1.主役(?)の板谷由夏が、なんかどっかで見た事あるなーっと思って調べてみたらイタリア語講座をやっていたらしい。佐藤康恵の前だからけっこう昔。セリフはボソボソと聞きとりにくかったけど、それもリアルで良かったと思います。西島秀俊がこんなところでいい役をやっていて、しかも流れがすごくすーっとして、なんか驚きました。悪い役なんだけど、悪さがない。いや、最低なんだけど、なんだか爽やか。それに長塚圭史も出ていて、男性陣はなかなか面白いキャストを持ってきているなと思う。本上まなみ他は、なんというか、シナリオの無い映画って感じで(そのままか、)なんとも評価のできない映画です。好き嫌いがはっきりしているので、嫌いな人には本当に薦められない。「ディスタンス」「ワンダフルライフ」の是枝監督が嫌いな人はこれも嫌いになりそうだ。実を言えば、僕はJungle Smileの高木郁乃が気になって観たわけなんですが、妙な登場の仕方でなんとも言えませんでした。高木郁乃(通称イクノフ)笑ってましたね。この撮影の時は元気だったんだろうな、今は元気にしているんだろうかと、妙な感傷に浸ってしまったのでこの映画の評価は上手くできません。僕的には、元気な高木郁乃の映像を見てそれで十分。そういえば、全体的な画は良かったと思います。