21.内容、役者、音楽、CG、特撮、景色など、映画にも様々楽しみ方がありあます。この作品が今でも名作と語り継がれる一番の理由は、リプレー役をアランドロンが演じたことに間違いはありません。うまく表現できませんが、一言で言えばあの『眼』。無邪気さ、繊細さ、不気味さ、色っぽさ…それらが全てが同じ眼から感じ取られます。彼の表情アップが、これでもか!というほど登場し、それを強調しています。また耽美と哀愁に満ちた音楽は、名作といわれる二番目の所以でしょう。美しい地中海沿岸でのロケが多く、モノクロでなくカラーで撮られたことも大正解だと思います。 【プミポン】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2005-10-29 17:32:50) |
20.日本でだけ突出した評価を受けてるってのは初めて知りましたけど、本作の評価をここまで高めた原因は、一にアラン・ドロンの魅力、二にニーノ・ロータの音楽(見直して気づいたんですけど、有名な旋律は余り流れないです)、そして三にラスト・シーンの鮮やかさだと思う。才能に恵まれつつも卑屈なチンピラをドロンは魅力的な主人公に仕立ててる(日本人は悪人や弱者に共感し易いですしね)。世界を手に入れた様なラストの笑顔は本当に眩しい。そして、店員に呼ばれたドロンが爽やかな笑顔のまま画面から消え、太陽の燦々と輝く美しい海辺の風景だけが残される。こういうラスト・カットは、最近はとんと見られなくなりました。これなら途中で少しくらい退屈しても、名作を観たという気分にさせられるってもんです、7点献上。 【sayzin】さん [映画館(字幕)] 7点(2005-09-09 00:05:35) (良:2票) |
19.ヌーベルバーグ代頭の時代、過去の人となりつつあった巨匠ルネ・クレマンがヌーベルバーグを代表するカメラマン、アンリ・ドカエを起用し、またアイドル、アラン・ドロンを影のある主人公に配し、見事一発逆転に成功した作品。振り返ると成功するべくして成功した映画と言える。なかでもニーノ・ロータのテーマ曲の存在は大きく、ラストで流れるこの名曲は美しい海、眩しい太陽、そして完全犯罪との切ない対比として作品の全てを代弁しているとさえ感じる。ニーノ・ロータ本人は単調なこの曲のヒットを快く思わなかったそうであるが、この作品には無くてはならないものであることは間違いない。 【R&A】さん 7点(2005-01-17 12:22:03) |
18.まず映像がとても綺麗だった。「奇蹟の海」を見たときも思ったのだけど、「海」には残酷なストーリーが似合う。「海」が舞台の善人のストーリーだと、お腹いっぱいになって見ていられないだろうが、「海」の輝く映像と人間の醜悪な部分、皮肉な人生はとても合う。そういう意味でこの映画はミスマッチではない。 【もちもちば】さん 7点(2004-07-18 20:26:25) |
【ボビー】さん 7点(2004-06-12 14:55:59) |
16.《ネタバレ》 あの最後の終わり方っていうのはなんかフランスらしいお洒落な感じがして良かったなぁ。 【夏目】さん 7点(2004-06-12 12:53:13) |
15.2、30分見始めたときは、ただ男と女がイチャイチャするだけの映画なのかと思い不安でしたが、途中から急速に面白くなりました。会話の中での、洒落っ気のある駆け引きがよく分からなくてその部分はいまいち楽しめませんでした。でも、繊細なようでいて大胆なトムの行動に目が離せず、サスペンスとしては分かり易いハラハラ感で、十分楽しめました。終わり方がすっきりしていて良いです。主張せず引き立て役に徹しているBGMも良いです。 【VNTS】さん 7点(2004-04-18 03:22:28) |
14.《ネタバレ》 驚きです!1960年に、こんなセンスのイイ映画を創ってたなんて..スゴイ! 今見ても全然色あせてない..ヨーロッパ独特の雰囲気..ちょっと陰のある主人公、小悪党ぶりが実にいいですね~ ラストの衝撃的シーン!結末が最高です.. アラン・ドロンの魅力全開!の秀作... 【コナンが一番】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2004-01-14 10:48:38) |
13.「リプリー」よりはよっぽどストーリーが面白いですね。ラストのどんでん返しは意表をつかれます。 【オオカミ】さん 7点(2003-11-17 11:01:35) |
12.ミステリーファンとしては、どうしてもプロットやどんでんがえしなどが興味の対象となってしまうので、細かいところが気になってしまうのだが、本作は映画としてみた場合はとても楽しい。何度も見たくなるほどのものではないけどね。 |
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11.とてもオシャレな映画。特に音楽が印象に残った。最後のどんでん返しについては映画を見る前に聞いて知っていたけれど、それでもラストシーンは素晴らしいと思った。 |
10.《ネタバレ》 綺麗な青い海がとても印象深い作品です。内容も「嫉妬」や、取り繕うことによって更に犯罪を重ねてしまう心理が上手く描かれていると思う。またリプリーもはまり役で、他人の物を欲してしまう野性的なイメージを良く演じきれているのに感心する。映画「リプリー」共々面白い展開を見せている! 【たにっち】さん 7点(2003-09-11 12:48:42) |
9.ジリジリと焼き付けるような映画です。原作に出てくるようなホモセクシャルなにおいを、もう少し強く打ち出していたら、さらによい映画になったような気がするのですが、なにしろドロンだし。 【omut】さん 7点(2003-07-28 03:05:50) |
8.アラン・ドロンの静かな変貌ぶりが楽しい。肉をむさぼり食うシーンなんか、ほとんど野獣。ルネ・クルマンの最高作とはいえませんが、サスペンス好きは見ないといけませんね、ラストの対比はとくに素晴らしい。 【ゆたKING】さん 7点(2003-05-25 08:07:03) |
7.話の導入部がわかりづらくてうまく映画に入っていけなかった。よく言われてるが、俺にはこの映画はホモ映画には見えなかった。 【kett】さん 7点(2003-04-04 01:11:39) |
6.アランドロンと相手役の女性と音楽が美。それに尽きる。映像の構図のとりかたとかもどことなく美術っぽい。こういうキレイな映画は内容がこの程度でも貴重。 【ともえ】さん 7点(2003-01-30 20:51:08) |
5.アラン・ドロンかっこええ~!かっこ良過ぎます!サスペンスとしては、まあまあといったところです。殺人の後に急に海が荒れだしたり、一心不乱に何かを食べたり、随所に目のインサートショットを入れたり素晴らしいところもたしかに多いです。ただ、指紋を全然気にしないとかの粗も結構あります。そして、有名な最後もあの時初めて船を陸揚げするんだったら、あれも有りと思いますが、その前にスクリュウに縄が付いてたら解るだろー!と突っ込みたくもなります。 【クロマス】さん 7点(2003-01-26 16:34:59) |
4.やっぱりニーノ・ロータさんのあの有名な音楽。青い空。青い海。誰かになりたいと、誰もが一度は思ったはず、、、。 【あろえりーな】さん 7点(2003-01-25 00:04:26) |
3.この作品はラストの迎え方が全てです。まさに美少年って感じのアラン・ドロンが魅せる妖艶さに引き込まれながらにしてのラスト・・・。音楽もあいまって妙に切なさを感じる映画でした。アラン・ドロンの映画には美しい風景が多様されますね。 【かぶ】さん 7点(2002-01-15 08:06:01) |
2.あの、通りすぎる人をごまかして死体を運ぶシーンが印象に残った。いや、まてよ。それだけなら「殺人ゲームへの招待」の方が上か? 【プレデター】さん 7点(2001-10-30 17:40:29) |