1.《ネタバレ》 辞職願を出すか、出さぬか。生まれてくる子と妻の為にどうやら主人公は悩んでいるらしい。
事件を経て映画のラストにはあまりにも判りきった結論が出される訳だが、主人公の所謂人間味を垣間見せるための出来レース的設定としても、
つまらないエピソードだと思う。画面的にもパソコン前の入力作業でしかない訳で。
といいながら、一旦アクションが開始されればジェラルド・バトラーも機敏な銃捌きが様になっている。
クライマックスのアジト突入ではカメラも長廻しで縦横無尽に彼の動きを追い続けて臨場感をよく演出している。
その中で、現場リーダーとの間に交わされるやりとりと連帯感などさりげない部分が良い。
半面、反テロだとかの大きな物語の方ははっきり云えば胸糞悪い。
最終盤のアジト内の攻防もアイデア不足である。