7.《ネタバレ》 「半オチ」の脚本。三十路過ぎて色気が「半落ち」の鶴田真由。「半落ち」以前にいつまで経っても俳優として半人前な吉岡秀隆 等々、文字通り「半落ち」だらけの本作。しかし、「半落ち」と言いつつ、最後の最後で原作に登場しなかった森山直太郎を「半落ち」にできなかったのは、映画版の痛恨のミス。つまり、森山直太郎に対して「せめてキーを半音落として歌え!このっ、半人前のナルシスト野郎が!」と取調室で問い詰めた後に再録音させてはじめて、「映画版の方も半落ちですよ」と堂々と言い張ることができるのです。 【STYX21】さん 4点(2004-06-12 08:24:55) |
6.《ネタバレ》 自分勝手な登場人物が多いなあと思いました。世の中は大変なものです。自分の家族かわいさだけを見せられても、中身が薄かったら隣の葬式みたいなもので、大変ですねとしか言えない。この映画の最大の欠点は寺尾聡が隠す2日間に共感できないところです。他の出演者の誰にも感情移入できません。樹木希林でさえも。あと、この映画の男優のところに井原剛志の名前がないけど、この映画で唯一存在感があるのは彼だけでした。 【omut】さん 4点(2004-02-19 20:55:01) |
5.色々と考えさせられる作品ではありますが、正直穴が多すぎて頭の中に生じるツッコミを抑えるのに苦労した。役者は豪華ですが割と大事な役柄の鶴田真由が軽いというか表面的というか。何も響くものが無い演技。視点も中途半端にコロコロ変わって混乱した。ストーリー自体は悪くはないのでこの点数。 【ラーション】さん 4点(2004-01-24 03:01:35) |
4.話はいいのに、不完全燃焼です。いろんな登場人物の物語をいろいろと入れすぎたせいか、肝心の主人公の話が薄くなってしまったように思います。ちょっと脇役まで豪華にしすぎたんじゃないでしょうか。 【いざ、ベガス】さん 4点(2004-01-21 22:09:18) |
3.寺尾聡さんのピュアな瞳。世の中の騒々しい事柄を全て洗い流したような清さがある。そしてその瞳の先に、物語に絡む大勢の人物が照らし出される。背負っているもの、苦悩。そうして伸びる黒い影こそが、今の日本の実像そのものなのであろう。佐々部清監督は「陽はまた昇る」に続いてこれぞ日本映画!と思える作品を撮ってくれた。 ただ、それと映画の面白さは別。詰め込みすぎな上にテンポが悪いのでダレてくる。原作(既読)を超えるというのは余りにも難しいのだろうか。 【紅蓮天国】さん 4点(2004-01-18 14:35:29) |
2.話自体は決して悪くないし、登場人物すべてのストーリー(背負っているもの)を描き出して興味深い。逆にいえば欲張り過ぎて中途半端かな。俳優陣の演技は素晴らしいのだが、映画的な面白さに欠けている。カメラワーク、色使い、音楽どれをとっても印象に残らない。エンドロールの紅葉の汚さと音楽のミスマッチときたら… 【つむじ風】さん 4点(2004-01-11 03:48:22) |
1.原作は読んでいませんが、、映画は微妙でした。登場人物が多すぎて誰のストーリーも中途半端でした。そして一番イタイのが、空白の二日間にしていたことを何故あそこまで隠すのか、という理由が弱かったのです。しかし、役者の皆さん熱演していて良かったです。 【kaneko】さん 4点(2004-01-09 22:07:57) |