《改行表示》72.この映画のタイトルを聞くと、どうしても以前の会社の上司だった人のことを思い出す。 営業部長だった彼はまさに「堅物」と言える無口な40歳の男だった。 ろくに面白いことも言わない人だったが、上司と部下の間の場繋ぎの話の中で「何の映画が好きですか?」と質問したところ、やや間があって「私をスキーに連れてって」と答えた。 意外な返答に思わず吹き出してしまったが、毎年この映画を観てスキーに行くといういつになく饒舌な彼の様がとても印象的だった。 この作品に対するいろいろなレビューを読んでみても、この映画が理屈ではなく当時の「時代」に愛された作品であることがよく分かる。 この映画を観て、スキーにのめり込んでいった人は沢山いるだろうし、原田知世と三上博史の恋模様に憧れて結ばれた人たちも沢山いることだろう。 映画を観るにあたって作品の完成度の高さというものは非常に重要視されるポイントであろう。 しかし、それ以上に重要なことは、その映画が鑑賞者にとってどれほど愛すべき映画であるかどうかということだと思う。 僕自身はこの時代に生まれてはいるが、登場人物たちのように20代を謳歌した世代ではないので、決してこの映画を愛すことはできない。 ストーリーは極めてチープだし、キャスト陣の演技も揃って初々しいというか古くさいと思わざるを得ない。 ただ、そんなことはこの映画を愛する人にとっては極めてどうでもいいことだ。 【鉄腕麗人】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2010-07-22 14:22:25) (良:2票) |
《改行表示》71.《ネタバレ》 最初見たときは全く感じなかったんですが、自分が年をとるつれて矢野とか田山が「仕事」と力むたびに、何か背中がこそばゆい違和感が強くなって残念です。 自分の好きなメーカーだからっていう理由で、軽金属部の人間がスポーツ部の商品開発に 参加するのは、どう考えても「仕事」じゃなくて単なる「趣味」だし、田山にしたって、 きちんとマーケットリサーチとかしてるんかなあ?どうも単なる自分の好きなメーカーだからっていうだけで、会社に利益を計上できるきちんとした目算もなしに、ごりおしで動いてる臭がプンプンで、それじゃあ陰湿な妨害工作されてもしょうがないよな。(良い商品だから利益を度外視してもってんなら、自分で会社作ってやってくださいw) で、しかもものすごく軽く描かれてるから分かりにくくなってるけど、そんな軽い「仕事」のために、車組もスキー組もひとつ間違えれば命落としかねない危険を犯す。 ま、シリアスで野暮な目で見れば「トンデモ」映画なんですが……… 実はそういった理屈を超えて大好きですwww まず原田知世、自分的には時かけよりもこちらの方が上です。女優として一番輝いた作品じゃないかな。とくに黒髪が白いスキーウェアに映えること! それから実はユーミンも好きなんで。しかもこの映画の場合、最初のシーンの「SURF&SNOW」、大晦日の晩に半ばあきらめながら彼女の元へ向かうシーンの「A HAPPY NEW YEAR」、ラストの危険な滑走シーンの「ブリザード」、全てが本当によく合っていて、自分にとっては宝物のような映像、音楽です。 理性ではかなり否定、感情では全肯定。結果感情の圧勝で9点 【rhforever】さん [DVD(邦画)] 9点(2010-06-21 11:52:11) |
《改行表示》70.《ネタバレ》 普段行かないTSUTAYAでDVD発見して再見。これまで10回ぐらいは観てると思うけど、最後に観てからは10年以上経っていました。 公開時、私は矢野くんたちより2コほど下の年齢だったのですが、この映画がきっかけで、私もスキーを始めました。そしてその後10数年にわたり、私を冬になるとスキーのことしか考えない人間にしたのも、この映画です。 無線の免許も取ったし、スタッドレスタイヤも買ったし、板はロシで靴はラング。焼額や横手山にも行ったし。真似できるところはすべて真似した、バイブルのような映画でした。 大勢で泊まりで行くと楽しいですよね。ただ、あんなカッコイイ女の子はいなかったし、ペンション借り切ってパーティするのは真似できなかったなあ。 あのころに比べてゲレンデは様変わりしました。リフトの行列はなくなり、そしてスノーボードが席巻しています。御世話になった民宿はいくつかつぶれてしまい、道路の渋滞もなくなりました。このままスキーは廃れていくのかと思うと本当に寂しいです。 ※今回気付いた、細かい点 雪質が悪い! 