64.ラストサムライでかっちょいいけど内容のない時代劇をみせられた後だったので久しぶりにきちっとした時代劇であったように思う。 【おさむ】さん 7点(2004-08-17 16:09:45) |
63.アカデミー賞の選考委員が、この映画と、「ラストサムライ」を、おんなじ目で見ていたのかと思うと、ちょっとなあ・・・ 【あすぺん】さん 7点(2004-07-04 02:17:50) |
62.原作とかその他情報を何も知らずに観たので自分で勝手にイメージをつくりすぎてました。私は藩の御前試合かなんかで非凡な剣の腕を見せた清兵衛が京都見廻組に抜擢され、幕末の京都で維新志士と斬りあうチャンバラものと思ってたんです。期待は大外れだったんですけど観て良かったなぁと素直に感じました。 【tetsu78】さん 7点(2004-06-14 20:36:23) |
61.《ネタバレ》 宮沢りえが意外に良かったなぁ。真田広之もいい感じだったし、いい映画だったって素直に言える作品。ただ、最後の対決の前の長い会話は必要だったんだろうか? 個人的には、テンションを下げずにそのまま対決して欲しかった。 【夏目】さん 7点(2004-06-12 17:42:36) |
60.幸せ、不幸せは自分の心の持ちようで、自分が感じるもの。自分の胸の内に譲れる事と譲れない事をしっかりと抱き、他人に何と思われ何と言われようが、娘の成長を楽しみに日々を過ごす清兵衛。その淡々とした様子が芯の強さ、優しさを見せ付けてくれる。ところで、今の世の中、便利で手間要らずしんどさ要らずの豊かな生活ぶりだけど、大量の資源を使った上に成り立っていて、子孫の時代に資源も自然も枯れ果てているように思える。幕末時代に戻る事はないが、便利さ一辺倒ではなく少し時代を戻したほうが良いように感じた。 |
59.《ネタバレ》 ステキだったわ。 時代劇ではあるんだろうけど、どの時代にも共通する「理不尽な社会で生きていく大変さ」みたいなものが描かれていたおかげで、チャンバラ時代劇ではなくヒューマンドラマな印象だったわ。 (アタシはチャンバラも好きなんで、別にヒューマンドラマのほうが高尚だって言ってるわけじゃなくってよ。) ところで、清兵衛ってホントに不器用な男かしら? 理不尽な世の中で上の人間に逆らってでも家族第一で生きるって、実はすごく勇気のいる難しいことだと思うの。 上司におべっか使って生きてくほうがよっぽど楽よ。 腕もたつし、ほんとは「おぬしほどの人間が、こげな田舎でウロウロしてる時ではねえ」って飯沼に言われるほど能力のあるスゴイ人なのに、あえて出世も望まずストイックにあの生活を守った清兵衛はやっぱりヒーローよ。 そもそも出世が能力的に望めないような人は結果的にああいう生活を送れるかもしれないけど(辛口かしら)普通の人にはそんな生き方なかなか真似できないもの。 だからこそ清兵衛は、休日返上で上司と厭々ゴルフに行くような(大変ねえ)サラリーマンたちのハートをぐっとつかんだんじゃないかしら? 観客は、理不尽な社会で生きる清兵衛に自分たちの姿を重ねて共感しただけじゃなく、それに逆らう彼の力強さに憧れを抱いたんだと思うの。 というわけでアタシはあえて、この映画は単なる「リアリズムもの」ではなく「ヒーローもの」でもあると言いたいわ。 ところで…りえって着物似合うのねー。 ほんと立ち居振る舞いが美しくって…襷がけするとこなんかホレボレするわ。 【梅桃】さん [地上波(邦画)] 7点(2004-04-29 20:40:46) (良:3票) |
58.全体的に薄暗いトーンで描き、主人公の清貧を演出している。当時の実生活での屋内の暗さを表現するためと思われる。監督自身が初めて時代劇を撮るということで、既存のテレビ時代劇とは一線を隔した徹底的なリアリティを追及した姿勢が強く感じ取れる。真田広之は演技の幅の広い人であるから静と動の演じ分けの必要なこの役にはピッタリの配役である。それにしても、宮沢りえはすっかり幸薄い女性役が板に付いてしまった。丹波哲郎がいい演技をしていたのには驚いた。さすがに今回は監督に気を遣って脚本を読んだのか。余談だが、清兵衛が謙遜して言う「~の末席を汚しただけ」は今度使ってみよう。 【やすたろ】さん 7点(2004-04-23 22:54:51) (笑:1票) |
57.殺陣がかっこいい。それと子役がかわいい!今はあんなにほっぺたが紅い子供っていないのかな?僕が子供の頃はたくさんいたような気がします。見た後、なんか日本人っていいなあって、思えます。 【flyhigh】さん 7点(2004-04-17 22:13:26) |
56.山田監督は日本人の本質的な心や日本の風景美を表現するのが本当にうまい。寡黙で目立たないが剣の達人であるという日本では昔からありがちな主人公の設定ではあるが、日本人の心を揺さぶらせるものがこの作品にはあった。心温まる作品であった。 【ゆきむら】さん 7点(2004-04-08 03:07:45) |
