25.自分としては7点だけど親が隣でぼろぼろ泣いていたので。 世代の違いでどうしようもないところがあるんだなと思った。 (ビデオ) 【zero828】さん 9点(2004-02-21 17:19:57) |
24.《ネタバレ》 すごく良かったです。感動しました。でもいくらなんでも殺せますかね?あんなにいい人でお世話になった人を。 いろんな意味で観終わっても頭から離れない作品です。 【ぽじっこ】さん 9点(2004-01-22 18:30:35) |
23.《ネタバレ》 やはりドラマの前に観ておかなくちゃと思い、遅まきながらDVDを購入。新聞記事から愛人にたどり着くくだりは強引かと感じましたが、交響曲シーンの映像、音楽、編集の力で、そういう細かいことは吹き飛びました。語り尽くされていますが、台詞のない旅の情景で、特に極限の状況なのに親子が笑ってじゃれあうシーンが秀逸。だから、すべてのドラマが切なく胸に迫る。そして殺人の動機は、観る人それぞれが受け止めるものでは、と思ってしまいました… 【coco2】さん 9点(2004-01-12 01:44:44) |
22.これは小学生の頃にTVで見ましたが、おそらく自分にとってサスペンスデビュー作だと思います。それ以来、松本清張はとても気になる作家です。自分の野望ために過去を消してしまいたい、その為には恩師も殺してしまう、そして刑事の謎解き、病人への差別・排除等、小学生の私にはとても衝撃的でした。 |
21.黒澤の野良犬を髣髴とさせるような熱さがこっちまで伝わってきます。丹波をはじめとする役者陣の好演も光るし、映像も綺麗だ。最後の加藤剛の犯罪の真相が明らかになるシーンの演出が素晴らしかったし、「宿命」という言葉が重すぎた。 すごい見ごたえがある作品だ。 【たましろ】さん 9点(2003-12-17 00:31:30) |
20.《ネタバレ》 非常に評価が高い事と来年のドラマ化の話を聞いてようやっと見ることにしたのですが、なるほど、これはホントに心と涙腺にクる作品ですね。クライマックスでの加藤剛の表情と回想がシンクロして胸に突き刺さります。これを今の状況でドラマ化しようとする関係者の度胸は買いますが、まぁ・・・いろんな意味であの時とは「違いすぎる」んで、これを超えるのは難しいでしょうね。あと、何度か話題として出ている殺人の動機ですが、和賀英良は三木謙一巡査の育ててもらおうとした「恩」と父親・千代吉とを別れさせた「恨み」との相反した感情を持っていたとすればどうでしょう。恩義を感じていただけならばずっと三木巡査の所にいた筈なのに結局のところ彼から離れた事がそれを暗示しているような気がします。 【しゃらら】さん 9点(2003-12-09 11:16:23) |
19.高校の時、社会科の先生が映画好きで、授業を潰してたまに映画を見せてくれました。その時に観た映画はどれも良かったのですが、この映画が一番です。 |
18.加藤嘉さんの演技に脱帽。もうたまらなくなって泣きました。丹波さんと森田さんの刑事役ってのはほんと今では貴重。 【fujico】さん 9点(2003-09-28 18:01:38) |
17.序盤早々、“カメダ”や東北なまりを手掛かりに二人の刑事達が盛夏の中、汗だくになりながら東奔西走するという緊張感のある展開でゾクゾクさせてくれる。やがて点と点が線に繋がり、謎めいた事件の全容が明らかにされてゆく。この辺り、構成もしっかりしており腰を据えた演出も申し分ない。前半のサスペンスタッチの展開から後半、悲痛な人間ドラマが浮き彫りにされていくわけだが、本作で忘れてならないのが作品を支える俳優たちの名演。とくに緒方拳と加藤嘉の情感を込めた演技が素晴らしく、この作品の印象付けに多大に貢献していた。《ネタバレ》ラストのクライマックス、悲哀に満ちた力感のある菅野光亮作曲・演奏「宿命」をバックに、和賀(加藤剛)の哀れな少年期の回想シーンとシンクロさせる演出は圧巻の一言であり、劇的な効果を収めている。これはまさに映画だからこそ可能な表現方法であり、観る者の脳裡に鮮明に焼き付けてくれる。雪が吹きすさぶ厳冬の中で行われる父と子の巡礼、偏見と迫害の中で強まる親子の絆などなど、当時不治の病といわれたハンセン氏病を取り入れ悲痛な社会派ドラマに仕上げる作風は、さすが監督野村芳太郎らしい。余りにも日本的なサスペンスドラマの名作です。 【光りやまねこ】さん 9点(2003-08-16 13:27:42) |
