140.私的にはユナイテッド93便は空軍にミサイルで撃墜されたという”ウワサ”の方が圧倒的にリアルに感じられ、この真実と言われる物語には”フィクション”の匂いが強すぎて説得力をまるで感じられないんです。どのシーンも緊迫感の演出でしょうが、アップやズームのコマ切れカットばかり、物語も映像も全体像を捉え切れていないのはどうなんでしょうか。この映画で見せる映像はTVで見る事件の再現フィルムと同等、これならウィークエンダーの再現フィルムの方がよほどリアルさを感じる。 【亜流派 十五郎】さん [DVD(字幕)] 2点(2006-12-07 20:25:30) (良:1票) |
139.《ネタバレ》 凄いな、と思う作品。 実際に機内で起きた事が完全に同一ではないかもしれないが、遺族、当時の管制官、軍関係者、ボイスレコーダー、フライトレコーダーの情報を徹底的に調べて作ったのが良く判る。それが事実と違うかもしれないのは承知の上だがその上でもなお、この映画の迫力に圧倒される。 秀逸なのは、前半の機内の緊迫感の無さだ。慌てふためく管制室や国防施設とは裏腹にのんびりと電話をしたり、朝食を摂っている機内の様子のギャップの激しさにあたしは戦慄を覚えた。実際にハイジャックが起きるというのはこういう事なんだろうというのが否応無しに見ている側に示された気がするからだ。 それと、エンドロールを見れば良くわかるhimselfs、herselfsの多さ。自らこの手の映画に出ると言うのは心境的に複雑なものもあった筈だ。映画に出演協力するという事で、記憶を風化させない、あるいは心のけじめを付けたのかもしれない。 ドキュメンタリータッチで描かれているが、ドキュメント映画では無い、かといってエンターテイメントでもないこの映画のもうひとつの良さは若干偏りが見られるものの、かなりハイジャック犯と乗客を公平に描いている事だ。一歩間違えば、ブラックホーク・ダウンの様に恰好の政治宣伝のネタにされかねかねない映画であるが、それを上手く回避するように描かれている。 かといって、全面的にこの映画を推すには少々無理がある。先に書いた若干の偏りの事である。この辺は観客のフラストレーションを解放する為に作られたのかな、と思うシーンが何箇所かあって、その部分がどうしても残念でならない。 様々な憶測が飛び交うユナイテッド航空93便の墜落であるが、現状で知る限りの情報を集めて作られた再現映画として、評価したい。 【奥州亭三景】さん [映画館(字幕)] 9点(2006-09-16 11:25:50) (良:1票) |
138.余りの衝撃に映画館の中が凍りつきました・・・・・。まるで、その場に自分たちが立ち会っているかのような迫力が怒涛の如く押し寄せて来る作品でした。 あの日からもう5年が過ぎようとしていますが、この作品はまさにテロの犠牲となった人たちへのレクイエムですね・・・・・。心から全ての犠牲者の方々に哀悼の意を表したいと思います。 【TM】さん [映画館(字幕)] 10点(2006-09-08 23:26:12) (良:1票) |
137.《ネタバレ》 生存者 0、 この数字を最後にテロップで見かけた瞬間、あらっ やられたと思いました “あらっ 実話に基づいての細かい再現ドキュメントではなかったの?” “あらっ 実は生存者が一人でもいらっしゃってこその その方の証言ドキュメントって事ではなかったの?!”という とっさに湧いて出てきた不信感。うわあ裏切られてしまった・・ つまりはほとんどが想像の世界での出来事なのであって つまりはエンターテイメントに仕上げられただけのただのパニック映画だったのか ・・という思い・・・ しかし今よくよく考えてみるとそうではなかったのだと思いたい。 例え想像の中で作られた作品であったとしても 亡くなった44名のあの乗客たちの心中を察する事は十分に出来たのだから、 そして恥ずかしながら私自身は正直、あの9・11事件の他の3機の陰に隠れてしまって まるでエアポケットに入ってしまっていたこの不時着便の事を今まであまり知らなかったですから、そしてそれと同時に気にも留めていなかったのですからこの作品見るまでは。 そんな意味では今回今さらながらに知らされてよかったと思えましたよ UN93便の事を。無念の思いで亡くなられてた方がいらっしゃった事を、44名の事を。 そして劇場で目にして来たのが実はもう2週間も前の事であったのですが、あのジ・エンドの瞬間が今でも昨日や今日見終えてきたばかりの事のように思い出されてしまっています。ずっと強烈に脳裏に焼きついてしまっています。あのジ・エンド法とテロップが。 【3737】さん [映画館(字幕)] 8点(2006-08-27 21:18:31) (良:1票) |
