59.ユージーンの最後の行動に涙しました。彼も幸せだったんですね・・。にしてもユマ・サーマンは美しかった!! 【ネフェルタリ】さん [DVD(吹替)] 9点(2006-07-17 10:22:08) |
58.《ネタバレ》 何十年後かには確実に訪れそうな最先端選民思想への恐怖をうまく描いていると思う。 少し冗長な分カタルシスも弱いが、展開自体はなかなかスリリング。 「着眼点の良さ」を、ストーリーが壊すことなく、キッチリ仕上がっていると思う。 面白かった。 【とっすぃ】さん [DVD(字幕)] 9点(2006-06-15 01:29:16) (良:1票)(笑:1票) |
57.《ネタバレ》 この物語で注目すべきテクニックは対比にある。例えば、優性×劣性、オプティミスト×ペティミスト、裕福×貧富、社会×人間、科学×生命。対比の構図がいろんなところに存在する。その対比が果てしない未来にリアリティを持たせている。 ところで、ジェロームはなぜ最後にあんなことをしたのでしょう?この謎がうまいテクニック。この謎が完全に解けるまで、何度も観て楽しむことができる。 【028】さん [ビデオ(字幕)] 9点(2006-05-06 16:07:33) (良:1票) |
56.この作品を「スタイリッシュな映像」という言葉で表現をすることがよくあります。確かにその通りなのですが、これだと単なるオシャレ系の作品と思ってしまい、敬遠される方がいるかもしれません(実際自分がそうでした)。また、SF作品としては突っ込みどころが満載です。時代とテクノロジーの設定に関しては、かなり粗さが目立ちます。しかし、これは些細なことです。この作品の持つ真の魅力は、「人は何のために生まれてくるのか」という人間が持つ根源的なテーマを、美しい映像と深みのある音楽、そして何より緊張感あるドラマで描いている点にあると思うからです。鑑賞後、切なさを含んだ複雑な感情を呼び起こす、素直に観て良かったと思える名作です。 【目隠シスト】さん [DVD(字幕)] 9点(2006-04-17 17:35:23) |
55.遺伝子レベルの差別を他人だけではなく家族からまで受けていたヴィンセント、彼の胸中を察すると切なくなる。「僕に何ができるか決めつけるな」彼が涙を浮かべながら言ったこの一言に全てが集約されていたと思う。そして独特の映像美、本当に良かった。 【ガンジャマン】さん [DVD(字幕)] 9点(2005-11-21 04:18:41) |
54.劣勢遺伝子がどうのこうのの割にはオマエら絶対(少なくとも俺よりは)文句無く良い遺伝子持ってるんだろうという美男、美女のキャスト陣。アンドリュー・ニコルは自身が思い描いていた世界感をこの映画でどの程度反映できたんでしょうか?初監督(で無ければ私の勉強不足です、申し訳ありません)作品にしてはかなりピタっとはまったのではないでしょうか?一度聞いてみたいものです。勿論、お会いする予定などありませんが。私は流れる空気を含めて素晴らしく魅力的な空間が出来上がっていると感じました。本物と偽者、その恋人の三人は最初、非常に無機質な感情の無い人間と言う印象を受けましたが、話しが進むにつれ、お互いがお互いを必要とするにつれ、血が通った人間に見えてくる。実は一番人間臭いジェロームがぎりぎりのところで完璧さを保つ為に選択した行動は哀しいものでしたが、同時にとても美しいものでした。素晴らしい2時間、ただ、スーツを着たまま宇宙に行ってしまうところは声に出して突っ込んでしまいましたが。 |
53.終始画面を彩るダークな色彩に見せられました。ニコル監督はこれからも要チェックです。 【maemae】さん [ビデオ(字幕)] 9点(2005-11-08 14:15:55) |
【アオイ】さん [DVD(字幕)] 9点(2005-09-04 21:24:44) |