【パキサン】さん 9点(2003-08-08 23:57:22) |
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15.昔、泣ける映画という、ふれこみに反発しながら、一人で観た。人目が無かったから、思い切り号泣した。だが、細かいところは忘れてしまったな。もう一度観てみようと思う。歳月は人を変えるというが、まだ、泣けるだろうか。 【すぎさ】さん 9点(2003-07-09 16:05:25) |
14.公開当時、ハンセン氏病の知識もないほんのガキンチョだった私ですが、画面から受ける圧倒的な迫力と、胸苦しいほどの哀しさに涙しました。子供のくせに加藤嘉さんの大ファンになったのもこの映画を見て以来。生き続けることは、もしかしたら死ぬことよりも苦しいのかもしれない、でも生きているというだけで尊いということが、理屈ではなく感覚として迫ってきたんだと思います。 【Rei】さん 9点(2003-07-08 21:22:45) |
13.私は放浪するシーンがメインの後半より前半の捜査のシーンが断然好きです。特に東北弁の「かめだ」の謎が分かる所とか見事です。後半はやはり加藤嘉の「そんな人、知らねぇ」に尽きます。 【まりん】さん 9点(2003-06-09 01:17:17) |
12.私は見終わった後、ものすごく切ない気持ちで深く落ち込んでしまいました。あまりにも悲しい話に涙も出ないほどでした。前半は丹波さん演じるベテラン刑事と森田さん演じる若手刑事が、ひとつ謎を解いてはまた別の謎にぶつかり、そうして少しずつお互いの謎を解くうちに次第に事件の真相がうっすらと表れはじめ、見ている私はどんどん映画に引き込まれていきました。壮大な音楽にのせて描かれる後半になり、ある男の壮絶な過去が少しずつ明らかにされ、どんな理由があろうとも人が人を殺してはいけないと知りつつも、事件のおおよその真相を語りながら涙ぐむ丹波さんの演技にものすごく心が痛みました。後半はとにかく見ているのが苦しくなり、見終わったあとは大きなため息がひとつ出ました。 【はがっち】さん 9点(2003-04-22 00:18:44) |
11.傑作と思います。それぞれの気持ちがなんとなく理解でき、それだけにやり切れない悲しい気持ちになります。父が見ながら号泣してた。 【たーしゃ】さん 9点(2003-04-02 22:47:06) |
10.DVDで最近見ました。映像の美しさに感激。付録映像でロケハンの苦労が語られていましたが、この時代の機材でここまで、と驚きました。スタッフ、役者共に一級で、細部までこだわった作りは日本映画の誇りだと感じました。完璧ではないけれども、この水準の映画をもっともっと見たいと感じました。 【モリブンド】さん 9点(2003-03-09 00:01:43) |
9.面白い日本映画を見るのが好きです。これは名作。当たり前だけど役者が役者な映画ですね。 【venom】さん 9点(2003-01-15 03:45:39) |
8. 確かに清張の原作より素晴らしい(御本人も認めてらっしゃるし)。ここまでの傑作となりえたのは、原作でチョロッとしか書かれてない「父子の乞食遍路」をクライマックスに据えた橋本忍(と山田洋次)の脚本の上手さがあればこそ。イヤ、野村芳太郎監督の演出が(カットバックしまくりで)手堅いのも主たる要因だとは思うけど。加藤剛や丹波哲郎、森田健作に島田陽子は別にどうということもないが、緒形拳と加藤嘉の迫力には脱帽!ビジュアル系の若いニーチャンやネーチャンだけ出しても、脇を締める個性的なバイプレーヤーを欠けば、名画の域には容易に達しないコトが如実に証明されていると思う。原作を凌駕した希有な作品に敬意を表して…9点!(-1点の理由?泣かせようってのが見え見えなんで) 【へちょちょ】さん 9点(2003-01-04 06:29:48) (良:1票) |
7.原作も良かったけど、映画はそれ以上です。俳優の表情一つでここまで伝わるものが違うのかと驚きました。内容的には不条理でもないのに、痛すぎる人間の性というものを痛烈に伝える内容となっている。 【恥部@研】さん 9点(2002-12-25 18:21:24) |
6.私がこの映画を始めて見たのは同じ清張原作「鬼畜」との2本立でした。もう強烈すぎて一緒に見た友人とは今だ日本映画史上最高傑作と確信しています。 【キャンディ-ズ】さん 9点(2002-11-19 01:27:22) |