31.ダラダラと高校生活を送る主人公。あることをきっかけに目標を見つけ、かけがえのない時間を仲間と力を合わせ1つのことをやり遂げる。普遍的かつ、ありがちなテーマ。まさしく「女版ウォーターボーイズ」である。こう切り出してしまうと、極めて安易で低俗的、また商業ベースに乗っかった二番煎じな印象を強く受ける。しかし、見終わった後の個人的な感想としては、そう言った論調とは相反するものと位置付けたい。まず、丁寧に作られている脚本も大きく分けるとベタ中のベタ。「だが、それがいい」と思わせてしまうのは矢口監督が作り上げる作品に流れ続ける独特の(気持ちのいい)ゆるさであり、ところどころ垣間見れる笑いのセンスのなせる業か。主要キャスト5人、上野・貫地谷・本仮屋・豊島・平岡はキャラ設定も秀逸で魅力的に映った。今後の活躍に期待したい。矢口作品は肩肘張らず自然体で観れば、ちょっぴり笑えて、ちょっぴり幸せな気持ちになれる、どこまでも優しいおもちゃ箱のような存在だと思う。 【ピボーテ】さん [地上波(字幕)] 8点(2005-11-07 17:28:32) |
30.《ネタバレ》 テレビでやっと見たけど、思ってたよりぜんぜん面白かった。まあハナっから深い内容は期待していなかったのもあるけど。ラストの演奏シーンはさすが女性版ウォーターボーイズ、かなりぐっときました。しかし、竹中直人の知ったかとか、応募ビデオの出し忘れとか、余計なエピソードがチョット多すぎなかんじもした。もっとスマートに80分ぐらいの長さで収めてもいいんじゃない?そのほうがまた見たいって気にさせられるよ。男性レビュアーの方々はガールズのなかでお気に入りの人を見っけてるようですが、私は断然トロンボーン担当本仮屋ユイカで決まりです。理由の8割はめがねです。そんな彼女にプラス2点で。 【goose】さん [地上波(字幕)] 8点(2005-11-06 17:55:50) |
29.すごく楽しい映画でした。ただ不満は、主人公の演技ですよね。なんか、ぐうたらだらだらの生活で、最後それなりにシャキッとしてくれればマシだけど最後まで駄目でしたね。マジ発表会の申し込み忘れていたシーン見たときにはこっちがキレました(笑)すごく楽しい映画も主演が駄目だとちょっと興ざめですね。ちゃんと演技のできる「女優」を選んでください。 【たかちゃん】さん [DVD(吹替)] 8点(2005-09-27 10:43:49) |
28.昔むかし、原信夫とシャープス&フラッツのようなビッグバンドに憧れる自分がいた(時代がばれてしまう)。 学校にも入り著名なプレイヤーにも教えを請うた。 畑が変わってしまった今でも、自らをなんとか表現しようともがいていた幼い頃の自分を、この映画は思い出させた。 監督や演じ手あるいは映画としての評価は皆さんのレビューに詳しいが、私には、ただただ純真に「カッコよさ」を目指す彼女達が羨ましく映った。 ラスト3曲のプレイでは、身体が左右にスイングするほど余裕を見せるパフォーマンスに、恥ずかしくもこみ上げるものがあった。 プロというレベルには届かずとも、素人の域を超えたアンサンブルに、ほのかな嫉妬とともに、もっとアンコールを望む自分がいた。 ナット・キング・コールのエンドロールに、のどかな田舎の風景とノー天気で小うるさい……失礼、天真爛漫な女子高生達が、なぜか妙に合っていた。 【荘次郎】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-08-29 06:58:51) (良:1票) |
27.《ネタバレ》 けっこう辛口のコメントが多いですね。しかも何か矢口監督が前作(ウォーターボーイズ)を踏襲し杉!という見方が大半のようです。しかし「最初はやる気も実力もないヘタレな登場人物たちが次第に真剣に(作品の主題たる何かに)のめり込み始めてラストで見事に締め括る」というプロットは洋の東西を問わぬ言わば”王道”であり、或る程度の類似性は無理からぬのではないでしょうか。あと、「女子高生にビッグバンドジャズ」という取り合わせで「奇を衒った」と云えば、まぁ確かにそう見えなくもないですが、私は寧ろ新鮮さと共に「故きを温めて新しきを知る」的な古典への憧憬すら感じましたね。クライマックスで「Sing Sing Sing」を(吹き替えナシで)鮮やかにキメる彼女らの活き活きした姿を見る限り、受け狙いのあざとさなんぞ殆ど気になりません。