44.《ネタバレ》 死んだ小鹿に頬寄せるジョニー、あんたヤバいよと思いつつも惹かれてしまう俺ははたしてどうなのか。ぼんやりとまるでノーバディのセリフみたいに、この映画がうたう叙事詩は、ある種の心地よさを伴って聴けた。退廃的な雰囲気が好きな人はおもしろく観れるんじゃないでしょうか。二ールヤングがヤバすぎ。ギターが泣くということは、あり得ることなのだと知った。 【kozi】さん 8点(2004-06-28 10:13:57) |
43.《ネタバレ》 ジャームッシュは、いつも、当事者の予測や期待に反して思いがけない方向にものごとが転がってゆく、という状況にこだわってる。思ってたのとは全然違うトチ狂った就職先に転がり込んだり、オカシナ思いこみを固く抱いたインディアンが脈絡なしに出現したり。つじつまの合わない出来事が、つじつまの合わないままに支え合って、それなりに世界が出来てしまう構造になってる。そして、デップの人生はちょっとずつずれて行って、最後は黄泉の国に心静かに旅立ちましたとさ、というお話し。大変心地よく観られました。 【哲学者】さん 8点(2004-06-16 10:32:56) |
42.イメージだけというか、雰囲気だけというか、それだけで創った映画。ハッキリ言って眠くなる。 【マックロウ】さん 4点(2004-06-14 17:57:40) |
41.自分にはちょっと不向きでした。なんか考えさせられますが。後味あんまりよろしくなかった。 |
40.ね、眠い...タイトルが現れるまでにすでに寝ちゃってた。後半よく出てくる主人公の意識モーローとした顔見て、自分も今こんな表情してんだろーなとモーローと思った。頑張って最後まで見たものの、なんだかとっても不思議感。ハイセンスなんだろーなと思う反面、それについてけない自分が悔しい。普通の映画に飽きてきた人に、まっさきにオススメしたい。 【●えすかるご●】さん 3点(2004-05-13 23:10:08) |
39.ストーリーや役者の演技を楽しむような類の映画ではないですね。主人公の逃避行は、まるで生と死の間の世界を彷徨っているようでもあり、その雰囲気が楽しめる人にとっては名作なのだろうと思います。 【駆けてゆく雲】さん 5点(2004-05-04 20:38:55) |
38.うにょ? こういう表現をサイケと言うのかしら・・・けっこう静かに見入っていたのですが、河を下ったところの村の様相を見て思いっきりひいてしまったぞ・・・。 【ジマイマ】さん [映画館(字幕)] 5点(2004-04-14 21:53:37) |
《改行表示》37.《ネタバレ》 ジム・ジャームッシュはこれとストレンジャーザンパラダイスがベスト。でも双方全く雰囲気が違うのが面白いし、この監督のキャパの広さがうかがえて良い。モノクロの映像、ウイリアム・ブレイクの詩、二ール・ヤングの音楽ともう多少クサイくらい格好良過ぎるのだが、それほど嫌味にならない程度で良いと思う。3人の殺し屋、支配人などの人物描写も相変わらずのさめたユーモアがあって面白かった。 なによりも特筆すべきはラストシーンであり水葬というのだろうか、夢うつつのウィリアム・ブレイクことジョニデとその周りの世界がひたすら幻想的で素晴らしかった。結構不幸な話なんだけれどもその不幸さを覆す静かな境地が映像中に開けていたと思う。ちょっと格好よすぎるけど・・・格好良いよ、うむ。意外と東洋的なものを求めているような気もした・・で黒人の葉隠れドッグが誕生しちゃったのかね? 【べんじょみん】さん 9点(2004-03-06 03:31:38) |
36.《ネタバレ》 致命的な傷を負った主人公の生→死への姿を描いた作品。結局は何を訴えたかったのかわからず終いだが、主人公とその他の死の決定的な違いは、そのスピード。一瞬の死と緩やかな死の対比によって、主人公、強いては自分の死というものの尊さが滲み出ていたとちょっとだけ思ってしまったのは、俺だけ? 【銀次郎】さん 6点(2003-12-30 00:31:48) |
《改行表示》35.ジョニーデップが好きになった頃で、マニアックな映画を上映する映画館で見ました。モノクロな映像がよかったです。 しずかな映画でした。 【栗原 あやや】さん 8点(2003-12-18 22:11:45) |
