16.この作品、なぜか今まで観る機会が無く、23年も経って始めて観た。評判通りの秀作でした。狭く、暗い潜水艦内で悪戦苦闘する名も無き戦士たち。おまけに、相手の船も一度もはっきり表現せず、潜水艦内の閉塞感と孤独感を大変よく表現できていた。実際、艦長以外ほとんど名前が出てこなかったような・・。でも考えてみれば、戦争中99%の兵士は、名も無き戦士だったはず。まさに、あの懐かしいアニメのセリフ『・・。命をかけて歴史をつくった影の男たち。だが人よ 名を問うなかれ。闇に生まれ、闇に消える。それが・・・』を思い出しました。 |
15.艦長の男気が素敵だった。最後のUボートの沈没を見届けてから自らも果てるとこなんて素敵過ぎ。元々輸送船なんかを攻撃するUボートであえて天敵の駆逐艦とやりあうなんて素敵、だけどやりすぎ。一応乗組員の命も預かってるわけで。やっと帰還したのに殺すなんて、さすがドイツ帝国。 【スルフィスタ】さん 8点(2004-01-22 19:32:59) |
14.小説のほうはずっと以前に読んだのですが、改めてビデオで見ました。歴史の浅い、狩猟民族としてのドイツが海軍で善戦した理由がなんとなく感じられる雰囲気の映画です。日本海軍(英国式の士官と兵卒の関係)に比べての、士官が率先して壊れた装置の復旧に努めるところなど、歴史が浅いことで逆に結束が固くなる要素になるのでしょうか。まあ、波の荒い欧州沿岸のほうが太平洋に比べて潜水艦には有利な条件もありますが、あんなに小さい艦で2ヶ月とか戦い続けることは相当に士気が高くないと難しかったでしょう。 【たいほう】さん 8点(2003-11-09 23:32:12) |
13.《ネタバレ》 息苦しいほどの緊迫感と閉塞感。やっと港に着いたと思ったらあの展開!呆然・・・映画終わって外に出たときに思いっきり深呼吸したぞ。 【mimi】さん 8点(2003-11-08 22:13:48) |
12.大多数のドイツ人が過去の大戦を振り返れば、やはり生存するために必死で戦ったのであり、ヒトラーや国家の為に戦っていたという訳ではないと感じた。散々に既出であるが、閉ざされた潜水艦という状況はよい。これが、1944年の東部中央戦区なんぞ舞台にした日にゃこの緊張感は無かったろう(私的にはドイツ国防軍兵士の視点から見た東部戦線の末期の映画は作り甲斐があろうと思っているが)。ラストのシーンも悲しさを感じさせる良作。 【クルイベル】さん 8点(2003-10-03 12:16:50) |
11.潜水艦物はどれもそうだけど、見てると息苦しくなってくる。そこがいいんだけど。息苦しくてたまんなくて陸にあがったら・・・・。戦争って・・・。 【phantom】さん 8点(2003-07-02 16:26:00) |
10.極限状態での人の底力には、感動させられる。雰囲気良し。テーマ良し。ストーリー良し。生きる努力や喜びを、破壊し飲み込む戦争の狂気を描いたラストは、意見の分かれるところかもしれない。 【撃ッとこサマー】さん 8点(2003-06-26 20:42:50) |
9.「海の悪魔」と称され、連合軍から恐れられたドイツ海軍のUボートだが、実戦では例外なく過酷な状況下におかれていたと聞く。本作ではその様子が見事に描き出されている。薄暗く澱んだ艦内には陰鬱な雰囲気が漂い、不気味な静寂と併せて「戦場」を実感させる。敵の駆逐艦との戦闘場面の描写は秀逸で、観るものをどんどん息苦しくさせていく。緊張感と閉塞感が存分に表現され、極限状態のサブマリナー達の様相が類を見ないほどリアルに描き出されている。精神的な重圧、戦いにかけるプライド、死への恐怖・・・疲労困憊で憔悴する主人公達に、はからずも感情移入してしまう。困難な任務の後にようやく辿りついた所でのあっけないラストは余りにも悲しく空しい。潜水艦を舞台にした作品は他にも諸々存在するが、本作に比べればどれもストーリー・描写・迫力ともに及ばない。軍記物の中では屈指の一本、もしかしたらマイ・ベストの作品。 |
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8.密室空間の圧迫感が手持ちカメラの躍動感と相まって迫力を出している。繰返される爆雷、浸水、ビス飛び、観ているこちら側も苦しくなります。お偉方と実戦兵の相違も戦争の常。ラストの救われなさがこの映画を救っている気がする。戦争なんてかっこよくも何ともない。 【じふぶき】さん 8点(2003-05-30 14:13:24) |
7.未だにこれが潜水艦物の最高傑作であると断言できます!艦内のものすごい閉塞感、緊張感、男臭さが、嫌というほど伝わってきます。その要因は、最新鋭のレーダーなどではなく、適度に古いアナログな装備で戦っているところだと思います。海上に浮上する時の音楽は、宇宙戦艦ヤマトのそれに匹敵するカッコ良さです。しかし最後は・・・最高の反戦映画でもあります。 【クロマス】さん 8点(2003-01-16 22:38:39) |
6.狭い潜水艦という状況でのクルーたちの精神状態など、凄くよく表現してると思います。各員の迫真の演技を見えているうちに、自分もクルーの一人になったような連帯感をもたせられますよね。良い映画って、知らず知らずのうちに感情移入しているような・・・こういう映画じゃないかな~と。そしてこの映画を象徴しているとも言える、最後の後味の悪さ!"戦争の虚しさ"を最大にアピールしていますよね。最後まで納得させられた映画です。 【げん】さん 8点(2002-10-19 02:29:59) |
5.面白い。こんな古臭い映画なのに面白い、タイトルを見ると古ぼけてる。7人の侍のような全く期待させないビデオのパッケージ。U-571は一般作だからこの映画と比較するのはかわいそう 【4U】さん 8点(2002-03-12 03:31:18) |
4.何というか生々しいですね。閉塞感や緊張感の描写が秀逸。温度や匂いまで感じられそうな臨場感がありました。生きようと必死で戦う人間の姿にジーンときた後のあのラスト、愕然としましたね。やるせないです。 【雪うさぎ】さん 8点(2001-07-12 23:13:41) |
3.海上封鎖のために商船を襲うというUボートの役割のいやらしさ。極限の状態でも、最後まで希望を捨てずにやり抜く人間の素晴らしさ。そして、全てを虚しくする戦争の酷さ。 【向日葵】さん 8点(2001-07-05 16:48:54) |
2.ちょっと眼下の敵とか思い出しちゃったけど、この緊張感は上かな?ラストの救われない感じはヨーロッパ的? 【すめ】さん 8点(2001-05-15 00:24:54) (良:1票) |
1.これを見ると絶対に軍隊には入りたくないと思うようになるはず。 【T・Y】さん 8点(2001-01-03 01:55:42) |