1225.《ネタバレ》 何年も何事にも決してあきらめず、希望を持ち続けて最終的に勝ち取った結果が「脱獄と横領金の横取り」であり、無実の罪だったのが、本当の犯罪者となって終わったのが残念です。さわやかな気持ちにはなれませんでした。また、頑張って勉強をして高校に受かった青年が死んでも、なんのリアクションがなかったことが、不満です。所長になんと言われようとも、耐え続けて、最後には無実を証明してほしかった。 【らいおん】さん 5点(2004-02-16 12:22:31) (良:3票)(笑:1票) |
1224.希望を生み出すために必要な「強さ」、そして希望とは人間の強さそのものであることを思い知らされる映画。絶望するのにあまりに十分な19年の時間、現実から逃げず、ヒステリックに嘆くこともなく淡々と行動を重ね、自分を曲げずに環境に常に対応し、ついにドンデン返しの奇跡を成し遂げる。これこそ人間の強さの真骨頂。屋根の上でビールを退ける主人公のなんとも言えない表情、フィガロに心を解放され天を仰ぐ囚人達、この2つのシーンが大好きでいつも熱いものが込み上げて来る。刑務所の中という無機質な背景の中だからこそ、美しいものが引き立って見えるのだろうか。物語は余りに完成されすぎた結末を迎えるが、やりすぎの感は無く、腹の底からスッキリとした爽快感を覚える。ここ数年で唯一観て涙し、それから10年、随分色んな作品を観たが、いまだにこの映画の感動を上回る作品に出会うことができない。これからもずっと出会えないような気がしてならないのだ。 【six-coin】さん 10点(2003-11-07 00:26:57) (良:4票) |
1223.この映画と普通のどうでもいいハリウッド系ヒューマンドラマとの違いがどうしても分からん。私には良くも悪くもない、全然印象に残らない映画でしたが・・。 【黒猫クロマティ】さん 3点(2003-06-18 12:17:42) (良:3票) |
1222.映画史に残る傑作中の傑作。これほど映画を見終わった後に清々しく腹一杯になる映画があるだろうか?小説を映画化することはよくある話しだが、原作を超える脚本と言うのはほとんど存在しない。それは読み手のイマジネーションによって各個人の頭の中にそれぞれの世界が描かれる小説と違って、映画はある一人の脚本家によって創られた世界を悪く言えば押し付けられるからである。もし自分の思い描いていた世界と映画の内容が違えば自分の解釈のほうがいいと思うであろう。しかしこの映画はどうだろう。たとえ自分の想像と違っていたとしても気分を悪くするする人はいないはずである。また、原作を読まずにこの映画を見た人もこの映画の完成度に驚愕するはずだ。それだけこの映画の脚本は強い説得力を持ち、それを高い完成度で仕上げた監督兼脚本家のフランクには脱帽である。スティーブン・キング好きか小説好きでない限り一生読むことはなかったであろうこのすばらしい物語を世界中の人々に広めたフランクにただただ感謝するのみである。単純で派手なエンターテイメント色の強いハリウッドの中で刑務所という重い場面設定と希望という古臭く説教臭いメッセージを持つこの映画は非常に珍しいかもしれない。しかし観客が映画に求めているものというのはまさにこの映画のような強いメッセージ性と多くの伏線をもつ複雑で高い構成力である。これ以上にないキャスティングと彼らによる最高の演技(特にモーガン・フリーマン)はこのすばらしい物語に生命を吹き込み、映画の理想型というものを具現化させた。ラストシーンには賛否両論あるかもしれないが、あれはフランクの原作に対する一つの解答であり、あの青くてどこまでも澄みきった太平洋はフランクから観客への最高のプレゼントである。映画が好きでよかった、この映画に出会えてよかった、そう思わせるすばらしい作品である。 |
1221.《ネタバレ》 異常に評価が高いので期待して見ました。原作はキングですね。予定調和。残酷に描いて最後は太平洋で自由な未来というのはリアリティイがないです。グリーンマイルでもそうですが、悪い人いい人がはっきりしすぎています。看守がポスターをちょっとつっついたらこの物語はなりたちません。抜き打ち検査がありながらポスターの裏の抜け道が分からないないんて無理にこの映画にのめりこもうとする人しか理解できないでしょう。 【仏向】さん [ビデオ(邦画)] 1点(2008-05-19 01:52:45) (良:3票) |
