7.久しぶりに映画を観て感動しました。中国人の監督さんなのにああいう戦時下の極限状態を、偏見なしにうまく表現していると思います。あと、日本兵隊長(酒巻?)のかっこよさにも感動しました。昔はああいう、たくましくて、立派な日本人が多かったのだと思います。減点の1点は、日本語の聞き取りにくさです。この映画は、歴史の不勉強な人には観て欲しくないですね。せっかくの歴史に残る傑作をヒステリックに批判して欲しくないですからねぇ。 【すけさん】さん 9点(2003-06-18 22:39:52) |
6.おもしろい映画でしたが、花屋と通訳の掛け合いが、一部、聴き取りづらかったのが残念。 【himagin】さん 9点(2003-04-05 13:01:55) |
5.多くを語るべき作品なのに、観終わったら声も出ない。 【山岳蘭人】さん 9点(2003-02-16 21:45:15) |
4.日本の首相が決して「感動した!」等と発言できないであろう映画。しかるに日本が参戦した戦争を描いた映画としての大傑作。中国でこれほどの映画が作られた事に日本人として感謝せねば嘘だ。これは反戦などというみみっちい括りを遥かに超えた、愛しく、醜く、どうしようもない人間の本性を描いた偉大な映画。 【るーす】さん 9点(2003-01-26 18:58:09) |
3.村人や軍関係者達の間に少しずつ積み重なってきた綻びのような破綻が、様々な要因で急転直下の収束を迎え狂気の沙汰演じるまでの流れは見事でした。そしてマーさんがもっとも嫌い泣き叫んでまで拒否したことを彼自身が行ってしまう。魔がさすとは言い得て妙で、鬼は形を持ったものではなく、いつの間にか人の心にすり寄っているものなのかもしれません。ゴロンゴロンした後、マーさんは全てを昇華できたのでしょうか? 首筋に這っていた蟻はそれを拒否してたのだと思う。なぜか地下水道を観た後と同じ感情を持ってしまった。目指したものは違うはずなのに。 【ロバちゃん】さん 9点(2003-01-05 12:25:01) |
2.イチオシの映画。10点満点にしてもいいくらいですけど、濫発を避けるといった意味合いで、少し控えめに9点にしました。序盤で日本軍のマーチがかかるシーンでは、おもわず笑ってしまいました。本当は笑っちゃいけないのに、なぜだろうか。いまでも不思議だ(笑)。それと、香川照之っていう人の演技力はスゴイ!とにかく迫力がありました。上司に掛け合った直後に、同じ日本兵が花屋を蹴ったり殴ったりしたけど、別にどうってことはなかった。昔は体罰もありだっただろうし、日本の上下関係というのはこういうものだから。日本軍そのものの描き方も上手かった。チアン・ウェンは親日家だと観る前に知ったけど、よく描けたなあって感心しましたね。花屋が農民を殺害したシーンも、「すげーっ!!」って思ったけど、同時に「いいな~」って感服もしました。加えて、締めもめちゃくちゃいい。あそこだけカラーにすることで、観ているこちらに衝撃を与えるようで。だから、日本・中国という国境枠的な次元の低い戦争話ではなく、タイトル通り 人間の心の‘鬼’を描いた話ですね。 【ネクセル】さん 9点(2002-12-25 22:06:02) (良:1票) |
1.‘中国版マーティン・ローレンス’とでも言えそうな、主人公の人間味溢れる表情が印象的な前半、香川照之(『七人の侍』の三船敏郎さんを思い起こさせるような、鬼気迫る演技でした)はじめ日本軍と村民との距離が縮まったかに思われた中盤、そして唯一のカラーのシーンが深く心に刺さったラストまで、ほんとに印象に残る、強烈な作品でした。 【wood】さん 9点(2002-11-23 22:51:08) |