2.《ネタバレ》 アイディアがいいので下品なコメディが好きなら楽しめるけど、この手の映画を観る目の肥えた人を満足させるには至らない印象。
自分は悪役がスカッとぶっ飛ばされる映画が好きなので、下品な中国人が勝ち逃げしたことと、スタンガンの実験シーンでふつうに警官がむかついたのが消化不良でした。主人公側が「警官による虐待だ!」なんて言うくらいなら後で警官もあの手この手でひどい目に合わせて欲しかった。
ダグがいた場所の真相はなかなか好きですが、そこにたどり着くまでの伏線はひとつのみでちょっと驚きは少ない。たどり着くまでにあっちこっち右往左往するだけなんですよね。そこがコメディの主軸になっているのだけど、部分部分を工夫すればもっと面白くできたんじゃないかな、と。
エンドロールで記憶が抜けたときの写真を見せるのは楽しかったです。でもエレベーターのアノシーンはいらない。正直どんびき。