《改行表示》109.これは賛否両論じゃないですかね?007らしからぬ変貌を遂げた映画のような気がした。 進化(?)という狭間で意見がわかれるでしょうが従来の007ファンはダメでしょうね。 個人的採点は両つかずで真ん中あたり。スパイ活動の苦悩のから前作より増々哀愁が強くなった。アクションもいいけどタイトルの「スカイフォール」は少々強引ではと思った。 「共食いの果てに最後に残った2匹のネズミ」うーん、今作のテーマであり007、MI6の存在意義を示す言葉だけに名言。 今作はある種、ボンドガールとしてもとらえることできるデンチさん、お疲れ様でした。 |
108.《ネタバレ》 近年の007は私が求める007ではない。このままこの路線が続くようであれば、MIシリーズに淘汰されるのではないでしょうか。 【いっちぃ】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2016-01-11 16:54:33) |
《改行表示》107.ダニエルクレイグ、ほんと立ち姿がカッコいい。 でも、後はどれもピンとこない。 結局誰も助けられなかったじゃん。 スカイフォールもタイトルのイメージ先行で、 騙された。 |
《改行表示》106.アクション映画というより、峠を過ぎて下り坂に向かう高齢サラリーマンの悲哀映画になってしまったような。忠誠とか信頼とか上司に裏切られたとか、007でそんなチマチマした人間くさい話は勘弁してよって感じ。同境遇の人は自分を重ね合わせてそれなりに感ずる所はあるでしょうけど。冷戦終結というより国民国家そのものが消滅しつつある現代において、サイバー時代における国家公認のスパイアクションの限界というか、結局こういう人間物語にせざるを得ないというか、007は今後どこへ向かうのか?という迷いの表れとも思える。 <追記>5年ぶりに再見。MI6不要論という自虐ネタはシリーズ継続の危機感をストレートに表現しているとも言える。随所に懐古趣味共に「新旧交代」の描写もあり、シリーズ継続への模索も感じられる。同じ長期シリーズでも『男はつらいよ』とは違い、役者を交代させながら継続する事は可能であるとは言え、時代の変化にどう対応するのかという課題は今後も継続するのだろう。 【東京50km圏道路地図】さん [CS・衛星(吹替)] 5点(2015-12-07 12:14:22) (良:2票) |
《改行表示》105.ボンドの衰えも見えてきて、現実ミのある展開になっている。 それでも見所は多く面白いと思えるのだが、物語に深みを与えようとして逆に薄いアクション映画になっているようなところもある。 観ても損はしないかな、という作品。 【simple】さん [地上波(吹替)] 6点(2015-12-05 16:20:18) |
《改行表示》104.作品の「色調」は良かったのですが、アクション映画としてはイマイチ。 スパイ映画なのに緊張感がまるで無いし、ラスボスがただの厄介な知能犯みたいな存在で、クライマックスに近づくにつれテンションが下がってしまいました。 【Kの紅茶】さん [地上波(吹替)] 5点(2015-12-05 01:18:08) |
《改行表示》103.《ネタバレ》 五輪開催などの一大行事に湧くロンドンイヤーであった2012年。その締めくくりに相応しいコンテンツとして登場したのがスカイフォールだ。奇しくもシリーズの50周年が重なり、記念碑的ボンド映画の趣だ。 クレイグの007に通ずる興味深い点は、一人のエージェントの成長物語としての側面だ。既存のイメージをぶち壊して登場したクレイグ=ボンドが、今作では熟練の諜報員として描かれるのもそのためである。 そういった世界観の説明を孕んだプレタイトルシークエンスから実に良くできている。 状況変化に富んだアクションも圧巻だが、ドラマに秀でたメンデス監督の的確な人物描写も巧い。 引金を引くための駒。地球の裏側からの無線指示が招く結果。 これらは中盤のハビエルとの演技合戦できちんと回収され、「2匹のネズミ」を決定的に分かつ理由になる。 多くの部下を失ったMは、現場に復帰できないはずのボンドまで起用した。