396.《ネタバレ》 ここ数年、映画で涙したことがなかったが、この映画では涙してしまった。炭鉱の町コールウッド、そこで生まれた人の将来は保証されておらず、フットボールで奨学金をもらって大学に行く者が英雄扱い。ホーマーはそんな町でロケットに魅せられ、ロケット作りを始めるが、大半の周囲の大人は反対。そんな中でも希望を与え続けたライリー先生などの温かみ、人間としての寛大な器が際立つ。ロケットという空の「上」をいく存在と、炭鉱掘削という地表の「下」で行われる作業がうまく作品の中でも対比されていて、ホーマーの「もう下には行かない」という姿勢に彼の自分を貫く強い意志を感じた。それに加え、この映画はホーマーと彼の父の物語でもあると感じた。お互いが強情で意見の対立が絶えないからこそ、最後のロケット「ライリー号」の打ち上げの際に父が彼の姿を見に来た時の感動につながる(=息子への評価)。 【カジノ愛】さん [DVD(字幕)] 8点(2015-02-15 16:53:09) |
《改行表示》395.《ネタバレ》 サクセスストーリーとして爽快です。人間ドラマとしても、人との絆の大切さを感じさせてくれる傑作です。このクオリティ。これは評価が高くなってしまうのもうなずけます。 でも何故か、私自身は『感動』までには至りませんでした。素直に『面白かった』とは思うんですけどね。 おそらくはひっかかる部分が多少なりともあるからでしょう。 例えば、無断欠勤をしといて夢を語られても、更には感動的なBGM流されても、責任社会に生きる日本人の私にとっては少々違和感を感じてしまうわけです。また、ライリー先生の考え方がやや偏っているのも気になります。『炭鉱』=『かわいそう』みたいな図式が最初から彼女の頭の中にあるのが見え隠れしちゃって、それは教育者として間違っているのではないかと。 炭鉱の中で会話する父と子。誇らしげに子を見つめる父親。これはこれでひとつの幸せの形とも思えるんですけどね。もちろん、夢を諦めずに努力を続けることは素晴らしいことです。ただ、その一方で炭鉱の人生を否定してほしくはなかったです。 また、サクセスストーリーの中でも、具体的に頑張る姿や成長する姿が見られるっていうのは重要です。作中で、夜中にホーマーがクエンティンを訪ねて、『ここの三角関数を解いてくれ。』と頼むシーンがかなり好きです。数学が苦手なのに、独学で勉強して、火事の濡れ衣を晴らすシーンは最高です。こういったシーンがもっと盛り込まれていたら、最後の感動はより大きなものになったかもしれません。もちろん最優秀に選ばれるシーン、父親がロケットを見にくるシーンだって素直に良かったと思えます。こういったシーンがあるだけでも、この作品は見る価値があるかもしれないですね。 最後に、お母さん、そしてクエンティン。大変良かったです。ロケット作成を通してクエンティンとの友情が深まっていくのは本当に良かった。そして母親が素晴らしい。親の厳しさや優しさが伝わってくる映画は心に残りますね。 【たきたて】さん [DVD(字幕)] 7点(2015-01-30 03:50:08) (良:1票) |
《改行表示》394.《ネタバレ》 一度観たときは、それほどの感動は無かったんだけど、何度か観たら良い映画だなーと思える内容。 リトル・ダンサーと設定似てるし、こっちが先発なんだろうけど・・・ リトル・ダンサーとはちょっと良さが違う気がします。スタンド・バイ・ミーっぽいとこもありますしね(笑) お父さんが結構いい味出してる!こんなとこも似てる。ビコフスキーさんも良かったし、校長も何気に最後は良い人になってる。 ただちょっと淡々とストーリーが進むかなあ・・・周りの人たちの応援してる描写がちょっと薄い感じがしたなあ。実話ベースだから、脚色したり、期待するのも変なのかな。 ちなみにRocket Boys を並べ替えると、October Sky になるんですね。 【とんちん】さん [DVD(字幕)] 7点(2014-12-21 01:19:26) (良:1票) |
393.非常に良質な映画だと感じました。派手なドラマ化、演出をしなかったことで、実話の4人と関係者に対する敬意が伺える。志ある人、もたせたい人に見せたい映画です。 【cogito】さん [DVD(字幕)] 8点(2014-08-19 23:11:28) |
392.イギリス映画のような雰囲気の映画、見終わった時にしみじみとあぁいい映画だった、と思える映画。 |
