27.《ネタバレ》 最後、妻夫木の泣き崩れる姿に打たれた。個性的な脇役もよかった。 【ぷりんぐるしゅ】さん [地上波(字幕)] 8点(2006-01-21 04:16:32) |
26.《ネタバレ》 とても懐かしい気分にさせてくれる映画だった。 ジョゼの言う一言一言が胸にしみた。最後はあんなふうになってしまったけどジョゼは少しのあいだだけど恒夫と恋をできたことが楽しかったと思う。 海のシーンが印象的で初めてみる海に目をキラキラさせてよろこぶジョゼがかわいかった。あと「障害者」という壁の大きさをつらいほどわからされた。恒夫の選択はこれからの恒夫の人生にとっては正解だったかもしれないけどジョゼがかわいそうで仕方なかった。でもラストのイスからのダイブ(?)を見てなんだか知らないけど安心した。 これからもこういう邦画をたくさん作って欲しい。 【BEAT】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-01-07 12:38:03) |
25.ジョゼの孤独には胸が締めつけられます。カナエの悔しさもわかります。ツネオの悩みや最後の嗚咽も痛いほど伝わってきます。とりたててサプライズがあるわけではないのですが、いい映画だと思います。 【眉山】さん [地上波(字幕)] 8点(2005-12-31 23:59:21) |
24.「障害」はあまり意識せず、男女の一つの恋物語として見ました。 恒夫は同情ではなくジョゼの風変わりさと料理に惹かれたんだろうし、 ジョゼは単にカッコいい恒夫の人懐っこさに気を許したんだろうと。 二人とも「障害者は壊れ物」なんて意識が無かったからこそ芽生えた恋 なんだ、だから終わりも淡々としてるんだ(これでいいのだ:笑)と思いました。 恒夫は何人も掛け持ちしてけしからん、という意見もあるかもしれませんが 恋の多さも彼の人間味を増す助けになっている筈なので、 ジョゼとの別れも彼の心の肥やしになっているでしょう。 別れの後、ジョゼが日中に堂々と外に出て行くようになったように。 何だかんだ言っても「恋はええのお☆」というのが結論です。 あ、あとジョゼが脱ぐシーンは自然で可愛いと思いました。 当方女ですけど、数々のラブシーンはオマケ程度に見てましたね。 ラブホのシーンが一番綺麗だったかな。 あの兄ちゃんも柄は悪いけどいい人だ(笑) 恒夫がいなくなっても彼がいるじゃん、なんて思っちゃいました。 【ひろほりとも】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-12-22 16:45:39) |
23.これは、実は「束の間の恋」の話だと思う。実はもう彼も彼女も運命が決まっている。彼には上野樹里ちゃんが、そして彼女はあの息子扱いのヤンキーの兄ちゃんと結ばれることになるのだろう。これが、この物語の大前提になっているんだと思う。でもしかし、その”束の間の恋”によって、ジョゼは見ることが出来ないと思っていた「虎」を見ることが出来、また、水族館が定休日で入れなくても、ホテルで「魚たち」を見ることが出来たのだ。それは、自分の人生に対する”わだかまり”から解放される魔法だったのだ。だからこの”束の間の恋”は、2人が各々本来の人生に戻っていくための入り口だったんだろう。一見「残酷で正直な現実」を表した話のようではあるけども、実はとてもハッピーなエンドを持つ話なのだと思う。 【メロメロ】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-11-07 02:30:48) |
22.映画の全体に流れる独特な雰囲気がとても良い。 この映画の池脇千鶴の演技はすごく良かった。 音楽も良いし、心に残る映画です。 【ねこかもめ】さん [映画館(字幕)] 8点(2005-11-06 01:03:54) |
21.《ネタバレ》 恒夫は逃げた。と、言ってるし実際逃げたことには変わりない。でも、誰もそのことを責めることはできない。ただ恋をしてそれが醒めた。それだけだろう。逃げた理由としてジョゼが身障者であり、現実として重荷になってきたというのもあると思う。しかし、恒夫はジョゼが身障者ということもひっくるめて一人の女性として恋をしたのだろう。例えば、「あの娘、かわいいな。すこしおしゃべりだけどそこは彼女の個性だしな。」と言う女の子に恋をする。でも時が経つにつれて恋が色褪せたとき「うるさいヤツだな、最近そこに我慢ができない!」ということは良くあることだし、経験した人もいると思う。恒夫もそう考えただけだ。「おしゃべりと一緒にするな。失礼だろう!」と怒る方もいるかもしれないがその考え方こそが失礼だと思う。とにかく一つの恋愛物語として良くできているし、考えさせられる映画でもある。 【sice】さん [DVD(吹替)] 8点(2005-10-31 14:47:19) (良:2票) |
