男はつらいよ 口笛を吹く寅次郎のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。2ページ目

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男はつらいよ 口笛を吹く寅次郎

[オトコハツライヨクチブエヲフクトラジロウ]
1983年上映時間:105分
平均点:7.91 / 10(Review 33人) (点数分布表示)
公開開始日(1983-12-28)
ドラマコメディシリーズものTVの映画化
新規登録(2003-07-05)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2024-08-14)【イニシャルK】さん
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監督山田洋次
助監督五十嵐敬司
キャスト渥美清(男優)車寅次郎
竹下景子(女優)朋子
倍賞千恵子(女優)諏訪さくら
前田吟(男優)諏訪博
吉岡秀隆(男優)諏訪満男
下條正巳(男優)車竜造
三崎千恵子(女優)車つね
太宰久雄(男優)桂梅太郎
佐藤蛾次郎(男優)源公
笠智衆(男優)御前様
関敬六(男優)運転手
笠井一彦(男優)中村
マキノ佐代子(女優)ゆかり
あき竹城(女優)新妻
森口瑤子(女優)諏訪衿子
石倉三郎(男優)蕎麦屋の出前持ち
レオナルド熊(男優)親方・熊
谷よしの(女優)法事の参列者
岡島艶子(女優)
長門勇(男優)大阪屋
梅野泰靖(男優)諏訪毅
穂積隆信(男優)諏訪修
八木昌子(女優)信子
松村達雄(男優)和尚
杉田かおる(女優)ひろみ
中井貴一(男優)一道
原作山田洋次
脚本山田洋次
朝間義隆
音楽山本直純
作詞星野哲郎「男はつらいよ」
作曲山本直純「男はつらいよ」
主題歌渥美清「男はつらいよ」
撮影高羽哲夫
製作中川滋弘
島津清
企画小林俊一
配給松竹
美術出川三男
編集石井巌
録音松本隆司(調音)
鈴木功
照明青木好文
その他山田洋次(4Kデジタル修復版総合監修)
近森眞史(4Kデジタル修復版)
岸田和美(4Kデジタル修復版)
ネタバレは禁止していませんので
未見の方は注意願います!
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12
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13.《ネタバレ》 この頃にもなると、渥美清も、寅さん役がキツくなってきてたのか、派手なパフォーマンスが見られなくなってきてますが、その点、本作は、「寅さんが僧侶見習いになっちゃう」という設定が実に秀逸。あんまり動かずに笑いをとる、ということに成功してます。博の父・ウン一郎氏の墓参りに来た寅さん、墓石にシンミリ語りかけ、ホロリとさせる場面ですが、その後がイケナイ。ひょんなことからナマグサ坊主と意気投合、しかも坊主の娘が美人とくれば、もう寺にすっかり居座ってしまい、坊主の代理で大活躍。諏訪家の法事に、坊さんに付いてノコノコやってきちゃう。これが可笑しいのなんの。博が実兄を「兄さん」と呼んだのに寅さんがウッカリ返事しちゃうシーンには、大笑いしてしまいました。これと似た場面がもうひとつ。本物の坊さんと共に諏訪家にやってきた僧侶姿の寅さんに、「おじさんだ!」と満男だけが気付く場面があるが・・・これは本当に寅さんを見て「おじさんだ」とつぶやいたのか?もしかして、ホンモノ僧侶役の松村達雄の方を見て、「あ、2代目竜造おじちゃんだ」と指摘したのではなかろーか?(笑)。ってか、てめーだって2代目満男だろうが、と、つい、つっこんでしまう。←こんなことばっかし言ってると、それこそ竹下景子に「そこまで考えなくても」と突っ込まれそうですが(笑)。ところで、この映画の物語、実に何も解決していないお話であります。諏訪家の遺産騒動に始まり、松村坊さんも息子とギクシャク。息子・中井貴一は勘当されたまま、東京で冴えない暮らしを続け、杉田かおるとの長距離恋愛もこの先どうなることやら(いずれ結婚しても飛び蹴りくらうだけ?)。そんな中で比較的うまくいきそうなのが、寅さんと竹下景子の関係。いやいやそう上手くはいくまい、しかししかし・・・と宙ぶらりんのまま、別れの柴又駅。ここでの2人の関係の微妙な揺れ動きは、まさにサスペンス映画と言えそうな程のドキドキ感、しかしやがて電車が着き、彼女は乗り込み、ドアが閉まり、あっさり電車は去っていく! この無情さ! 哀しい別れに、おもわず「あー」とつぶやいてしまいました。一方、諏訪家の騒動も、亡父の生家を売り払うという現実的な選択に終結しますが、それを補うごとく、「なんと博が、遺産をタコ社長の工場に投資しちゃう」という、現実離れしたファンタジックなオチ。うーむ、博、次期社長の座を狙っているのか?
