23.《ネタバレ》 初見時は困惑したことをよく覚えている。勧善懲悪が完全に崩れ去った西部劇に満足していたら、まるで正義のヒーローのように容赦なく、そしてかっこよく主人公にとっての敵を殺しまくって終わる、、、、「え?」、、、「え?」。なんでラストだけありきたりな西部劇になっちゃうの?と思ってイーストウッドはダメだ、とも思った。でも数ヵ月後か数年後かに再見したときにはこのオチは深いと思うようになった。敵を殺すイーストウッドはたしかに他の西部劇のヒーローのようにかっこよかったけどそれ以上に怖かった。相棒の復讐に燃えるイーストウッドはかっこいいが、拳銃を撃つシーンはただの人殺しの顔をしていた。元賞金稼ぎが復活する様、そして娼婦の依頼によって賞金首である二人のカウボーイを殺すだけにとどまらない展開が暴力の連鎖を象徴する。さらに娼婦が殺されたのではなく顔に傷を入れられただけだとわかってもけっきょく賞金首を狙いにゆく、すなわち殺すための大儀が喪失しても殺しにゆく様、そしてイーストウッドとハックマン、それぞれが自らの正義のもとに殺しあう様は、まるで暴力の最たるもの「戦争」を彷彿させる。となると力と抑圧で町を守るハックマンはイラクで正義のヒーローに見える強すぎるイーストウッドはアメリカ、、。と、またまたうがった見解をしてしまいましたが、なにはともあれもうすぐイーストウッドの戦争ものが登場しますね。非常に楽しみです。 【R&A】さん [映画館(字幕)] 7点(2006-04-17 19:29:47) (良:2票) |
22.おもしろかったですが、銃が肯定的に描かれているような気もするので、評価が分かれるかも。娯楽作と割り切って観るのが良さそうですね。 【よしふみ】さん [DVD(字幕)] 7点(2006-04-13 02:26:47) |
【maemae】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2005-11-07 23:13:38) |
20.主人公の過去の経歴も決して許されるものではなく、殺された保安官の行為も治安を守るためとは言え許されるものではなく、クソしているところを3発も撃ち込んで殺した青年の行為も許されるものではない、「許されざる者」だらけの登場人物。しかし、それら全てが奇妙に存在を肯定されているのが分かる。ミスティック・リバーもそうだったが、イーストウッドの作品は道徳的な視点や評価を超越したところにある。シンプルな物語が続いた後に、一瞬で終わりを告げるクライマックスはまるで黒澤明監督の「用心棒」や西部劇の「シェーン」のようだ。人殺しを非道な行為と否定する主人公の台詞はわざとらしいほど説教臭く説得力もないのだが、主人公自身も自分を「許されざる者」であるところを自覚していて、全然嫌味に聞こえないところがいい。麦畑や夕日の小屋など、コントラストを活かした映像も美しかったし、雨降るラストシーン、微かな光差す暗闇の彼方へ去ってゆく主人公の後ろ姿が印象的だった。 【six-coin】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2005-07-10 02:38:14) |
19.クリント・イースドウッド監督による西部劇の秀作。最近のやたらCGばかりにお金をかけた映画と違ってテンポもゆっくりですけど、そこが良いんです。元々西部劇が大好きな私としてはまた違ったタイプの新しい西部劇として楽しむことが出来ました。ただ、過去の西部劇の名作と比べるとどうしても落ちる気がするのと、最初は8点にしましたが、やっぱりクリント・イーストウッドはダーティハリーが一番と思い7点と変更致します。 【青観】さん [映画館(字幕)] 7点(2005-05-29 07:48:13) |
18.人情的には肩入れしてしまうが、現代ではイーストウッドに正義は無い。むしろジーン・ハックマンの正義の方が正しい。ただ、正義は無く非道だったとはいえこのイーストウッドに憧れてしまうのは男の渇き。 【モチキチ】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-04-02 03:17:31) (良:1票) |
