8.《ネタバレ》 まず、洗練されまくった切れの良いカメラワークにびっくり。
今流行の全編手持ちブレブレ酔っぱらいカメラという芸のないのとは大違いです。
もちろんハンディカメラ風もあるのですが、洗練・計算しつくされてるので気になりません。
話は、もうオリジナルのオマージュというか、裏返しも多いので、今一度オリジナルを復習しておいてもいいと
思います。
アイディアも良く、今じゃ核戦争が原因じゃ納得できませんが、
「これなら、ああ・・人類滅びて猿が栄えるわあ」という納得のアイディアになっております。
気になるとこは、スピーディなのはいいんだけど、特に前半リズム感が一定なところ。
ちょっと崩したり停止させたりいろいろやって欲しい感じ。
脚本がきまじめすぎ。遊びなさすぎ。
これってもしかして編集段階でかなりカットしちゃったのかもしれません。
よって、ダイエットしすぎで大作というよりは小品になってしまった感があります。
ラストは人類とシーザー率いる猿軍団との一騎打ちになるんですが
「うあああああ!すげえ!こりゃやられるわあ!」という猿知恵作戦を見せて欲しかったです。
人類これだとアホすぎです。
エンドロールは感動。
結論。
ティムバートン版は超駄作。あれと比べると傑作に見えてしまうが、
やっぱ偉大なオリジナルを超えるのは無理。
あとマルフォイ、こういう役うまいなあ(笑)といったところです。