鱗歌さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2006-09-25 22:37:10)(笑:4票)
12.博の親父さんのお墓参りに来て、寺に居座り、住職の代わりになり、法事での騒動という一連の流れは、強引な展開にもかかわらず笑いの数珠繋ぎで、マンネリ感を脱した余裕が感じられる。けっこう本気の朋子にあっさりケリをつけてしまう寅さんにも余裕が感じられる。悲壮感がないのは頭では理解しているからか。わかっちゃいるけど惚れてしまうという感じか。
パセリセージさん [CS・衛星(邦画)] 8点(2006-09-24 21:26:19)
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11.《ネタバレ》 啖呵を法話にしてしまう寅さんは凄いな。博の兄弟は第8作で寅さんにあってるのに、なんで寅さんに気がつかないの?あの顔を忘れるとも思えないのだが。ラストで私が「寅さんまた逃げちゃったよ」って言ったら、一緒に見ていた妻が「誰かさんと一緒だね」だって。オイオイ俺は(逃げたいのガマンして)結婚したぞ!寅さん坊主修行が耐えられずに身を引いたようだが、別に坊主にならなくても一緒になれたんじゃないの?朋子は元々インテリと結婚してたわけだしさ。今回の寅さんの逃げはちょっと解せないなあ。それにしても社員の遺産金で設備投資する朝日印刷は大丈夫なのか? <追記>14年ぶりに再見。寅さん坊主修行が耐えられずに身を引いたのではなく、そもそも結婚する気がなかったんだな。結局、寅さんは全作を通じて「結婚生活の妄想まではOKだけど最終的には結婚はしたくない」というフーテンとして譲れない大前提があるから、これは相手がホンキで結婚を意識する所までいっちゃうと見方によっては相手の気持ちを弄んでいるだけだし卑怯にもなる。高梁での寄宿生活がそうさせてしまったわけだが、朋子がインテリにコリゴリしていたというのも寅さんを好きになる要素としては大きかっただろう。全体的にはよい作品だとは思うが、名場面とされるラストシーンでの逃げ方はいくらなんでもちょっとヒドイんじゃないの?と思ってしまい素直に高評価はできない。
東京50km圏道路地図さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2006-09-24 04:01:24)
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10.竹下景子がどうも好きじゃなかったのに、 これをみて印象が180度変わりました。 わざわざ岡山から出てきたのに、 そりゃつれないぜ、寅さん。 それにしても、寅屋の人々のなんとあたたかいこと。 
Skycrawlerさん [DVD(邦画)] 10点(2006-07-04 00:06:17)
9.《ネタバレ》 中井喜一と杉田かおるの恋は盲目の「熱い恋」に対し、寅さんの結婚した場合の将来をみす越した「大人の恋」の対比がにくい。更に別れを告げる寅さん、朋子、さくらの三人のシーンでのさくらと二人の間の微妙な距離、普通だったらさくらはトイレに行くなど気をきかすはずだが、聞こえるか聞こえないかの距離にいる。いい年した兄の恋のなりいきがどうしても気になってしまうところ。電車が出た後の二人の会話、旧作ではさくらが失恋で痛々しい寅さんをなぐさめるのが定番で名シーンが多いが、今回は心配ご無用とばかりにさくらをあしらう、兄ちゃんぶりをはっきするたのもしい寅さんがまたよい。渥美清、倍賞千恵子コンビは本当にすごい。
ソサさん [DVD(字幕)] 8点(2006-05-05 18:44:59)
8.数ある「男はつらいよ」シリーズでこの作品が一番好きです。理由は、マドンナの寅次郎に対する想いがヒシヒシと伝わってきて、それ故に毎話、妹のさくらが感じている”馬鹿なお兄ちゃん”を一番感じさせてくれる話だから。