諸々あって撮影は3~4月だったということで仕方ないが、エッジングで粉雪から雪煙が上がり、太陽でキラキラ輝く、という日なら見栄えが全然違ったと思う。 年末の焼額の出発の日、退社時はあんなに急いでいたのに出発前、暢気にタイヤ交換してますが、急ぐならタイヤぐらい事前に付けとくのが普通?(道具も事前に積んどくべきだが、これからスキーに行くんだ!という高揚感を演出してるんでしょうね。) 年末の会社のツアー(志賀)、優は恭世の車で来たようですが、前回はバスだったのに今回は車? 会社のツアーだったら普通バスでは? バレンタインの志賀、恭世は誘ってあげないの?(彼氏ができたのか?) 【ベッカー】さん [DVD(邦画)] 10点(2010-03-19 09:37:29) (良:1票) |
69.すんなりと楽しめる映画でした。期待はしていなかったせいか後味も悪くなく、決してダサイと感じるような鼻につくようなものもありませんでした。20年も経過したからでしょうね、とても微笑ましいですし出演者も本当に豪華ですね。 【はんにまる】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2010-02-07 14:49:58) |
68.こら、ホンマ楽しくって、新鮮で、いい映画でした。敵役の竹中の、最後のせりふ、”サロットかぁ”っていうのが、非常にはずかしかったなあ。おねえさん、いいオンナやったなあ。名作! 【男ザンパノ】さん [映画館(邦画)] 7点(2009-12-03 23:19:14) |
67.懐かしいあの頃日本中が元気で生き生きした、土曜の夜はひょうきん族見て、そのまま朝まで飲んで金は使い放題。いい時代にタイムスリップさせていただきました。今の暮らしはどうです!?? 【白い男】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2009-02-24 23:10:35) |
《改行表示》66.ロストジェネレーション世代と言われる俺らとは、世代間格差を感じてしまうバブリーな映画ですね。ついで言うと、カービングスキーが主流となった今とは、すべり方が全く違う。 バブリーな映画ではあるけれど、あまり嫌みな感じはない。それは多分、原田知世に負うところが大きい。(「Bang!」は可愛かったw) また、スキーを題材にしているだけではなく、セリカGT-FOURが疾走するシーンはスウェディッシュ・ラリーを見ているみたいで少し興奮したので、おまけで1点プラスしておこう。 【あきぴー@武蔵国】さん [DVD(邦画)] 7点(2009-02-22 12:08:31) |
65.《ネタバレ》 この映画「みんなにスキーを好きになって欲しい」っていう監督の意図(?)みたいなものが全編に渡り出ていて、当時この映画によって一般にスキーを身近なものにしてくれたと言う記憶があります。名言「内足の持ち上げ」の間違いさを痛感させられました。どう考えても三上博史達では無い代役の滑りっぷりも今となっては魅力の一つ。冬季にスキー場に行く前に見ると気分も盛り上がって良いと思います。ちなみに高校の頃、ツアーコースにあこがれ勝手にコースを作ってブリザードと口ずさみ、志賀高原焼額山裏で遭難しかけて左足の小指が凍傷のなごりで今でもカワイそうな形をしています。 【エルキュー】さん [映画館(邦画)] 8点(2008-12-11 12:15:58) |
64.《ネタバレ》 スキーに誘われてみたい!・・・そう思って誘われたのは十数年後で、ゲレンデにはもちろんバブリーなスキーヤーもおらずほとんどがボードで(涙) 【成田とうこ】さん [映画館(字幕)] 5点(2008-04-08 19:28:52) |
63.随所に現れるバブル時代の雰囲気がたまらない。印象的なセリフの数々も魅力です。 【クレイバード】さん [DVD(邦画)] 9点(2008-02-24 15:57:54) |
