《改行表示》86.《ネタバレ》 傑作!●プロットは次。アメリカのある都市に流れて来た一人の肉体労働者が、エイリアンの人類支配に気付いて怒り狂い、友人と協力して、奴らの洗脳システムをぶっ壊し、世の中が大きく変わる。●若く体力のある主人公に「いい仕事がない」。だけどエイリアンたちは裕福で支配する側。腹が立って当然だ。「怒る理由」がきちんと組み立てられていると思う。脚本は、カーペンター監督の変名(DVDの解説から)。●喧嘩のシーンが長い、長過ぎる。他人の意識を変えることの大変さ。その表現だと思う。あのシーンで二人のキャラがさらに起ったし、この映画も特別になった。プロレスに興味はないが、大好きなシーン。 ◆余談だが、2011年(3年前)の大地震で原発が暴走。2014年現在、日本国内に50基以上ある全てが停止中。それまで反原発の運動をしていた人たちは「かなりの少数派だった」が、いま日本に住む「過半数が反原発だ」と思う。 ●ラストで美女が裏切り、主人公が彼女を撃ち殺す。アンテナを壊し、中指を立てる。その瞬間、世の中が変わる。 ◆テレビは今もよく観るが、「CM、芸能人、アナウンサー」がみんな胡散臭くなった(特に、自社と自社商品を褒めるCM)。 ◆カーペンターの映画は男が観る映画。「ふっつうの女性」は観なくて良い。つまり、ふつうじゃない女性、大歓迎! ★音楽も大好き。だから10点! 【激辛カレーライス】さん [DVD(字幕)] 10点(2014-01-21 05:26:54) (良:1票) |
《改行表示》85.《ネタバレ》 政治・経済・歴史などを色々と学習してから見ると劇中の陰謀は世界の持つ闇そのものであり、それを見事に風刺している映画。また安易にハッピーエンドに持っていかず、結末を各視聴者に委ねるような終わり方も実に巨匠カーペンター監督らしいといえる。 サングラスやコンタクトを通したモノクロ映像を随所に挟んだ視覚効果、特に終盤のレジスタンスが追い込まれる銃撃戦のシーンでは非常に臨場感があり印象深かった。 単に映画の面白さだけではなく、余韻に浸りながら人間社会を客観的に考えるきっかけを与えてくれる映画として人生の中で一度は見ておきたい映画と言っても良い。 【シバラク・オバマ】さん [地上波(吹替)] 9点(2013-11-18 19:12:19) |
84.この映画は映画史に残る抱腹絶倒の格闘シーンを見るためだけに存在する。 【キリン】さん [インターネット(字幕)] 6点(2013-01-08 00:51:27) |
《改行表示》83.《ネタバレ》 サングラスくらいかけたらいいやん!!! ・・・しかし彼はかけなかった。頑なに断り続けた。 そして始まる殴り合い。 そう、これは「絶対にサングラスをかける」と決めた男と、 「絶対にサングラスはかけない」と決めた男の、避けられぬ戦い。 決して時間稼ぎではありません。 【たきたて】さん [DVD(字幕)] 6点(2012-05-24 13:09:24) (笑:4票) |
82.《ネタバレ》 サングラスをかけるとエイリアンの正体が分かるという発想が面白いです。この映画独特の世界観があり、気づかないうちに宇宙人に世界が支配されていくという恐怖感を感じさせました。途中でなんか吹っ切れて宇宙人を銃で撃ち殺しまくる主人公にはオイオイ(笑)と思いましたが、面白いのでOKです。しかし終盤の展開の早さにはびっくり。 【nyaramero】さん [DVD(字幕)] 7点(2012-05-02 12:20:40) |
《改行表示》81.《ネタバレ》 全てが見通せるサングラスの原理であるとか侵入者であるエイリアンの設定であるとか、もっともらしい説明をすることなく完全に省き、その代わりに肉弾戦の乱闘を永遠と見せる(さすがに長過ぎる気がするが;)。ここまで極端だと、〝映画〟においては何が不要で(説明だ)何が重要であるのか(アクションだ)を宣言しているようにすら見えます。 それにしても、こんなチープな作りで面白くなってしまうのはカーペンター監督の個人技としか言い様がありません。やたら腕っ節が強くて頭のよろしくない主人公が、“とにかくこれは許せんことだ”と深い考えもなしに躊躇なく暴れ回るところなんか最高です。マンションの階上からワインボトルで頭殴られて突き落とされても、エイリアンじゃないからオーケー!と美人のお姉さんは信じてしまう悲しい男のサガ(彼女は冷たい瞳してるのに!)。これも全部TVや広告のせいかもね。 【ミスター・グレイ】さん [DVD(字幕)] 7点(2011-09-27 18:07:48) |