MIDさん [DVD(字幕)] 9点(2006-01-04 20:11:48)
7.大好きな寅さんシリーズの中でこの32作目は笑えるという点では1番の気がします。寅さんの何とも可笑しなお坊さん姿に台詞回しの面白いこと!何度観ても笑えるし、やはり寅さんはこうあるべきだとこの作品を観ると思います。喜劇として完璧です。そして、喜劇として完璧なだけでなく、この作品は大人の恋愛映画としても完璧です。シリーズ全48本中、マドンナの可愛さでは1番と言ってもいいぐらいマドンナ役の竹下景子が本当に可愛い!寅さんと最もお似合いなマドンナが浅丘ルリ子の松岡リリーなら一番、結婚させたかった(結婚して欲しかった)マドンナとなるとこの竹下景子の石橋朋子さんです。そんなマドンナと寅さんの柴又駅での別れのシーンは本当に切ない!シリーズ史上、最も切ない別れのシーンだ!とにかく喜劇と恋愛ものとのバランスを考えてみるとやはり満点付けたくなるのです。
青観さん [DVD(字幕)] 10点(2005-12-10 22:27:18)(良:4票)
《改行表示》
6.水準作。この辺まで来ると寅さんが振られる王道失恋パターンじゃなく、逆に竹下景子を袖にして逃げるって展開で、何とかシリーズに新味を出そうと作者たちが苦心している感じが伺えます。杉田かおるが垢抜けない田舎娘役で登場、役に異様にはまっていたのにも驚いたけど、これが彼女の演技力だとしたら恐るべし!裏で渥美さんにもダメ出しとかしてたのかなあ・・・。 
放浪紳士チャーリーさん [DVD(字幕)] 7点(2005-06-11 15:41:46)
5.《ネタバレ》 諏訪三兄弟が揉めていて、それが終わった瞬間にかかってくる坊さんに成りすました寅さんからの電話のシーンが最高に笑える。さすがに自分の地元が舞台だけあって劇中使われる方言に多少違和感を感じたものの、作品そのものは80年代の寅さんのなかではバランスもよく、また最初に書いたように非常に笑える作品でもあり、シリーズ後期作の中でも傑作といえる一本だと思う。マドンナ役の竹下景子もこのあと2回違うマドンナ役で出演しているが、やはりこの回がマドンナ役としていちばん良かったなぁ。
イニシャルKさん [地上波(邦画)] 8点(2005-03-08 02:09:54)
4.寅さん楽しいなぁ。
ゲソさん 8点(2004-06-02 02:54:05)
3.隠れた傑作。渥美さんがノッテルなというのがわかる。とても弾けてるね。おかしな渥美清が見られる最後の寅さんかもしれない。ラストの駅での別れが切ない。
ひろみつさん 9点(2004-05-09 00:47:22)
2.70年代の終わり頃からリアルタイムで見た「男はつらいよ」シリーズのベスト。この作品以降のシリーズは、だんだん、見るに耐えないものになっていく。
ノーコメントさん 6点(2003-11-29 16:32:37)
1.寅さんが坊さんになりすまして皆を笑わせるところがよかった。
あろえりーなさん 5点(2003-04-11 17:17:42)
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【点数情報】

Review人数 33人
平均点数 7.91点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
413.03%
513.03%
6515.15%
7515.15%
8824.24%
9721.21%
10618.18%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 3.00点 Review1人
2 ストーリー評価 6.33点 Review3人
3 鑑賞後の後味 6.00点 Review3人
4 音楽評価 6.33点 Review3人
5 感泣評価 5.33点 Review3人
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