惜しむらくはテンポが些か冗長な点と彼女らに降りかかるトラブルに作為が目立ち過ぎる点。特に友子がコンテストの応募テープを送り忘れるくだりはドジっ娘とかで済まされない杜撰さ・無神経さでいくら何でもワザとらし杉。普通に会場に着いて演奏で全く問題なかったハズ。それと、こういう吹奏楽系で短期間に上達するには優れた指導者が不可欠なのに最後まで不在のままなのも痛い。竹中直人にその役割を振ろうとして余計なエピソード(実はハッタリでした的なサゲ落ち)まで盛り込んでいるが明らかに蛇足。素直に谷啓あたりに任せて欲しかったと思います。2点マイナス。最後に矢口監督について。二番煎じでお茶を濁してる、とか云うよりも若手を積極的に起用して才能を開花させよう!という日本映画界への前向きな姿勢を私は買いたいですね。若手俳優の成長なくして邦画の復権などありえないのですから…。 【へちょちょ】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-08-28 23:08:14) (良:3票) |
26.良いです、面白い!!好きです、こういうの。^^序盤はちょっとテンポがグダグダ・・・。とか思ったりもしたけど、あの4人がジャズに夢中になった辺りからテンポも整い、面白くなってきました。そして何よりラストの演奏シーン。俺も心の中では彼女たちや観客達と一緒にスウィングしてましたよ(誰だ?「ポール婆宝勉が?想像できなーい!」なんて言った奴は?)4人それぞれがソロで演奏するシーンは正直『スクール・オブ・ロック』ギター少年のソロシーンよりもずっと見事であったと思います(でも映画としてはあっちの方が好きかも・・・。だってロックだし)主演の上野樹里と(ドラマ版セカチューで好きになった)本仮屋ユイカも非常に良かった。ただ、いくら娯楽映画だからってストーリーを無視しすぎた部分があったのは少し頂けないかと。あの後から戻ってきたメンバー達が、何でいきなりあんな上手く演奏出来んの?って所がどうしても鼻についてしまった。「細かい突っ込み所なんか気にすんな!楽しめればいいんですよ、楽しめれば!」・・・・・と言いたいですがここまで大胆だといくら何でも限度を超えてます(汗)それにガールズ達に上に書いた二人以外に魅力的なのがあまりいないのも痛いかも。それにしても改めて思ったのは、俺ってホント音楽モノが好きですね(笑) |
25.見ていてホント楽しくHAPPYな映画で、見ている側もノリノリになっちゃいます。やはり全体的にウォーターボーイズとかなり似てしまうのですが、音楽(ジャズ)が大好きな人はこちらの作品の方が見ていて楽しいかも。しかしウォーターの方がまだ現実感があったと思えますが、スウィングもそれはそれでありえないから面白いと言う事でアリでしょう。最後のスッキリ気分爽快感はかなりの物です◎ 【Ⅴ.I.ッKU-S】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2005-05-19 23:23:48) |
24.《ネタバレ》 「ウォーター・ボーイズ」の女の子ジャズバンド版…という意見の通り、まんま展開は「ウォーター・ボーイズ」ですね。しかし、ぶっちゃけたところ野郎の水着姿を見てるよりは女の子が楽器を演奏してるのを見ている方が男の自分としては良いわけで(笑)、そう云う不純な動機を抜かしても、音楽好きな自分としてはこっちも捨てがたいわけです。実際、楽器をやるってのは相当大変なわけで、「あんないきなり上手くなるのなら誰でもプロになれるやいッ!」と云う事になるんですが、実際に壁にぶち当たって延々挫折してるところを見せられたんじゃせっかくの“娯楽としての楽しい映画”が台無しですからね、「音楽の面白さがわかったから上手くなったんだ」といった感じで強引に納得しましょ。圧巻なのはやっぱりラストの演奏ですね。しかしその前の電車の中でラジオから聴こえてきた「A列車で行こう」を聴いていきなりセッションを始めるのもなかなか好きです。色々な面でツッコミ所はあるし、ジャズだってもっと奥の深いものですが、そんなこと考えずに、思いっきり楽しめる映画だと思います。 【クリムゾン・キング】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-05-03 02:49:37) |
