114.久しぶりに再見。やっぱり大傑作だと思います。異様な熱さと若さと菅原文太のつぶらな瞳。ものすごく殺伐とした話のはずなのに、おおいに笑えるし、なぜか清々しささえ感じます。最大の勝因は、徹頭徹尾イヤらしい山守親分というキャラの創出でしょうか。そしてもう一つ、今さらながらテーマ音楽もすばらしい。映像との見事な一致ぶりは、かの「スターウォーズ」や「ロッキー」のテーマ音楽にも匹敵するかと。これぞジャパニーズ・ヤクザのソウル・ミュージックでしょう。 【眉山】さん [インターネット(字幕)] 9点(2015-01-12 02:01:52) |
《改行表示》113.《ネタバレ》 2作目以降、特に「代理戦争」「頂上決戦」「広島死闘篇」は素直に作品の素晴らしさに打ちのめされても良いが、最初の「仁義なき戦い」はギャグでやっているとしか思えない。 壮絶、痛快、ドタバタ、もう滅茶苦茶。 戦後の闇市における混乱、日本刀で腕をブッた斬られる凄まじい幕開け。 アホだ。 馬鹿ばっかだ。 男は何て馬鹿な生き物なのか・・・人が死ぬたびに「テレレー♪」は卑怯だろ。笑うなって方が無理だ。 実録?実際だぁ? こんなん見て信憑性沸くかボケえ! 山守のオッサンが無敵すぎて笑うしかねえだろうがあっ! ラスボス:山守 「実録もの」特有の胡散臭さ。その臭さが良いんだよ! 今更「ゴッドファーザー」みたいな堅苦しい叙情詩をやるわけにもいかないし。 だからこそ破壊力を!壮絶極まる!血で血を争う破壊力を高めなければならない! 正に「ゴッドファーザー」の「劣化ウラン弾」!それをこんなに面白い映画にしてしまう深作欣二は凄えぜ。弾けた時の一方的な貫通力を極めた怪作なのだ。 任侠?仁義?んなもんはドスとハジキでバキュンキュンキュンよぉ! なぁ文太の兄ぃ? 「最後じゃけん、言うとったるがの~狙われるもんよりも、狙うもんの方が強いんじゃ・・・そがな考えしとると、スキができるぞ」 テレレー・・・ テレレー・・・ ま、何だかんだ言って傑作です。 【すかあふえいす】さん [DVD(字幕)] 9点(2014-11-30 06:33:13) (良:2票) |
《改行表示》112.一時期このシリーズにハマったが、なんでハマったんだろう。 暴力的な猛々しさへの無いものねだりか。 それぞれの欲望や思惑が錯綜し、陰謀、裏切りの終わりない抗争に不毛な虚しさが漂う。 今や大御所となった面々が、みんな若くて面構えがギラギラしてる。 梅宮&菅原の兄弟分の男気あふれる暴れっぷりと、対照的に金子信雄演じる山守組長のクズっぷりが見事。 戦国時代の権謀術数を見るようでおもしろい。 【飛鳥】さん [ビデオ(邦画)] 7点(2014-10-12 21:55:20) |
111.思っていた以上に面白かった。わくわくした。 |
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《改行表示》109.《ネタバレ》 全作への批判になります。 例えば明智光秀にインタビューして織田家の内幕物を描いたならば、信長は性格が破綻した基地外、秀吉は阿諛追従が上手なだけが取り柄の下賤なやから、あとの武将たちは無能な田舎者、こういったトーンになったことは間違いないと思う。 実際に起こった事件を物語化するのに、完全に一方の当事者だけの言い分を鵜呑みに物語、映像化までしてしまうってあまりに常識にかけるのでは。 (ぶっちゃけ、それまでにどんな経緯があろうが、どんな場合も「他国」からの侵略者のお先棒かつぐ行為を正当化しようとするのがそもそも無理な話で、例えば、戦前治安維持法で酷い迫害を受けた共産党員が、旧ソ連の手先になって国内をかき回したら、それは非難の対象になるのでは) あと、全体に流れる暴力を肯定まではいかなくても、一切否定しようとしない立ち位置、そのために何の罪もない一般市民に及ぼす被害の描写を最小限にしぼる姿勢にも疑問を感じますね。 さすが、戦前の侵略行為を肯定し、再び軍事力の行使によって資源の奪い合いに参加できるような国づくりを目指す新聞社の雑誌に連載された物語だけのことはある。 でも面白かった 【rhforever】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2014-05-05 12:09:24) |