80.《ネタバレ》 いかにもアメリカ人が考えだしそうなディープな侵略陰謀論ですが、カーペンター先生お得意のグダグダ演出でけっこう笑わせていただきました。なんでまたプロレスラーであるロディ・パイパーを主演に持ってきたのですかねえ、そのセンスがいかにもカーペンターです。まさか『隠し砦の三悪人』の三船敏郎と藤田進の槍試合みたいなストリートファイト・シーンが撮りたいがためのキャスティングですかねえ。サングラスやら街中を飛び交う円盤など、ほんと細部にはこだわりがない人ですねー、そのくせ『遊星からの物体X』みたいな凄いのも撮っているから訳わかりません。ラスト、女に裏切られながらもエイリアンのアンテナを破壊して世界を目覚めさせて死んでゆくパイパーなのですが、悲壮感のかけらもなくグダグダしただけみたいな終わり方も、カーペンターらしくて絶句しちゃいました(笑)。 【S&S】さん [ビデオ(字幕)] 5点(2010-12-20 23:59:59) |
79.今まさに日本で問題となっている格差社会の原因が暴かれる!なわけないんだけど、そこに堂々と宇宙人をもってくるあたりの幼稚さというか浅はかさこそがカーペンター映画の売りで、メジャーな監督でありながら新人監督が低予算で作る類の映画を恥ずかしげもなく撮ってしまうところに彼の偉大さがある。このB級SFは「百聞は一見にしかず」ということわざを如実に実証する展開が最高の満足感を与えてくれている。「ほらね」「言ったでしょ」ってやつ。その展開に不可欠な、というかそのためだけにあるアイテム、サングラスのチープ感がまたいい。カーペンターにとってここはどうでもいいわけ。実際、途中から特殊なコンタクトレンズになってサングラス消えちゃうし。もちろんどんな構造になってるかなんか知ったこっちゃない。そのあたりのテキトーさがいい。映画にはなんら問題がない。ディテールへのこだわりは映画以外のものが映画を持ち上げるだけで映画そのものが良くなるわけじゃない。少なくともカーペンターにとっては。それを考えずにできるのがこの人の強み。 【R&A】さん [DVD(字幕)] 7点(2010-06-24 14:13:43) (良:1票) |
《改行表示》78.《ネタバレ》 なんかしょっぱい。せっかくのエイリアンもただの人と変わらないし、盛り上がらない。 小学生が考えそうな設定に、ストーリーの肉付けが全くない。異様に長いストリートファイトのグダグダ感が何ともいえない。 【すべから】さん [DVD(字幕)] 4点(2010-03-27 14:11:12) |
77.《ネタバレ》 何というか、ドキドキ感がなく常に引いて観てしまう感じになるんですよね。主人公は緊張感ないし、音楽もずっと西部劇っぽくて弛みぎみですし…。発想が良いだけに惜しい作品。音楽と演出が変わればグッと良くなると思います…。 【まいった】さん [DVD(字幕なし「原語」)] 4点(2010-01-06 07:21:49) |
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《改行表示》76.《ネタバレ》 この発想力には脱帽ですね。現在の日本にもはびこっている商業主義、競争社会、経済格差等々の問題を見事に戯画化していて興味深く観ることができましたし、いろいろと考えさせられました。実際、広告なんて商品を購入させたいという目的に、われわれ消費者を従わせるための手段なわけですからね。 社会の中で当たり前のように為されていることに疑問を感じたり、変えようとすることは確かに面倒臭いし、抵抗感すら感じることかもしれませんが、ただ流されるばかりではいけないのだなと思ったりしました。 まあ、この作品の世界観も突き詰めていくと、ナチスのユダヤ人政策の根底にあった思想を思いおこさせるような面もあって危険さも感じましたので、あくまでも娯楽SF作品として楽しむのがいいのかもしれませんね。 【TM】さん [DVD(字幕)] 8点(2009-10-13 23:57:44) |
75.《ネタバレ》 なぜ電波塔を破壊したら、侵略者たちは姿をくらませらませられなくなったのか不明でした。でも、サングラス越しに侵略者かどうかを見分けられる、その設定だけで十分!随所で気色悪い侵略者の顔が白黒のカットで入るのがツボです。中盤のシーンで、仲間割れ的な殴り合い(むしろプロレス)はやたら長尺でしつこく、ちょっと面白かった。話の終わり方もちょっとひねっていて、これも良い。まさかのあの女性はあっち側だなんて・・・ 【VNTS】さん [DVD(字幕)] 7点(2009-09-24 18:07:40) |