23.爽快。欲を言えばメンバー一人ひとりにもっとスポットライトが当たれば良かったケド、いかんせんビッグバンドで人数が多いからねえ・・。ザ・コミットメンツを思い出しました。 【★ピカリン★】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-04-18 17:12:53) |
22.観終った後、今でも延々と頭の中で「シング・シング・シング」が鳴り響き続けています。会議中でもどこでも頭と心はスウイングモードに突入中、まったくやばい。SG中毒になってしまいました。スウィングつながりで「ベニー・グッドマン物語」「グレン・ミラー物語」も観てしまいました。両作品もよい映画だと思いますが、同じ楽曲でも本作での演奏の方が頭に残りました。演奏の上手い下手ではなく映画の一場面として映像と音楽がストーリーの中でしっかりとマッチングしているのだと感じました。期待以上に心地よく爽快感のある映画でした。また邪道かもしれませんがDVDスペシャルエディションの特典ディスクのメイキングやサイドストーリーを合わせて観ると、主要メンバーは勿論ですが本篇では余り目立たないその他大勢のガールズたちの裏設定の広がりや演奏練習での奮闘ぶり、スタッフの熱意などを見ることが出来て一層楽しく本篇を見ることが出来ました。DVD収録の二種類のオーディオコメンタリーもなかなか楽しく、お陰で立て続けに三回繰り返して観ました。今でも中毒状態が続いていて「メキシカン・フライヤー」から「シング・シング・シング」演奏のラストシーンを毎日のように見ています。ちなみに「スウィングマン」(木下ほうか・宮崎あおい主演)は野球のバットでどつきどづかれるお話なので決して真似をしてはいけません。 【ぶくぶく】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-04-16 11:59:53) (良:1票) |
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21.《ネタバレ》 周防作品から始まった「主役達に意外なモノをやらせてみる映画シリーズ」のその何番煎じ映画だと思って、あまり期待してなかったのですが想像以上にとても面白い映画でした。 やり過ぎ!と突っ込みたくなるくらいのドタバタな展開もこの映画ではスンナリ溶け込んでいて楽しめます。 バンド主要メンバー達もぎこちない演技が返って、田舎娘っぽくていい味出ていますね。ラストのライヴはとても素晴らしいですね。 曲名は知らないけどメロディーは知っている名曲群が連続で繰出されて、とても気持ち良かったです。 ひとつ惜しいのは、前半の彼女達が楽器の魅力を感じ始めるシーンがやや雑に描かれたように見えて 後に吹奏楽部が復帰して演奏できなくなり、あんなにヤル気のなかった彼女達が泣くほどの楽器への 未練が沸くシーンの説得力が欠けていました。大事な所だと思うのでもう少し丁寧に描写してもいいなと思いました。 「ウォーターボーイズ」と比較が出ていますが、私は大林宣彦監の名作「青春デンデケデケデケ」に近いなぁと思いました。 楽器買う為にメンバーが各々バイトしたり、練習場所がなく各所転々としたり最後はデカい会場で演奏する・・流れが基本的に一緒ですがこういう物語の設定上、これは仕方ないと思います。 「スイング~」の最後のライヴはデカイ音で彼女達の音を浴びる事を出来ればおすすめしたいです。 【まりん】さん 8点(2005-03-26 20:49:32) |
20.屈託のない、後味の良い快作だと思います。もちろんウォーターボーイズの二番煎じ、というかよくある話なのですが、出演者たちの雰囲気もあってとても楽しく鑑賞できました。予告編を見て「あ、面白そう」と思い、実際見て「あー、面白かったね」という感じ。やっぱり映画はこうでなくっちゃという気がします。 【ポーラスター】さん 8点(2004-12-12 13:13:19) |