MI6に見捨てられたシルヴァはこの事実をMの裏切りと解釈するが、ボンドはどう捉えたか。 会話劇を通してプロの信頼関係を浮き彫りにする秀逸なシーンだ。 つまり、ボンドはこれをMからの信頼と受け取り、シルヴァとの対決に臨んだのだろう。 Mとボンドの信頼関係は、実は前2作でも盛り込まれた隠れたテーマでもある。お互いに信頼することで生き抜いてきたからこそ、今作でボンドがついにみせた涙が胸に突き刺る。信頼に応え任務を全うしても、かけがえのない人を失っては、ボンドでも感情を堪えられない。こういった人間的な面もしっかり表現できるからクレイグのボンドは良い。過去に「ボンドは泣かない」という監督の意向でレーゼンビー=ボンドが涙するシーンがNGとなったことあるが、そのことからもクレイグの007がいかに人間としてのボンドに迫っているかが分かる。 冷戦終結後に数々のテロリストと戦ったブロスナン=ボンドとは異なり、クレイグ=ボンドは実態の見えない組織を追った。現代の諜報戦におけるスパイの有用性を問うような闘いだが、本作では次の50年に向けた結論を打ち出している。レイザーブレードにDB5、無線機。良いものはいつの時代も残っていく。リザレクションの言葉通り、ボンド映画の伝統もまた復活し、受け継がれていくだろう。 【サムサッカー・サム】さん [映画館(字幕)] 9点(2015-11-26 14:07:18) |
《改行表示》102.《ネタバレ》 アデルの美しく力強い歌声で始まるスカイフォールはまさに原点回帰の007。タイトルを歌い上げ開幕する過去の清算と、新たなる船出。 諜報機関は過去の遺物、スパイもボンドも。しかしMは知っている、目に見えないモノの闇を。 そしてシルヴァとボンド、過去の男達の戦いが始まる。 あのMI6本部が爆破されたのは今回が初めてじゃないけれど、本作のは事情が違う分穏やかではないし、シルバの目的はMへの復讐ただ一つ。シリーズでもここまで過去を描かれる悪党は少ない。孤児達の母への愛が悲しくも歪んでしまった辛い話である。 そこに織り交ぜられるアクションはマカオ、上海そしてスカイフォールと美しく幻想的な舞台での戦いが多い。潜入するはずのスパイが籠城戦というのも新鮮でローテクな罠で大勢の超武装の敵がやられていくのは痛快だ。 それになんといってもボンドカー、秘密兵器、Q、マネーペニー、そして往年の作戦本部の復活である。古き良き007の姿が戻って来ていくと同時に僕は嬉しさにつま先が立ってしまった。 そしてジュディ・デンチ演じるMは自分の部下を最後まで信頼し、息をひきとる。 これで「ゴールデンアイから存在してきた過去のモノ」が「更に過去のモノでもあり新しいモノ」へと入れ替わったのだった。 新たなるMI6の面々を見つつ本作はお馴染みのテーマとガンバレルで幕を閉じる。 往年のファンにも、これからのファンにも絶対的に満足できる傑作だ。 【えすえふ】さん [映画館(字幕)] 9点(2015-11-20 00:54:28) |
101.《ネタバレ》 後半がね昔のボンドとの関連付けを強引に観せられて「だからコウなったのよ〜」的なストーリー展開がイヤ。でもボンドと言えば「ショーン・コネリー」の世代の人間だからDB5のアストンマーチンが疾走する後半にどうしても魅力を感じるのはしょうがないかな。「作り方がうまい」と思う。僕らの世代(1954年生まれ)と今の若い世代を両方取り込もうという策略に判ってはいながらどうしてもひかれてしまう。でも悪役(シルバ)がもっと悪役でないとボンドが魅力的でなくなってしまう。「ダークナイト」の「ジョーカー」くらいの悪役でないとダメなんだけどこれじゃシルバがピエロに見えてしまう。でも長崎の端島がロケ地の一つという事で点数相殺します。 【アマデウスga好き】さん [地上波(字幕)] 6点(2015-09-14 12:26:26) |