108.《ネタバレ》 熱さと暑さと勢いと執念だけでここまでの世界が完成してしまった、奇跡のような作品。ただし、この作品を強烈に印象づけているのは、白黒をつけると思ったら実はつけておらず、それでいて着地点として決まっている、あの絶妙なラストシーンだと思う。 【Olias】さん [映画館(邦画)] 7点(2014-04-24 01:12:18) |
107.リバイバル上映で鑑賞しました。(フィルム上映だったことが嬉しい!)登場人物の名前を覚えるのが苦手なので、状況を理解するのに苦労しましたが、もの凄い熱気と勢いで圧倒される作品でした。当然、本物のヤクザは知らないし生きている時代も違うのだけれど、きっとこれがリアルなんだろうな、と自然に思えるリアリティがありました。指を詰めるシーンで「やりかたが分からん」から始まりドタバタ喜劇みたいになるのも、今見ると新鮮。「畳は裏返しにするの!」と組長の奥さんに怒られちゃうディティールなんかは、本物を知らなきゃできないですよね。他の映画会社がお上品に思えるほどの、荒くれ者揃いだった東映だからこそ出来た作品なんでしょう。最初の東映ロゴが映るだけでテンション上がるもんなあ(笑)。 【ゆうろう】さん [映画館(邦画)] 9点(2014-01-21 10:14:50) (良:1票) |
106.見たあとは暫くの間、街の景色が違って見えるタイプの映画ですね。何言ってるのかわからないシーンもありましたけど、面白かった!迫力に圧倒されっぱなしでした。こんな映画が撮れていた時代があったのですね。驚きました。群像劇は人の名前と顔を覚えるのが苦手なのであまり好きではないんですが、役者の顔と演技が濃すぎるせいですぐに誰が誰なのか理解出来ましたよ。何度でも見たいと思える映画でした。 【カニばさみ】さん [インターネット(字幕)] 7点(2013-10-01 17:10:19) |
《改行表示》105.《ネタバレ》 実録ヤクザ映画の代表シリーズの第一作。かつての任侠映画では考えられない程に薄汚いヤクザばかりの中で仁義を貫く広能が輝く。一作目は他作とは違い抗争劇のテイストが薄めですが、ヤクザ達が共謀し相手をだまくらかして兄弟だろうと容赦なく裏切る展開が続き、ことテーマ性に関しては随一と思われます。ラストの葬式での広能の啖呵が心に迫ります。 そしてこの映画シリーズの成功した要因はドキュメンタリックな撮影方法、リアリティ路線のストーリー、実力派ぞろいの役者陣の名演等、多々あるのでしょうが、個人的に一番好きな要因は広島弁で繰り広げられるヤクザ達の舌戦です。「バカタレ!」「おどりゃア!」「うぬら、調子に乗りよって!」「おどれクソ!舐めよってから!」「なにを言うとるんなら、このクソ!」「ナンとしやがるンな、おどれらは!」……etc。まるで凶暴な歌のよう。 【民朗】さん [DVD(邦画)] 8点(2013-09-08 23:11:57) (良:2票) |
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104.《ネタバレ》 役者に迫力があって引き込まれますね。ただ2度目の懲役から出てきた菅原文太にすぐ組長が松方弘樹の殺害依頼をするのにはいくらなんでも・・ 【東京ロッキー】さん [DVD(邦画)] 8点(2013-06-02 10:04:42) |
103.ヤクザ映画というのは殆ど見た事がなかったのですが、食わず嫌いであることを後悔するほどの映画。もうなにより菅原文太に釘付けでしたね。彼の物腰、セリフ、表情、全てがカッコよくて完璧。男が憧れる男って感じです。見る前はもうちょっと単純な勧善懲悪物かと思ってましたが、複雑な人間関係と、リアリティあるヤクザ社会を描いた群像劇。主要人物の大半が、タイトルどおり仁義も糞もない人間の中、ただ1人仁義に熱い文太さんがカッコよかった。 【キリン】さん [DVD(字幕)] 9点(2013-05-05 22:44:46) |
