187.《ネタバレ》 シックスセンスのシャラマン監督なので期待したが、ガッカリ拍子抜け。森の中に化け物が棲むという村の伝説。その真相が、あまりにも強引すぎる無理筋。思わせぶりな雰囲気だけは持っているけど、ストーリーは穴が目立つ。突っ込みどころ満載のリアリティのなさで、それならいっそのこともっとハッキリとオカルトかファンタジーにしたほうが良かったくらい。 【飛鳥】さん [CS・衛星(吹替)] 3点(2015-06-04 22:57:48) |
186.《ネタバレ》 ストーリーやミステリー部分に多少の穴があろうと、人物描写(特にアイヴィー!)がとにかくとにかく魅力的なので最後まで楽しんで観る事が出来ました。「森には魔物が住んでいるという迷信を本気で信じる少年少女たち」という設定もなんだか凄くノスタルジーを感じます。「子供達には『月にはウサギが住んでいる』などという事を本気で信じていて欲しい」という願望って誰でもある程度はあるんじゃないでしょうか。実はこの映画の一番のウリってそこにあって、ミステリー部分はついでにあるようなものかなとも思うんですけど、どうでしょうか。ちょっとした地域神の立場にでもなって村人達の日常をポケ~ッと眺めていられる面白さというか。エイドリアン・ブロディ扮するインセイン男はひたすらにキモかったですw 巧いよねこの人。「アイヴィーは怪物がノアだってことに気付いていたはずでは?」という意見もあるようですが、それはないと思います。抜け目のないこの監督さんはちゃんと「クロゼットに隠れているノアに気付かないアイヴィー」という描写を前半の方で入れています。つまりアイヴィーにはルシアスのような大切な人の色は見えても、割とどうでもいいノアのような人間の色は見えないってことです。まあそれでも「なんだかんだで盲目で森の中を移動できるアイヴィーにはやはりなんらかの不思議な能力がありそうだ」と思わせることによって、怪物の出現時に「うわ、アイヴィーがマジでビビッてるってことは今度こそ本物の怪物なのか!」と思わせる工夫は流石。あれ、アイヴィーが盲目という設定じゃなかったら大して怖くなかったはずです。この映画に関しては「穴だらけだ」とか怒る人も多いようですが、私は結構良くがんばった作品ではないかと思いました。前述したように、人物描写がしっかりしているので、複数回の視聴もできる作品になってますし。7点です。 【バーグマンの瞳】さん [地上波(吹替)] 7点(2014-11-19 16:54:56) |
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184.『シックス・センス』に続く衝撃の結末という触れ込みで話題になった一作だが、ストーリー的な必然性が薄く、どんでん返しのためのどんでん返しという感はやや否めない。前半の退屈さ、脚本の杜撰さ(盲目の少女を一人で旅させる)など、この監督の弱点もそこかしこに出てしまっている。 【野良猫】さん [DVD(字幕)] 5点(2014-09-09 19:44:22) |
183.《ネタバレ》 監督お得意の二段落としもあまりインパクトがありませんでした。やはりシックセンスには敵いません。でも演技派アクターが多く出演していましたので素晴らしい映画でした。 そもそも森の怪物の話は最初からおかしいし、第一世代の違和感も含めて全体的にかなり胡散臭い脚本になっています。これの意図するところはやはり第二世代と第一世代の違和感の大きさを強調したいがためではないかと感じます。 ホアキンなど新旧大御所もかなり出演していますので、心の動きなどはバッチリ表現されています。第二世代が感じる「無理な感じ」がこの映画を文学的で素晴らしいものにしていると思います。難点を挙げるとすればアイビーだけ演技指導が甘いです。彼女だけ40点にしたいところですが、壁の外の青年とのピュアなやりとりが素晴らしかったのでOKとしときます。。 ラストは5分延長して、アイビーとルシアスが結婚してくれたら映画が締まったような気もします。彼らだけでもハッピーエンドになれば、、とりあえず第一世代も苦労した甲斐があったというものでしょうし。 人には勧めないけど好きな映画、自分だけの映画です。 【アラジン2014】さん [DVD(字幕)] 8点(2014-04-12 13:05:57) |
182.《ネタバレ》 設定はすごく面白いんだけど・・・タネ明かしのタイミングがおかしいせいでもったいないなぁ。主人公の目が見えないのも面白さに繋がっていないような気がする。 【虎王】さん [DVD(吹替)] 5点(2013-04-06 06:03:35) |
181.《ネタバレ》 村から森を抜けて街へ、盲目女性の勇気ある冒険。静かに紡がれるダーク・ファンタジーですが迫力に欠けます。 【獅子-平常心】さん [DVD(字幕)] 5点(2013-01-26 23:25:46) |