17.最近改めて見直してみると、なかなか良い..人生、老い..善悪..色んなことを考えさせてくれます... 【コナンが一番】さん [DVD(字幕)] 7点(2004-07-15 16:49:34) |
16.《ネタバレ》 ラストの復讐シーンのイーストウッドかっこよすぎです。 【ギニュー】さん 7点(2004-06-24 20:35:28) |
15.ジーン・ハックマンが悪役を演じると、素でもそういう性格なんじゃないかと 疑ってしまう程、リアルに見えます。上手い証拠ですね。 【しまうまん】さん 7点(2004-06-13 01:25:04) |
14.クリント・イーストウッドの西部劇を見るのは初めてなのですが、“はまり役”という言葉がピッタリで、西部の風景が本当に良く似合っていますね。年老いて、かつての輝きを失ったガンマンの哀愁を上手く演じていると感心しました。マニー、キッド、ローガンと主要キャラが3人いるのですが、それぞれに独特の個性と人生模様が有り、ただの活劇物とは一味違った濃厚な人間ドラマを見せてくれます。この人(クリント)は監督としても素晴らしい才能を持ち合わせていますね。 悪役にはジーン・ハックマンを起用。「クイック&デッド」と同じような役柄では有りますが、今回も重厚かつ嫌みたらしい保安官を熱演しています。この人の悪役ぶりには、見ていて本気で腹が立ってくるんですよね。上手い役者だと思います。 マニーが仲間の敵をうって子供達のもとへ帰っていくという、オーソドックス過ぎるぐらいの展開でラストを迎えますが、逆に“西部劇の王道”といった感じで非常に心地よい。 |
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13.やっぱジーンハックマン!!ジーンハックマン!!ええわぁ~~単純な映画と思いきやなかなか深いなぁ~イーストウッドではなくジーンハックマンの目線から見ても面白いです!! |
12.西部劇の舞台を使ったヒューマンドラマ。人殺しを肯定しようとしない潔さに好感を持つ。物語としてはラストの盛り上がりに欠けるような気もするが、それなりにドキドキするシーンもあり、考えさせられる部分もある。名作っぽい作品。 【もとや】さん 7点(2004-03-09 17:01:35) |
11.かつてその名を轟かせた壮年のガンマンという設定が渋いですね。時代が変わったため、もはや勧善懲悪なストーリーでは駄目なのでしょうが、これもなかなかいいと思いますよ。自分のかつて犯した罪にさいなまれるガンマンというのも新しいですね。最後のガン・ファイトとイーストウッドの渋さに7点。 |
10.久しぶりにイーストウッドを観た。弱々しく年老いていた。往年のタフさは見る影も無いが、やっぱりカッチョエエ!一旦敵にやられるが、不屈の闘志で逆境を跳ね返し、見事本懐を遂げ、最後に決めゼリフ!ダーティ・ハリーのパターンである。でもそれがイーストウッドなのだ。がんばれ、イーストウッド!! |
9.《ネタバレ》 ジーン・ハックマンはワルだったのか?見終わった直後は思いましたが、私たちの時代でもワルはなるほど目に見えて悪いことはしないものですよね。かつての悪行は消せない(許されない)ものの、出会いがあったことで、それを人間らしさに目覚めた自分の肥やしにできたというストーリー、展開も無理なところがなくよかったと思います。テンポが遅いのが西部劇としては意外で、好き嫌いの別れるところかもしれません。クリント・イーストウッドが、馬にからかわれて乗せてもらえない姿はなかなかほほえましくて良いです。 【SN】さん 7点(2003-11-04 11:26:04) |
8.やっぱ渋いよイーストウッド。彼の出発点としての西部劇をこれでしめたかったんでしょう。気持ちはわかるなあ。 【fujico】さん 7点(2003-10-27 08:46:10) |
7.西部好きにとっては、いい映画だ。最後のシーンいいね。 |
6.やるっつうなら、殺っちゃうぞバカヤローってトコでしょうか。イーストウッド渋いなぁ。最後に西部劇かハリーが観たいんだけど…。 【ロカホリ】さん 7点(2003-09-13 03:15:33) |
5.クリントイーストウッドかっこよすぎ。でもモーガンフリーマンが張り付けにされてたとこを見るとなんかしょぼかった。 |
【4U】さん 7点(2002-06-07 23:37:55) |