138.山田洋次監督が喜劇だけの監督ではない所を見せてくれる素晴らしい映画です。武田鉄矢と桃井かおり、そして、高倉健と倍賞千恵子と二つの愛を描いているこの作品、それもいずれも日本人的な愛の描き方をしており、良き日本の愛の形をとても解り易く、更に単なる恋愛ものと描かずに笑いと涙のバランスを上手く描き、観ていて楽しい上に最後はやっぱり良いなあ!てそう思い、本当に良かった。良かった。健さん!めでたし!めでたし! 【青観】さん [DVD(字幕)] 9点(2005-06-11 07:52:50) (良:1票) |
137.《ネタバレ》 「たそがれ清兵衛」と同様、「似たようなことが現実にあったんだろうな」と思わせるリアル感が伝わってきた。てっきりハンカチが一枚だけパタパタとなっているのかと思ったら、たくさんだったのに驚くと同時に、「いい話だなあ」と思った。そこで終わればよかったのに、最後の武田鉄矢と桃井かおりのキスシーンはいらなかった。なんか気持ち悪かった。音楽も安っぽさが目立ち感動半滅。あと、結末を知らなかったらもっと感動したかもしれない。この映画を観る前に「幸福の黄色いハンカチって知ってる?」と親に質問したらスラスラとネタバレを始めてしまったので聞いて後悔…。 【Syuhei】さん [地上波(吹替)] 5点(2005-04-24 02:56:45) (笑:1票) |
136.《ネタバレ》 一番素晴らしいのは、現在の倍賞千恵子を最後まで見せないという演出。それと、最初は新品のファミリアが、段々と汚れていくところ(登場人物の成長を象徴している)。武田鉄矢は、演技は素人同然だが、必死さと懸命さは伝わってくる(この映画の時点で、彼は、「『母に捧げるバラード』で一発当てて即座に消えただけの一発屋兄ちゃん」にすぎず、生活はアマバン時代よりも悲惨だったのです)。桃井かおりは、前半は変に力が入っていて鬱陶しいだけ、後半は良い。あと、全体的に、方言の統一がまるでなされていないのが難点。 【Olias】さん [DVD(邦画)] 6点(2005-04-15 23:44:08) (良:1票) |
135.《ネタバレ》 映画見て感動して泣いた初めての経験がコレだった。見て良かったと思えた日本映画も初めて。武田鉄矢と桃井かおりのコンビも最高だった。これを見て以降、どちらかと言えば苦手だった日本映画も見るようになった。まさに日本映画史上に残る名作。2014年11月24日追記 高倉健が亡くなって2週間。思えば、初めて日本の俳優の良さというものを感じたのはこの映画の健さんだった気がする。また、今になって考えると刑務所から出所して自分を待っているかも分からない妻の元へ帰る男という役柄はまさに健さんにピッタリな配役で、この役を高倉健が演じるからこそ、この映画は後世に残る名作となったのだと思う。冒頭で健さんが食堂で醤油ラーメンとカツ丼を頼むシーンが印象的なのだけど、先日、醤油ラーメンとカツ丼を昼食と夕食に食べ、あらためてこの映画の健さんに想いをはせた。83歳という高齢での死ではあるけれど、なんとなくまだ死なない気がしていたので非常に残念で惜しい。謹んでご冥福をお祈りします。 【イニシャルK】さん [地上波(邦画)] 10点(2005-03-23 14:37:06) (良:1票) |
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133.いい映画ですよね。でも、この映画を見ると無性にビールとカツ丼とカニが食べたくなる。 【リニア】さん 8点(2004-08-15 02:26:26) (良:1票) |
132.男女が愛し合って結婚して夫婦になる。生活って楽しい時と同じ位苦しい時もあり、自分がとびっきり悲しく苦しい時は相手も同じなんだと思える事が愛情だと思う。健さんのラスト臆しているのは自分の事だけを考えていた事に対する妻への申し訳ないという後悔に見えた。 |
131.よくよく考えてみれば、この映画のタイトルも宣伝ポスターもすごい。 何せ思いっきり“結末”を晒しているわけだから。その上で燦然たる名作なのだから。 2014年11月末日の日曜日の夜、他界した大巨星を偲んで再びこの映画を観た。 これでこの名作の鑑賞は、通算4度目になるだろうか。はっきりと、この映画が自分の映画遍歴におけるマスターピースになったことを認識した。 もはやあれこれと論ずることすらあまり意味を持たないように思える。 子供の頃に初めて観た時は、面白みを理解しきれなかったけれど、その後観るほどに魅力が倍増した。 きっとこの先も、自分自身が歳を重ねるほどこの映画の魅力は膨らみ続けることだろう。 映画も古くなれば当然、色は褪せる。 ただし、色褪せるほどに魅力的になる映画こそが、本当の意味での「名作」なのだと思える。 もうこの世に高倉健はいないけれど、僕はこの映画を観る度に「おかえりなさい」と心の中で呟くに違いない。 【鉄腕麗人】さん [CS・衛星(邦画)] 10点(2004-02-11 18:27:41) (良:1票) |