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62.なにやら飛行機に乗ったら今さらながらに流れていたので、思わず見てしまったのだが、今見ても充分楽しめる映画だと思った。飛行機のパンフレットでは、「トレンディドラマの先駆けとなった作品」みたいな説明があったのだが、むしろこのときのホイチョイは、トレンディドラマの先を行っていた気がする。というのも、この後迎えたバブル・トレンディドラマ全盛期の頃のドラマの主人公(男)は、たいていカッコいい職場で仕事をばっちりこなし、しかも軽いノリで女を扱える、そういう人物造形がメイン。ところが、なんだか優しいだけの優柔不断な男が主役になってくるのが、バブル末期~崩壊後の「東京ラブ・ストーリー」「あすなろ白書」「ロングバケーション」。そう考えると、なんだか仕事は出来ないし、うまく女とも付き合えない、スキーしかとりえがない、そんな男を主人公に持ってきたこの映画は、バブルの酔狂に浮かれたトレンディドラマには終わらず、成長物語を取り入れたという意味でトレンディドラマの先を行っていた、そんな評価が出来るのではないかと思った。 【ぽん太】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2008-01-21 00:37:25) |
《改行表示》61.《ネタバレ》 初めてDVDを買った映画。 冒頭の明治屋に寄って関越経由で雪山に向かう場面と、「A Happy New Year」が流れているところを、雪の中走っていくところが最高。ただ、ボンネットの雪はいくら走っても溶けず、ウソっぽい。 【シオサイ】さん [DVD(邦画)] 8点(2008-01-20 22:35:28) |
60.バブルの頃は、私は20代でした。当時は、ひと冬に最低3回は信州に行き、あと1回は北海道かカナダにスキーに行ってました。一本足スキーをはじめ、各種の技を練習したものです。アマチュア無線の免許も取りました。今でもこの映画を誰かと見ると、スキーテクニックについて説明したくなります(一緒に見ている人は災難ですね)。点数が高いのは私の思い入れということでご容赦ください。 【胡桃沢金太郎】さん [ビデオ(邦画)] 10点(2008-01-20 12:29:11) |
《改行表示》59.はいはい。私も知世ちゃんの「BANG!」に打たれたいです。久しぶり観ましたが、お姉さんが出ているのに初めて気が付きました。 ところで亀になったセリカはどうやって起こせたんでしょうか?これだけは初めて観た時からの謎です。 【ありあ】さん [DVD(邦画)] 6点(2007-07-24 15:56:05) |
58.このタイトルを見ると真っ先に思い出すのは、箪笥の奥に大事にしまっときたい位にカワイイ(←アブナイ)当時の知世ちゃんの「BANG!」でもなく、今ではすっかりサイコ系三上博史(←もしや日本のアンソニー・パーキンスかっ?)の翳りのない好青年ぶりでもなく、亡き沖田浩之の「とりあえず」でもなく、原田姉の妙に色っぽいスウィートボイスでもなく、「♪恋人はサーンコーン、背の高いサーンコーン、ニカラグアから来た~♪」嘉門達男氏のダミ声という私は皆さんと微妙に価値観がズレてるんでしょうか・・・? 【放浪紳士チャーリー】さん [映画館(邦画)] 7点(2007-03-12 11:09:47) |
《改行表示》57.《ネタバレ》 高校生の頃、この映画を観て余りの軽さに感動しました(笑)そんでもって友達とスキー場に行ったはいいけど宿は民宿、出会いなんて全く無い地味な現実にちょっと挫折感を感じたあの頃・・・・・・。もう戻りたくもないけど、良い思い出です。 まあ、とりあえず原田知世がめちゃめちゃ可愛いですね。 【TM】さん [映画館(邦画)] 7点(2007-01-16 18:14:39) |
《改行表示》56.なんか酷い映画だったけど、セリカの凄さに感動した。 でも、それだけ。 【もとや】さん [DVD(邦画)] 4点(2007-01-08 00:57:52) |
55.ドロドロしないスッキリ系恋愛ドラマだっていうのがよかった。当時、コレみて「うわ、スキーいきてえ!」「セリカ、スゲー!」って素直に思えた。世相を如実に反映し、「その当時の若者」をピンポイント爆撃した作品だから、この手の映画は「今見てどうよ?」という評価をしても意味がないと思うし、当時の評価そのままに点を付けときます。 【zinny07】さん [映画館(字幕)] 7点(2005-11-21 04:45:47) |
54.「 在りし日の スキーブームの 火付け役 ユーミンソングも これでフィーバー 」 詠み人 素来夢無人・朝 |
《改行表示》53.今の知世ちゃんと較べたらハンパじゃなくカワイイィ!! 当時流行ったねぇ。今はスキーなんて見る影もないけど。 志賀高原から万座温泉なんて越えられる訳ないだろなんて思いつつも ストーリーにのめり込んだもんです。 サロットって元ネタはサロモンの事なんですかねぇ。 時代はさておき青春映画としては珠玉の一作です。 |