13.数日前に硫黄島のドキュメンタリーの再放送?を見てどうしてもこの映画が見たくなりツタヤに走りました。悲惨さや人間が鬼畜に落ちていくさまなど、硫黄島の真実はこの映画からは伝わってきませんでした。硫黄島はフィクションでは描ききれないほど悲惨なのでしょう・・・ 【東京ロッキー】さん [DVD(邦画)] 6点(2007-08-10 19:24:14) |
12.台詞が聞き取りにくい箇所多々でストレスたまりまくり。やっぱり、監督イーストウッドはあまり好きじゃない。彼の一番描きたかったことは、この映画でもやっぱり伝わってこなかった。硫黄島のドキュメンタリーを見て、そのあまりの悲惨さに身も心も硬直したことを思えば、いささか薄っぺらさを感じざるを得ない。アカデミー賞なんて取ってくれなくて正解です。 【すねこすり】さん [DVD(字幕)] 6点(2007-07-28 17:52:16) |
11.『父親たちの星条旗』では複雑で凝った構成で戦争をめぐる「社会」を描いたけれど、こちらは正攻法で戦場というミクロな空間における戦争を描いている。戦場のさまざまな人物像に焦点を当てる構成で、とくに加瀬亮演じる元憲兵の清水が印象的だった。戦場を描くといっても、戦闘シーンそのものは淡々としていてあっけない。みんなあっけなく死んでいく。映画全体を達観したような「あっけなさ」が覆っているが、にもかかわらず戦場の「人間」を描けてしまうのがイーストウッドの卓越した技術なのだろう。硫黄島二部作に共通するシンプルなヒューマニズムには十分に共感できた。ただ、二宮和也の起用は、他の方もいうように疑問。アメリカではアジア人は大人も子どもも同じような「年齢不詳」に見えるとよく言われるが、この映画での二宮はそのアメリカ人の「年齢不詳」感をそのまま映像にしたような、(日本の観客から見れば)大人と子どもを行ったり来たりする不徹底な人物設定に思えた。本人はがんばっていたと思うが、これはキャスティングと人物設定の問題だと思う。 【ころりさん】さん [DVD(字幕)] 6点(2007-07-27 10:10:37) |
10.なぜ硫黄島があれだけの激戦になったかというとB29の前線基地になるから。陥落によってB29が日本上空を自在に飛び廻れるようになり、可愛い奥さんや子供の頭上に爆弾が降り注ぐ事になったわけで、冒頭の「こんな島くれてやればいいんだよ」にまず違和感が。また、浜辺の塹壕掘りに根をあげてるのに、岩山刳り貫いた迷路が一夜にして出来てしまうのも変。まるでチンピラ集団のような日本軍も変だし、ナチス政権化のポーランドのような日本本土の描写も変。余力がある時点でやたら玉砕したがるのも変。…という感じで、監督に悪意が無いのは解りますが、やっぱりこういう映画は日本人の手で作らないと。 「ラストサムライ」は「日本近代化の膨大な要素を抽出する為のフィクション」として、監督が語っているように端から史実を描こうとはしていない。だけどこの映画は「史実」として描こうとしているわけで、こういった誤りはやはり気になります。 しかし「トラ!トラ!トラ!」の頃のような日米が完全に互角に組んだ映画作りは、今の邦画界の実力では無理かな…という所に思いが行ってしまいました。 【番茶】さん [映画館(字幕)] 6点(2007-06-16 00:32:01) |
9.一番気になったのは台詞が聴きとりにくかったこと。良くいえば、うまくまとまっていて真面目な作品。悪く言えば、驚くような抜けたところがない。ほんと重くて気分も沈むのだけれど、深みがない感じ。そんなに新鮮味もなかった。強いてあげれば、意外にも二宮が堂々と自然な演技をしていたこと。頑張っていたと思う。胸に染みたのは余韻が残るラストシーン。綺麗で無駄がなく、凄く良かった。 【Syuhei】さん [DVD(字幕)] 6点(2007-04-24 23:34:05) |
8.う~ん、かなり期待してたんだけど..それなりだったかな.. イーストウッド監督作品は、どの作品も、もう一息なんですよね..間違いなく、良作なんだけど..何か、物足りない..主張とか、感銘とか..心に訴えるものが..少しだけ足りない.. ただ、本作は、アメリカ人からすると、意味のある作品なのかもしれません... 【コナンが一番】さん [DVD(邦画)] 6点(2007-04-24 14:42:37) |
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7.《ネタバレ》 一日早く出てたので早速見ました。 戦闘以外の場面が良く、セピア調の色もさらに引き立たせていました。 【午後のコーヒー】さん [DVD(吹替)] 6点(2007-04-19 20:07:23) |
