189.哲学的なので、人に勧められるかというと、自分と共感出来る人には・・・というところ。アメリカっぽい、アクション、ラブシーン、コミカルの3拍子でなく全体的に淡々としてて妙にフランス映画っぽかった。平凡な日常、表面だけつくろている世界で、背徳的な欲望が鎌首を上げる。全てを手に入れたかのように思えたとき、欲情した女が虚像であったことが判る。妖美な女に見えたそれは、背伸びしてただけの少女でしかなく取り憑かれたかのように追い求めた後に残ったのは・・・背徳的な欲望に陥りやすい今の世を描いた作品で芸術的にはすばらしいとは思う。でも、面白いかと言われると単純な感動モノの方が好きなだけに少々退屈はしてた。 【シトラスティー】さん 8点(2003-06-18 15:35:43) |
188.冒頭から ストーリー的には 余り好きじゃなくて ケビンスペイシーが好きなので ズーッと我慢強く見たんだけど ラスト近くの これからと言う時に 少女が 初めてだと知って 何もせず 女の子を優しく見つめる彼の表情に ビューティーを感じたヨ。この 少し切れ気味の中年のとっつあんにだって、劇中でも言っているように その昔 今では、口をきけば喧嘩っか出来ない妻との間に 素敵な思い出が有ったんだよ。だからこそ 自分を変えるきっかけを作ってくれた、彼にすれば 突然 降ってわいた女神の様な彼女の"初めて”が こんな"中年のジジイ”(私からみれば 十分すぎるほど素敵なんだけどね!)では 申し訳ないと・・・そして まるで こわれやすい卵を 真綿でくるむよう 優しくブランケットを掛けるケビンが まさしく ビューティーちゃぁぅん ちゃう...。 【うみ坊主】さん 6点(2003-06-18 10:17:35) |
187.む・・・これでアカデミーとはちょっと納得がいかない。アメリカの家族の問題を描いているのかな?なんかオタクな人があまりにも多い・・・ 【ピース】さん 6点(2003-06-18 08:39:34) |
186.奥の深い、考えさせられる映画でした。表現方法は賛否両論ありますが、正常、異常とは何か?ほんとうの幸せとは何か?を観る人に痛烈に語りかけている映画だと思います。また、競争社会をマジメにがんばって生きている人には理解し難い感性の映画と映るかも知れませんが、本当はそういう人達にこそ観て貰いたいんでしょうね。主人公が死ぬ寸前に回想する日常の何気ない風景。泣かせます。 【lafish】さん 9点(2003-06-18 02:50:52) |
185.うわべの生活を脱ぎ捨て、本性を現して生活しはじめる家族と得体の知れない周りの人々が面白くてストーリーは飽きずに楽しく見られたかな。ただ、見終ってあまり印象に残るような作品と感じなかったのも事実。オスカーを取ったケビン・スペーシーと隣の少年の演技はよかったね。 【だっち】さん 7点(2003-06-18 01:12:32) |
184.紅色の使いどころが効果的、タイトルだから当然か。 男性俳優陣の顔の表情が印象的だが、TVでもう一度観たらあの「アネットの足」に笑えなくなっていた、あれが心情。彼女の各所の歩き方さえ表情、キレ具合も巧い。父がオトコになるのを嫌う娘役の彼女もスゴイし。 「普通なふりした偽装」「頼りのなるの自分だけ」、あんなに極端に走らずとも、日常に思い当たる所多すぎて”ブルーな安心感”に浸ってしまった。 【かーすけ】さん 9点(2003-06-18 00:57:17) |
183.見始めたときは家庭崩壊を描いた暗い映画なのかなぁと思いました。そして、この映画を見ているうちにどんどん他人事ではないような、もしかしてほんのささいなことで私の家庭も崩壊が始まるのかもしれないと思い心配になりました。ラスト近くで主人公が家族の写真を見つめ優しい表情をしているシーンがあるのが唯一の救いかもしれませんね。 【はがっち】さん 8点(2003-06-18 00:40:36) |
182.すごい賛否両論だ・・・!まぁ万人うけする映画じゃないとは思いますが。私は大好きなんですよねこの映画。今回観たのが3度目なんですが、飽きません。でもこれってアメリカでのみうけたんだって意見が多いですけど、そうでしょうかね? 私は日本でも充分通じるのではと思ったんですが。あんなふうに理想像を追い求めることに人生を費やしてしまっている人も最近は多いような気がします。完璧な家族像の中に殺されてきたお互いの「個」が爆発する過程はすがすがしいとすら。あの晩餐シーンで、娘が呆然と「パパが壊れた!ママも壊れた!」みたいに見つめてる表情が面白い!それに、一度男性として「個」に戻っていったケビン・スペイシーが、ラストで娘の幸せを問いかけるシーンは胸にきました。娘の友人が○○だと知ったとき、自分の中の父親の部分が頭をもたげたんでしょうか。人間として幸福に満ちて死んでいった彼が実に愛おしい。彼に限らずこの映画に出てくる人たちは皆どこか壊れていて、それがなんとなく愛おしいんです。ラストは妙に感動してしまいました。しかし本当にケビン・スペイシーは上手い・・・。脱帽。オスカーは当然。作品のほうも、これがアカデミーをとったのはなんとなく嬉しいです。あ、あと音楽がみょ~に好きです。べた褒めだな(笑)。 【アルパチ夫】さん 10点(2003-06-18 00:21:54) |
