7.「どうする、どうなる」と引っ張られて、最後は「おわり」の「お」の字もなく映画は終る。そのあとに襲って来るのは、ただただ「不安」だけである。「いやな予感」と言い換える事もできるか。この「いやな予感」が、実際に当たらない事を祈りたい。 |
6.もし、この作品が、ここ最近作られたのならば、パニックブームにおける便乗作品として一蹴されたに違いない。しかしこの作品は、当時として、いわゆる「コロンブスの卵」であり、いやはや、誰もが鳥の集団攻撃を発想できなかったに違いない。やはりヒッチコックの長けた才能だけに生むことができた名作。これに似た作品に、近年、低予算で作られ、タイトルは忘れたが、こうもりが集団で人間を襲うパニック映画が製作されていて、一応観たが、やはり大した事なかった。どんなに時が流れても、パニック映画の金字塔として、「鳥」は、これからも残り続けるだろう。 【叫真】さん 8点(2003-05-22 16:22:42) (良:1票) |
5.小生のような凡人には考えつかないような斬新な実験作、としてみれば内容がない、終わり方が釈然としないのも許せるかな‥。面白いか、何度でも観るかといわれると難しいですが‥。 |
4. その後乱作される事になる「動物パニック物」の嚆矢となったのが本作。ヒッチコック先生の常に一歩先を行く(観客の予想を上回る)ショック演出への拘りってヤツをもっと感じ取って欲しいね。原作はダフネ・デュ=モーリアの別にどうということもナイ短編小説だが、例によってヒッチ先生(と脚本のエヴァン・ハンターことエド・マクベイン)は”鳥が何故か突如ヒトに襲いかかってくる”という一点のみに絞ってほぼ完全オリジナルストーリーに昇華させている。その最たるものが何とも救いの無いラスト。原作の御都合主義的ハッピーエンドを排し、敢えて観る者の判断に委ねたのは正解だと個人的には思うけどな。あれで余韻嫋々たる独特の不気味なムードを醸し出しているし。鳥の襲撃シーンも今日の視点ではチト苦しい箇所も無いではないが、当時としては度肝を抜く映像だったハズ。パクリやリメイクばっかりの昨今のハリウッド映画人にはヒッチ先生の”チャレンジ・スピリット”を是非とも見習って貰いたいモンだ! 【へちょちょ】さん 8点(2003-01-16 02:53:36) (良:2票) |
3.何年か前に見たのですが、印象強いですね。やっぱりヒッチコックて凄い人だなって改めて感じました。映像技術にびっくりです! |
2.これは絶対恐いですよー。あの屋根裏部屋(?)のドアをおそるおそる開いたら!!!のシーンなんか子どもの頃初めて見たとき,夢に出てきそうだったですもの。その後の自動車で出かける場面の緊迫感も何とも言えません。ヒチコック作品の一つの原点を成す映画かな・・・・・。確かにラストの食い足りなさはあるものの,いつものことだし・・・。 【koshi】さん 8点(2002-01-18 21:31:04) |
1.僕はすごく怖い映画だと思いましたよ。映像もすごかったし、何より身近にいるものが襲い掛かってくるというのはすごく恐怖を感じるものだと思います。でも終盤でヒロインが鳥がいるのがわかりきってる部屋にわざわざ入っていくのが解せませんでした。何やってんだかって感じで。 【える】さん 8点(2001-10-03 22:14:17) |