3.《ネタバレ》 いやもうすっかり騙されました。どれだけ凄いトリックが隠されているんだろうと思ったら、なんか見事にケムに巻かれてしまって。エンドロールが出てきた瞬間に「え? まさかそれで終わり?」って。映画自体でなく、映画会社に騙された感じ?
前半は窃盗団の犯罪行為を描いているがゆえ全く共感はできませんが、スピード感のある展開で楽しませてくれます。もっともウィル・スミスがいちいちヒロインからスってみせる映像が具体的なテクニックを一切見せない、ただの魔法状態なのでイヤな予感はしましたが。
そこから「3年後」ってブッツリと切れた中盤はダレダレ。グダグダな男女の駆け引き描写が続いて、でもそれもきっとクライマックスのための伏線なのだろうな、と思うと耐えてこそのグダグダなんだろうな、と。
だけどクライマックスは「それで終わり?」なんですよ。しかもそのオチすらも、もはや古典と化した有名な映画から臆面もなく頂いてきました、という。ある意味、意外な展開です。まさかその程度でお茶を濁すとは、っていう悪い意味で、ですが。普通はあの映画との類似は意識して避けるよね・・・
結局、コレもまた最近目立つウィル・スミスの俺様映画の一本という感じでした。ヒロインはキレイでしたけど。