《改行表示》38.映画館で見たときに泣かされてしまった以上、 私にはこの映画に辛い点をつけることはできません。 ベタなストーリー展開と音楽、街の描写はいいが人の描写になるとバレバレなCG、 ツッコミどころはあるのですが、心を動かされたのですから。 あと、私が評価したいのは、私同様、このベタな映画に多くの人が感動したということ自体かもしれません。 1点減じたのは、それにしても泣かせようという目論みがみえみえなラスト抱き合うところの音楽かな。 【シグ】さん [DVD(邦画)] 9点(2007-07-30 23:50:23) |
《改行表示》37.《ネタバレ》 自分も歳をとったのか、ベタな感動映画に感動してしまう。 何度も鳥肌が立つ場面があった。 【アキラ】さん [DVD(字幕)] 9点(2007-05-28 18:41:49) |
36.素晴らしい。ここ最近の日本映画は雰囲気を味わう作品が増えてきているが、この作品は究極の雰囲気映画だろう。世界レベルで渡り合える作品ではなく、日本人だけが理解できるであろう独特の雰囲気だ。その雰囲気を描き出すために4億円をかけて作られたというセットは、昭和30年代に観客みんながタイムスリップしているかのようだった。無論、僕はこの時代に生きた人間ではないが、自分にとっても懐かしいような感じがしたし、毎日に感動があるこの時代に生きた人々を羨ましくさえ思った。ストーリーも大変シンプルだが、それが、むしろ作品の雰囲気と合致していてとても良かった。家族愛、友情、近所付き合い、子供の冒険心などなど・・・。この雰囲気が、街を綺麗に包み込む夕日が、いつまでも味わえる世の中にしていけるといいなと思った。 【こばやん】さん [映画館(字幕)] 9点(2007-03-01 02:10:48) (良:1票) |
35.オープニング、子供達がゴム動力の模型飛行機を飛ばすシーンなんか思い出しては胸が熱くなった。(私も子供の頃、友達とよく原っぱで飛ばしたものです) 集団就職で上野駅に到着するまでのくだりなんかはなかなかの出来で、ジーンと目頭が熱くなった。CGによるバーチャルな世界と俳優達が上手く溶け込んでおり、本作の売りともいえる昭和30年代へのタイムスリップ感が十分に味わえた。このように、観客の期待を裏切ることなく丁寧に描かれているところに好感が持てます。物語はといえば、昔懐かしの人情喜劇。鉄火肌だが働き者の鈴木オート。ぐうたらだがお人好しの茶川竜之介。この対照的な気質の持ち主である二人の日常生活を並行させる展開もオモシロイ。場内が感涙のるつぼと化すラストの愛情劇は少々くどい気もしなくはないが、まっこの辺り大目に見ることに致しましょう。日本映画だって製作サイドがその気になれば、客の呼べる良質な作品が作れます。本作はそのお手本みたいなものでしょう。そんなノスタルジック充分な本作に、ちょっと甘いが9点を付けさせていただきます。 【光りやまねこ】さん [映画館(邦画)] 9点(2007-02-17 00:25:38) |
34.久しぶりに邦画を見たのですがベタだってなんだっていいじゃない!いい話じゃない!と思いぼろぼろ泣きました。私はあの昭和を生きていないので懐かしいという感じはしませんでしたが話の内容に感動しました。ヒロミと茶川さんと淳之介サイドの話が特に良かったです。 【にあ】さん [DVD(吹替)] 9点(2007-02-01 14:39:25) |
33.《ネタバレ》 昭和生まれで平成育ちの私のような人間は、元来この作品のターゲット層では無いように思えるが、そんな私でも素直に感動してしまった。私にとって昭和というのは、映画や教科書の中でしか見たことがない仮想の世界だが、自分がさも昭和の世界を生きてきたような(…というと言い過ぎか)何か暖かい、なおかつ懐かしい気分にさせてくれる作品だった。何ていうか、やっぱりベタが一番良い。結末読めたけど、予想通りになってくれてホントに良かった。ラストの夕陽は名シーン。あんな時代がまた来るとイイなぁ。 【ドラりん】さん [DVD(邦画)] 9点(2007-01-29 02:38:55) |
