11.原作既読+ドラマはたまに見ていた程度で飛行機で鑑賞しました。冒頭の爆破と実験シーンで「ああ、テレビの延長なのね」と思いましたが、本編が始まれば、もう別の「映画」になってました。全体を通してみて、堤&松雪がつくる「映画」の世界と、福山&柴咲の「テレビ」の世界が最後までかみ合っていなかったように感じて、うまく物語に入れませんでした。ただ、過酷なシチュエーションを感情移入を廃して淡々と描く東野作品の雰囲気はうまく出せていたのではないかなと思います。ベタベタになりそうなところをうまくコントロールしていたのでは。それだけに、二つの世界の不整合が残念。他のベストセラー原作邦画のように、いっそのこと別モノにしたほうがよかったんじゃないのかなあ・・・。 【ころりさん】さん [ビデオ(邦画)] 6点(2009-03-31 13:28:25) (良:1票) |
10.この手の作品は大きく失敗することが多いのですが、原作もドラマも未見な自分でも楽しむことが出来ました。原作もドラマも未見です。多くの方がおっしゃっているように堤真一の存在感が群を抜いていましたね。ドラマの見たくなりました。 【茶畑】さん [DVD(邦画)] 6点(2009-03-29 21:46:24) |
9.《ネタバレ》 チャラチャラせずにしっかり映画を作ろうとする姿勢に好感が持てました。しかしTV局の圧力なのか、TVドラマの延長(展開にまったく関係なく登場するTVドラマのキャラクター、捜査の役に立っていない内海、冒頭の実験)の部分に雑な感じがしたのが残念です。原作はすごく力があるので、原作どおり湯川と草薙が石神を追い詰めていく展開のほうが緊張感があったと思います。最後の石神の叫びは、自分の完璧な論理が打ち砕かれたことの無念さを強調したほうが面白かったのでは、と思います。 【爆裂ダンゴ虫】さん [DVD(邦画)] 6点(2009-03-21 23:07:56) |
8.《ネタバレ》 どこかコミカルな部分のあったTVドラマ版と比べると、この映画版はかなりシリアスな雰囲気になっていた。それに、石神(堤)の存在感が強すぎて、湯川(福山)の存在感は随分と控えめに感じた。TVドラマ版のコミカルな部分が好きで、その印象が大きくあったせいかで、何だか物足りなく感じてしまった。でも、良い意味ではTVドラマ版とは別物の一本の映画として確立されていたと言えるし、サスペンスとしても上出来ではあると思った。ただ、石神については、好きな人をかばってと言うのは分からんでもないけれど、全く関係のない人間を巻き込んだという点ではやり過ぎたと思ったし、同情の余地もなくなってしまった。そんな石神を演じた堤真一はかなりの好演ぶりで、あの不気味な雰囲気がとても良かった。 【スワローマン】さん [DVD(邦画)] 6点(2009-03-18 23:48:07) |
7.テレビドラマ『ガリレオ』の映画化としては、ヘンにがんばってスケールアップしたりせずこじんまりした中に質を充実させて好感が持てる。多くの方が書いているが堤真一の演技オタクぶりがとても素晴らしい。ただし、一本の独立した劇映画として見たときはどうか?福山雅治や柴咲コウのキャラクターなどは初めての人にわかるのだろうか。 あと内容とは関係ないが、映像が汚くて残念だった。特に松雪靖子の家のライティングはひどかった。 【とと】さん [映画館(邦画)] 6点(2008-11-10 19:17:49) |
|
6.堤真一じゃなかったら、こんなに売れてなかっただろうなと思った。 【えいざっく】さん [映画館(邦画)] 6点(2008-11-08 14:03:53) |
5.《ネタバレ》 テレビドラマの映画化と言うよりは小説「容疑者Xの献身」の映画化なので、予想より真面目に作られてる印象。原作も読みたくなるようなレベルには仕上げています。 しかしまだまだ脚本、演出は力不足。まず、ドラマからの流れとは言え内海薫が全く必要がなく、湯川と石神の登山シーンも、映画なんだからスケール大きくしなきゃ、ぐらいの意図しか感じられずこちらも不要。ストーリーもミステリーとしての魅力が少々欠けています。 そしてこの映画最大の見せ場である石神の号泣シーン。あれは石神一人だけで泣かせるべきです。