1220.《ネタバレ》 この映画にモラルや良心といった概念は存在しません。なので、良心ある感動を求めてみるのならば駄作となると思います。私も感動する話だと聞いて見てしまったので至る所に疑問や不快な印象を受けたのですが、もし何も考えずに見ていたら、 強者を、さらに上回る力で捻じ伏せ自由を勝ち取るアメリカ的王道シナリオの上 理不尽な濡れ衣を着せられた弱者が、諦めず、努力し平穏を勝ち取る日本的にも王道なところが相乗効果で良い評価をもてたかもしれません。もし、まだ初めて見る人がいたら、この映画を脱走物で、それ以上でも以下でもないと思い込んでみることを強くお勧めします。 【官兵衛】さん [DVD(字幕)] 1点(2007-06-02 19:08:47) (良:3票) |
1219.《ネタバレ》 2回鑑賞。生まれて初めて購入したDVDがこれ。この映画に相応しい言葉は「爽快感」という言葉だろう。勿論全てが爽快感で構成されてるわけではない、ブルックスの話などそういう衝撃的な話があったからこそビールの一件やラストのあの爽快感を得られたに違いない。レッド役のモーガン・フリーマンの語りが凄く好き。淡々と語っているのに盛り上がるところでは盛り上がり、爽快感があるところでは爽快感が得られる。素晴らしい語りです。この映画で彼のちょっとしたファンになりました。 9点でも良いかななんて思ったけど何故10点か?理由は2つ、やはりラストの後味のよさにやられてしまったこと、これほど素晴らしい爽快感が後に残る映画は他にない。それとこの映画から俺の映画人生が始まったこと。これ観てなかったら多分映画ファンになってなかったな。この映画と映画の製作者に感謝したい。心に残る1本ってやつです。 【ケ66軍曹】さん [DVD(字幕)] 10点(2006-12-30 00:58:26) (良:3票) |
1218.《ネタバレ》 はっきり言ってだめでしょ、この映画。非常に丁寧に作られているのは感心できるのですが、この映画のよさがわからなくて非常に残念です。なぜ感動できなかったのか自分なりに考えてみてわかったのですが、理由は3つあります。第一に、レッドが仮釈放されてからが気に入りません。彼は国外逃亡しますが、これはこの映画がいくら感動するからって、犯罪は犯罪ですよ。しかもレッドの場合、確実に殺人を犯しているわけであって、被害者の遺族の気持ちを察すると感情移入できないどころか、許せないですね。まぁ、アンディが所長のブラックマネーを横領したことも見過ごすわけにはいかないけど、アンディは冤罪なので許します。20年分の退職金と言うことで。第二に、刑務所が意外と自由なので、人間の尊厳とか、希望とか言われましても主人公以外の本当に罪を犯した人々が楽しそうなのが腹立ちました。第三に、アンディって本当は殺人犯したんじゃない?って思えるほど主人公がズル賢いやつだったからです。この映画の一番悪い所はここだと思います。無実の罪を着せられた主人公の周囲に怒る変化と終盤の脱獄と言う、ヒューマンドラマとサスペンスを盛り込んだ作りになっていますが、何しろ主人公に中盤までは感情移入させといて、終盤で「実はこんな悪知恵も働く奴なんですよ~」と言われたところで、主人公の多重人格性を明るみに出し、本物の犯罪者らしくするだけだと思います。しかも自分ひとりが脱走して、そのフォローのために仮釈放になったレッドに犯罪を犯させるなんて丸っきり偽善じゃないですか!全く、書いているとだんだん腹が立ってきます。この監督と僕ははっきり言って相性悪いです。しかしそれ以上にこの映画の道徳的観念が理解できません。この映画じたいが偽善なのでは?時代劇などで人を問答無用に切り殺す映画はよくありますが、そういう映画は道徳的にいい映画ですよなどと、吹聴することは決してありません。しかしこの映画はどうでしょう?明らかに道徳的に良くないことをしているにも関わらず道徳的に正しいことを言ってのけています。こういうことを偽善というのではないでしょうか?アカデミーでフォレストガンプというこれまた偽善的な映画に賞を奪われた作品だけあって、偽善の塊のような映画ですね。周りの人がどんなに僕を批判しようと、この映画に作品賞を与えなかったアカデミー賞は正しいと断言させていただきます! 【ジャザガダ~ン】さん [DVD(字幕)] 1点(2005-11-15 19:44:10) (良:3票) |