《改行表示》102.2013.03/20 鑑賞。初鑑賞、40年前にこの凄い迫力、何か今までのタブーに挑戦と見た。 【ご自由さん】さん [DVD(邦画)] 8点(2013-04-24 23:33:27) |
《改行表示》101.《ネタバレ》 『狙われる者より、狙う者の方が強いんじゃ・・・』 ん~、菅原文太が渋くてカッコいい。 これは当時劇場で観た方々の多くは、映画館出た後に文太になりきっていたのではなかろうか・・・? 広島出身でもなかろうに、言葉の語尾も“じゃけんのぅ”とやたら言ってみたりして・・・ まぁ若干エグいシーンもあるけど、躍動感溢れる映像と例のテーマ曲、そして豪華なキャスト・・・ 色んな意味でインパクト大な作品なんだけど、やっぱ文太ありきの映画だと思います。 【ぐうたらパパ】さん [インターネット(字幕)] 7点(2013-04-01 15:16:40) |
100.有名なシリーズですが、今更ながらの初見。目的を共有している間は仲間でも、ちょっと状況が変わると殺し合う間柄に早変わり。信頼や人情と無縁の世界は気分が悪くなる。菅原文太が清涼剤に見えるから不思議だ。映画としては面白いと思いませんが、そのドキュメントには意義を感じます。奴らは自分たちの欲望に素直で純粋だ。後悔もしない。確か<エイリアン>がそんな形容をされていた(笑)。でも、殺人を除けば企業の出世競争だってたいした違いはないような気がする。派閥政治の世界はさらにこの映画に近い。自分のことしか考えていない奴らが理屈を捏ねたら政治家で、チャカやドスを振り回したらヤクザってことでしょう。我欲に忠実な生き方は清々しい側面もありますが、やっぱりヤクザ屋さんは著しく社会性が欠如していることを解り易く見せてくれます。タイトル(飯干晃一の原作)は健さんや鶴田浩二の任侠映画とのコントラストを意識して付けたのでしょうね。 【アンドレ・タカシ】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2012-09-15 02:09:36) |
99.《ネタバレ》 仲間だと思ったら裏切られたり。本心が分からない怖さと悲しさがある。真面目であるほど痛々しい世界。 【VNTS】さん [インターネット(字幕)] 7点(2012-08-04 14:04:09) |
98.《ネタバレ》 やっと見ました。確かに熱を孕んだ作品ではあると思うけど、後世語り継がれるまでのモノなのか?と聞かれるとうーん。。。となる。もっとエグイ内容を期待していたせいかな。とにかく「古さ」が印象に残る作品でした。 |
97.《ネタバレ》 熱と厚さ、説得力のある役者たち。山守さん、玉はまだ残っとるがよ。渋い! |
96.《ネタバレ》 やっと観ました!ちゃららーちゃららー!!もうテンションあがりますね。菅原文太さん、松方弘樹さん、梅宮辰夫さんみんなカッコいいんですが、ちょっと殺し過ぎですね(笑)そんななか金子信雄のタヌキっぷりはお見事でした。 【ろにまさ】さん [DVD(邦画)] 7点(2012-02-26 20:31:52) |
95.《ネタバレ》 実は苦手なカテゴリーの本作 ちょっと避けてはいたのですが… ご縁がありまして鑑賞 画面からほとばしるかの様なエネルギーがスゴイ+有名すぎる音楽のマッチングがこれ以上なく合っている 終戦直後の混沌とした状況下の中 杯を交わした男達の、まさに「仁義なき」戦い 次から次に殺されていくめまぐるしい展開にちょっと付いていけないながらも 恐ろしく「近い」カメラに 制作側の想いと熱い男達の共演にしびれた次第でゴザイマシタ 【Kaname】さん [DVD(邦画)] 7点(2012-01-10 22:03:15) |