45.《ネタバレ》 大好きな作品です。惚れた。。。 【ガム】さん 9点(2005-02-05 23:35:43) |
44.(1941年生まれの宮崎監督がどのように意識しているかは知りませんが)、、、、、昭和40年代のサンデー、マガジンでは、戦記物が重要なジャンルだったようです。「ちばてつや」といえば、あしたのジョーじゃなくて「紫電改のタカ」だし、あと「ゼロ戦隼人」とか「大空のちかい」とか、、、、、60,70年代って、昼下がりのラジオからは「バラ色の人生」とか「パリの空の下」とか、シャンソンが流れていた時代でした。フランス映画もしっかり健在だったし。、、、、60年から70年は、安保闘争、東大闘争の時代で、若者は髪の毛長くして、みんなで肩組んで反戦フォーク歌って、デモって、アジっていて、加藤登紀子といえば、その頃、自由と反体制を象徴する歌姫の一人でした。、、、、、そんで時がたって、会社入ってスーツ着て、毎日忙しくて、昔の仲間と酒飲むと、「南の島でのーんびりしたいよなぁ、、、、。」、、、、「紅の豚」というこの映画は、そんな思いが全て贅沢に、ふんだんに盛り込まれています。、、、、加藤登紀子のシャンソンが流れてくると、学生の頃、仲間の下宿で安酒を飲みながら議論したこと、デモの隊列の中で凛として輝いていた娘のこと、様々に降りかかってくる現実の中で理想を少しずつ忘れてきたことなどなど、、、、が静かに、走馬燈のように、、、、。(以上、かなり想像も入ったおじさん達の心の内側でした)、、、、という世界が全くわからんっという場合は、たぶん、とてもつまらない映画だと思います。また、こういう世界は知らないけど、カラオケ行くと「イチゴ白書よもう一度」とか歌っちゃうという人には興味がわくかもしれません。、、、、、、そしてこういう世界の一端を知るものにとっては、かけがえのない映画です。はい。 【王の七つの森】さん 9点(2004-11-05 12:14:11) (良:1票) |
43.宮崎映画100人に聞きました。 をやると、マイナーな意見になりつつあるこの映画。 決して評価が低いわけでもないけど、割と忘れ去られている。 傑作ですよね? 僕の宮崎映画順位 「ラピュタ」「千と千尋」「紅の豚」と続きます・・・。さて「ハウル」がどうなるかなと楽しみです。 【やぶ】さん 9点(2004-10-11 20:09:32) |
42.これは全編アイロニーに彩られた作品だと僕は感じています。体制側だったポルコが軍を抜け反体制になったら豚になっていた。豚というのは資本主義における食肉産業の象徴で畜産動物の雄ですよね。アナキズムもしくは左翼的な香りが匂うとこですね。全体主義から"個"の尊重へ。僕はポルコ(宮崎)が自分で呪いをかけたとしか思えません(劇中でそういうセリフありましたっけ?)。豚になることによって恐らくそのコントラストがハッキリする事を狙った皮肉ですね。僕達はみんな良くも悪くも全体主義=和の中で生きていますから、この作品でもポルコ以外の誰かに感情移入してポルコを見ていると思います。中には「格好良い」と思う人も居れば「羨ましい」「妬ましい」という気持ちから嫌悪感を示す人も居るかも知れません。「わからない」という人も居るでしょう。しかしポルコの存在は、そういう僕達の精神状態や"個"に対する考え方を映す鏡であるとも言えるような気がしてます。魅力もあるがそれ故に憎悪もある。でないとみんなしてあんなにポルコを追い掛け回したりしません。この作品がすごいのは、娯楽映画としても充分に機能している点です。僕もアドリア海の美しさに目を奪われたひとりですから。個人的には、映画『イージーライダー』にも通じる作品だと思います。 |
41.加藤登紀子の素晴らしい歌声、夕暮れ時に優雅に飛ぶ飛行艇。。登場人物はみな自己主張強いけど互いに引き立てあってて。何より、悪党も含めて人生を楽しんで生きてるから好感度高し。ノスタルジー溢れる作品だねぇ(笑)好きなセリフ多々。。「戦争で稼ぐヤツは悪党だぁ、賞金稼ぎで稼げねえヤツは能無しだ~。」・上手いねぇ!「飛ばねぇブタはただのブタだ。」ウンウン(爆)そして「この軽薄な赤。~」この一言を発するカーチス。。あんたの性格丸裸(爆)ただ勝負決着が痛々しくて・・。あそこだけ好きになれないんス 【れこば】さん 9点(2004-06-22 20:35:01) |
40.豚がこんなカッコよくみえるなんて思わなかった。声、セリフがカッコよすぎ!惚れた!音楽もイイ。 【Piece】さん 9点(2004-06-11 23:01:47) |
39.アドリア海に赤い飛行機を飛ばせば、あとは余興のようなもので。宮崎監督の数あるポケットの中からさくっと古き良き世界を取り出したところじゃないかな。 【michell】さん [映画館(字幕)] 9点(2004-03-19 01:07:19) |