51.《ネタバレ》 とにかくジュード・ロウの最後の表情が忘れられない。弱いこともそれほど悪くない、と思わせてくれた逆説的な人生賛歌。ということにしとく。 【馬飼庄蔵】さん [DVD(字幕)] 9点(2005-06-13 19:17:42) |
50.近未来映画の映画なのだが外見は未来って感じの映画ではない。 しかし話の内容はいまはまだ現実には無い事だが近未来には本当に ありそうな内容で考えさせられた。 最後に教授の「今後の参考に」の台詞はかなりアツかったね。 【まろ】さん [DVD(字幕)] 9点(2005-05-24 15:13:28) |
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49.ストーリーも違和感がなくてすごく良かった。ただ、宇宙船に入っていくところでセットがちょっと安っぽかった。ジェロームが扉を閉めたとき、悲しそうでも卑屈でもなく、ちょっと幸せそうな顔だったのが泣けた。 【さら】さん 9点(2005-03-14 11:03:45) |
48.4、5年前に友達に紹介されたんだけど、やっと見ることができました。 やっぱ、不適性者でも適性者の能力を超えられるってとこが良いですね。 【B級大好き!】さん 9点(2004-08-10 19:44:23) |
47.《ネタバレ》 反発は覚悟の上で書くが、これは「アメリカ万歳」映画だと私は思っている。 一般的にアメリカ万歳映画だと思われているアレやソレに高評価を与えている私なんだけれども、それらの圧倒的なスケール感は、今の時代ではやはりアメリカじゃないとできないということは否定できないし、軍や宇宙技術といったアメリカの充実した「ハードウェア」に依存している面は大きい。一方こちらは未来のNASAである「ガタカ」が舞台だが、中心に描かれるのは遺伝子によって人生を決められた人間の運命への抵抗と、それへの勝利並びに敗北である。 どうも日本人の多くの傾向として、滅びや別れの悲しい運命が待ち受けていようともそれを潔く受け入れる姿は美しいと考えがちである。この映画を見た人の中にも主人公に対し「何もそこまでしなくたって・・・」と思う人は少なくないと思う。しかしその運命の渦中にいる者にとっては今にも逃げ出したい現実でしかない。実際映画の中では何かと遺伝子的に優れた弟と比較され、生きるために必要な自尊心さえ傷つけられる。主人公が宇宙飛行士を目指す理由も現実から逃げることだった。アメリカという国はフロンティア精神と言われるように自ら進んで開拓していくイメージがあるが、実際のところは清教徒が迫害を逃れるために新世界に希望を求めたというのが本音であり、やがて移民が増えるに連れ徐々に西へ西へと地平を広げていく過程で自由、自主、独立、開拓・・・アメリカのパブリックイメージであるこうした国民性を手に入れた。時には銃で先住民を駆逐する「犯罪」を犯しながら・・・主人公もこうして宇宙という「西海岸」へ到達し映画が終わる。 決められた運命を受け入れるのは美しく見えるが、本来人間と言うのはより良い存在になろうとすべく努力を重ねる。それは生きるために必死に道を探す、「生物」としての人間の姿でもある。(私は決して主人公の犯罪を肯定しているのではない。ただ自分の生きる道が自分の運命とは違う所にあると知って罪を犯すことを選んだその心を否定はできない)ドクターが最後に不正を許したのもジェロームの人生の選択も、あくまで自分自身として生きようとした主人公に胸を打たれ夢を託したからだと思うが、その姿は自分の道は自分で切り開くプラスのイメージでのアメリカ人の在り方でもあった。 これはアメリカの精神の部分に光を当てた「アメリカ万歳」映画だと思うのだ。 |