391.10年以上前に鑑賞したっきりなのでややうろ覚えな感じですが投稿。確か事前情報無しでリトルダンサーと一緒に借りてくるというミラクルをやってしまい、リトルダンサーでボロ泣き後にこちらを鑑賞したら「あっ!この問題進研ゼミでやったやつだ!」的な酷いデジャブーを感じながら見た記憶があります。がそれでもやっぱりいい映画はやっぱりいい映画なので、こちらもボロ泣きして見てしまいました。どちらかというとリトルダンサーよりもこちらの方が父親との絆だけではなくスタンド・バイ・ミー的な要素もあったので好きですね。自分の好きな映画ベスト5には必ず入る映画なので文句なく10点です。 【映画大好きっ子】さん [DVD(字幕)] 10点(2014-07-05 12:09:38) |
390.《ネタバレ》 素晴らしい作品でした。貧しい炭鉱から抜け出したい少年たちとその炭鉱に人生を捧げた父。そのあたりの親子の考え方のバランスが心揺さぶりました。ホーマーの視点からの鑑賞も、父としてまたライリー先生としての鑑賞も成り立つ演出の良さがありました。炭鉱で働かざる得なくなったホーマーが地の底から空を見上げて見た人工衛星の軌道。その絶望感には心しみました。そして打ち上げ成功して彼方へと消えていくロケットには広がるであろう未来への無限の可能性をみせているようで感激しました。登場人物はこの場面でもどういった心境なのかといろいろ深読みできそうで何度でも鑑賞が楽しめそうです。ハリウッドの底力を感じさせる名作です。 【タッチッチ】さん [CS・衛星(字幕)] 10点(2013-08-29 16:40:08) (良:1票) |
389.《ネタバレ》 実話に基づいた単なる美談に終わらせず、ヒューマンドラマとして描いているところがとても好感を持てる。メインはやはり頑固な父親との確執だろう。それだけではなく彼らの背中を後押ししてくれたライリー先生、炭坑の技術者、さらには4人の友情をも描いてみせる。丁寧な人間関係の描写があり、周りの人の助けがあってこの偉業を成し遂げられたのだと感じさせる。そのためエンディングはとてもさわやかな気分になれること請け合いだ。当初想いを寄せていた尻軽なドロシーではなく、最初からホーマーを見つめていたバレンティンとくっついたのもほっとした。ラストのドロシーの顔が良かった。45/50、演出13/15、脚本14/15、演技6/10、技術8/10、合計86/100→9/10点 |
《改行表示》388.《ネタバレ》 なんだかロケットを作ってるんだかミサイルを作ってるんだかよく分からないシーンも最初はありましたが、 最終的に感動的な映画だった。 そういえば子供のころ僕はペットボトルロケットとかやった(けどあんま興味なかった)。 ロケットっていうのはなんかこう少年心をくすぐるんだろうか。 遠い空の向こうに夢を抱き思いをはせるというのはロマンがあって良い。 自分のそんな心はもうとうの昔に死んでるので、この映画の中にある情熱はとても眩しい。 「父と子はだいたいこういうもんである」みたいのがあってそれがまぁ良かった。 他にも兄弟との比較、仲間と共に一つのことに打ち込むこと、体育会系キャプテンの彼女、 善き理解者でもある担任、進学か就職かなど、十代のころの記憶が甦るようなところが的確に無難に表現されている。 野次馬みたいのもいたけどあんましつこくなくてよかった。 くどいシーンがこれといってなく、 それでいてしっかりと着実に物語が描かれているところが好感の持てる映画だと思います。 ごく自然に感じられる面白さがある。 【ゴシックヘッド】さん [DVD(吹替)] 8点(2013-03-12 20:51:37) |
《改行表示》387.《ネタバレ》 あきらめないでやり続ければ夢は叶う。 なんともベタな話で、展開もだいたい読めてしまう。 ホーマーに協力していた溶接工が死ぬのもバレバレの前フリでわかるし、頑固オヤジがようやく主人公を認めるラストシーンもありがち。 それでも、やっぱり心を動かされるものがあるのは、誰にも思い当たる経験があるからだろう。 親に対して何でわかってくれないのかという葛藤や、自分は他の人とは違う何かができるんじゃないかという思いは、思春期に必ず通りすぎるもの。 登場人物の気持ちがわかりやすく、感情移入しやすい構成が支持される秘訣か。 実話に基づいているというのも夢を感じさせる。 【飛鳥】さん [ビデオ(吹替)] 8点(2013-02-10 08:55:56) |
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《改行表示》386.《ネタバレ》 損得なしに何かに打ち込めることは若者の特権で、その熱意と経験の浅さのギャップがドラマになります。いわゆる青春映画です。本作は、打ち込んだ興味の対象を人生の突破口にしたことでさらに一歩踏み込んだ作品でした。 ロケットを高く遠くへ飛ばすという単純な目的の根元にあるのは、未知への憧れです。それが、閉塞した環境で地中を掘り進む仕事と対照的に描かれる。主人公は逡巡した末に、ロケットを取ります。ロケットが飛ぶ先には空があり、さらにその先には宇宙があります。漠然とした対象であっても、そこに抱く憧れが希望にカタチを変える。その化学変化に尊さを覚えます。好きなことを人生に反映させられるほど、幸せなことはないでしょう。憧れは追及されるために存在します。 ガンコ親父との関係も感動を誘いますが、というか、本来はそこが見せどころだと思いますが、元天文少年の私には宇宙を目指すことだけでお腹いっぱいでした。 【アンドレ・タカシ】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2013-02-06 13:20:50) |
