67.今年の夏はなぜか放送されなかった。個人的に印象的だったシーンは、砂浜の死体を見せないように兄ちゃんが節子を連れてくシーン。 |
66.(ネタバレ注意) 昭和10年生まれの高畑勲は、昭和5年生まれの野坂昭如と違い、学童疎開を経験したはずだ。清太の取った行動に疑問を抱かずにはいられなかったと推察できる。●原作にはないシーン (1)防空壕に住んでから、いよいよ食糧が底をついたとき、清太たちは世話になっている農家の親父のところへ行く。親父は言う。「よう謝って、あの家に置かしてもらったほうがええ」清太は他をあたると言って立ち去る。親父は「しっかりせなあかんで」と言い、清太を心配そうに見送る。 これは高畑監督の清太に対する気持ち、そのものではないだろうか。 (2)防空壕に近所の子供たちがやってくる。その一人がカエルの干物を見つけ「疎開行っとる弟たちも、こんなもんばっかり食うとるんやろか」とつぶやく。 疎開先での食糧事情の悪化、地元の子供たちとのケンカやイジメなど、高畑監督の体験が垣間見えるように思える。 学童疎開では、清太たちのように逃げ出すことはできなかった。 (3)清太たちが未亡人と衝突して食事を別々にすることになったのを知り、娘は「お母ちゃん、またキツイこと言うたんちゃうの?」と心配そうに言う。別のシーンで娘は、上汁だけで飯のない雑炊を食べる節子を横目で見て、申し訳無さそうな顔をする。 つまり、この家の娘は清太たちの味方であるかような描き方をしている。しかし原作では特にそんな描写はない。 原作ではもうひとり、下宿人の男が住んでいて、娘に気がある。闇ルートを知っていて、貴重な食糧を未亡人に贈って御機嫌を取る。 当然、清太たちの分はない。 野坂昭如は、清太と節子がこの家を出て行くのはもっともなことだ、といった感じに描いている。 【バナナミルク】さん 9点(2002-12-21 04:19:38) |
65.戦争の辛さや悲しみを僕は知らないので、この映画からたくさんのことを教わりました。 【ボビー】さん 6点(2002-12-16 17:30:56) |
64.欧米白人に見て欲しい映画。今、我々日本国民が豊かに暮らせるのは、当時日本国のために“戦い”“働き”“犠牲になった”方々のお陰であると実感できる作品。 |
63.節ちゃんの無邪気に笑う声に心打たれた。あの声の子、本当にうまいね。何度見ても悲しくてつらい;最初から最後まで感動して涙止まらなかったけど、お母さんの着ていた着物をお米に変えようとおばさんが持っていこうとして節ちゃんが泣くシーン、日に日に節子が栄養失調で弱っていってお兄ちゃんが野菜を荒らすシーン、最後の節子が死んじゃうシーンは、本当に大泣きです。 【いっちゃん】さん 9点(2002-12-09 00:17:17) |
62.俺の中で唯一の「観たくない名作」です。ビデオに撮る勇気が出るまで何年かかったことか・・・やっと今年録画したのですが、いつでも「停止」ボタンを押せると思うとダメなんですよ。再生しても冒頭で止めてしまう。テレビ放映だとこっちの都合にお構い無しに放送が進むから、強引に観せられるのですが・・・。一緒に観る相手を選ぶ映画でもあります。 【紅屋】さん 9点(2002-12-04 03:46:19) |
61.はじめの「~僕は死んだ。」のナレーションっぽいセリフだけで泣いてしまう。かなり辛いので気合入れて心してみないといけません。 【Asann】さん 8点(2002-11-24 16:46:00) |
60.泣きまくった。地元が舞台だから知ってるとこもいっぱいでた。ジブリ映画では一番好きだぞ! |
59.確かに完成度は高いし戦争の悲惨さが観てる側にも十二分に伝わり震えるくらいですが見終わった後の絶望感は過去最高です。よって2度と観たくない作品です。 【まりん】さん 9点(2002-11-08 00:40:51) |
58.何度観ても泣けます。せっちゃんが栄養失調で日に日に弱っていく姿は、胸が詰まされます。“埴生の宿”の歌を聴くと、つい、この映画を思い出してしまう様になりました。 【リリー】さん 9点(2002-10-26 01:16:15) |
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【マヌ】さん 3点(2002-10-18 15:11:00) |
【ビッケ】さん 9点(2002-10-15 22:52:48) |
54. 号泣。不覚にも家族の前で泣いてしまった。泣きたい時に見る一本。 【相対性理論2】さん 9点(2002-10-10 04:47:38) |
53.この映画を観る度、人にやさしくしようと思う。 【アーヴィング】さん 10点(2002-10-07 12:07:32) |
52.泣かされました。戦争は2度と繰り返したくないもんです。 【AJ】さん 7点(2002-09-30 02:49:54) |
51.キツイ映画でした。テレビで観ましたが、「早く終わってくれー」と思いながら観ていました。戦争はダメ。 【ごはんですよ】さん 8点(2002-09-24 00:55:51) |
50.アニメ表現の限界に挑戦した恐るべき傑作。清太と節子が健気に、そして前向きに生きていこうとする姿が胸を打つ。この作品は声高に反戦を訴えるわけではない。壮絶な戦闘が繰り広げられるわけでもない。しかし、見るものに迫るこの感情の高ぶりは画面の中で精一杯生き抜いたた2人がいるからこそ感じられるものであろう。もうこの作品の名を汚すものは何もない。 【トト】さん 10点(2002-09-05 23:54:16) |
【死亀隆信】さん 9点(2002-08-13 21:49:15) |
48.当時を知る原作者と製作者がいた。そういう意味において、今後はもうこの様なアニメ作品は現れないかもしれません。後の世代があのクオリティーで、あのリアリィティーで本作品をリメイクするのは恐らく不可能でしょう。そう思うと、このアニメ作品は歴史的文化財産(?)といのも変ですが、こんなに平和な日本でも、かってはこんなに困難で悲惨な時代があった事を伝えられる重要な「反戦」アニメです。戦争の全面否定はしないし、かと言ってやたらめったな平和主義も抵抗感のある私ですが、たった一言「戦争はしたくない」とだけは言えます。私は高畑勲氏の作品はどれも嫌いなのですが、この作品だけは好き嫌いを超越しています。結末に対するやりきれのなさと、私も見終わった後の心の重苦しさが強過ぎるのでマイナス2点で8点とします。 【はむじん】さん 8点(2002-08-11 03:50:14) |