46.《ネタバレ》 「お前には無理!理由は何かって?そういう遺伝子やから。」 …これゃまた絶望的な未来ですな。 メイン3人の演技の素晴らしさもさることながら脇役人も良かった。 兄の遺伝子以上の能力を認めた弟。 遺伝子と逆らう主人公に息子の未来を夢見た医師。 エンタテイメント的な感動や楽しさは無いが、余韻がなんとも言えない傑作。 見てよかったとしみじみ思いますわ、ハイ。 【ふくちゃん】さん 9点(2004-07-02 16:15:01) |
45.ガタカの世界は現実世界を誇張したものというよりは、わかりやすくしたものと考える方がしっくりきますね。とても考えさせられる映画です。何よりジェロームの存在が素晴らしいですね。彼の存在がなければそれなりの映画にしかならなかっただろうと思います。 【ばかぽん】さん [DVD(字幕)] 9点(2004-04-18 15:50:54) |
44.近未来だからといって現実離れした感もなくすんなりと入ってきました。主人公二人の生き様は違うものの不可能を可能にするっていう目的は同じで。。とても奥が深くて切ない。この映画は見れば見るほど味を増す映画だと思います。映像もすごく綺麗だし、見た甲斐ありました! |
43.《ネタバレ》 映像も話もとても良かったです。遺伝子で決められた運命に必死に抗うイーサンの姿は胸に響きました。正体を偽ってでも夢を叶えたい、とゆう強い信念にです。ジュードの役はその反面切なかったです。栄光の人生を送っていたのに、目指していたモノが手に入らなかった現実を受け止める強さが、彼にはなかったのかもしれませんが、イーサンと出会って彼の強靱さに更に打ち負かされてしまったのか、ラストは衝撃でした。出来れば本当に旅立って欲しかったな、と思いました。ユマはとても無機質で美しかったです。時期を置いてもう一度観てみたいと思える作品でした。 【n@omi】さん 9点(2004-03-24 16:56:22) |
42.《ネタバレ》 生まれたときから、遺伝子によって自分の限界を知ってしまったら人間は努力などできるだろうか? 私にはできない。努力して運命を切り開こうとしても遺伝子によって自分を知りすぎているのだ。 だからユマ・サーマン演じる女性は、夢を諦めて生きている。 たぶん誰もがそうなるだろう。 しかしイーサン・ホーク演じる劣等な遺伝子の持ち主は、けっして諦めなかった。そして遺伝子が教えてくれた自分の能力を上回ってしまった。これは奇跡。 この対比する男女2人を恋愛関係にして映し出す姿はとても見事でそれ自体がこの映画の勝因だと考える。 注目のジュード・ロウは、優秀な遺伝子なのに、優秀でいられない自分に絶望して死んだ。 優劣が最も優先される社会に身をおく自尊心の強いジュードには、こうするしか方法がなかったのかもしれない。 ジュード・ロウがこの世界で生きる未来の人間たちの苦しみを1人で演じている姿が素晴らしかった。それに拍車をかけて全編を通して流れるあのもの悲しい音楽はこの作品にぴったりだった。久しぶりに感動した。 【花守湖】さん [映画館(字幕)] 9点(2004-03-21 13:16:41) (良:1票) |
41.《ネタバレ》 不思議な世界。自分も冒頭にあったようにこんな世界がくると思ってる。中身は天才ジュード・ロウが凡人イーサン・ホークに自分を提供するとゆう奇怪な設定。ラストの銀メダルぶら下げて燃えていくシーンはおめでとうなのかさようならなのかなんとも言いがたい。クールな作品だった。 【モチキチ】さん 9点(2004-03-08 21:04:50) |
40.《ネタバレ》 元々木星にいける能力があるのに遺伝子の小さな差で区別されるビンセント像が説得力がありお話に無理がない。出てくる適格者達にもやっぱり何かしら問題や思惑があって、偶然・意図的にそれらがビンセントの夢の実現を助ける形になっている。ビンセントのがんばりだけで終わっていない所に好感が持てる。現実離れしてない近未来像も良かった。 【リン】さん 9点(2004-02-28 18:09:42) |