靖子まで一緒になって泣き叫んでしまうと絵的にちょっと滑稽に見えてしまうというか、石神が感情を爆発させた衝撃、感動が薄れてしまったように思うのです。それから、これは本編に大きく関わる事ではありませんが、工藤という男がうさん臭く見えて仕方がなかったのも気になりました。 ・・・が、及第点ではあります。何よりも俳優陣。原作通り石神は醜男で、もっと冴えない俳優の方が良かったとは思いますが、やはり堤真一は上手い。ラストの衝撃度は薄れたかもしれませんが、全体を通して石神というキャラクターに魅力を持たせています。花岡親子もいい味出してます。 ストーリーも原作に忠実なので、演出に問題はあっても流れは非常にいいです。 テレビ局などの制約がある中では中々頑張った作品ではないでしょうか。 【Sgt.Angel】さん [映画館(邦画)] 6点(2008-10-19 21:37:25) |
4.《ネタバレ》 四分の三位までは、献身ぶりに涙が出そうになりました。手紙から天井四色までは本当にいい。堤真一の眼差しが切ない。ひたむきっていいよね・・・みたいな。しかし、トリックの解明になると、その非人道的な所業に気持ちがさめてきてしまう。自分たちだけの世界に入りすぎて、他人(浮浪者)の人生を潰すなよ。そこからの出演者の涙は、浅く傲慢に感じます。ストーリーの構成は大好きなパターンなので、本当に惜しい気がしました。数学と物理学は、全体的に関係薄です。冒頭のシーンはその為の味付けでしょう 【チューン】さん [映画館(邦画)] 6点(2008-10-17 20:57:49) |
3.《ネタバレ》 「不可解ななぞに対する科学的な解明・実証」、がなかったので、ガリレオっぽくない!と思いましたが、他の方のレビューを見るに、原作どおりなんですね。(原作未読なので) 謎解きについては、それも伏線だったのか、あれもそういう意味だったのか、とまんまと引っ掛けられ楽しめました。 ただ、どうしてもあのラストは納得しがたいなと思われました。 二人の出会いの場面で石神が数学の問題について「あの解答は美しくない」と語っていますが、取調室で語った湯川の解答は美しいのか、そんなことを考えてしまいました。 もちろん、松雪泰子号泣シーンで堤慎一は最上級の幸せを得たのだという考え方もありますが、ちゃちいストーリーになってもいいから、誰かがもっと幸せになるエンディングを見たかったです。 【なつこ】さん [映画館(邦画)] 6点(2008-10-15 00:18:42) |
2.《ネタバレ》 公開初日に観てきました。レイトショーだっつうのに観客がいっぱいで期待の高さが窺えました。原作は未読です。テレビ版は大好きで毎週観てました。ガリレオの良さは、湯川が難しい問題を難しい数式を使って解いていき、解決するところにあると思うのです。今回はそれがほとんどない。途中の雪山のシーンも要らなかったのでは?石神はなぜ自殺するほどに追い詰められていたのか?そこが分からない。でも堤真一のすばらしい演技と松雪の妖艶な女性が実に良い感じでそれだけでも見た甲斐はあったかなぁって思いました。ですので少々辛口で6点献上です。コウちゃんの歌は良いですね。 【ゆみっきぃ♪】さん [映画館(字幕)] 6点(2008-10-14 17:40:25) |
1.《ネタバレ》 原作未読、TV未見で観賞しましたが、楽しめました。松雪泰子は薄幸な母親に見事にハマっていたし、石神役の堤真一も抑えた感情表現で天才数学者を表現していて好演でした。本編との絡みのないクルーザーを爆破するくらいなら、石神の背景をどこかで少し見せて欲しかった。冒頭での爆破シーンは、ハリウッド映画の常套手段だが、今作の場合静かな印象の本編に対して変に浮いていた。福山雅治のお芝居はなんというか相棒の水谷豊とダブってしまい、キャラ作り過ぎで気になりました。言葉は悪いけどTV的な感じ。とはいえ、全体的には脚本がしっかりしていて、うまくまとまっていたと思います。改めて原作を読んでみたい作品です。ラストの私なりの解釈は、すべて計算通りだった石神の筋書きが「一緒に償います」という一言で覆されてしまった絶望。でも、そんな形でしか愛情を表現できない石神が、おそらく初めて触れた人の体温なのでしょう。 【ポテサラ頂戴】さん [映画館(邦画)] 6点(2008-10-07 06:25:10) (良:1票) |