353.素直に見ていて驚く程平たんな映画で退屈。なぜそう感じたのか考えてみました
が、表現力に乏しい故に中身が無い。映画に必要なモノがそろいも揃って欠けてる
からだなと。
屍のような体になる呪を受けて、そしてその呪を解呪するために敵さんたちは
主人公狙う訳ですが…全然、呪いを苦にしているように見えない。むしろ良いように
利用して活躍するシーンばっかりで理解に苦しむ。世界一旨いステーキ食ったやつ
が無表情で旨かったよ。っていってんのと同じレベルの表現力です。柔らかさは?
肉汁は?歯ごたえは?香りは?ボリュームは?屍になった時の苦しみを分かりやすい
セリフじゃなくて演技でもっとその苦しみを伝えてよ。全然感じないよ。むしろ
牧歌的な雰囲気が漂ってるくらいだ。
全然苦にしてなさそうな呪の解呪に必死な姿勢みせても全然説得力が無い。説得力
の伴わない話を主軸にしてどう楽しめというのか。過程を見せられて結果を見ても、
なんの感慨も無い。その他シーンも全部そう。表現力に乏しい故に中身が無い。
チャンバラにしてもそう、死の危険も、痛みも存在しないチャンバラになにをどう
盛り上がれというのか。この映画そんなシーンの固まりです。2度目の鑑賞を経て、
ますますつまらん映画だと再認識しちゃいました。