130.健さんと倍賞千恵子、桃井と武田鉄矢の二組のカップルをシリアスにユーモラスに平行して描いていくロードムービー。大人カップルの重さを若いカップルで軽いタッチにしてそれぞれの愛の形を見せる。新人だった武田はそのギャグセンスのうまさで注目されることになった。ノーテンキで軽かった武田キャラがラストで愛の大切さに気づき、桃井とほんとの恋ができるのも大人の愛の深さを知ったから・・甘いという人もいるでしょうが、日本映画としては良心的でいい出来だと思う。 【キリコ】さん 9点(2003-03-06 23:01:16) (良:1票) |
129.はっきり言って私には健さんのストーリーはどうでもよく、むしろ武田鉄也と桃井かおりの初々しい演技とそのなんともほほえましい珍道中が気に入った。特にロン毛でベルボドムを着込んだダサい武田鉄也のキャラは最高に楽しかった。あくまで私はこの作品をシリアスな人情劇としてではなく、コミカルなロードムービーとして鑑賞した。 【モーリス】さん 7点(2001-07-30 04:29:26) (良:1票) |
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128.いつもの山田洋次監督 前半は寅さんばりの人情喜劇(コメディ) わかっていても後半からラストにかけては胸が熱くなる チャラい武田鉄矢 昔も変わらない桃井かおり 安定感のいつもの高倉健 3人が織りなす感動のドラマ 昭和感フルアクセル(誉め言葉) 【愛野弾丸】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2021-07-03 21:41:33) |
127.ストーリーが良いですね。北海道の景色も美しいです。ただし、高倉健さんが演じた勇さんは気分がむしゃくしゃしていただけで因縁をつけてきたチンピラをボコボコにして殺してしまいました。このチンピラにも親兄弟がいたでしょうに、それで刑期はたったの6年ですか、、、。その上、出所後に駐車場で因縁をつけてきたチンピラ(タコ八郎)もボコボコにしてしまいました(死んではいませんが)。殺人で6年間刑務所に入っていたというのに暴力癖は治っていないようですね。最後は倍賞千恵子さん演じる光枝さんと再び一緒になりますが、光枝さんはその後も勇さんの暴力癖に苦労することでしょう。まあ、それも受け入れたということなんでしょうけど。なお、アメリカの原作「幸せの黄色いリボン」は刑期3年を終えた男がバスで家の前まで来るのですが、樫の木に黄色いリボンがついているかどうか怖くて見れないので、代わりにバスの運転手に見てもらったら、バス中の人たちが歓喜に舞い上がる、という内容です。。。 【みるちゃん】さん [インターネット(邦画)] 6点(2020-04-21 09:01:53) |
126.《ネタバレ》 この映画で一番共感できないのは、倍賞千恵子が過去の流産を隠していたことに高倉健がブチ切れるシーン。二度目の流産をして帰った晩、しんどいのにご飯を用意して「きついから横になるね」と布団に入った妻を労わることもなく、星一徹の如く卓袱台をひっくり返して外出し、おまけに飲み屋街で二人の客と喧嘩をして殺人まで犯してしまう。再婚であることを倍賞は最初に打ち明けているわけだから、高倉の怒りは理解できない。武田鉄矢と桃井かおりは良かったが、桃井が少しオーバーアクションでうるさかった。高倉健の存在感と雰囲気には圧倒される。 【marsplay】さん [インターネット(邦画)] 5点(2018-07-04 23:23:36) |
125.《ネタバレ》 桃井かおりのモノマネは誇張じゃなかったんだね。 【マー君】さん [DVD(邦画)] 6点(2017-04-01 11:17:32) |
124.とにかく高倉健がカッコいい!古き良き日本の男の雰囲気には憧れてしまうほどだ。 武田鉄也と桃井かおりは高倉健との比較の意味で描かれていると思うが、そういった演出が必要ないと思うほど単純に高倉健の姿にシビれました。 革ジャンがまたカッコよくて欲しくなった笑 【さわき】さん [地上波(邦画)] 8点(2016-11-18 11:39:12) |