385.《ネタバレ》 個人的に宇宙絡みで盛り上がったタイミングで観ました。夢ぎっしりの宇宙開発モノではなく青春ヒューマンドラマでした。演出は地味で薄い感じですが、やりすぎると鼻につくので良い塩梅ではないでしょうか?夢ぎっしりを期待したせいか、こちらの平均点ほどの感動は得られなかったかもしれない。この作品を知ってから2年ぐらい温めてしまったので仕方ないのですが、過度な期待(曲解?的な期待w)は良くないですね。 【ないとれいん】さん [DVD(字幕)] 7点(2012-05-28 10:28:34) |
384.前に書いたレビューは、何年か前に自粛が適当と判断し自ら削除してたみたいです(実は今日の今日までそのことを忘れてました、私。あれ~おかしいな、書いたはずなのにって。笑)。だけど、かいつまんで、やっぱり言いたい。あまりに既視感のある、定石通りのストーリー展開に私はただただシラケました。仮にそれが実話通りゆえだからということなら、なおさらよくないと感じます。映画づくりの志が低すぎると思うから。ジェイクは好きな俳優なんですけどね。 【おばちゃん】さん [ビデオ(字幕)] 5点(2012-05-18 20:59:37) |
383.少年の頃の気持ちを思い出した。爽やかな一本。 【わさび】さん [DVD(字幕)] 7点(2012-05-18 17:32:17) |
《改行表示》382.ちょっと期待が高すぎたのか、がっかりな内容でした。 もうちょっと成長後も描いてほしい気がしたのは、わたしだけ??? 【たかくん】さん [DVD(字幕)] 6点(2012-04-27 18:38:52) |
381.《ネタバレ》 父親の描き方が巧い。本当は子供のことを誰よりも考えているのだが、考えるあまりつい厳しく当たり、子供から反発されてしまう。愛情をストレートに伝えることができない。そんな、頑固で不器用な父親像にクリス・クーパーはぴったりだと思う。私も父がいるが、まさにこの映画に出てくる父親のような感じだった。最後に息子の背中にそっと手をかけるシーンも本当に不器用な父親という感じだが、それが逆に自然で息子への愛情がひしひしと伝わってきた。今は実家で遠くに暮らす自分の父親とダブってしまい思わず涙がこぼれた。家族、仲間、夢。そうした大切なことを考えさせてくれる映画だと思う。 【mickey】さん [DVD(字幕)] 10点(2012-04-03 18:04:25) |
380.《ネタバレ》 お父さん、カッコいい!最初は「こんなわからずやのオヤジ、どこにもいるよなあ」と思って観ていましたが、受賞後、ゴンドラの網目からメダルを自慢する息子を見つめるシーン、最高に良かったです。でも最後の、打ち上げの発射に姿を見せるのはちょっとどうかなと思いました。こういうお父さんの性格なら、遠くからそっと最後の発射を見つめる・・・みたいな演出の方が合ってたかも。 【ramo】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2012-03-26 13:21:19) |
379.炭鉱の町で炭鉱夫の家庭に生まれた少年が、様々な困難を克服して自分の夢を叶える。いい話です。十代の頃にこの映画を観ていたら、たぶん物凄い勇気と励ましをもらったと思います。夢はあきらめるな、夢はきっとかなう。 【おやじのバイク】さん [DVD(字幕)] 7点(2012-03-12 23:24:55) |
《改行表示》378.《ネタバレ》 結構素直に感動できました。 しかし結構危険な実験してるんですよねー。事故起きなくてよかったですねとしかいいようがない。 お父さん役の人がいい味出してます。 【ぺーこ】さん [DVD(字幕)] 7点(2012-03-11 16:43:14) |
377.夢とロマンがある上に実話に基づいて悪くない。しかし感動できるかどうかというと、少し弱い。それに結果的にうまくいったから良かったものの、途中で事故が起きたり、けが人が出たらどうなっていただろうか。 発射実験の初期段階がこの映画のようにどこに飛んでいくかわからないような状態だったら、中止させるのが常識のように思える。 【ESPERANZA】さん [DVD(字幕)] 6点(2012-01-11 21:30:23) |