28.《ネタバレ》 黒澤映画では珍しい前作「用心棒」の続編的作品。加山雄三、田中邦衛、小林桂樹、平田昭彦ら当時の東宝の各人気シリーズのレギュラー俳優が脇を固めるどちらかといえばプログラム・ピクチャー色の強いのも黒澤映画では異色な感じ。それでもじゅうぶんに楽しめる。中でも小林演じる見張りの侍が人質なのに敵である若侍たちと一緒に喜んでしまうシーンは笑える。そしてやはりラストの三十郎と室戸の対決シーンの衝撃は初めて見た時から忘れられない。 【イニシャルK】さん [地上波(邦画)] 10点(2005-03-02 00:03:45) |
27.《ネタバレ》 若侍達に加担するなりゆきが多少安直。苦しいがここで自分の最高峰「七人の侍」と差をつけさせてくれ。しかし完璧だ。流れるようなストーリー、何度見ても色あせしない大傑作。黒澤傑作群の中でも用心棒と並び「三船敏郎」を必要とした作品であることは間違いない。安易なシリーズ化というのではなく、贅沢は言わぬTVシリーズではなく黒澤監督の手であと一本だけでも○×三十郎、いや四十郎を見たかった。 |
【おでんの卵】さん 10点(2004-09-04 02:32:11) |
25.三十郎のユーモアのある粋なせりふがとてもよかった。ストーリーもうまく緩急がついてだれることなく最後まで引き込まれる。何度も繰り返してみたくなる最高の映画。 【HK】さん 10点(2004-08-15 02:06:01) |
24.用心棒よりこちらかな。ユーモア感が前作よりぐっと増していて、それは三十郎は本来修羅の道(まさに前作の舞台そのもの)に生きる人であって、こちらの映画の世界観から微妙に浮いている違和感から来ているように感じます。だからこそ、彼と室戸だけのシーンはいっそう引き締まるのではないかと。ストーリーには本当に無駄がなく、なにしろ三十郎という人間の説明すら省かれているので(^^; やはり用心棒をみてからこちらを観た方がすんなり入り込めると思います。 【あさしお太郎】さん 10点(2004-06-28 04:51:15) |
23.三船敏郎と加山雄三たち、若侍がならぶとその肉厚さにびっくりします。まさしく膂力のありそうな浪人という言葉であらわせますね。 確かに鞘に納まるタイプじゃないないな。 【きつま】さん 10点(2004-06-26 19:37:15) |
22.黒澤作品の中では、最も娯楽色の高い作品だと思います。ファンとしては、もっとこういった作品を何本か作ってほしかったと思いますが、監督はもっと他に残さねばならないテーマや構想があったのでしょう。でもきっと黒澤監督は、「娯楽物だっておれが作れば、誰にも負けないよ」とあっさり言ってのけるのでしょう。あっぱれ。 【やまさん】さん 10点(2004-06-20 22:24:44) |
21.黒澤作品の武士部門では緊迫感と疾走感の流れがよく、一番好きです。 今も昔も若大将は若大将。青大将も青大将でした... 【axion】さん 10点(2004-06-17 04:28:34) |
20.「われわれ9人で・・・」「10人だ!」もう、このやりとり最高。 【あさ】さん 10点(2004-05-19 10:37:50) |
19.脚本は前作「用心棒」以上に練り上げられ、無駄が無くて面白い。若大将をはじめとする東宝映画のオールスターキャストが豪華で楽しい。前作には無かった殺陣シーンでの効果音が心地よいね。その効果を最大限に利用したのがあのラストシーンなんだろう。ただ、仲代演じる室戸半兵衛は個人的には卯之助より魅力が足りないか。 【nizam】さん [地上波(吹替)] 10点(2004-05-11 12:29:27) |
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18.現在高校生のまだまだいたずらや遊ぶ事が大好きな子供のわたくし。この映画はそんな遊び心を擽る素晴らしい作品。好奇心を擽る椿三十朗の言葉。随所に盛りこまれた小さなギャグの数々。全てが楽しくて、画面から目が離せなかった。この作品はたった90分間。それ程長いとは言えない。でもその90分に3時間の『七人の侍』と比較できない程の感動と衝撃をうけた。この作品は遊びの要素と真剣で楽しめる要素がギッシリ詰まった、素晴らしい作品です。10点! 【ボビー】さん 10点(2004-03-17 17:57:13) |
17.用心棒の続編。傑作ですから必ず見ましょう。周到に計算された娯楽性と深い人間観の見事なユニゾン。40年前の日本でこんな映画が作られたのは奇跡です。まさに天才の仕事。 【青い車】さん 10点(2004-03-04 15:26:39) |
16.黒澤映画で、初心者が一番最初に見るべき映画です。 時代劇なのですが、何処と無くメルヘンチック? 【T-zen】さん 10点(2004-02-03 14:28:36) |
【ゆうろう】さん 10点(2004-01-05 17:04:53) |
14.数ある中で一番、繰り返して見た回数が多い映画です。ビデオ時代に何回見たか判らない。用心棒ほどのクールさはないが、ユーモア溢れ、全体に漂うほんわかした暖かさから、どのシーンから見ても文句なしに楽しめます。見せ場もたっぷりと用意され、カメラワークの素晴らしさには唸ってしまう。 【アトミック】さん [映画館(字幕)] 10点(2004-01-05 02:43:53) |
13.仲代達矢を除いた悪役連中は確かにしょぼいが、本当に面白い映画。若手武士の歯がゆさとか、権力闘争の汚さとかうまく書けている。三船敏郎の魅力がいかんなく発揮されているのも本作ならでは。 |
12.日本を代表する役者:渥美、勝、高倉、松田を以ってしても、この時期の三船敏郎の神がかり的な「存在感」に勝る者はない。 四十年のときを経てなおも輝き続けるいぶし素浪人。 電光石火のごとく見張りを切り殺し、若侍の下へ歩み寄りの激しいびんたのシーン。 「生きるか死ぬか」を心底分かっている男の凄みが見事に出てましたね。 いやシビレました。 こんな役者は二度と出ないでしょうね。 恐るべし!!! 三船敏郎。 【Beretta】さん 10点(2003-11-15 16:49:23) (良:1票) |
11.黒澤の中で、一番好きです。ひたすらエンターテインメントに徹している姿勢がすばらしいと思います。 【のほほん息子】さん 10点(2003-10-31 04:37:31) |
10.用心棒はずっと息を呑むような展開だったのに比べ、緩急をつけ方が絶妙で心地いいです。特に奥様とのやり取りは最高です。クライマックスの椿も見事に色が見えました。対決シーンはオマケって感じがします。 【亜流派 十五郎】さん 10点(2003-10-28 20:59:31) |
9.はじめてみた黒沢映画。三十郎のセリフ「俺は酒飲むと頭良くなるんだぜ」にはしびれた。あんなおっさん近くにいないかなー。いても困るけど。若かりし日の田中邦衛、加山雄三や小林桂樹も必見。私はこれを観て三船敏郎の大ファンになり、彼の出演する黒沢時代劇を見漁りました。 【クリロ】さん [ビデオ(字幕)] 10点(2003-08-28 21:08:57) |