52.《ネタバレ》 十分面白いんですけど、自分の中ではナウシカがダントツなのでこれくらいの点で。始めてみたときは、最初のタタリ神がかなり恐ろしくて気持ち悪い印象を受けました。今回はまったく平気でしたけど。やっぱり映像はとっても綺麗ですし、音楽も頭から離れません。さすが宮崎駿って感じですね。できれば、サンは山の中で人と触れ合わずに生活しているのだから、もっと野性っぽさが出ている顔にするとか、もう少し言葉が通じず苦労する場面とかがあったほうが個人的にはよかったと思います。あと、カヤの刀をあげたのはちょっと変えてほしかったです。できれば他の絆をつくる様な形にしてほしいと思いました。一番大切なものをプレゼントするっていう意味だと思うんですけど、せっかく受け取ったものなので大切にしておくほうがよかったです。 【赤紫】さん [地上波(邦画)] 7点(2006-05-12 23:47:44) |
【ビリー・ジョー】さん [地上波(字幕)] 7点(2005-11-12 16:26:34) |
50.《ネタバレ》 公開前から予告展なんかも観に行って楽しみにしていた。自然が神であった古代の日本を舞台に、自然と人間との修羅場の中で、勇猛果敢な古の狩人の末裔と狼に育てられた可憐な少女が出会う。ボーイ・ミーツ・ガールにはこの上ないワクワクするような物語に、「ラピュタ」以来の感動を期待したのだ。この映画の公開当時、「健康的なエロスを期待していた」と述べていた某コラムニストが居たが、恥ずかしながら私もその部類であったのかも知れない。‥‥‥真っ先に観て、終わって、映画の意味を確かめようとそのまま映画館に残って2回観た。自然への畏敬を人間と自然の立場から描いたその世界観の素晴らしさは今さら述べるまでもない。しかしそこで得られた感動は当初期待していたものとは全く異質のものだった。「ハウル」では薄い物語の上にキスシーンを描くなど、急に色恋路線がクローズアップされていたが、大人向けの映画なら、こんな深い物語にこそ見る側が期待する部分に応えて欲しかったと思う。十二分に描き切った大きなテーマの上に、主人公となる二人の関係が今一つ中途半端で煮え切れない。モロが言ったように、アシタカはサンを救えたのだろうか。誰が悪い訳でもなく、誰が誰を救えるという訳でもなく、それら全てを肯定することにこの映画の意味があったのだと自分に結論付けた。共に生きることを確認しながらも別れる二人は、相容れない「自然」と「人間」の象徴なのだろう。‥‥‥宮崎作品が人が争う「血」をあからさまに描いたことも衝撃だったが、CGを効果的に使い従来とは違う完成度で、この作品を境に宮崎作品は過去の作品とは違う次元に進みはじめたと思う。お子さまにも分かる親しみを捨てても自分の世界を練りに練り、凝った芸術作品となったこの作品から、宮崎作品は「千と千尋」で完全な成熟期となった。そして今、彼等はどこに向かっているのだろうか。営利目的のために練りの少ない浅い作品を発表するくらいなら、分かりやすいと言わぬまでも「宮崎ブランド」を傷つけない凝った芸術作品の発表を期待したい。 【six-coin】さん [映画館(吹替)] 7点(2005-04-09 13:18:51) (良:1票) |
49.サンの声がまるでダメという事以外は良かった。その一点だけで大幅にこの作品の魅力が半減してる。せっかくの大作映画なんだから声優を使って完成させて欲しかった。 【べんちゃんず】さん 7点(2004-12-21 02:52:56) |
48.最近のジブリ作品の中ではおもしろい方だと思う。とにかく絵がきれいです。 |
47.このアニメではどっちが悪いとか、少年はどっちの味方なのかとかをスパッと分けることは出来ないわけで、おかげで少年はサンドイッチ状態になってしまいます。感動というより意外と考えさせられる作品であり、どっちかっていうと大人向きのアニメ。 【くうふく】さん 7点(2004-07-30 12:40:44) |
46.「腐海に手を出しちゃいかん!」と似たようなとこもあるけどそれはそれとして自然ってのはいいものです。日本の山も人間が植林しなければあんな風になってたのだろうかと考えさせられますね。 自然に生えていた木を切り倒しスギなどの木材用になる木を植林したせいでスギ花粉による花粉症が増えたことは周知のとおりですが案外知られてないことが”ヤマビル問題”です。このヤマビルなるものとは尺取虫のようなスタイルで忍び寄り動物の生き血を吸って生きている見た目も気持ち悪い生き物です(もちろん人間の血もガンガン吸いまくります)。これが年々全国いたる所で増加傾向にあるのです。このヤマビルが増加している問題としては地球温暖化もありますがやはり植林でスギやヒノキを植えたことでの自然の生態の変化や鹿・カモシカを動物愛護ということで間引かず増やし続けたことによりその鹿達の血を吸うヤマビルも相対的に増えたことも原因です。またそれに関連していますがその鹿の天敵たる狼を恐ろしい”人敵”ということで絶滅させ食物連鎖の流れを断ち切ったことなど全ては「人災」による問題なのです。いくら自然が警告のシグナルを鳴らしても肝心のその音を聞く”聴力”と聞こうとする”姿勢”を人間がもたなければどうにもならないことをこの作品で教えてもらったような気がします。だからこそ自然と人間がお互い調和を取りながら生きていかなければこの先また別の問題が出てくることになるでしょう。 【tetsu78】さん 7点(2004-06-15 22:03:32) |