《改行表示》74.意外と面白い。 もしかしたらそうかも、とほんの一瞬でも思うことが出来れば入り込めるはず。 カーペンター的な、世界がすでに壊れちゃってる感が良いんですよね。 途中の引き返せない感覚ももの凄く恐ろしいですし、きちんとB級な作りで徹底されているからこそ生まれる異世界が良い。 80年代終盤の映画とは言え、80年代真っ盛りの映画のような全力投球が感じられて、そこがなお良い。 【黒猫クック】さん [地上波(吹替)] 7点(2009-01-04 02:15:08) |
【spputn】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-12-09 22:43:57) |
72.《ネタバレ》 あのサングラスは試してみたくなりましたが。。 【山椒の実】さん [地上波(吹替)] 3点(2008-02-10 18:45:13) |
71.うーん、評価しにくい映画ですね…。カルト的ファンを生んでしまいそうな要因があるというのは、作風の節々からぷんぷん匂ってくるのですが…私にはそれほど響くものはありませんでした。 【K】さん [DVD(字幕)] 4点(2007-09-01 08:44:24) |
70.《ネタバレ》 警官に扮したエイリアンを殺した時の「やっちまった」感が怖い。もう後戻りはできない、という感じがひしひしと伝わってくる。B級SFだが、カーペンター作品でも傑作の部類に入るだろう。サングラスをかけるかけないで延々とプロレス技を繰り広げ、ブレーンバスター(だっけ?)をかますところはご愛嬌。そういうところも好きです。 【フライボーイ】さん [DVD(字幕)] 9点(2007-07-26 23:25:32) (良:1票) |
69.《ネタバレ》 第二次大戦中の日本でも、街のいたるところに「ぜいたくは敵だ」とか「欲しがりません勝つまでは」といった標語が掲げられていたという。「産めよ殖やせよ」といったスローガンもあった。この映画のように、巧妙に人々の潜在意識下にスローガンを刷り込ませているような政策が、ひょっとするとわれわれの知らないだけで、すでに国家によって実施されているかもしれない。異星人による侵略、というのは、話を面白くみせる「B級映画」の手法なだけで、権力側の操作による国民のひそかな支配というテーマは現実味がある。ところどころ遊び心もあって(たとえば、プロレス出身の役者によるプロレス流格闘シーン)、ジョン・カーペンターでは一番好きな作品。ブルース調の音楽がいい。 【goro】さん [DVD(字幕)] 9点(2006-10-01 04:54:34) |
68.だいぶ昔にテレビ放送で観た覚えがあったのですが、久しぶりにDVDで鑑賞しました。いや~いろいろな意味で面白かったです。ストーリー自体はほぼ記憶どおり。武力に頼らないエイリアンによる地球侵略という筋書きや、その侵略の手法は当時斬新だったと思いますし、今観てもやっぱり面白い。でも思いっきりB級作品だったということにも気付きました。とにかく1シーン、1シーンが無駄に長い。余韻とか間とかいう以前の問題です。とくに主人公と相棒の殴り合いシーンの長いこと長いこと。何やってんだという感じでした。その他にも主人公の行動のトンパチぶりといい、エイリアン側のセキュリティの甘さといい、ツッコミどころを探すのに苦労はいりません。でも笑って許せます。作品によっては、つくりの粗さに腹が立つ場合がありますが、本作は全然そんな気になりませんでした。人徳ならぬ映画徳とでもいったところでしょうか。いい感じに大雑把なB級SF。こんなの大好きです。 【目隠シスト】さん [DVD(字幕)] 7点(2006-08-16 18:53:25) (良:1票) |
《改行表示》67.わかりやすいサブリミナルに笑った。 サングラスをかけると本に買えとか書いてある。 あははは。 俺が出世しないのも彼女ができないのも みんな宇宙人のせいだ!!!。 なんと潔いアイデアだろう。 長すぎるプロレスもいい。 サングラスをかけると正体がわかるという設定は 実は昔の映画にあったのだ。 それもなかなかいい映画だった。 『恐怖のSF戦争』という邦題らしい。 とにかく考えるな感じるんだ。 【アホをどり】さん [映画館(字幕)] 7点(2006-06-17 17:20:23) (良:1票) |