20.《ネタバレ》 妻ブキの演技が良かった。ちょっと遊んでてちょっとイケてる大学生っていう役も良かった。それに池脇の演技も。 途中、ドライブのデートが幸せそうだった分、結末が、現実的で悲しかった。 でも、あっさりしててそこまで悲しい感じもしなかったから、その絶妙な後味も素晴らしと思った。 映画の冒頭と、海のシーンがきれいで気に入ってる。 【おれおれ41】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-08-18 12:49:32) |
19.《ネタバレ》 一番の感想としては、ジョゼの関西弁にへこんだ。関西に住んでいるからこそ余計に感じる。(見ず知らずの他人にそんな言葉使いをする奴はいない) 内容は面白く、邦画にありがちの”感動の押し売り”と感じなかったのが何よりであった。それは妻夫木の今時の若者といった自然な役柄・演技に尽きる。特にラストなど妻夫木だから何とか許せる。身体障害者という重くなりがちの題材を暗くなりすぎないよう、あくまで前向きにストーリーが展開している。池脇千鶴が脱いだのには驚いたが、最大限の効果があった様に思える。そのシーンから、ジョゼの心情に近づけた様に思えるし、痛々しさが伝わって来た。 【まさサイトー】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-08-05 19:48:22) |
18.いろいろ考えさせられましたよ、しかし現実的に終わってしまいましたね、よかったと思います。妻夫木君、正直でなかなか良い役やってた思うよ、初めて良い役やってるなーて思えましたよ 合格点。 しかし板尾さん、近所の変態お兄さん役とちょこっとニアミスしていましたね 実にハラハラ致しましたよ でもそれって私だけでしょか・・ 【3737】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2005-06-27 21:08:17) |
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17.先に原作を読んだことがあったけど、あの世界観を壊さずきれいに映画化されてると思いました。邦画っぽくない邦画。 意外と大胆なHシーンがあり、びっくりしたけど。 二人とも無理をせず、感じよく演技していたと思う。 ジョゼの台詞のトーンが良かった。 あと、恒夫の「やべ、俺 今泣きそうだ」って言う台詞がなんか印象深い。 また見たい映画。 【ckeru】さん 8点(2005-03-21 10:26:35) |
16.《ネタバレ》 最後の恒夫の号泣。「どうにかしてあげたい」と思う気持ちの中には同情や愛情の他に、憐憫、自己満足など、多くの感情が混在している。その発露としての涙。あの涙にこそ、どうにかしてあげたいと思いながら、どうにも出来ない自分の無力さ、身勝手さ、卑怯さ、傲慢さ、純粋さなど、すべての思いが込められている。 だが、ふたりにとっての出会いと別れは、決して無駄なものにはならないだろう。例え、同情を愛情と混同していたとしても、彼女に対する「優しさ」は決して偽りではないし、間違っている訳でもない。恒夫は自分の心の弱さや欺瞞を知る事で人間として成長し、ジョゼは彼の優しさに触れる事で、他人を受け入れ、前向きに生きる強さを得た。 突飛な導入で作品に引き込みながら、押し付けがましさの無い、前向きな終わり方に持っていく展開が巧い。恋愛ドラマとしては出色の完成度。 【FSS】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2005-03-09 00:27:54) (良:1票) |
15.《ネタバレ》 途中、恒夫がジョゼに近づく理由がわからなくなってしまった。善意か、好奇心か、性欲か。しかし、最後に恒夫が泣き崩れるシーンで納得した。恒夫はジョゼに対して普通の男が普通に女を好きになるように、ただ純粋に惹かれていたんだと思う。恒夫はジョゼを「一人の障害者の女性」として嘘偽り無く愛していた。だから恋愛をする上での善意や好奇心や性欲はあったんだ。二人の間には、健常も身障も関係なかった。この映画は、心の優しい男と心の純粋な女の、誰もが味わった事のある切ない恋愛物語。恋愛ほど素晴らしい事は無い。恋愛とは、出会い、愛し、そして別れる事。その恋愛の全てが、この映画にはあります。あともう一つ、私は恋愛にはセックスが必要不可欠な事だと考えているので、この映画のラブシーンは恋愛の本質の一面を見事に捉えていて非常に重要なシーンだったと思います。またこういったシーンが無かったら単なる「偽善」に成り下がってしまったかもしれません。本当に、素晴らしい映画でした。 【カワサキロック】さん 8点(2005-02-15 04:43:43) |