136.勇敢にテロに立ち向かい、最後は助かってほしい。 【TERU】さん [ブルーレイ(吹替)] 8点(2024-01-17 22:07:21) |
135.出演者全員の演技がとてもリアルでドキュメンタリーを見ている気分になります。最初から最後まで緊張の連続でした。。。アメリカ戦闘機に撃破されたなどの陰謀説も渦巻いている中、果たして事実はどうだったのかは藪の中です。そんな中で、このような映画を堂々と作った制作陣に拍手を送りたいです。 【みるちゃん】さん [DVD(字幕なし「原語」)] 8点(2022-09-29 01:07:12) |
134.主人公を設けず、イデオロギーや脚色を極力加えずに事実を淡々と描いている(ように見える)作りに好印象を持ちました。娯楽映画ではありませんが、飽きる事無く最後まで見ることが出来ました。 【alian】さん [インターネット(字幕)] 7点(2020-09-12 20:19:36) |
133.《ネタバレ》 乗客が力を合わせて、テロリストに立ち向かったストーリー。最後は全員助からなかったということが、心に重くのしかかるラスト。 【ゆっきー】さん [DVD(字幕)] 5点(2018-04-27 08:12:34) |
132.《ネタバレ》 お恥ずかしいですが、わたくし911のテロ事件で4機ハイジャックされて墜落したことをこの映画を観るまで知りませんでした。 (家族に聞いても、2件と3件にわかれました・・・) 乗組員全員死亡なので、どこまで真実なのか分かりませんが、緊張感があり、肩に力が入る作品でした。 大統領のハイジャック機に対する攻撃命令の許可や、その命令は、他の飛行機を撃墜する恐れがあるため、パイロットには伝えられなかったりと、色々衝撃的でした。 【へまち】さん [DVD(字幕)] 8点(2018-02-21 20:36:34) |
131.《ネタバレ》 9.11、あの時の衝撃が蘇る。 煙を上げる貿易センタービルに、もう一機が突っ込む信じがたい光景。 航空管制センター、軍などの混乱ぶりがリアルに伝わってくる。 ハイジャックの機内を描くのは、ユナイテッド93便のみ。 乗客がハイジャックに立ち向かったといわれる機だが、どこまでが真実でどこまでが脚色かはわからない。 が、ドキュメンタリー風で迫真性はあった。 なにより、現実に起こったテロの重みが釘付けにさせる。 【飛鳥】さん [DVD(吹替)] 7点(2015-04-12 00:40:15) |
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130.ひさびさに傑作に出会った気がする。ちゃんと映画という作りでありながら、テロのあの時の舞台裏というものをスピードと緊張感を保ったまま最後まで引き込まれて観れた。もちろん、未だに当時のことは鮮明に覚えているくらい、凄い大事件であったので、前知識がある分、内容に引き込まれた部分は大きいかもしれない。ただ、それでもこれを10年後にアメリカ同時多発テロを知らない世代の人たちが見たとしても、実話なのにフィクションかと思って楽しめるほど良くできた映画だと思う。 【シネマファン55号】さん [インターネット(字幕)] 9点(2015-01-26 14:39:49) |
129.生々しい緊張感と揺れる画面に疲れたけどとても切なかった。 【マンデーサイレンス】さん [DVD(字幕)] 8点(2014-12-09 18:34:08) |
128.実話、ということが全ての映画でしょうね。映画のなかのように、搭乗していた人たちにも本当にそれぞれ家庭や守りたいものがあって、そしてそれぞれのドラマがあったんだろうな。 【ギニュー隊長★】さん [地上波(字幕)] 7点(2014-09-15 19:06:39) |
127.9.11を扱った映画を観たのは初めてかもしれない。 ストーリーどうこうというよりも、狙いは臨場感溢れる作品、だと思う。そういうことでちょっと特殊な作品かも。 【simple】さん [地上波(吹替)] 6点(2014-09-14 18:05:28) |
126.重たい。こういう映画も大切だと思うけど もう少し映画として成立して欲しかった。 |