180.突っ込みどころの多い映画。これで勢いがあれば「大事なのはノリなんだな」と思えるが、リズムがゆっくりとしているので、あまり良くない意味でジワジワくる。「いやいやおかしいから」と心の中で呟きながら見る感じ。からくりもバレバレで驚きは無し。無表情で始まって半笑いで終わる、もっとも中途半端な視聴感。ただ景色は良いし、なんだかんだ最後まで見られる心地良さがあるので、悪い映画というわけではない。アクションやパニックものの合間に見るにはちょうどいいかも。 【肛門亭そよ風】さん [DVD(字幕)] 5点(2012-12-12 23:13:47) |
179.《ネタバレ》 灰色の森に黄と赤。色彩のインパクトに惹かれた。 奇妙な掟の全容とそれを破る結末を知りたくて視聴したわけだが 掟自体はテキトーな扱いで、何やら話がどんどん期待と違う方向に進んでいく。 せっかく面白い舞台をぶち上げたのに、力の入れ所を間違えてる感じだ。 その騙された感こそ狙いかもしれないが、それにしても あまり映画を観ない私が読める程度の仕掛けで騙すもクソもなかろう。 せめて禁忌の森を抜ける恐怖はオチを知る前に見せるべき。 あと事件の原因やらピンチの演出やらが障害者ゆえなのも如何なものか。 余計に主旨がブレた気がする。 【昨日が全盛期】さん [DVD(吹替)] 4点(2012-12-05 02:24:20) |
178.《ネタバレ》 日本にも村にまつわる都市伝説がいくつも存在するが、怖いもの見たさで興味をひかれてしまう。孤立した村があれば、中で何をしているか分からないから不安になる。時代が違えば今の考え方が通用しないから恐ろしい。19世紀末、あるいは20世紀初頭だとすると日本では明治時代だ。江戸時代だと古すぎて、昭和だと最近すぎる、その中間として、ちょうど良いじゃないか…(?)。ホラー映画の怖さとは違うが、全体を覆う怪しさが面白い。同時にラブストーリーでもあり、ポーチでのキスは実に美しいと思った。ツッコミどころ…というか、よく分からないところもあるけど、こういう生き方に対する虚しさを浮かび上がらせていて、皮肉的でもある。箱の封印が解かれて、真実が明らかになった時の「あれ???」という感覚もやはり良い。さすが「シックス・センス」の監督ってことかな。 【リーム555】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2012-10-12 22:20:20) |
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177.《ネタバレ》 外界から閉ざされた村、とゆーか閉ざした村のお話。『年長者』たちは町へ抜ける森には悪魔がいて、安全に暮らすには村を出てはならないと、その子供たち世代に森に近づくことを厳しく禁じていた。まるでおとぎ話のような美術と世界観で観るものをグッと引き込む上手さはなかなかのものでしたが、ビックリ監督としてはオチはまぁまぁでしたね。 【ろにまさ】さん [地上波(吹替)] 5点(2012-09-12 06:30:51) |
176.閉鎖的な村というだけで結構面白い感じだったけど、やや中だるみ。色彩とか良かった。 【noji】さん [DVD(字幕)] 5点(2012-09-01 08:22:19) |
175.《ネタバレ》 まず見始めは、設定が判りやすく面白そうに感じました。 (「閉ざされた村」の割には住んでいる人々が普通なため、ちょっと不自然に感じましたが・・・この理由は最後にわかりました。) 内容はというと、「ここで驚け」と言わんばかりの音響のわりには、それほど驚くシーンもなく、中だるみが酷くて退屈でした。 中盤の肝と思われる”事件”の後はさらに酷くなり、「薬を取りに・・・」あたりからの現実感のなさ、緊張感のなさに「どこのおとぎ話だよ」と突っ込まざるを得ませんでした。 この監督の作品だけに、「せめてどんでん返しのラストだけでも・・」の淡い期待を捨てずに見ましたが、最後に行けば行くほど話しは軽くなり嫌な予感。 結局、何をしたいのか、何を言いたいのか、よくわからずに終了してしまいました。 主演の健気な可愛さに免じても、この点数です。 【午の若丸】さん [DVD(字幕)] 4点(2012-08-12 15:57:59) |
174.《ネタバレ》 もうこの監督はいかに観客の期待を裏切るオチを考えだすかということに、心血を注いでいますね。やはり、「シックス・センス」の呪縛が強固なのでしょう。それでも最近の駄作のなかでは、頑張ったほうだと思います。閉鎖的な村の描写は良く描けていたと思います。それだけに、あのオチは、個人的に「もういいよ」と思ってしまった。 【かたゆき】さん [DVD(字幕)] 5点(2012-05-20 21:43:18) |