《改行表示》32.昔はこんな感じだったのか・・・。 何だか優しい時代だなって思いました。ぜひ2も見ようと思います 【甘口おすぎ】さん [地上波(邦画)] 9点(2007-01-07 20:27:00) |
31.まだ人間同士が、目に見えるもの話せるもの触れるものとして、実体を感じてつき合い生きていた時代。あの頃は人の強情、優しさ、弱さ、見栄、そして貧乏も分かりあえた。潰しあうより支えあうほうが美徳だった。 いいですねぇ昭和。お金と引き換えに無くした物が、多大に表現されていました。昔は損得ばかりではなかったのですよね。豪快な怒りんぼオヤジ、質素で優しいお母さん、近所のお人好しなインテリおにいちゃん、素朴で無垢なお嬢チャン。たまらない人物設定です。夕日もきれいに見えるわけだ。 【チューン】さん [試写会(字幕)] 9点(2006-12-11 16:50:58) |
30.《ネタバレ》 誰もが持ってる「昭和の萌えポイント」みたいなのをきっちりくすぐってくる、そんな、キュン映画。私は平成に育った子ですが、古きよき時代を生きた人たちにはたまんない映画じゃないですかね。冷蔵庫が来た日、3輪車、低い軒先の家、ほこりっぽい町なか、黄ばんだよれよれの白シャツ、駄菓子屋。意外だったのが、Drコトーが底意地悪い男を演じてたトコ。茶川さん。子どものアイデアパクるわ当たりくじないわTV壊すわ。ま、ある意味人間臭いってコトでそれがまた良かったけどね。目に見えない婚約指輪をハメた、小雪と茶川さんが今後どうなるのか、続編に期待します。 |
29.父子モノに弱いんですよねぇ。原作知らないからかもしれませんが、泣いちゃいました。吉岡君すごい。いい役者になったなあ。悪役はできない人だけど、はまり役ははまり方が半端じゃないなあ。山崎貴は「リターナー」を見たときは監督なんか辞めちゃえ!って思いましたけど、この路線が描けるのはなかなかすごいです。昭和30年代のCGは一見の価値ありだったし、映画館で観るべきだったなあ、やっぱり。 【如月CUBE】さん [地上波(邦画)] 9点(2006-12-02 22:29:33) |
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28.それほど印象に残るような作品ではないと思うんだけど、自然に泣けました。コトーの演技は微妙だけど、子供の演技が光ってたナァ。それにしても、あんなにキレイでツヤのある小雪があの役柄とは、、かなり浮いてない?(それもまたヨシですけど。) 【レンジ】さん [地上波(邦画)] 9点(2006-12-02 00:31:15) |
27.魅力あふれる役者さんたちと、なんとも言えない情感漂う描写に心が表れるようでした。印象深いのは堀北真希さんの演技が光ってたことでしょうか。原作の雰囲気を損なわず、ジーンと心に残る映画に仕上がっていると思います。続編がもしあるのなら吉岡さんと小雪さんのその後をぜひ・・・幸せであってほしいですね。 【kalyn】さん [ビデオ(吹替)] 9点(2006-10-07 06:25:19) |
《改行表示》26.初監督作品「ジュブナイル」で内容の評価よりもヴィジュアルエフェクトで注目された 山崎貴の「リターナー」に次ぐ映画監督作品第三弾は、これまでのSF路線から一変し、 昭和中期の下町人情を描いたコミックの実写映画化。 得意のVFXを最大限に駆使し、昭和の町並みをファンタジックに現出させている。 極めてキメの細かい映像シチュエーションやカメラワークが随所に見られ、 映像技術的には文句なしだ。 子供の飛ばした模型飛行機を追うようにカメラが移動し、昭和の町並み、そしてタイトル という見せ方。 飛ばしたCGをカメラが追うという見せ方としては、ゼメキスの「フォレストガンプ」でのオープニングの”羽”の手法を想起させる。 