14.恋愛している期間だけでは見えない、身体障害者と暮らしていくという現実。最後にジョゼを捨てたのもある意味「大人の選択」だとも言える。ファンタジー路線に突っ走らなかったのはただのアイドル映画で終わらせなかった成功要因だと思う。 【バチケン】さん 8点(2005-01-19 09:00:46) |
13.面白い!でも悲しい・・・だから良かった。116分という短い中で、いろいろ感じさせてもらいました。ラスト、女にいい加減な恒夫が女の事で泣き崩れる。一方のジョゼは魚焼いてたりして、いつもの”ドスンッ”って。このシーンで何かホッとさせられるんですよね。「飯食えるんだったらジョゼはこれからも大丈夫だな」って。この作品ベットシーンが多いですけど、わたしはコレはコレで良いと思います。この世代の男女の関係を描こうと思ったら避けては通れない事だし、特に健常者と身障者の関係だからこそ、その辺隠さず描いたのが良いと思いますね。まあ、池脇のヌードまで必要だったか?と聞かれれば、そうでないかも知れませんが、見せてもらえると言うんだから良いではないですか。 【カズゥー柔術】さん 8点(2005-01-17 12:07:24) |
12.《ネタバレ》 「障害者」「壊れモノ」…そんな人たちと付き合う前に、自分の器を考えろ!…と思わされる。だが、一方で、そういうことばかりを考えて行動している人間(私含む)は、自分の、自分の中でだけ完成させたプライドを守ろうとしているだけのようにも思える。人間は平等な時とそうでない時がある。対等になる時は、瞬く間の一瞬のことである。恒夫の彼女がジョゼを平手打ちし、その後、恥ずかしい姿を恒夫に見られたと泣くシーンがあるが、あのシーンでは、「まだ、良い子・かわいい子を演じやがって」と思った。「分からなくなってどうでも良くなっちゃってこんなことをしています」なんて、はいはいそうですかってなものだ。だが、恒夫はそれを受け入れる。「男って」と、一般論にしては世の男性に失礼ではあるが、「健常者」の世界ではそれが当たり前なのかな、と思った。虚無感が漂ったまま終わるのかと思いきや、恒夫の最後の『泣き』が、…あの『泣き』の瞬間だけ、恒夫がジョゼと対等になったと思った。そして、ジョゼと体を重ね合わせた時だけ、ジョゼと恒夫が平等だった時間だったのだろう。そんな、ささやかな瞬間が、振り返ってみれば、とてもいとおしく感じられるのだ。互いの体に触れること、触れなくても思うこと…それは浮かれるようなモノじゃない。心が壊れモノになったような思いである。そんなことを健やかに感じさせてくれた作品である。 【日雀】さん 8点(2005-01-16 10:34:11) |
11.ジョゼは陸に生きる人魚みたい。だけど彼女は童話の人魚姫のように泡にならずに鮭を焼いている。そんなジョゼが素敵です。 【paraben】さん 8点(2004-11-13 13:29:13) (良:2票) |
10.《ネタバレ》 見終わった後、切なくなった。中盤位から、この二人の関係はきっと永遠ではないと分かってしまった。でも、この映画好きです。ジョゼ、可愛かった。 |
9.鑑賞後、沈思黙考・・。やはり恒夫がジョゼと付き合ったのは、多分に不遇な生活への同情や興味にあったのは否めないと思います。しかしその生活を共にするのは並大抵なことではなかった。女性に困らない恒夫がジョゼと離れてしまうのは自然の成り行きといえばそうだったと思います。そしてジョゼには楽しい思いをさせた後にまた突き落としてしまうことになる。恒夫のように、人は成長過程で自分で気付かなかったタテマエを剥がされ,本当の心と対峙しショックを受けることが少なからずあると思います。自分の発見です。そこで泣き崩れたのであると思います。この話は残酷だが、ジョゼには芯の強さやまた新しい彼が見つかるのではと想像できるくらいの魅力がある。そこが救いとなっている。余談だが、和食(特に質素な)を料理する女性の姿は美しい。 【チューン】さん 8点(2004-10-12 01:17:17) |
8.ジョゼを捨てた恒夫を酷いと思いつつも妙にリアルで切なくてやりきれない気持ちになりました。でも後味は悪くないです。道端で号泣した恒夫も、車椅子で颯爽と街を走り抜けるジョゼも人間としてひとまわり大きくなったと思います。妻夫木君は共感できる大学生を、池脇千鶴は難しい役どころを体当たりで演じていてすばらしかった! 【ジョナサン★】さん 8点(2004-10-09 16:51:08) |