100.《ネタバレ》 制作陣の迷いが伺える映画でした。昨今公開された様々な優れたスパイアクション映画(ミッション~やボーン~など。)を横目に見ながら、かといってそれらを上回る物を作るだけのものを制作陣は持ち合わせていない。でもああいうのやりたいなぁという思いがあったんでしょう。結果として出来上がった物は立ち位置が定まらず、他の映画の縮小コピーの場面が続くような映画。特に敵役の小物臭さからくる世界観の狭苦しさは致命的でした。まあど派手でな演出が多く、見ていられないというほどつまらなくはないのでテレビでやっていたら見る程度が良いかと思います 【kirie】さん [ブルーレイ(字幕)] 5点(2015-05-19 21:40:45) (良:1票) |
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99.ミッション・インポッシブル化してしまった今シリーズ。良くも悪くも迫力とスケール感が大きく増して、さらに多くの方が楽しめる娯楽作になりました。以前のような軽妙さとスタイリッシュ感が好みの私ですが、これはこれで面白くまとまってる。日本でも 作ってほしい このクオリティ。 【460】さん [DVD(吹替)] 7点(2014-09-17 15:35:27) |
98.あまり面白くなかったです。特に後半に連れてストーリーに無理がありすぎて。。あんな戦い方してたら命がいくつあっても足りないでしょう。敵も敵で少しは防御しろよって思ってしまいます。 そういうリアリティーのないところばかりが目についてしまいました。 【珈琲時間】さん [DVD(字幕)] 5点(2014-09-06 22:57:49) |
97.《ネタバレ》 アクション娯楽映画としては、楽しめたと思います。が、何を売り物にしたい作品なのかが分かりませんでした。ごくフツーのアクション映画という印象しか残りませんでした。 【モリー】さん [DVD(字幕)] 7点(2014-04-26 22:02:41) |
96.《ネタバレ》 前々作『カジノロワイヤル』のファンなので公開初日に観に行きました。今更すみません。でもこれはガッカリ。まずはBGM。ダサいです。映像の暗いトーンと合っていない様に思います。ずっと鳴っていてやかましい。悪役もだいぶ頂けない。演技が過剰な割には迫力あるシーンが入れ歯(?)外すシーンだけって問題かと。で、爆破とか色々やってみたけど結局かまってちゃんかい。挙げ句の果てには駅員に変装してても顔がデカ過ぎるせいでカメラ越しにバレるってアンタ…。そのシーンの為にハビエル・バルデムをキャスティングしたのかと思ったわ。当時監督のインタビューに「『ダークナイト』を参考にした」とありましたが、全てにおいて二枚以上下手な感じ。ボンドが着るトム・フォードのスーツだけが見所でした。 【HIRABAYASHI】さん [映画館(字幕)] 2点(2014-03-30 17:26:32) (良:1票) |
95.《ネタバレ》 ダニエルボンド三作品続けて観ました。後半での前2作とのテンションの違いにびっくりでしたが、●若いQ、●マネーペニー、●新Mで納得。なるほどね、次回作からが本当の意味での新生007なんですね。これまでのこびりついた007のイメージを、金髪青い瞳のダニエルを抜擢する事で、まずはボンドのイメージを払拭させて、ボンドの若気の至りから落ち着かせる経緯、現代でも通じる雰囲気に三作使ってジワジワ変えていった、、、と。まんまとヤラれました。そんなにコアな007ファンではなかった私でさえ新イメージを受け入れられましたよ。でもスパイグッズや仕掛け車が好きだったコアファンにはツライ現実かも。さて、今作はラストのアナログ戦闘には無駄というかナゼの嵐で戸惑いました。が、ハビエルの『ノーカントリー』さながらの気持ち悪い演技で持ったかな。あとは冒頭のボンドの天井破いた列車に飛び乗った後の素敵な身だしなみシーンに萌えたのでオマケのプラス1点。 【movie海馬】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2013-12-14 23:38:31) (良:1票) |
