144.言うまでも無く名作中の名作。ただし、自分には三谷幸喜のパロディー「12人の優しい日本人」の方が好き。だからと言って評価が落ちる必要性は全く無い。ただ先に「~優しい~」を見たからこう思うのであろう。両作品を見比べるのも楽しみ方の1つかと思う。是非人に薦めたい作品であることは言うまでも無い。 【ワトソン君】さん 9点(2003-12-29 01:03:00) |
143.《ネタバレ》 高校の公民の時間に初めてみました。他人に流されず真実を求める大切さ、勇気を教えられた気がしました。それから約20年後、おっさんになってから見ると、今度は陪審員ひとり一人の持つ人の弱さに心を動かされました。高校の時は、スカッとした思いをしたのですが、今回はそんな単純な思いではありませんでした。いつ見ても、いろんな発見がある大変素晴らしい映画です。DVDを買うことをお勧めします。 【KAZU】さん 10点(2003-12-27 14:30:44) |
142.え?え?ある一室とそこに居る12人の会話だけでこんなにエキサイティングな映画が作れるもんなの?すっかり捕りこまれてしまった。面白い。 |
141.数年前にレンタルで一度観ただけだが,強烈な印象を残している作品。利害のない小集団のプロセス処理の,ムダを一切省いた傑作ですね。本作ほど製作費をかけずに人をうならせる映画も稀少。 【ロウル】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2003-12-21 00:13:35) |
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139.《ネタバレ》 最初は一人の反対意見。しかし、その男の括弧たる信念の訴えかけにより「単に人の意見に流される者」は簡単に無罪という意見に傾く。また、「証拠や目撃談を信じる者」も実験や分析などから生まれた矛盾点を指摘されると意見は無罪へと変わっていく。ただ、最後まで意見を変えなかったのは「偏見を持つ者」であった。偏見による差別的な感情が、実は一番根深い問題なのだということを教えられた。 |
138.《ネタバレ》 こんなに面白い映画あったんだ~という感じだった。終わり方もてっきりみんなヘンリーフォンダのとこに集まって、「お前すげ―な」とか言うのかなって思ってたら、来たのはじいさん一人でしかも名前を聞いただけ、これがさっぱりしていて良かった。変にこのあとどうなったかみたいな展開があったらさめてたと思う。 【ボーリック】さん 10点(2003-12-18 00:32:44) |
137.高校生のとき国語の先生がとても話し上手で授業がよく脱線していろんな話をしてくれました。その延長かどうかわからないけど、この映画を授業中にみた。ヘンリー・フォンダがパンドラの匣の希望にみえたなぁ。因みにもう一本授業中にみた映画はとなりのトトロです。 【ケジーナ】さん 9点(2003-12-16 20:49:57) |
136.好対照の二人の陪審員(H.フォンダとE・G・マーシャル)の感情に押し流されない姿は見事だが、陪審裁判の怖さを見る思いもする。 【Mr.MONK】さん 9点(2003-12-16 02:38:50) |
135.多すぎる登場人物、ごく僅かしかない場面転換。脚本家にとってこれだけ不利な条件で、なぜこれほどの傑作が作れたのだろう。この作品には神を見る思いだった。 【K】さん 10点(2003-12-15 23:37:42) |
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134.すべてが高質であるが、一方でステレオタイプな一面も見せるのが気にかかる。脚本だけに限れば「12人の優しい日本人」のほうが上だろう 【ポジティブ】さん 5点(2003-12-14 18:29:58) |
133.お金をかけなくても役者の演技力でいい映画は作れるんだと、なんだか嬉しくなった。 |
132.スピード感が良いですね。まるでミステリ小説の終盤に、探偵が犯人に詭弁でまくしたててるような、そんな勢いで全編美味しいシーンの連続で凝縮されてる感じがしました。話が逆転していく様は見ていて爽快。実に面白い。 【VNTS】さん 9点(2003-12-13 04:42:48) |
131.40年以上も前の、しかもモノクロの殆ど密室劇ですが、なぜか若い人々にも受けがいい。いや「なぜか」なんて失礼でした。脚本もいいが、ルメット監督の演出は完璧といってもいいですね。クローズアップを多用し、せまい陪審員室内をカメラが縦横無尽に動き回る。E・G・マーシャルの汗...あの場面は鳥肌がたちました。若い人々にも受けるのは当然か 【nizam】さん [地上波(吹替)] 10点(2003-12-11 18:47:37) |
130.限定された密閉空間で全編通すのに飽きない。 1対11、その中で異を唱えるのは勇気の要る行為であるが 自己の中にある正義や信念が些細な疑念を許さなかったのだろう。 最後まで自分を曲げず疑問点を明確にし 他の陪審員を外からも内側からも崩していったヘンリーにただただ敬服。 【HIGEニズム】さん [映画館(字幕)] 9点(2003-12-10 11:42:38) |
129.高校の時の社会の先生が映画好きで、授業を潰して観させられました。この映画を観て、映画に対する考え方が変わりました。派手な演出や特撮なんて映画の本質ではなくて、発想と脚本と役者の演技が重要なんですね。 |
128.三谷幸喜の「12人の優しい日本人」を先に見ていてとても面白かったので、オリジナルはどんなもんだろう、と思って見ました。こっちのほうが凄かった。最後の一人の最後のシーンがとても胸に迫ってきた。満点以外の点がつけられない。 【コダマ】さん 10点(2003-12-05 04:10:24) |
127.《ネタバレ》 月に1、2回この作品の陪審室のようなシチュエーションで会議をする機会があるのだが、議事によってはコレと同じように一人づつ意見を伺うことがある。熱くなればなるほどそれぞれの性格や概念というのが見てとれて十人十色だなあとつくづく思う。この作品はその十人十色改め十二人十二色が解かりやすく描かれており、また一人たりともお飾りにはせずに描ききっているところが素晴らしい。ひとつ難を言えば弱冠2名の無罪転換がどうも納得いかない。メガネの人は理論派なので有罪の確固たる証拠に疑念があれば当然無罪に、というのは解かるが一番最後まで有罪を主張していた人と、偏見に満ちた発言により皆から総スカンをくらった人は感情論で語っておりそういう人は例え間違いに気づいても1時間や2時間程度では主張を曲げることは無いと思う。もちろん陪審員たる者がそんなことではいけないのですが。ラストの屋外のシーンは十二人が特別な人ではなくどこにでもいる普通の人たちなんだと改めて思わせるのに的確な描写だと思う。 【R&A】さん 7点(2003-12-03 17:52:46) |
126.《ネタバレ》 あの狭い陪審室での議論を見るだけでこれほどの感動を与えられるとは… 強力な論者が一人いれば11対1からでも逆転無罪となること、野球に行きたくて多数者の意見に従っていた陪審員の存在、は陪審制の問題点だ。 【ぐれーん】さん 9点(2003-12-03 15:17:11) |
125.観ているだけで汗が出る。人の生死を賭けた12人の男達のぶつかりあい。取り扱われる事件自体は大したものではないが、陪審員達の票の流れが変わっていく緊張感。ワンシチュエーションでこれだけ画面に釘づけさせるとは・・・さすがルメット。個人的には笑いのある三谷版パロディの方が何度も観たいと思える。しかし、それは本作の緊迫度が凄まじく、俺が怖じ気づいてるからだろう。 【恭人】さん 10点(2003-11-29 20:16:21) |