173.《ネタバレ》 森の中に隠された人生。誰の目にもとまらぬように。 デバイスとインフラに管理された現代の人間には、彼らの悲喜交々はわからない。彼らを管理しているのは伝承と習慣であり、完全に文明から分離され自律的な存在を信じて疑わない彼らには、旧来の人間の形をした布をかぶせたような不自然さが漂う。 人工的な生命であるような気味の悪さを彼らに感じつつも、無理にでもその居心地の悪さを飲み込んでしまうのは、彼らの生活に何らかのリアリティがあるからなのだろう。 決して万能ではない、たとえ異能を持っていたとしても外界の人間を超越することが出来ない彼らの箱庭に生かされる彼らは、この後どうやって人生を振り返り、拓いて行くのだろう。 そう思うと、色々な枠の中に綺麗に収められて大切に扱われているに過ぎない現代人がなぜか強大な力を持った異文明の中で暴威をほしいままにする存在のように感じられてしまう。 無力な彼らに対する憐憫は、彼らの境遇を作り出した人間にも向けられ、結局何をすべきだったかを間違ってしまっているのに受け入れてしまうそうになる。 色々に気持ちが揺れたまま、静かに終わるこの物語はどうしてこんなにも心地良いのだろう。 【黒猫クック】さん [映画館(字幕)] 7点(2012-05-20 17:12:44) |
172.《ネタバレ》 大好きなシャマラン監督の作品。 気になってたけどやっと観れた。 村の雰囲気は少し奇妙ですが、美しく穏やかな感じです。 ただその村には秘密があります。 その秘密というのはこの監督の作品らしくあまりにも不思議で霊的な、神秘的な色合いを持ちます。 黄色いローブなどをまとってかなり神秘主義です。 閉鎖的な村の雰囲気は好きです。 閉鎖的な小さな村が舞台であるのにドッ××ィルのように村人達が牙を向かなかったのは少し意外でした。 村人を村から出さない閉鎖的な感じはありますが、それが他の作品にあるような血生臭さや暴力や束縛とは少しだけ感じが違います。 結束した集落ではだいたい村の中で怪物が現れるのですが、この作品ではその怪物の現れ方がまた面白いかもしれません。 村の外に怪物がいる限りは村の中には怪物がいない、と途中までは思ってました。 閉鎖的な小さな村だと、外から新しい来訪者が来てそれで怪物が生まれるという話も多いですが、この作品はそれとも違いました。 閉鎖的に守られた中での平和な環境がどうであるのかと考えさせられます。 盲目の美女と静かな森と隠された秘密があまりにもミステリーで美しい絵になります。 ただもっと血生臭い緊迫感を求めてたかもしれません。 あいつはどうしようもねーなってのが一人いました。 【ゴシックヘッド】さん [DVD(字幕)] 7点(2012-05-12 02:06:40) |
171.《ネタバレ》 良かったとこ。ホアキンが刺されたのには意表をつかれました。あと森の中に広がる赤い色彩がこけおどしにしても美しかったです。以上です。 ・・結局閉じたところで人間の業はどこででも発生するわけで引きこもっても解決にはならんぞ、と言いたいのかな。 【tottoko】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2012-04-17 15:29:59) |
170.《ネタバレ》 オチが実は現代の話だったという点は別に問題ないのですが、なぜネタを割ってから話を蛇足的に続けるかが良く分かりません。オチで驚かせてあとは薬を持って帰るだけにすればいいのに、なんで保護区監視員のケヴィンが薬を取れる取れないをサスペンスとして描こうとするのか。そんなシーンは絶対に必要ないと思うんですけどねー。 【民朗】さん [映画館(字幕)] 5点(2012-01-08 20:59:22) |
169.舞台設定となっている、閉鎖的な村の様子がよく描かれており、 映像や演出もストーリーにマッチしていて、決して悪い出来とは思えない。 ただヒロインの設定は、鑑賞者に緊張や緊迫感を与えるには効果的だが、 物語の展開としてはちょっと無理があるかなという印象。 ヒネリやオチに関しては、もうこれしかないよな、といった感じで読めてしまい、 全体的にまとまってはいるのだが、何となく人に薦めにくい作品となってしまった。 【MAHITO】さん [地上波(吹替)] 4点(2011-08-09 07:51:54) |
168.今回も表テーマと裏テーマを用意したいつものシャマラン。今回は表のストーリーをほったらかしにしなかったぶん。よかったかな。 【とま】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2011-08-06 23:40:53) |