44.実在のピアニスト「ウワディスワフ・シュピルマン」の実体験を綴った回想録。いわゆるドイツ人のユダヤ人迫害、ホロコーストを取り扱った作品。住む町は占拠され家族とは引き離され命の危険に晒されながらも生き延びる。隠れ家にてピアノを前にしながらも弾けずに空想の中で演奏するシーンは印象的。やはり映画化にあたり控えめながら脚色されている(ドロタは存在しない、頻繁に隠れ家を点々としていたが簡単なことではない等)しかしドイツ人将校「ヴィルム・ホーゼンフェルト大尉」が彼を助けたりと非現実のような本当の話がこの作品では描かれている。戦争を悪とか正義といった二元論で語るべきではない、何処に属そうとも同じ「人間」なのだ。この大尉はシュピルマンに限らず多くのユダヤ人を救いナチズムを批判する日記も残している。惜しむらくは戦犯としてソ連の収容所で死去されていること、シュピルマンとの再会は叶わなかった。主人公を演ずるエイドリアン・ブロディの迫真の演技、一部彼が実際に弾いているというピアノ演奏は胸を打つものがある。ちょっと長くて作品のテンポに乗り切れなかった、もう少し詰めてくれたら7点。 【HIGEニズム】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2005-05-14 17:45:05) |
43.主人公のみの視点であり、思っていたよりの残酷さがなかったように思えました。そう思う私が残酷かもしれないけど。ラストで将校を助けなかったってところが、現実っぽいなぁ。そこがただの映画じゃないんだ、と思わせてくれたかも。 【西川家】さん [ビデオ(字幕)] 6点(2005-05-05 01:02:36) |
42.実話なのがポイントですよね。普通の戦争映画と違って、淡々と進んでいくところが良かった。 【あしたかこ】さん [地上波(吹替)] 6点(2005-05-02 04:48:27) |
41.淡々と、特別オチもなく派手なドンパチもなく進んでいくストーリーが良かった。戦争映画は苦手なんだが、こういう描き方は話に自然に入り込める。そして実話というところがポイント。実話でなかったら「お前はなんのために生きたいんだ?何がしたいんだ?」とイライラするところだが、もう生きるしかないんだろうなぁ。一日一日生き延びていくことしかできないんだと思う。主人公の姿はほんと情けなく映るんだけど、同じ状況下なら自分はもっと情けない姿を晒すだろう。 【pb】さん [DVD(字幕)] 6点(2005-04-14 11:59:25) |
40.序盤からむごたらしくて参ってしまいましたが、この人はすごい人生を生き抜きましたね。数奇な運命に同情するも感動とまではいきません。映画としてこれといって印象に残るようなとこは意外にもなかったです。前評判が高過ぎたのか。 |
39.《ネタバレ》 この作品は評価したくない。「戦場のピアニスト=シュピルマンの人生」という図式になってしまうからだ。人の人生なんて評価したくないし、簡単に出来るもんでもない。しかし、レビュー上、点数は付けなければならないので、いつものように満足度で点数を付けることにする。鑑賞して暫く経つが、未だに上演後にあんなに涙していた人がいたというのが理解できない。「シュピルマンが生きてて良かった」という涙なのだろうか。でも本作のメッセージはもっと深いところにあると思うので、やはり理解できない。主演のエイドリアン・ブロディは難しい役柄を見事に演じきっていた。彼のアカデミー賞受賞式での演説は、とても印象的で、こちらには素直に感動できた。 【こばやん】さん [映画館(字幕)] 6点(2004-12-27 12:50:48) |
38.《ネタバレ》 ん~・・・話が出来すぎてるというか運だけで戦争を乗り越えていったというのか・・。あんなグダグダな体でピアノを弾けるのが信じられない。あそこで大尉に会わなかったらシュピルマンも死んでたんだろうなぁと思うぐらいかな。 |
37.戦争映画としてはやや迫力にかけるが,「ライフイズ・・・」と比べれば全然まともでした. 【マー君】さん 6点(2004-06-30 13:48:11) |
36.いやーよかった。想像以上でした。ユダヤ人を取り上げた映画はこれが始めてだったけどけっこうすんなり受け入れられた。個人的には助けてくれたドイツの兵隊さんとの再会がみたかった。 【LYLY】さん 6点(2004-06-26 17:33:52) |
35.事実を未来に伝えるとか、こういう映画を作る意義はあるんだろうけど見ていると辛くなる。実話だからしょうがないのだろうけどもう少し感動するエピソードとかを盛り込んで欲しかった。娯楽としての映画としては、お金を払ってまで映画館では見たくない。 【miso】さん 6点(2004-05-06 16:18:43) |