19.★ウォーターボーイズのリメイクだそうですが、そちらは見てません。男の裸なんてどうでもいいです。見たいのは女の子だ、女の子!そうでないと見る気がしません。 ★と、いうわけで見始めたのですが、出だしは退屈。でも中盤からどんどん面白くなりました。ラストはノリノリでみんなハッピーで、見ているこちらもノリノリでハッピーでした。 【flyhigh】さん 8点(2004-12-08 20:56:09) |
18.な~んかいぐねぇ!?女のコかわいかったよ!感動しちゃったよ!元気もらっちゃったよ!観終わってからもスイングしちゃったよ!この作品と『がんばっていきまっしょい』を見比べると面白いかも。どちらとも女子高生が頑張る話だけど、話の流れ方がかなり違うので。…ってか、なんで女子高生の集団となると「ダイエット」している子が必ず出てくるのでしょうか。。 【kokayu】さん 8点(2004-11-20 22:54:30) |
17.俺は、関口さんみたいな娘が好きだ。【ぐるぐる】さん 8点・・・・・・で、本当はレビュー終わりにしたいんだけど、そうゆう訳にもいかんな。えっと、「ウォーターボーイズ」を観た時は、嘘のつき方が中途半端に思えた(つまり、あんなに簡単にシンクロできるわけないじゃん、と思ってしまった)のだけれど、今回は嘘のつき方が(つまり話の展開)が豪快だったので(一度抜けた娘たちが時間軸を無視して楽器を購入し、演奏に加わるところとか)、素直に楽しいフィクションとして楽しめた。最後の演奏シーンで、拍手が表打ちから裏打ちになるとこが、良かったな~。自分も完全に聴衆の一人になってスウィングしちゃいました。それと、やっぱり関口さんが好きだ。 【ぐるぐる】さん 8点(2004-11-10 19:10:35) (笑:2票) |
16.中学高校と吹奏楽部だったので自分が楽器を演奏していたころを思い出しちゃいました。女の子たちがみんな元気いっぱいでこっちまでウキウキします。いきなり上手になりすぎだとは思ったけど、吹き替えなしで本当に演奏してるというのできっと裏で苦労したんだろうなあ。最後のライブシーンは最高でした! 【ジョナサン★】さん 8点(2004-11-09 17:07:37) |
15.《ネタバレ》 観ました! 観たあとの爽快感といったら、言葉にできないほどです!! 僕は吹奏楽をやっているのですが、彼女らが楽器の練習を始めたのは昨年の5年からだなおかつ、指が間違っていないので、巷で言われている「吹き替え」だとか「ほかの者が演奏してる」なんでことはないとわかりました。 あと、矢口監督の匂いがプンプンと漂っていて、Good!な作品でした!! 個人的に、ウォーターボーイズより好きな作品です。まぁ、雪で電車が止まってからがちょっと都合よすぎるかな?と思ったけどね! 【Takuchi】さん 8点(2004-11-05 21:25:13) |
14.短期間でうまくなりすぎだろ~!!って、思わず突っ込んでしまいたくなりますが、それはさておき。結末も分かっているし、WBと比べちゃうし、最初はどうなのかな?と思っていましたが、かなり面白かったです!!WBよりもだめだめな女子高校生たちと昔の自分を重ね、哀愁を感じてしまいました。よく頑張ったね。 【ひなた】さん 8点(2004-11-01 13:41:39) |
13.ギャグ自体は使い古された感のあるコテコテさ加減ですが、狙ってやっているのだから、自分もそれを期待して行ったし、素直に笑えました。来るぞ来るぞっていう新喜劇的なところは自分には合ってます。この作品、感動作でもないし、衝撃作でもないので、ずっと心に残り続けるかというと正直微妙なところはありますが、やはり何と言っても少女たちが可愛かったので(←結局それに釣られて見てる自分)、記憶し続けることでしょう。 【こじ老】さん 8点(2004-10-26 22:52:53) |
12.《ネタバレ》 前半は中だるみ気味でやや飽きていたけど後半から面白くなってきた。 どうでもいいきっかけからジャズにはまっていく女子高生たちがいい味だしてます。 上達する過程がほとんど描かれてないのと(いきなり上手くなりすぎ!)、キーボードの男子高校生が大根なのが難点かな? あと、東北のずーずー弁はちょっと無理があったような気がする。 (追記)最後の演奏は吹き替えだろうと思っていましたが、ちゃんと実際に演奏してたんですね!これはびっくり。その努力を称えて+1点します。 【あきんど】さん 8点(2004-10-24 04:13:48) |