1217.女の子に「好きな映画は??」と聞かれて「ショーシャンクとか結構好きかな??」って答えると、なんとなくカッコイイと勘違いしてるのはオレだけではないはずだ。 【ぶらき】さん [DVD(字幕)] 9点(2005-06-01 01:01:58) (笑:3票) |
1216.う~ん。周りの男の人でこの映画がNO.1って人多いですが、原作を読んだときにすごい感動したからか、映画は原作通りに作られているし、キャストも良いのに、どうしても見終わった時に心に何も残らない。最後のシーン空の色はとっても奇麗でした。でも、それだけ。 【さら】さん 3点(2005-03-14 14:46:22) (良:2票)(笑:1票) |
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1215.涙もない。人生観が変わるわけでもない。驚愕もない。でも、最高の映画。映画としてこれほど完成された作品も珍しいのでは?人に紹介する時、「最高の映画」そう紹介できる名作。 【東京ロッキー】さん 10点(2004-08-26 16:30:23) (良:3票) |
1214.ブルックスのシーン号泣しました!見る価値あります。 【アンナ】さん 10点(2004-02-23 20:34:58) (良:3票) |
1213.この映画を世間とは隔離されて情報も何も無い山奥で見たとしたら、僕はこの点です。 偏屈で付けているのでもなく、純粋な自分の感想です。 悪くは無かったです、僕は刑務所物の映画も好きですし。 でも10点連発の意味が未だに自分の中で分析不可能です。 で、2回見直してみました、ごめんなさい、僕には届きません。 そういう意味で、世間の広さ、自分なりの感性というものを、考えさせられた作品でした。 【N列23番】さん 6点(2004-01-29 22:28:44) (良:3票) |
1212.いい映画と呼ばれる作品の一つの完成形でしょう、7.8年ぶりに見ましたが、なんだか純粋な気持ちになりますね。 スティーブン・キングが原作って事を知らなかったので(完全に忘れてただけかも)ちょっとビックリ。こういう本が書ける人は 単純に尊敬してしまいますね。ただ、ここまでいくと人情的には冤罪を証明してあげたいですが…まぁ、そうすると 作品全体の絶妙ななバランスがメチャクチャになるので、無理も言えませんし、映画はフィクションで現実とは違うわけですから、 それも含めて魅力なんでしょう、自分もそうですが、ついつい通ぶって細かい矛盾を指摘してしまいがちですが、 娯楽なんですから見た人が楽しめればそれがその人にとっての理想形なわけで、一つの到達点に達していると感じます。 【HLB傭兵】さん 10点(2004-01-27 16:46:18) (良:3票) |
1211.《ネタバレ》 これぞまさに理想の映画である。観る者に希望や爽快感を与え、じんわりと何年たっても感動を思い起こすことができる。地道に壁の穴を掘り続け、ついに脱出したティムが嵐の空を仰ぐシーンが忘れられない。最後まで希望を捨てず決してあきらめない彼の姿は、我々に多くの勇気を与えてくれる。 【HARVEST】さん 10点(2004-01-27 03:39:28) (良:3票) |
1210.私が知人に聞きまわった限りでは、この映画は、半分位の人が「素晴らしい!こんな映画は他にない!」と思っていて、半分位の人が「確かにいい映画だと思うけど…つまらなくはないけど…そこまでいいかなあ?」と思っているようです。誰が見ても「つまらない」という評価はまず下さず、多数の人が「面白い!」と思うところにこそ、この映画の評価の高さの秘密があるのかもしれません。私は最初観たときに「そんなにいいかなあ…」と思いましたが、好きな人に「一番好きな映画」と言われ、あわてて見直しました。でも、それでもやっぱり、「そんなに…」です(笑)。この映画ほど、人の感性の不思議を感じる作品はありません。 【IKEKO】さん 6点(2004-01-24 04:46:19) (良:3票) |