6.《ネタバレ》 アメリカ人でなければ、「硫黄島玉砕」をこんなに淡々と描けないでしょうね。兵士達の「想い」がそれぞれ丁寧に描かれており、共感できます。生死の狭間でとる人間のそれぞれの行動は誰にも批判はできない。~自分があの中にいたらどのような行動をとるだろうか~70年前の日本~今の北朝鮮ではそれがまだ現実なのですな。 以前、硫黄島の生き残り兵の方の証言を元にしたNHK特集を観ていた為、それと比較すると、玉砕間近の極限の餓えと狂気の状況は表現不足です。戦争はもっともっと悲惨なものだそうです。 【つむじ風】さん [映画館(字幕)] 6点(2007-02-01 02:38:15) |
5.《ネタバレ》 じつは初日に観にいっているんだけど、未だに自分の中で消化できていない映画。とりあえず、文句をつける場所がないんだけど、何かが足りない。やっぱり、イーストウッドの最近の4作品に代表される無常感なのかなぁと思ったりする。それと、日本語の分からない監督が撮ることによる違和感もある気が・・・。その分、ちゃっちゃか撮ったであろう緊迫感っつうかライブ感みたいなものはあったから、どっちもどっちなんだろうけどね。あとやっぱイギーの死について言及はしてほしかったなぁ。 【ダブルエイチ】さん [映画館(邦画)] 6点(2007-01-28 19:09:44) |
4.《ネタバレ》 日本人として、日本人が経験した硫黄島戦(あるいは太平洋戦争)がどのようなものであったかを知ることが、歴史を忘れず、語り継ぐという行為であろう。そこで我々が何を知るべきかといえば、日本人が経験した硫黄島戦の特殊性(あるいは日本人が経験した太平洋戦争というものの戦争としての特殊性、固有性)であり、それは「戦争の悲惨さ」などといった「一般論としての戦争映画」が描き出すような、戦争の本質を見ることとは性質を異にするもののはずである。結果的に、この映画は後半から終盤にかけての展開で明らかなように、「一般論としての戦争映画」として作られたに過ぎなかったと結論づけられよう。中心的な登場人物である栗林中将と西郷が、この戦争に対してどのような考えを持っていたのかがほとんど描き出されていなかった(日本兵の精神的な側面を描くことが決定的に欠如している)ことからも、それは明らかであろう。日本人にとっての硫黄島戦(あるいは太平洋戦争)を語り継ぐという作業を外国人に託してしまうことに致命的な無責任さが存在することを、映画を観終わって当然のごとく認識させられる。 【酒梅】さん [映画館(字幕)] 6点(2007-01-17 22:59:05) (良:1票) |
3.《ネタバレ》 日本の戦争の歴史を知らずにただの戦争映画の作品として観た私の感想としては、西郷が5日間飲まず食わずと言いながらも元気なように見えてしまったシーンがあって辛く無く見えてしまいました。やっぱりアイドルはアイドルで、ハリウッド映画に出るほどのではなかった俳優を使ってしまって残念です。俳優のことは抜きにして話は実際にあったこととあって最後は少しウルッときてしまいました。この映画で感じたのは「水を大切にしよう!!」ってことです・・・映画を観ながら飲み物を飲んでいて罪悪感を感じながら観てました、こんなレビューでゴメンなさい! 【愛しのエリザ】さん [映画館(字幕)] 6点(2007-01-09 18:31:42) |
2.《ネタバレ》 イーストウッドは「役者」を大事にする監督だと思う。致命的だったのは肝心の「役者」に魅力を感じなかったこと。硫黄島で地下を掘るのにどんなに苦労したのか、 それで米軍が攻略にするのに予想以上に時間がかかった等々具体的な硫黄島の戦いは描いてない。説明する気がハナからなかった。アメリカ人監督が家族を想う日本兵を描いたのは画期的。自決する日本兵の狂気と、理不尽に捕虜を殺害するアメリカ兵の狂気を同列に描いたことにも好感が持てる。ただ、集団自決の場面は、あまりにもリアルすぎるためか、アメリカ人が描くことに対して、自分の中で湧き上がるものがあったことに驚いた。 【michell】さん [映画館(邦画)] 6点(2006-12-17 01:10:08) |
1.《ネタバレ》 う~~ん、なんかイメージと違いました。私はハリウッド映画なんだからもっと銃撃戦が迫力あって、爽快感もあって硫黄島版「プライベートライアン」みたいな作品かと思ったのですが・・・ 実際は爽快感は微塵もなく、とても地味目な印象を感じました。良い部分もたくさんありました。渡辺謙が演ずる栗林中将はかっこ良かったですが、どうも主人公達に感情移入できなかったです。なんか戦ったというより逃げ回ったという方が正しいような奮闘ぶりでした。 あと、一ヶ月が経つのが速く感じました。そのせいでアメリカ軍が苦戦しているという雰囲気はなかったです。一言「5日で作戦は終わるはずだったのに」とか入れて欲しかったです。 最後に、まるで邦画を見ているようでした。 【のび太】さん [試写会(吹替)] 6点(2006-12-12 18:12:29) |