94.《ネタバレ》 「カジノロワイヤル」がおもしろかったので、久しぶりに観だした007。「慰めの報酬」もよかったんだけど、やっぱQやマニーペニーがいんとな~とか、Мはやっぱ男であってほしいとか色々おもっていたら、ここにきて、あーた、まさかのQ登場。しかも若い!そんでもって、ラストにマニーペニーまで、あなたがそーだったの?と衝撃うけたし。ほんでもってМが男に。なるほど、最初に戻るわけね。こりゃ、うれしいびっくりだ。007が映画になってから、時代は変わり、いまや007みたいなスパイは古く、そんな中、あえて古い007に戻る原点回帰への路線で、古さと新しさのぶつかりを映画の色々な場面に仕掛け、アストンマーチンの銃まで登場させ、Qにボールペン型の爆弾は古いと言わせ、なんか主役のダニエル・クレイグまで、カジノロワイヤルのハードボイルドイメージから、最後はちょっぴり余裕のある、あの昔のジェームス・ボンドのイメージに近づけて終わるとゆう展開は、なんだか安心したとゆうか、時代が進んだ寂しさを癒されたとゆーか、とにかくうれしかったです。さてさて、次はどんな風になるのか?またどこで、ジェームスボンドの世代交代が起こるのか、それにしても、ほんとこのシリーズ、息長いわ。 【なにわ君】さん [DVD(字幕)] 10点(2013-11-16 02:27:57) (良:1票) |
93.《ネタバレ》 もともと007シリーズはあまり好きとは言えないけれど、それはリアリティの薄いスパイヒーローものだからで、今作では、老いてしまったヒーローというちょっとリアルに寄ったストーリー。うーん、なんだか寂しくなってしまって、過去の007の方が良かったと思ってしまいました。 【フラミンゴ】さん [DVD(吹替)] 4点(2013-11-11 09:22:44) |
《改行表示》92.《ネタバレ》 大人気シリーズにおいてとても重要な作品。過去2作で若きジェームズ・ボンドを描いていながら、今作ではボンドはロートル扱いされています。それは老朽化したシリーズを象徴させたボンドの姿。そして悪役はあり得たかもしれないボンドの影を表しています。 監督にサム・メンデスを起用したことで過去作と比べて芸術性が飛躍的に上昇しているのは、これからの007は娯楽映画以上のものを見せていくという姿勢の表れではないかと思いました。初期作へのオマージュを捧げたシーンが何度も登場し、ついにボンドの実家まで登場しますが、それらは木っ端微塵になっているんですよね。さらにMとの決別を経て、若返ったおなじみのキャラクターたちと共に新たな時代を築きあげるのだと宣言したラスト。過去への決別をストレートに表現している今作の持つ意味はとても大きいと思います。 また、オープニングも見事でした。これまでのオープニングで表現されていた「女性と死」から女性がフェードアウトし、死の匂いしかしない鳥肌モノの映像と、アデルの主題歌。最高です。今後これ以上のボンド映画が生まれるかどうか…。 【カニばさみ】さん [映画館(字幕)] 8点(2013-10-11 21:41:28) (良:1票) |
【アキラ】さん [ブルーレイ(字幕)] 6点(2013-10-11 02:58:51) |
90.《ネタバレ》 007シリーズって個人的に興味なくて、今まで一切観てこなかったのだけど、それは何故かというと「どうしてジェームズ・ボンドというスパイが時代も俳優も超えて今でも第一線で活躍してるの?彼は何年かに一回整形してるわけ?てか若返りの秘薬でも飲んでいるの?それとも輪廻転生を繰り返してるん?」と観る前から突っ込んでしまうからで、だからおれの好きな監督が製作していてもひたすら観てこなかったのだけど、今作は、今まで後味の悪い映画ばっか作ってきたサム・メンデスが監督ということで、「えぇー、あのエンタメ映画とか全く無縁のあいつが007ってどんな感じなんの?」と興味を惹かれ思わず鑑賞。なるほど、エンタメ映画の枠を借りながら、よく観れば相変わらずアメリカのホワイトカラーな中間管理職の悲哀と閉塞感(嫌味な上司にはイジメられ、新入社員からは旧世代の遺物扱い、必要がなくなればすぐにでも首を切られる、いったい自分は何のために働いているんだー!みたいな)が巧妙に埋め込まれた、やっぱりヤな感じな映画でありました。でも、相変わらず極彩色の映像美とバルデムの嫌らしい悪役っぷりが良かったので6点。 【かたゆき】さん [DVD(字幕)] 6点(2013-09-28 22:34:05) |