランキーは最後の決断をします。生きることをやめ、燃焼した人生を一緒に歩んだ唯一心開ける人の手によって終える。 どうなんでしょうね?本来映画には生きていく人々へのエールや愛するものを守り抜く為に心の糧になって欲しいと思いますが、こんなケースもありですかね。ラストにフランキーの娘ケイティーに宛ててエディーが書いている手紙がこの物語になっているところが粋なやり方ですね。 この作品は「すばらしいですか?」と聞かれたら「素晴らしー!」と答えます。この作品は「好きですか?」と聞かれたら 「いや、好きではないです。」と即答するでしょう。 【としべい】さん [映画館(字幕)] 6点(2005-06-21 08:17:38) |