どことは言わないが、微妙な一瞬をスローモーションに切り替えて、表現にインパクトを 与える手法。 鈴木家にやって来たテレビで力道山の試合に見入る三丁目の面々をリング観客と同化させる表現方法。…と挙げて行けばキリがない。 ストーリーテリングとしても三丁目の面々のコネタをうまく絡めては、まとまりのある編集を行って帰結させて行く。 それをクッキリと引き締めているのが流れのチャプターアクセントとして使われている東京タワー。 そして六子と汽車がトップラインとボトムラインを構成しているのだ。 「指輪」も悪くないが、「お守り」のエピソードや「六子の親」のエピソードあたりでホロっと来る。淳之介へのプレゼントのエピソードも良い。 難を言えば、サンタクロースのネタ晴らしがあるため、子供には見せられない作品という点か。 ところで「茶川竜之介と古行淳之介」って「芥川龍之介と吉行淳之介」の文学作家ネタなんですね。 【あむ】さん [DVD(字幕)] 9点(2006-09-17 21:34:28) (良:1票) |
25.《ネタバレ》 暖かい映画だった。べたなストーリーでもそこが良い。堀北真希がすごく良い。薬師丸ひろ子も良い。てかとにかく全員良い。 【十人】さん [DVD(邦画)] 9点(2006-08-30 02:49:49) |
24.いやぁ、泣いた泣いた。 いい映画に出会えたなぁと思う。 実のところ。最初はどういう映画かわからなくて、どんな角度でこの映画を観たらいいのか悩みかけていた。 各登場人物のそれぞれのストーリーが、まとまりなくとっちらかってしまいそうな気がして、「大丈夫かなぁ」と思っていたんだけど。 ところが、アクマ先生の家族が云々ってあたりから、もう泣きっぱなし。 無駄にひねらず素直に「いいお話」、もっと言えば「お約束」なんだけどね。 構成が上手いんだよなぁ。 笑いも涙もサジ加減が絶妙。 オーバーすぎず、そして、ありきたり過ぎない、そんなストーリーを上手に集めて、キレイに絡めて見せてくれる。 素直に泣いてしまおうって思えるんだよなぁ。。。 昭和30年代かぁ。。。 俺はかろうしてその残り香を嗅いだくらいなんだけど、あの時代が一番「いい時代」だったんだろうな。 戦争の事後処理も一段落がついて、さぁ高度成長に向かおうという時代。 そしてまだ人の心が豊かだった頃。 それは、きっとノスタルジィではないと思う。 いや、素敵な映画でした^^ 【とっすぃ】さん [映画館(字幕)] 9点(2006-08-26 16:39:44) (良:2票) |
23.今まで観た邦画の中では一番かも。吉岡秀隆の演技って好きじゃないんだけど、それも何とか許せるくらい良い作品。皆元気で、人情味にあふれまくっている。その時代は知らなくとも、ほんとにこういう感じだったんだろうなぁと思いを馳せることができる。作りすぎのようでいて、リアリティにあふれているようにも感じる。個人的には一平ちゃんと六がとても上手だったので、彼らには満点をあげたい! 【にゃ~】さん [映画館(邦画)] 9点(2006-07-12 22:48:17) |
《改行表示》22.《ネタバレ》 レビューに当たって細かいケチをつけてしまうのがバカらしくなってくるほどほのぼのとしたいい映画です。登場人物はそれぞれ魅力的で愛らしく、極悪人が一人も出てこない。淳之介の実の父親はまあ、ちょっと憎まれ役ですが。昭和33年の世界を再現したビジュアルエフェクト、美術の努力には敬服するほかありません。現在出来るベストの映像ではないでしょうか。子供からお年寄りまで安心して薦められる映画ですね。 とはいえ、褒めてばかりではつまらないので、あえて気付いたことをあげるとすれば、この物語が昭和33年でしか成立しないのかといわれれば、そんなことも無いような気がします。六ちゃんの集団就職や三種の神器をとりまくドタバタはもちろんこの時代ならではなのですが、しかしそれもディティールであると思います。