ビルマの竪琴(1956)のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。2ページ目

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ビルマの竪琴(1956)

[ビルマノタテゴト]
(ビルマの竪琴 総集篇)
1956年上映時間:116分
平均点:7.50 / 10(Review 28人) (点数分布表示)
公開開始日(1956-02-12)
ドラマ戦争ものモノクロ映画音楽もの小説の映画化
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2023-01-17)【ao】さん
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監督市川崑
助監督舛田利雄
キャスト三國連太郎(男優)井上小隊長
安井昌二(男優)水島上等兵
西村晃(男優)馬場一等兵
浜村純(男優)伊東軍曹
内藤武敏(男優)小林一等兵
三橋達也(男優)三角山守備隊長
伊藤雄之助(男優)村長
北林谷栄(女優)物売りのばあさん
青木富夫(男優)川上一等兵
春日俊二(男優)牧一等兵
成瀬昌彦(男優)兵隊
深江章喜(男優)兵隊
森塚敏(男優)兵隊
小笠原章二郎(男優)兵隊
市村博(男優)
原作竹山道雄「ビルマの竪琴」
脚本和田夏十
音楽伊福部昭
撮影横山実
製作高木雅行
配給日活
美術松山崇
編集辻井正則
録音神谷正和
照明藤林甲
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8.皆さんが言われてるようにリメイクのカラー版よりいいのは役者だと思います。戦争を直接体験している俳優さんたちですからまず顔つきが違います。手直しされた部分で言えばリメイクのほうが良くなってるところもあると思います。最も感動的な水島が無言で戦友に別れを告げに来て竪琴を弾く場面はこちらのほうがぐっときました。  こういうジャンルには弱くて大抵ボロ泣きするんですがこれが意外に泣けない。 どうしてかと考えたら話自体にちょっと作り物臭さを感じてしまうから、かと、、現実にビルマのジャングルで悲惨な最期を遂げた大勢の兵士たちを思えば、合唱する部隊が元気に生き延びている、また船上のナレーションの兵士の「水島の家族はこれを聞いてどう思うだろうか?」というのには同感で、野ざらしの戦死者を見捨てられずに、、というのもあまりにも美談仕立てに見えてしまう。いっそ↓のオオカミさんの言われてるように「童話」として見れば良かったのかもしれません。
キリコさん 7点(2004-05-31 18:53:20)
7.大人の童話ですよね。僧形の水島が彷徨する足元には白骨が累々と続く。死んだ方も悲劇だけれど、生き残って彼らを供養すると決心した彼の胸中や如何に。オープニングの船の上、三國連太郎がとても若いですが、ああいう大らかな部隊が帝国陸軍にもいたのでしょうか?歌が人の心を和ませるというのはあるのでしょう。軍歌などではなく、「埴生の宿」というのがいいよね。心にジーンと響く反戦映画だと思います。
オオカミさん 8点(2003-11-18 18:56:38)
6.日本映画史上に輝く素晴しい名作。情感豊かに人間愛を描いた感動作なんですが、切々と訴える反戦映画とも言えます。市川崑監督の丁寧で味わい深い演出がひときわ冴える。とりわけ、水島上等兵(安井昌二)が山のような日本兵の死体をまの当たりにして、なぜ彼が僧となりこの地に残るのかが説得力を持って描かれている。役者陣の確かな演技も申し分ない。とくに井上小隊長を演じた三國連太郎の誠実で人間味溢れる演技が秀逸かつ印象的。「植生の宿」を初め伊福部昭の音楽が感動を盛り上げる。ラストに用意された「水島の手紙」はもちろんだが、水島が柵越しに弾く別れの「仰げば尊し」にはもう涙ボロボロ。個人的には、邦画史上指折りの感動的シーン! ! また、市川崑という監督の偉才振りをも教えられた記念すべき作品でした。
光りやまねこさん 10点(2003-08-16 13:27:00)
5.先にリメイク版を見ていたが、同じ監督の演出したものでもこちらの白黒版の方が映像がリアルで印象深い。リメイク版で石坂浩二が手紙を読むシーンは棒読み気味で感動しなかったが、これの三國連太郎が手紙を読むシーンは感情がこもっていて泣けた。
リトルさん 10点(2003-06-21 13:31:11)
4.素晴しい作品。雨の匂いや湿度を感じる。月の夜の歌声を忘れることが出来ません。
たーしゃさん 10点(2003-04-14 23:08:36)
3.カラー版は子供の頃に観たので、俳優の名前も全然知らず、余計な知識がなかった分、純粋に作品と向かい合えたような気がします。そしてそれなりに経験を積んで、確実にイヤな大人になりつつある今、モノクロ版を見てまず思ったのが、「佐藤浩市は、若い頃の父親にそっくりだなぁ~」という、しょうもない発見でした(泣)。それでもやっぱり、強烈な作品であることには変わりなく、なぜかモノクロの方が、屍体の臭いとかが伝わってくるような錯覚さえ覚えました。モノクロだと記録映画を見ているような気持ちになって、「リアル」を感じるからでしょうか。
愚物さん 8点(2003-01-28 17:11:18)
2. 昭和60年に作られたセルフ・リメイクのカラー版よりも感銘はこちらの方が遙かに深い。ストーリーや主要なカッティングに大差が無い以上、その差は明らかに役者の差と言えよう。水島を演じた安井昌二の善意溢れる好演は中でも光っており、リメイク版(中井貴一)との最大の相違点でもある。また、ヒューマンな井上中隊長を演じた三國連太郎の名演も特筆すべき素晴らしさ。何故なら、三國は「善魔」でデビューして以来「アブナイ」変質的な役柄を振られることが多く、類稀な演技力が裏目に出た感じだったのが、本作での見事な中隊長ぶりで一気に新境地を開拓し、役柄に幅が出る契機となったからだ。リメイク版の石坂兵ちゃんは…熱演は認めてもタイプとして異色の役を演じた訳ではないので矢張り劣ると言わざるをえまい。個人的に最も感動的且つ印象的な場面は、あのラスト…ではなくって、包囲された井上中隊が合唱する「埴生の宿」に唱和するイギリス軍の英語ヴァージョン「埴生の宿」!!音楽が国境を越えて相互理解を示した屈指の名場面だと思うんだが…。
へちょちょさん 8点(2003-01-24 12:54:34)
1.実はカラー版よりもこっちの方があたしは好きだったりします。何がカラー版との違いは役者の迫力と色。どちらも役者は上手いのですが、こちらの方が水島の葛藤する姿が鬼気迫るものがあるし、井上隊長のなんとしても全員日本に帰らせたいという思いがあふれてます。逆に見えないのが色、カラー版の製作のきっかけがあの時の思いを色で出したいという監督の思いからだそうで、見たときドキッとしました。あの大地の赤はちょっと忘れられない色でした。
奥州亭三景さん 9点(2001-11-29 19:02:41)
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【点数情報】

Review人数 28人
平均点数 7.50点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
413.57%
513.57%
6310.71%
71035.71%
8725.00%
9310.71%
10310.71%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 Review0人
2 ストーリー評価 8.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 6.00点 Review1人
4 音楽評価 10.00点 Review1人
5 感泣評価 9.00点 Review1人
chart

【アカデミー賞 情報】

1956年 29回
外国語映画賞 候補(ノミネート) 

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