16.捻りを効かした抜群のストーリーテリング、全編オープンロケが放つ独特の雰囲気描写、見る者を唸らせるスリリングな演出などなど、いかにも黒澤監督らしい重量感のある作品。序盤、二人の百姓男の前に現われる三船敏郎演じる荒くれ者と、その背後に見え隠れする謎の若い女。この二人、一体何者であるのか。しかも多額の黄金が砦近くに隠されているという。ミステリアスな雰囲気を漂わしゾクゾクさせてくれるわけだが、それがこのままサスペンスフルなシーンの連続で終盤まで一気に見せてくれる。また途中、六郎太の前に田所兵衛(藤田進)が立ちふさがり、この勝敗がラストの見せ場へ繋がるという演出も個人的には気に入っています。姫君の気になる台詞回し、百姓男二人の漫才調のやり過ぎ感もなくはないが、エンターテイメント時代劇としては他の作品と一線を画しておりやはりクロサワは格が違う。 【光りやまねこ】さん 8点(2004-10-04 17:22:59) |
15.なるほどこれがあの「SW」に影響をあたえた作品かぁ。個人的に「SW」よりおもしろいです。 【一番星☆桃太郎】さん [DVD(字幕)] 8点(2004-07-19 02:29:42) |
14.威勢のいい姫の台詞が小気味好い。 馬に乗って追い掛ける三船など見所も満載。 一流のエンターテイメント。しかも、 これだけの人が多大な犠牲を払って守ったモノって何? 映画と関係ない事も考えさせられてしまった 【amicky】さん 8点(2004-03-22 20:18:12) |
13.丹念に摺りこんだ墨汁をたっぷりとつけ、力強い筆捌きで、心に何の迷いもなく、一気に書き上げたような作品。最高傑作とまでは言いませんが、全盛期の作品であることに間違いは無いでしょう。それにしてもタイトルが今いち釈然としません。「三悪人」って、三船、千秋、藤原のこと? 別に悪人じゃ無いと思うけど。それとも、何か隠された深い意味でもあるのかな・・・。 |
12.姫と財宝を守りながら、敵国領地を突破していくという 時代劇アドベンチャー。設定のアイディアとストーリー展開のうまさが光る。黒澤作品の良さを支えているのは、黒澤監督をはじめとする、菊島隆三・小国英雄・橋本忍・久板栄二郎らの優れた脚本家 集団のつくる脚本だと思う。ちなみに、この作品の脚本は、菊島隆三・小国英雄・橋本忍・黒澤明の合作。 【サラウンダー】さん 8点(2004-01-11 20:35:09) |
11.《ネタバレ》 全体的なストーリーはちょっと強引な気がしないでもないが、三船が馬に乗って敵を追うシーンや、千秋実と藤原鎌足との掛け合いのシーンなど見所は多かった。 【ボーリック】さん 8点(2003-12-14 01:46:26) |
10.ストーリーの面白さは黒澤映画の中でもピカイチ。ルーカスが目をつけるのも頷ける。 【STYX21】さん 8点(2003-11-13 06:58:13) |
9.すごく期待して観たのですが、思っていた程ではなかった。が、十分面白い。馬上のシーンと、槍の決闘が、少し冗長に思えた。 【のほほん息子】さん 8点(2003-10-31 04:13:22) |
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8.娯楽のツボというツボを押さえた傑作と言える。三船はとにかくかっこいいし千秋実と藤原釜足はとにかく情けない。この情けない二人が随所に笑いをもたらすことでこれぞ娯楽作と言えるものに出来上がった。後は雪姫が・・・・。でも今この作品を思い出そうとするとなぜか「~~じゃ!~~じゃ!」と言う雪姫が浮かぶ。インパクトはあったということか? 【R&A】さん 8点(2003-10-23 18:41:15) |
7.評論家どもの間では、評価が低いらしいが。「面白い!!!」それで充分である。文句あるか。 【ひろみつ】さん 8点(2003-10-20 21:11:11) |
6.六郎太が忠義な侍という点で、例えば最後まで得体の知れない三十郎などと比べるとやや魅力が劣ると感じた。三船敏郎はもっとハチャメチャな男や謎の男を演じる方がよいと思う。この映画もすごく面白いのだけれど、「用心棒」と違って、何回も見ようという気にはならない。 |
5.「隠し砦の三悪人」にふさわしく、主役、脇役のぎらぎらした演技に引き込まれた。敵の武将、藤田進との槍による決闘は、緊張感に溢れアクションの名シーンである。敵中突破のクライマックスも躍動感、テンポとも過不足がなく、第1級の娯楽作品に仕上がっている。この映画と用心棒、椿三十郎、赤ひげなどのモノクロの黒沢作品には、多感な時期に本当に楽しませていただいた。合掌。 【偏見まん】さん 8点(2003-01-29 16:16:51) |
4.スター・ウォーズの原点ということで見たんだけど・・・・面白いことはおもしろいのであけど、もっと編集して短くしてほしかったと思います。農民役の2人は撮影中、お姫様役の新人女優のキュロット風のはきものの間から下着?が見えるのを喜んでみていたとか後日談で一転したが・・・一番の見せ場は、三船が、裸馬に乗って刀を振りかざしておいかけるシーンでしょう。あれはパンで撮影したというから驚きです。撮影技術も超一級だったんですねーー 【うーたーまん】さん 8点(2002-12-21 02:37:40) |
3.黒澤流ロードムービー。チームワーク、ひとりひとりの役割を丁寧に演じているのをひしひしと感じた。奥行きのある映像が、壮快。 【チューン】さん 8点(2001-09-29 15:09:06) |
【けんぼ-】さん 8点(2001-09-09 00:45:00) |
1.藤原釜足はやっぱり面白いなー。黒澤明全盛時代の中では少し盛り上がりに欠ける。 【プリン】さん 8点(2001-01-04 21:19:03) |