55.いい映画ですね。邦画ってあまり好きじゃないんだけど、さすが山田監督。画面へのこだわり、作品への想いが伝わってきます。静かなんだけど山場もあり、最後はじわっとくる。藤沢周平の原作ものって、ドラマにしろ映画にしろ、キャスティングがはまってる作品が多くて嬉しいことが多いんだけど、これもその一つになりました。 【ゴールドベリ】さん [地上波(字幕)] 7点(2004-03-24 20:38:37) |
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54.久しぶりに邦画でいいと思った映画でした。宮沢りえの着物の立ち降るまいが上手だった。 【ぷー太。】さん 7点(2004-03-22 17:07:56) |
53.私はふだん時代劇も山田洋次監督の作品も見ないし、武士道のなんたるかもよく知らないし、藤沢周平の作品も読んだことがないので、そういう観点からの批評はできませんが、とてもよかったです。時代劇というより、家族思いの不器用な男の物語として見ました。外国の映画賞を受賞した日本映画を見ると、私は「なんでこんなつまんない作品が?」と思うことが多いのですが、この映画はアカデミー賞の外国語映画賞の候補にはなったけど、日本人の心にしみる素晴らしい作品だと思います。ちょっと地味なので、評価は分かれるかもしれません。見る前は、真田広之主演で侍の名前が題名になっているので、助太刀屋助六とこんがらかっていましたが、見終わった今は明確に区別できるようになりました。 【チョコレクター】さん 7点(2004-03-21 21:33:36) |
52.昔はこんな時代だったんだな~…。この時代に生まれるのもとかったかも。と思いました。最後抱き合うところが一番よかったです。 【Syuhei】さん 7点(2004-03-20 17:03:04) |
51.作品から受けたのは「大人の映画」という印象。それは大人向けの映画という意味でも、鑑賞に知識や経験が必要な小難しい映画という意味でもなく、まるで映画自体が暫く寝かせてあったかの様に円熟していたという印象です(ということは、作り手が円熟していたということなんでしょうけど…)。本作の風景やディティールの演出の前では「ラストサムライ」の「武士道」も霞んで見えます。しかしそれでも、派手好きだということも手伝って、現代の庶民を代弁した様な本作より、死に絶えた崇高な理想を描いた「ラスト~」に軍配を上げてしまう私です。あと、何かと評判の宜しくない岸恵子ですけど、映画の作りとして本作は最初から以登の回顧録な訳ですから、ラストまでこの作り方で正解だったと思います。という訳で、7点献上。 【sayzin】さん 7点(2004-03-12 16:45:36) (良:2票) |
50.思ったより静かな映画でした。テレビの時代劇と比べると、照明や殺陣がよく考えられていると思いました。貧乏な暮らしの中に小さな幸せが見え隠れするところもいいでした。こういう静かな映画も悪くないです 【ヤマビコ】さん 7点(2004-03-11 18:12:08) |
49.なまりが良かった。ほのぼのしててよかった。大杉漣がよかった。 【スマイル】さん 7点(2004-03-10 20:14:23) |
48.大袈裟じゃない武士道といいますか、人としてあるべき姿を描いた心に染みるストーリーです。ただ…宮沢りえは、綺麗で繊細、芯は強いみたいな感じは良く出ていたんですが、ん~、何がダメなんでしょうね、ぴんときませんでした。真田もたそがれな割にかっこよすぎですね。まあ「たそがれ」なキャストではないと私的には思うのですが、「トワイライト・サムライ」と思えばこれでいいのかもしれません。 【へっぽこ】さん 7点(2004-03-10 09:31:01) |
47.まさに侍のあるべき姿を描いた作品。この映画は、侍の刀に焦点を当てたものではなく、侍の心を語っている作品なんだと思う。それにしても真田広之は時代劇がよく似合うね~。 【アンソニー】さん 7点(2004-03-07 23:57:11) |
46.良かった。どこかのサムライ映画とは違い、この映画では本物の侍が描かれていると思う。時代背景というか、細かいところにも江戸時代を感じさせる作りもそう。惜しむらくは画面が暗いことだが・・・。それよりも何よりも、清兵衛の、多くを望まず、どんなに貧しくとも今の生活に誇りを持って生きている姿が印象的。ラストあたりのシーンや、井上陽水の曲はどうだろうか。私は肯定的。 【mhiro】さん 7点(2004-03-07 16:12:11) |
45.侍も農民から年貢を搾り取って優雅に暮らしているだけではなく、こうして落ちぶれた生活をしている者も居るってことですね。出世云々よりも人情に生きた侍ってどこか親近感が沸きます。維新が叫ばれる中自分の生きる道をしっかり見据えていた彼は凄いですね。ストーリーは結構地味ですけどこれはそこが見所の作品ですね。劇中の台詞「私たちは農民のおかげで成り立っているのですよ」こう思っている人がいたって言うだけで充分です。 |