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《改行表示》34.全編白黒にすることによって、かもし出される時代感と インディアンの超常現象的なものがおもしろい。 銃を突きつけてるポスターをみたので、てっきり アックション満載の西部劇かと思いきや、そうではなくインディアン の不思議感を描いている。送りこまれた三人の刺客が出てきた ところでアクション映画だと期待したのは、私だけでしょうか? 【ZVo】さん 5点(2003-12-17 22:22:01) |
33.ある男の緩慢な死の物語。でも人生を2時間の映像に集約したら、総じてこんなものなのかも知れない。生は死を前提として存在するもので、そう考えると人生自体がそれを意識させない緩慢な死だ、という醒めた見方も出来るものね。人間は生まれた瞬間から確実に死に向かっている。この作品はそれを悲壮感も寂寥感もなく、淡々とした乾いたユーモアに乗せて描いている。実にポエティックで洗練された一編。 【ひのと】さん 7点(2003-12-17 21:24:27) |
32.数年前、深夜偶然テレビで観た。映像の美しさに惹かれ、何の映画かわからなかったが、観るうちにジム・ジャームッシュに違いないと思った。彼のとぼけた感じ、大好きなので眠気は抜けて見入った。もっとも、映画自体は夢を見ているような感じだけれど、さすがだなと感心して見終わったのを覚えている。好みが別れる彼のような映画が平均点で判断されるのが忍びなく、プラス票を投じたい。映画からエンターテインされなくてもOKなひと、もしくはそういうゆとりのあるときにみると、少しいびつではあるが作者が追求しているものの輝きがみえる。 【テーブルランプ】さん 8点(2003-11-30 01:41:12) |
31.ジムジャームッシュの映像にニールヤングのギター、これだけで観る価値があると思います。この映画は白黒じゃなかったら評価がかなり下がっていたと思います。 【Floyd】さん 7点(2003-11-29 05:36:09) |
30.私も何度も眠気に襲われ、巻き戻しながら見たので3時間くらいかかって見た記憶があります。理解できるようで、全く理解できない。でも映画の雰囲気がかっこよくてジョニー・デップに合っていた。 【いざ、ベガス】さん 4点(2003-11-25 00:41:34) |
29.評価がまちまちですね。すごくよくわかる!私にとってはこの映画、退屈でした。少ないセリフ、ゆったりとしたテンポ、アメリカ西部の乾いた自然、味のあるギターのBGM、随所にちりばめられた小ネタ、インディアン、ジョニー・デップの控えめな演技。とても魅力的なんですけど、やっぱり退屈でした。タイトルを意識すると、さらに不思議な雰囲気が味わえますね。 【るいるい】さん 4点(2003-11-16 02:34:59) |
《改行表示》28.全編モノクロ、各シーンごとに凄惨もあれば笑いもあるが、そのひとつひとつの作りが面白い。ただ、テーマを何に求めるかが難解。主人公に絡む人物がほぼ死に、しかも不本意に死んだであろうと考えると、ひとり主人公だけ静かな死を迎えたことに意義があるのでは、といちおう思っております(望んで死んだわけではないけども)。私は面白かったですが、『他人に薦められ“なくもない”』の点数の基準は当たっているな、と思った7点を付けたいと思います。 【まつもとしんや】さん 7点(2003-11-05 23:35:39) |
27.焦燥的な世界観は映画の雰囲気として非常に良かったが、ストーリーに説得力がなく意味が分からなかった。内容を追い求めず、空気感のみを楽しめれば良い映画とも言えるが、やはりそれだけにストーリーが伴ってほしかった。 【鉄腕麗人】さん 5点(2003-11-04 12:11:34) |
26.ゲーリー・ファーマー(ノーバディ)が良かった。モノクロって所も味があって良かった。災難だよねぇ 【だだくま】さん 9点(2003-10-29 23:35:14) |
25.白黒の映像と音楽が、独特の作品の世界観を創り出していますね。ジョニーデップの目の表情に見とれました。特に死んだ子鹿と寝そべる場面がとても深い意味を持っているようで好きです。不思議な余韻が残った1本。 【めぐも】さん 8点(2003-08-27 21:37:46) |