181.この作品は近年のアカデミー賞作品賞受賞作の中で、イングリッシュ・ペイシェントに並んで、ふさわしくないと捉えられそうな作品だと思う。しかしながらこの作品は適度に奥が深い。単純に言えば、大人向けの作品でありながら、若い感性も巧みに採り入れているし、死という重い結末を持ちながらも、作品全体はそうした結論を予感させながら、しかし重くなり過ぎていない。むしろ浮揚感さえ持ち得ている。この作品が受賞したのは、アメリカ人にとっての現実感が伴っているからなのであろうが、私にはくるまを高速で跳ばしている時に、百分の1で起き得る事故を許容できる様な気分になることへの共感に近い。歴史に残る傑作とは思わないが、CGを用いない作品で、時代を切り取り得た作品として、人々の記憶に残るものと考える。 【ももんが】さん 9点(2003-06-17 23:59:28) (良:1票) |
180.一回目に見た時はエッチなシーンに惑わされてあんまり面白く感じなかったけど、今日テレビでやってたのを見たら、「あれ?こんなに面白かったっけか?」ってかんじでかなり良かった。 【映画大好きっ子】さん 8点(2003-06-17 23:41:23) |
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179.最初は「退屈かな」って思ってたんだけど、見ていくうちに惹き込まれて最後には「あぁ・・・納得」とか「分かるなぁ」という共感の言葉が口からもれてました。自分のバイブル的映画にしたい作品です。 |
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177.笑ったという評が全然理解できん!むしろ泣いたがなぁ・・・。うまく言えんけど、無情とか虚無感みたいなものを覚えた。だいたいアカデミーがなんぼのもんじゃい!これがアカデミーとったから、アカデミー受賞作ってのもちょっとは信用できうようになったけどねぇ。人間関係の絡みが誇張して描かれてあったけど、基本的にはアメリカとかってのはカンケーないと思う。普通に日常的に抱えてる悩みやジレンマが見事に凝縮されていた。ちなみに、アメリカン・ビューティーてのは薔薇の品種名です。妻が一生懸命世話してたヤツだけど、夫はそれに埋もれる美少女を想像してるのです。彼女自身がアメリカン・ビューティーを体現してるわけでもあります。 【花代】さん 9点(2003-06-17 22:52:54) (良:1票) |
176.なかなか面白かった。あんなお父さんいたら超最悪だけど、ケビン・スペイシーは演技うまいっすね。あとソーラ・バーチは個性派女優な感じで気になりました。ストーリーも嫌いじゃない。結構印象に残った映画になった。 |
【ビッケ】さん 8点(2003-06-12 07:58:41) |
174.ケビン・スペイシーはどうしてあの様な表情ができるのだろう。つくづく凄い人だと思う。映画全体の雰囲気、ストーリーも含めて実に面白い。 【ヤスピ】さん 9点(2003-06-05 01:29:31) |
173.アメリカ人以外の監督が、アメリカ人を描くとこうなります。ミーナスパリ-は、これを撮ったあと、16歳年上のカメラマンと結婚しちゃったんです(違っていたらごめんなさい)-もったいないと思いました。危ないティーンエイジャーから、お約束の、ホモの元軍人まででたりして、ステロタイプって、このことかしら…でも、アカデミー賞とっちゃうんですよね…もっと、面白い映画とってね♪ 【クゥイック】さん 5点(2003-06-01 14:41:33) |
172.身近にありそうな(あるか?)話で、妙なリアル感が面白かった。映像も美しかった。ビン・スペーシーも良かったけど、クリス・クーパーが何かリアルで良かった。あと、ミーナ・スバーリがかわいい。 【Andy17】さん 7点(2003-06-01 01:34:57) |
171.娘のませた同級生が実は処女だったというのを知ったあとのケビン・スペイシーの表情に、この映画の総てが集約されていた気がする。長年触れたくて触れたくてしょうがなくて、でも触れられなかった柔らかくて優しくて懐かしくて温かなものにようやく触れられて、「平凡な幸せ」に頬を緩める瞬間。下ネタや過激な描写が多くて誤解されやすそうな映画だと思うけれど、根っこは愛に満ちている気がした。 【ココ】さん 8点(2003-05-30 19:22:29) |
170.観る前まではなぜかほんとに作品賞の価値があるのか?と疑っていたんだけど、観終わるとこれはオスカーの価値はあると妙に納得してしまった。普通の人間がごく普通の欲望に盲進していく様を絶妙に演じたケビン・スペイシーが素晴らしかった。このおかしな話を美しい舞台のように描き出したサム・メンデス監督の力量にもただならぬものを感じた。 【スマイル・ペコ】さん 9点(2003-05-29 17:15:18) |