125.私は、911陰謀説にはまったく賛同しないのですが、それでも、当日の状況を考えた時に、ユナイテッド93便は米軍によって予防的に撃墜された可能性はそれなりに高いと考えています(永久に証拠は出てくることはないので、事実を確認することは不可能ですが)。なので、本作で描かれるユナイテッド93便内でのドラマについては、映画としての面白さは買うものの、その内容をあまり好意的に評価することはできません。断片的な情報を掻き集めて、アメリカ人にとって都合の良い物語を作り上げただけではないのかという思いがどうしても残ります。実際、荷物運搬用のカートでコックピットの扉を破るクライマックスなんて、現実的にはありえないトンデモ描写だったわけだし。。。 本作で評価できるのは、空の異変に気付いた管制官達のパートです。政府・民間・軍部の複数の管制室が舞台となり、誤情報までが飛び交う混乱した現場でありながら、ポール・グリーングラスは破綻なくこれを再現してみせます。『ブラディ・サンデー』においても、複雑な事実を時系列順に整理して、丁寧に観客に伝えるという手腕を披露していましたが、本作はその何倍もの情報量を的確に扱っています。これはもはや神業の域であり、これだけの映画を撮れる監督は、世界広しと言えどグリーングラスだけではないでしょうか。。。 また、事後的な記憶の上書きによる影響を排除し、事件当日の空気感を徹底的に再現したという点でも感心しました。現在からすれば常識であっても、当日、WTCに旅客機が突っ込んだという事実を理解できる人はいませんでした。私は、WTCから煙が上がっているという第一報の直後からテレビ中継に噛り付き、二機目が突っ込む様は生中継で目撃したのですが、飛行機がビルに突っ込む様をはっきりと見たにも関わらず、あまりに想定外の出来事だったために、何が起こったのかを理解できませんでした。それはテレビのリポーター達も同様であり、その光景を見た者全員が、今見たことが理解できなかったのです。この映画は、そうした当日の混乱までを正確に切り取ってみせています。ハイジャックされた旅客機がNY上空で忽然と姿を消し、直後にWTCから煙が上がった。因果関係は明確なのに、プロの管制官すら、この二つの事象を繋げて考えることができなかった。こうした些細な部分に、本作の出来の良さを感じました。 【ザ・チャンバラ】さん [DVD(吹替)] 7点(2013-12-03 00:58:59) |
124.《ネタバレ》 あの日、ユナイテッド航空93便で何が起きたのか。ドキュメンタリータッチ、ほぼリアルタイム、有名俳優が出演しておらず、主人公も設けていない、といった特徴があり、これには少々不安もあったが、ちゃんと映画らしい映画になっていた。ハイジャック後の機内にはドラマがあり、乗客の蜂起には胸が熱くなる。黙って死を待つよりは当然戦うだろうから特別な事とは思わないが、逆に言えば他人事とも思えなくて…。もちろんフィクションとは違う重さや残酷さはある。最後どうなるかは知っていたものの、ラストシーンの後はしばし動けなかったほどだ。あれから10年以上経って細かいことは忘れかけていたから、これは観て良かった。 【リーム555】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2013-07-17 22:32:47) |
123.2008-03鑑賞。2001年9月11日同時多発テロの一つを題材にした作品。緊迫感溢れる作品だった。また自宅で2棟のビルから立ち上る煙。積み木のように崩れ落ちていくワールド・トレード・センター。このTV映像を見ながら、それが真実と信じられなかった記憶が蘇る。 【ご自由さん】さん [DVD(字幕)] 7点(2012-10-17 12:41:55) |
122.《ネタバレ》 上質なドキュメンタリーのようでよかった。ナレーションも最低限に留められ時系列に911に接せられる。それぞれの心情が丁寧に扱われていてハラハラしてしまう。アラブ系への配慮も自分から見てバランスが取れていたと感じた。 【reitengo】さん [DVD(吹替)] 7点(2012-10-13 14:17:55) |
121.私は「実話を元に」的な映画を苦手としていまして、そういう系は全くのフィクションとして他の映画と同じ視線で見る様に心掛けています。ですが、劇場で観た時はあまりにもインパクトのある最新の大事件だったので、やや入り込んでしまいました。時代劇と一緒で終始赤の他人の目線で想像した無責任な美談では有っても、感情移入のできるなかなか見応えのある作品でした。辛口ですみません。 【movie海馬】さん [映画館(字幕)] 7点(2012-09-03 23:40:34) |