38.世界観、キャラクター、ストーリーと全て魅力的ですが、特に好きなのが音楽ですね。ノスタルジーをいっぱい感じさせてくれる心に染みる音楽がポルコをより渋いオジサンに引き立ててくれます。相変わらず空飛ぶシーンは気持ちいいですね。エンディングも良かった。 【ゆうしゃ】さん 9点(2004-03-09 09:54:49) |
37.文句無しの快作。主人公の外見はギャグだが、渋い…渋すぎる。痺れました。そこかしこに、粋なジョークと洒落が散りばめられていて、とってもクール!(俺の語彙はなんて貧弱なんだろう!)。こういう、一人も悪役が出てこない、全員気持ちのいい奴ばっかり!って映画も大好きです。見終わった後の気分は文句なし10点。加藤登紀子の歌も哀愁が漂っていてパーフェクト!森山さんもうまいが、大塚明夫氏は相変わらずいい仕事をしている。 【カシス】さん 9点(2004-03-02 19:37:31) |
36.世界中の飛べないデブを困惑させた罪作りな映画。 それはそうと作品のカンジや音楽などマジ大好きな映画です。 【じおう】さん 9点(2004-01-26 21:23:27) |
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35.よく「ジブリの中で一番好きなのはどれか」という問題がある。僕は「一位は流動するが、二位は恒に紅の豚である」とこたえます。だから9点。作品のスケールが壮大なものがおおいジブリの中で(天空!フカイ!かみかくし!)、豚はこじんまりと楽しめる。空賊たちが粋でかっこいい。ラストの加藤登紀子の歌があるおかげで、宮崎監督の言いたいことが確定します。 |
34.《ネタバレ》 第一次大戦が終わり,ファシズムが台頭するまでのそのつかの間の間,飛行機は飛行機らしく,飛行機乗りはひたすら飛行機乗りらしかった。そんな時代への愛情とノスタルジーに満ち溢れた世界。宮崎監督は,少年時代に見た一枚の飛行艇の写真の記憶だけでこの作品を作り上げたそうだが,たった一枚の写真からこれだけの世界を創る彼の想像力の豊かさに驚かざるをえない。この映画は「あの飛行機を飛ばしたい」という宮崎少年の夢なのだ。ラスト近くに魔法が解けて豚が人間に戻るシーンがあるが,これはそんな夢みがちな少年が憧れる時代が終わり,これから不幸な時代に突入していくことの隠喩である。「飛べない豚はただの豚」かも知れないが,彼はもう豚ですらないのだ。何かと問題になっている牧歌的なラストも同様で,これ以降飛行機が殺人機械に成り下がっていくことへの彼なりの反対表明であると思う。また,重要なことなのに何故か見落とされがちだが,この映画では人は死なない(私の記憶では)のである。それ故,私はその後にたどった歴史の残酷さを思い,さらにそれを感じさせまいと全編牧歌的なトーンで描いた監督の心中をも察し,胸が痛くなるのだ。マッキM33(赤飛行艇)の手作りの造形美,アドリア海の美しさ,「飛行機乗り」達の爽やかさと嫌味のない男らしさといったものが存在しえた古きよき時代を,そしてそれらが失われていく哀しみを味わう作品である。 |
33.飛ばねえ豚は、ただの豚だ。 豚がこんなに格好良く見えたことはなかった。 渋いぜ豚。 格好良すぎるよ豚。 かっこいいと言うことは、こういうことなのさ。 ズボンずらしてパンツ見せて歩いてる近所の中高生、豚の方がよっぽど格好いいぞ。 【深海】さん 9点(2004-01-12 00:39:11) (良:3票) |
32.さりげなく主張し、さりげなくおわる・・・台詞ひとつひとつはくさいけど、映画にさりげなく同化しちゃってて、やっぱ心地よぃなあ~紅さん。 【青犬】さん 9点(2003-12-28 08:19:59) |
31.いい意味で気を抜いて楽しめます。この話はもう全部好きです。世界中の人に紅の豚を観せ、これからは豚を神獣として畏怖し、崇拝させてやりたい(嘘)。 【流月】さん 9点(2003-12-10 13:57:23) |
30.豚を主人公にして、さらにその豚が森山周一郎の渋い声でカッコいい台詞をビシビシ決めてしまうなんて。この映画を観てアドリア海で飛行艇に乗りたいと思った人は私だけではないはずです。 |
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28.宮崎作品の中で1位2位を争うくらい好きな作品。何より豚カッコイー♪声も渋いのに外見豚ってのがまたイイ(笑 全てが大好きな作品です。 【あみ】さん 9点(2003-11-04 00:31:40) |
【戦慄の右クロス】さん 9点(2003-10-20 13:04:19) |
26.ジブリの中ではある意味一番好きな作品です。。ジーナの声がすごくすてきで聴くたび切なくなります。 |