日本とは!戦後とは!なんて大上段に構える映画ではありませんが、もう少しこの時代だからという必然性が欲しかった気がします。そうすればもっと立ち上がっていく東京タワーも印象に残ったのではないでしょうか。 最後に「ALWAYS」という英語、要らなかったと思いますね。なんでALWAYSなのかもピンと来ないし、「三丁目の夕日」だけでいいと思いました。 そうそう、映画館での周りの反応ですが、年齢層は見たところ40代後半以上の方が多かったですね。きっとこの時代をリアルタイムで体験した人も多いと思います。そして皆さん大笑いしたり、手を叩いて喜んだり、最後はあちこちですすり泣きが聞こえてくるなど、いつも静かな日本の映画館とは思えないほどにぎやかでした。本当に皆さん楽しい時間を過ごしたのだと思いました。 【ロイ・ニアリー】さん [映画館(字幕)] 9点(2006-07-01 17:49:01) |
21.演出は野暮ったく,話の見せ場もミエミエ。おまけにオムニバスもどきの構成は,一本筋の通った物語を作れなかったことの裏返しともとれる。そう,もっとはっきり言うと,そのような映画は大嫌いなはずなのに,レンタルしてきたDVDを返却するまでに三回も観てしまった。そして三回とも泣いた。しかも同じシーンで(終盤のあそこ……と書けば,観た人なら誰でもわかる)。不思議な魅力を持った映画だと思う。VFXには目を見張るものがあるが,無論それだけではない。私はあの昭和三十年代という時代の残り香をかろうじて嗅いだ最後の世代だが,かといって,過ぎ去ったものへの郷愁に衝き動かされて涙を誘われるほど,まだ老け込んではいないつもりだった。それなのに,冒頭の町並みが映るシーンだけで胸が詰まった。《ああ……なつかしい……》特に,近所の人たちがテレビを前に我を忘れて興奮する光景。これが一番心に残った。本作で展開されるドラマは,現代でも十分起こりうる話である。昭和三十年代という時代設定を絶対条件としなくても,成り立つといえば成り立つ。だが,あの白黒テレビに映る力道山を,老いも若きも男も女も空手チョップを振りながら応援するその姿は,あきらかにあの時代を何よりも正直に映す鏡だと思った。私も確かにそこにいたのだと思うと,懐かしさ以上の何かを感じて,またしても胸が詰まるのである。結局のところ,昭和の前半とはどういう時代だったのかということを,センシティブに語る映画は今までなかったような気がする。そのような試みは,本作が初めてではないか。その点をとても評価したいと思います。8点。さらに,久しぶりに邦画で泣いてしまったことに対して,もう1点追加です。 【Roxy】さん [DVD(邦画)] 9点(2006-06-22 08:21:54) (良:4票) |
《改行表示》20.《ネタバレ》 巷ではありがちな話とかベタなお涙頂戴なんて評価もあるんだけど、よく考えてみると、ありがちっていうけど、 最近のドラマって、結構みんなひねくれてて、スレてて、こういう展開は見たこと ないです。私には逆に新鮮でした。あ・・・あ・・・、こんな話で泣いちゃいけないと 思いつつ、号泣。まだまだこういう話でも感動できる自分に嬉しかったです。個人的には六ちゃんがものすごくよかった。堀北真希ちゃん、びっくりするほど輝いてました。 こんなに彼女、うまかったっけ。 【うさぎ】さん [映画館(邦画)] 9点(2006-06-19 11:13:43) (良:1票) |
19.《ネタバレ》 みんなが主役のこの時代(演出の力もあるが…)、いいなぁ~。素直に感動できる映画だと思います、ほんとに。吉岡秀隆の演技を上手いと思ったことはないけど、今回はなかなかよかった。特に、淳之介がいなくなった後、自宅の家具をめちゃくちゃにするシーン。あのシーン、男の俺は最高に感情移入しました。最高! 【T橋.COM】さん [DVD(邦画)] 9点(2006-06-18 00:58:26) (良:1票) |