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34.ホロコーストの話なんてありふれてますし、それほど突出した何かは感じられませんでしたが。そこにピアノというギミックが載せられた、ただそれだけという感じがしますが。 【K】さん 6点(2004-04-22 13:05:12) |
33.とにかく生き抜きたいという主人公の意思が伝わってくる。その中でタンタンとあっけなく殺されていく人々がいる。殺していく人々がいる。戦争の悲惨さということも感じるけれども、生と死のあり方の一端が感じられた。 【胴】さん 6点(2004-03-26 00:41:59) |
32.途中からは逃げ回ってばかりで。。人生を生き抜いていく上でのツテの大事さを実感できました。 【山椒の実】さん 6点(2004-03-10 18:25:16) |
【k】さん 6点(2004-02-23 12:30:20) |
30.《ネタバレ》 切ない、悲しい映画でした。私自身ピアノの仕事についているのもあり、タイトル曲のノクターンに惹かれ見てみましたが、中でも印象的だったのが将軍の前で弾いたバラードです。もちろん弾いている姿は演技だと思いますが、あまりにも切ない音に涙が出そうになりました・・。ただ、あの寒さの中で果たしてあれだけ指が動くんだろうかと思いましたが(^^;) あと、ピアノがあるのに音を出してはいけなくて、指だけで想像して弾くシーンがありますよね。あれ、ピアノ弾きにとって一番つらい事だと思います。ここでもまた涙が・・(笑 と、泣き所ではないところで泣きそうになった映画でした。 【akoako】さん 6点(2004-02-13 22:24:42) |
29.ある時代を生きたある人の半生ということでなら、十分おもしろく見れるが、結局何を扱いたかったのか、いまいちぴんとこない。戦争の悲惨さや人間の狂気を描きたいならば、この程度じゃとても伝わらない。将校の前でピアノ弾くシーンでなかなくちゃいけないの? いやー泣く理由はありません。 【エンボ】さん 6点(2004-01-16 01:03:45) |
28.何の躊躇もなく人を撃ち殺していくシーンに心が締め付けられる思いの連続でした。ドイツ人が悪いのではなく戦争状態での狂気が人間を変えてしまったのでしょう。かつて日本も同じ事をしていていたことは若い人たちにも知って欲しい。途中からは逃げ続ける主人公ばかりに目が向けられ、運良くというかあまり苦労せずに周りの人々に助けられて行く姿に嫌悪感を持ちました。事実なんだから仕方ないと言えばそれまでだが、最後にドイツ人将校に見逃してもらう場面は特に。たくさんの賞を獲っていますが高い評価に疑問です。 【WEB職人】さん 6点(2004-01-11 12:35:33) |
27.期待して観ただけに・・。逃げ回る主人公はなんかかっこ悪いし、ドイツ将校は最高にかっこよかったけど、ちょっとしか出てないし、ピアニストってタイトルの割にはピアニストであることが意味を持ったのはやはり一部分だけだったし、傑作とは言えない。つまらないということはないけど。ナチスのユダヤ人虐殺の悲惨さを描いた作品としても、優れた作品は他にある。 |
26.《ネタバレ》 多くの人が言っているように、主人公は幸運でした。それ以上にユダヤ人迫害のシーンは見てて辛かった。だから、映画に楽しさを求めるとなるとお勧めできる作品じゃないです。主人公を助けたドイツ国防軍将校がソビエトで死亡したというのも、悲しい話です。しかし、劇中にその結末を暗示する伏線があるので、仕事で責任のある立場にある人は教訓になると思います。 (287・veryautumnさんのレビューを読んで付けたし)私も指摘があるまで国防軍の将校であることには気が付いていましたが、ナチス(一般SS)との明確な区別をせずに見ていたと気が付かされました。確かにユダヤ人虐殺に加担したのはナチスであり、国防軍はナチスのユダヤ人虐殺を食い止めようと消極的な反抗をした形跡が見て取れます。(もっとも最終的には投げ出すわけですが…)その点を踏まえて、終盤のドイツ兵につばを吐くシーンをみるならば、戦争という悲劇をより感じることが出来る気がします。勉強になりました。 【クルイベル】さん 6点(2003-12-25 09:54:04) |
25.期待しすぎて見たせいか、そんなに良いとは感じられなかった。静かに戦争が描かれていてある意味すごくリアルなのかもしれないけど、主人公の人生を長々ととっているだけのような感じがした。 【めめこ】さん 6点(2003-12-25 00:19:21) |