123.大昔観たんですが、観たくなって再鑑賞。改めて面白い!武田鉄矢の喧しいが、見捨てられない優しいところ、桃井かおりの包み隠さないココロに突き刺さる言動、倍賞千恵子の昔女らしい、しおらしいところ、そして高倉健のシブいが不器用なところ。山田洋次監督、素晴らしいです。名作ですね。 【SUPISUTA】さん [DVD(邦画)] 9点(2016-08-16 00:29:33) |
122.倍賞千恵子は健気でいじらしい女がよく似合います。不器用な高倉健もいい感じですが人格が中途半端なのでしっくりこないです。熱演している武田鉄也と桃井かおりがわざとらしくて鬱陶しくなります。久々に鑑賞しましたが、感性の物足りなさは相変わらずでした。 【ProPace】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2016-03-24 15:29:40) |
121.《ネタバレ》 ○はじめこそ武田鉄矢と桃井かおりの出番ばかりだが、徐々に高倉健の場面が増え、結局彼の映画であった。○40年近く前の男尊女卑の世相を反映している分、シーンや見る人によっては不愉快に感じる場面もあるだろうな。○それにしても、3人の凸凹トリオには笑わせてもらった。○また感動のラストシーンで流れる音楽の出だしが「男はつらいよ」のテーマ音楽とそっくり。 【TOSHI】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2016-01-04 22:20:02) |
120.《ネタバレ》 赤いファミリアで旅をする三人組の微妙な関係が非常に魅力的でした。 刑務所から出て来たばかりで色々な意味で人の温もりが一番必要なおじさんに若い男女が色恋トラブルで喚き散らしていれば健さんじゃなくてもバドミントンのラケットを持って説教したくなる気持ちは分かります。 武田さんと桃井さんの濃すぎるキャラは食傷気味な所も有りましたが、作品を引っ張って行くには十分ですし、この2人でなければ違うものになっていたと思います。 夕張の街を走り回り、大量の黄色いハンカチに気付き、その下での勇作と光枝が再開した一連のシーケンスは見せ方も素晴らしく、高揚感と感動を同時に味わうことが出来ました。 衝動的に殺人まで犯してしまった勇作を受け入れる光枝の姿は、罪を犯したどんな人間でも再起の機会はあるのではないかという監督の人間愛の様なものを感じました。 脚本や俳優さん達は非常に面白く俊逸な作品でしたが、映像等が気になってしまいました。 寅さんと違うタッチで描きたかったのかもしれませんが、粗いカメラワークやアングルは勇作と光枝が再開したシーンの2人のロングショットをアオリで撮っているカットなど良い所もあったので残念でした。 画的に動きや勢いを出したかったのだとすれば、失敗の部類に入ると思います。 必要無いカットや稚拙ともとれるカット割り等も目立ちましたし、音楽は時代を差し引いたとしても決して良くは無かったと思います。 キャラの濃い3人を乗っけて、脱輪して抜け出した次の瞬間に干し草に突っ込んだり、たこ八郎さんの頭とボンネットで勝負させられたり、最後にはラブホの代わりになっていたフロントグリルに穴の空いた赤いファミリアが愛おしくも感じてしまいましたし、名前がファミリア(家族)って何だかほのぼのしてしまいます。 邦画のロードムービーは余り見ていませんが、その中でも心に残る気持ちの良い作品でした。 【しってるねこのち】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2015-05-12 19:32:39) |
119.《ネタバレ》 たぶん私の感性が鈍いせいでしょうが、後半に行くに従い、冷めてしまいました。だいたい、桃井の涙の意味がわからない。高倉健の回想って、要するに「怒りに任せてチンピラを殺し、刑務所に入って離婚が成立した」というだけの話ですよね。どこに感動したのでしょうか。人を殺すにしても、誰かを庇ってとか、義憤に駆られてとか、それなりの理由があるのかと思っていましたが、それもなし。倍賞にしても、別れる気がないなら離婚届に判を押さなければいいだけ。面会にでも行けばいいのに、それもなし。竿いっぱいに派手派手にハンカチを括りつけるのも、控えめなキャラに合いません。いろいろ事情もあるのでしょうが、「陳腐だなぁ」というのが正直な感想です。「寅さんファミリー」と武田鉄矢の熱演が救いでした。 【眉山】さん [インターネット(字幕)] 3点(2015-02-15 02:39:11) |