1209.《ネタバレ》 評価がとても高かったので、期待過剰になってしまいました。致し方なかったにせよ、冤罪が証明されないまま脱獄し、所長の裏金をネコババ・・・あまり爽やかな気持ちにはなれませんでした。 【HIDUKI】さん 7点(2004-01-19 12:58:52) (良:3票) |
1208.何をとっても文句のつけようがありません!最高です!映画史に残る名作でしょう!と言うのが私の感想。 ココ見てるといろんな人のいろんな意見があって面白いなぁって思う。自分の気付かない点に気付かされたり、それを踏まえて観ると確かに同意できると思ったり。結局、人の意見に流されているのかなぁと思ったり。きっと、そうやって「ショーシャンクの空に」っていう一つの名作が生まれたんだろうなって思う。名作を作ったのは監督でもなく出演者でもなく、視聴者なのかも知れないなって。 人間は(日本人だけかもしれないが)自分が周囲の人間と同様の感覚を持っていることが正常であると考えてしまうのかもしれない。要するに評価を人に合わせていて、本当は10点とは思っていないのに10点にしている人もいるんじゃなかろうか。そんななかで低い評価をするって言うのは、おかしな言い方だが勇気のいることだと思う。そしてそのような人は10点の評価に疑念を抱き、多少非難したりする。すると今度は10点をつけるのがおかしな流れになっていく。そんな感じで評価が上がったり下がったり。とりあえず、なんと思われようが、自分はやっぱり正直に10点をあげたい。 だって好きなんだもの、「ショーシャンク」が! 【自由人】さん 10点(2004-01-18 11:39:21) (良:3票) |
1207.私にとってナンバーワン映画。公開時に一人で、何の予備知識もないまま観に行きましたが、いつのまにかストーリーに引き込まれ、ラストの何とも言えない爽快感!エンドロールが流れ終わった後、なかなか席を立つことが出来ず、何日もこの映画が頭から離れませんでした。個人的にとても思い入れのある映画なので、ビデオ化されてから改めて観るのはかなり勇気がいりました。ストーリーを把握している分、初めて観た時に味わった感動には及ばず、失望するのではないかと。でもそんな心配は無用でした。最近またこの映画を観ましたが(5回目?)いつ観ても素直に感動できます。この映画に出会えて本当に良かった。フランク・ダラボン監督をはじめ、出演者、スタッフ、皆様に感謝!です。 【はっぴ~】さん 10点(2004-01-11 20:52:46) (良:3票) |
1206.《ネタバレ》 最初に見たときは、ナレーションがしつこいとかところどころやたら都合が良いとかいう点が気になっていました。しかし、この映画ってキリスト作品なんだな、と分かってからは、気にならなくなりました。レッドは福音者の立場なのですから、語り続けないといけないのですね。また、理不尽な目に遭わされ続けながら最後に理想郷に到達するアンディは、神の子だというわけです。●と思っていたのですが、さらに再見して、もしかしてアンディってイエスではなく、むしろユダの隠喩では?と思うようになりました。冒頭で所長は自身が神の使いであるかのごとき宣言をし、所長室にも聖書の言葉を飾っていますが、主人公は(中身や行動は悪徳とはいえ)その所長に報復し、聖書をくり抜いて脱獄用具も隠しています。屋上のシーンは、囚人の数は12人であり、それに含まれるアンディはイエスではありえません。そしてアンディは会計が職業ですが、ユダは12使徒の中で金入れを預かる会計担当でした。●そして、そんなこととは別次元で、作品を美しくまとめているのが撮影と美術の腕であり、特に、役者の表情や人物配置や全体光景まできっちり撮りきっているカメラの技術は特筆すべきといえます。また、何気ないシーンでのエキストラの動きが美しく、そこだけでぞくぞくします。 【Olias】さん [映画館(字幕)] 7点(2003-12-31 02:51:54) (良:2票)(笑:1票) |