45.正直この映画自体はそんなに好きではないんですが、作品の持つ独特の世界観とオリジナリティー+歌に7点献上。 【A.O.D】さん 7点(2004-06-14 01:30:21) (良:1票) |
44.今の日本人の忘れかけている自然を敬う心というものを思い返させてくれる意義深い映画でした。たしかに今までのジブリ映画とは趣が異なっていて自分がジブリに期待する大きな夢を与えてくれるという内容のものではなかったけれどもこんな作品もあっていいでしょう。毎回こんな重苦しくテーマを扱ったものでは困りますけどね。声優はやっぱり疑問を感じますね、サンもさることながらエボシの「放て!」の号令が迫力なくて…。それでもこの映画の平均点が思ったより高くないのはちょっと残念なところです。 【日向夏】さん [映画館(字幕)] 7点(2004-02-15 13:59:15) |
43.『千と千尋の神隠し』とはまた違った面白さがある。公開当時はかなりの人気で立ち見だったな~~ 【アンナ】さん 7点(2004-02-03 16:34:59) |
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42.昔、ビデオ買っちゃいました。途中多少たるいところがあるんですが、僕はこういう考えさせられる映画は好きです。個人的にはアシタカが村を出て行くシーンが好きです。 【こじ老】さん 7点(2004-01-22 01:20:13) |
41.《ネタバレ》 私はこの映画の主人公が宮崎映画の中では珍しく「飛ばない」ことに興味を持った。なるほど,くびきから解放され,自由に飛行するナウシカを主人公にすれば必然的に開放的で夢のあるストーリーとなるだろう。しかし,そのような「解放された人間」を主人公にする限り,地べたを這って生活するものの残酷な生き様は描けまい。宮崎監督は飛行に憧れた人であり,解放を描くことに才能を発揮し,またそれを深く自覚していた人である。だが彼は,その成功の過程の中にあって,自分が描けないもの,つまり「解放されない物語」にいつしかを想いを募らせたのではないだろうか。あの断筆宣言は,自分にはそのような物語を描く才能はない,という彼の深い確信と,「それでもやらねば」という覚悟から生まれたものであると私は思う。事実「もののけ姫」は地を這いつづけ,内向きのまま一向に解放されずに終わる。まるでそれが「生きる」ということだといわんばかりに。メイキングDVDを最近見たが、脚本を書かず、方向の定まらぬままに絵コンテを描き進めるやり方を採用したのは、要するにそれが最もナチュラルに「宮崎駿」を表現できると思ったからだろう。脚本の通りに作れば整った作品にはなるだろうが、それでは「生きる」ということは描けまい。私が思うにこの映画はある「生き方」を提示する類のものではなく、「"生きる"ための脚本はない」ということを提示しているのだ。別に援護するつもりはないが、そういうことを踏まえて言えば,この映画は天才のたどり着いたある地平であり,監督宮崎の手腕を持ってしてもまとめきれない「宮崎駿」という人間の底知れぬ闇を故意に反映したもので、混乱漠然とした印象を与えるのはある意味当然だろう。この映画を評して「わかりやすい」とか「難解」とか言うのは、評価のツール選びからして違うと私は思う。 |
40.いけない、白紙のまま10分たった…。自然環境のこと以外にも、何というか、こう…いろいろなことを考えさせられました。(ボキャ貧) 【40円】さん 7点(2004-01-09 17:06:39) |
【3737】さん 7点(2004-01-09 07:04:36) |
【its】さん 7点(2004-01-05 02:09:48) |
37.アニメは基本的に苦手なんだけど、これは面白かった。 【長尾 景虎】さん 7点(2003-12-26 12:58:14) |
【TU】さん 7点(2003-12-26 11:36:45) |
35.宮崎監督はどんなことを考えながらこの映画を作っていたのか? 映画を見ながらずっとその事を考えていた。 コッポラにとっての「地獄の黙示録」。 【たま】さん 7点(2003-12-18 02:10:02) |
34.いや、いいんじゃない?けもの達と人間との戦い。その狭間に位置する様なアシタカとサンの交流。『何を言いたいのか分からない』って言ってた友達に『じゃあ、あんたは好きだっつってたマトリックスから何のメッセージを受け取ったの?』って超ムキになって食いかかった記憶もある。当時はそれくらいこの映画に入れ込んでいた。今となってはそうでもないけど・・・。今はアシタカの八方美人ぶりが気に入らない。人間も大切、獣も大切、でも結局シシ神を失ってんじゃん!バカ!みたいな。どちらも命懸けて戦ってんのに、1人良い子ちゃんぶって見える。とか何とか言いながら自分はいい映画だと思う。当時は間違いなく10点、今つけるとしたら7点。セリフ覚えちゃう程繰り返し見たしね~。 |
【にゅうたいぷ】さん 7点(2003-12-03 16:00:10) |